フォームの作成
データの収集に必要なマップ レイヤーとフィーチャ レイヤーを作成しました。 次に、モバイル作業者が公園の施設に関する情報の収集に使用するフォームを Field Maps Designer で作成します。
空白のフォームの開始とグループの追加
最初からフォームを作成し、プロジェクトに関連するグループを追加します。
- Field Maps Designer ホーム ページを参照し、お使いのアカウントにサイン インします。
[マップ] ページが表示されます。
- Field Maps Designer でのマップの作成チュートリアルで作成した [Park Asset Inventory] マップをクリックします。
[フォーム] ページが開き、空白のフォーム キャンバスが表示されます。
[フォーム] セクションで、[レイヤー] リストにマップ内の各レイヤーが表示されます。 モバイル作業者は、フォームに記入し、そのフォームを Field Maps で送信する際に、レイヤー内のフィーチャを追加または更新します。 3 つのレイヤーそれぞれにフォームを作成できますが、このチュートリアルでは、デフォルトで選択されている [Amenities] レイヤー (青色のラインが横に表示されている) を対象とします。
モバイル作業者は、フォームを使用して、公園の施設フィーチャをレイヤーに追加します。 フォームを作成するには、[フォーム エレメント] ウィンドウにあるフォーム エレメントを使用します。
- [フォーム エレメント] ウィンドウの [レイアウト] セクションで、[グループ] エレメントをクリックしてフォーム キャンバス上にドラッグします。
1 つのグループがフォームに追加されます。
- [プロパティ] ウィンドウを閉じます。
- 同じ方法で、もう 1 つの [グループ] エレメントをフォームに追加します。
紙のフォームのセクションと同様に、グループ エレメントでは、Field Maps で折りたたんだり展開したりできるセクション内に情報をグループ化することができます。
注意:
最初にエレメントをフォームに追加すると、レイヤーの名前がフォームのタイトルとして使用されます。 フォームのタイトルを後で変更します。
- フォーム内の最初のグループ エレメントをクリックします。
[プロパティ] ウィンドウが表示されます。
- [プロパティ] ウィンドウの [表示名] に「Collector information」と入力します。
フォーム内でエレメントの名前が更新されます。
- フォーム内の [グループ名 2] をクリックして、名前を「Amenity information」に変更します。
これら 2 つのグループが次のように表示されるはずです。
- [保存] ボタンをクリックして、フォームを保存します。
フォームを保存すると、変更内容がマップに保存されます。 ただし、このフォームを他のマップでも再利用したい場合は、変更内容をレイヤーに保存することもできます。 このチュートリアルでは、マップに保存します。 レイヤーに保存する方法の詳細については、フォームの保存をご参照ください。
- [プロパティ] ウィンドウを閉じます。
フォームを作成し、2 つのグループを追加しました。 これで、フォームにエレメントを追加できるようになりました。
基本エレメントと選択肢エレメントを追加してフォームを強化
現場でフォームを使用しているモバイル作業者が情報を正しく入力できるようにするために、情報を入力するボックスや項目を選択するドロップダウン メニューが必要となります。 基本および選択肢という 2 種類のフォーム エレメントを追加することができます。 基本エレメントには、テキスト ボックス、日時オプション、数値などがあります。 選択肢エレメントには、ユーザーがフォーム内で選択できる、複数のオプションを含むコンボ ボックス、スイッチ、リストなどがあります。
基本フォーム エレメントの追加
フォームを作成し、そのフォームに 2 つのグループを追加しました。 次に、グループごとに基本フォーム エレメントを追加します。
- [フォーム エレメント] ウィンドウの [基本] セクションで、[テキスト - 単一行] エレメントを [Collector information] グループまでドラッグします。
- [プロパティ] ウィンドウで、次の情報を入力します。
- [表示名] に「Name」と入力します。
- [フィールド名] で、既存テキストを「collector_name」に変更します。
- [プレースホルダー] に「First and last name」と入力します。
プレースホルダー テキストは、ユーザーが独自のデータを入力するまでフォーム エレメントに表示され、入力する必要のある情報のタイプに関するヒントが示されます。
- [プロパティ] ウィンドウを閉じて、フォームを保存します。
次に、数値エレメントを同じフォームに追加します。
- [フォーム エレメント] ウィンドウで、[数値 - 整数] エレメントを [Collector information] グループまでドラッグして、[Name] ボックスの下に配置します。
- [プロパティ] ウィンドウで、次の情報を入力します。
- [表示名] に「Collector ID」と入力します。
- [説明] に「Enter the two digit ID assigned to you by the Park Committee」と入力します。
- [ロジック] セクションで、[必須] チェックボックスをオンにします。
- [プロパティ] ウィンドウを閉じるか、フォームの外をクリックして閉じます。
- [日付/時間] エレメントを [Collector information] グループに追加し、[Collector ID] ボックスの下に配置します。
- [プロパティ] ウィンドウで、次の情報を入力します。
- [表示名] に「Collection date」と入力します。
- [開始日] のドロップダウン メニューをクリックして、今日の日付を選択します。
- [終了日] のドロップダウン メニューをクリックして、今日以降の月を選択します。
- [プロパティ] ウィンドウを閉じます。
[Collector information] グループが完成しました。
基本エレメントを [Collector information] グループに追加しました。 次に、フォーム エレメントを [Amenity information] グループに追加します。
選択肢フォーム エレメントの追加
次に、コンボ ボックス、オプション ボタン、スイッチなどの選択肢エレメントを追加して、現場でフォームを使用している現場作業者がオプションを選択できるようにします。 まず、該当する地域のすべての公園の名前を含むコンボ ボックスを追加します。
- [コンボ ボックス] エレメントを [Amenity information] グループに追加します。
コンボ ボックス エレメントでは、オプションが Field Maps にドロップダウン リストとして表示されます。
- [プロパティ] ウィンドウで、次の情報を入力します。
- [表示名] に「Park name」と入力します。
- [フィールド タイプ] で、[文字列] を選択または確認します。
- [リストを作成] ボタンをクリックします。
[値のリスト: Park name] ウィンドウが表示されます。 このウィンドウでは、現場でフォームを使用しているモバイル作業者が選択できるオプションを追加することができます。
[ラベル] の値はフォームに表示され、[コード] の値はレイヤーに格納されます。 値を手動で追加するか、.csv ファイルをアップロードして値を自動的に入力することができます。 時間を節約するために、適切なオプションを含む [.csv] ファイルをインポートします。
- ParkNames .csv ファイルをダウンロードします。
- ダウンロード フォルダーにアクセスし、[ParkNames] ファイルを [値のリスト] ウィンドウまでドラッグします。
.csv ファイルから公園の名前が値のリストに取り込まれます。
- [終了] をクリックしてから [続行] をクリックします。 [プロパティ] ウィンドウを閉じます。
- [ラジオ ボタン] エレメントを [Amenity information] グループに追加します。
[ラジオ ボタン] エレメントでは、オプションがフォーム上にボタンとして表示されます。
フォーム上でのスクロール量を少なくするために、このエレメントを 5 つ以下のオプションでのみ使用してください。
- [プロパティ] ウィンドウで、次の情報を入力します。
- [表示名] に「Amenity type」と入力します。
- [フィールド タイプ] で、[文字列] を選択または確認します。
- [リストを作成] ボタンをクリックした後、入力が終了するごとに追加ボタンをクリックして、次の値を手動で追加します。
ラベル コード ベンチ
ベンチ
ごみ
ごみ
リサイクル
リサイクル
外灯
外灯
化粧室
化粧室
[コード] の値は、[ラベル] の値から自動的に引き継がれます。 レイヤー内で別々に格納したい場合は、コードの値を変更できますが、この例では、ラベルとコードに同じ値を使用します。
- [終了] をクリックしてから [続行] をクリックします。
フォームの [Amenity information] グループが更新されます。
- [プロパティ] ウィンドウを閉じます。
- [スイッチ] エレメントを [Amenity information] グループに追加します。
スイッチ エレメントでは、2 つのオプションがフォーム上にスイッチとして表示されます。 このエレメントは、モバイル作業者が 2 つのオプションのどちらかをすばやく選択できるため、はい/いいえの質問に役立ちます。
- [プロパティ] ウィンドウで、次の情報を入力します。
- [表示名] に「Has damage?」と入力します。
- [フィールド タイプ] で、[文字列] を選択または確認します。
- [値の切り替え] セクションで、[オフ値] に「No」と入力し、[オン値]に「Yes」と入力します。
- [デフォルト値] で [No] を選択します。
- [プロパティ] ウィンドウを閉じて、フォームを保存します。
[Amenity information] グループが完成しました。
次に、フォームにタイトルを付けます。
- デフォルトのフォーム タイトル ([Amenities]) をクリックして編集します。
- [プロパティ] ウィンドウで [フォーム タイトル] に「Park Amenity:」と入力します。
テキストの後にフィールド値を付加して、フォーム タイトルを、モバイル作業者が収集している施設のタイプに固有のものにします。
- タイトルの横にある [フィールドの追加] ボタンをクリックします。
- [Amenity type] フィールドをクリックして、[終了] をクリックします。
フォームに記入しているモバイル作業者が [Amenity type] オプションを選択すると、フォーム タイトルが更新され、収集している施設のタイプが反映されます。
- [保存] ボタンをクリックして、フォームを保存します。
フォームの作成が終了したので、マップをモバイル作業者と共有できます。これで、モバイル作業者はデータの収集を開始できるようになります。 マップを共有する方法については、シリーズの次のチュートリアル「Field Maps で使用するためのマップの共有」をご参照ください。