コミュニティ アセット マップの構築

データ レイヤーの操作

はじめに、ボルチモアのデータが入った構築済みの Web マップを開き、そのエリアの複数のレイヤーを操作します。

  1. Baltimore community asset map を開きます。

    マップが Map Viewer で開き、[凡例] ウィンドウが開いた状態になります。

    Map Viewer のマップ

    ヒント:

    マップは [Human Geography] ベースマップを使用しているので、国勢調査関連のデータの調査に最適です。

  2. ArcGIS の組織アカウント」にサイン インします。
    注意:

    組織アカウントがない場合は、ソフトウェア アクセスのオプションをご参照ください

    マップの編集を開始する前に、Map Viewer を探索します。

    Map Viewer には垂直方向のツールバーが 2 つあります。 背景が暗い方は [コンテンツ] ツールバーで、明るい方は [設定] ツールバーです。 [コンテンツ] ツールバーを使用して、マップ上のコンテンツの管理や表示、マップの操作ができます。 [設定] ツールバーを使用すると、マップ レイヤーとその他のマップ コンポーネントの構成および操作ができるオプションにアクセスできます。

    Map Viewer のツールバー

  3. 各ツールバー下部の [展開] または [折りたたむ] ボタンをクリックして、ツールバーを展開したり折りたたんだりします。

    コンテンツ ツールバーの下部の展開

    ツールバーを折りたたむと、もっと多くのマップが表示されるので便利です。 同様に、ツールバーのラベルを表示するには、ツールバーをもう一度展開します。

  4. [コンテンツ] ツールバーの [レイヤー] をクリックします。

    コンテンツ ツールバーのレイヤー

    [レイヤー] ウィンドウが表示されます。 ここには、[Baltimore data layers] グループ レイヤーがあります。 グループ レイヤーは、複数のレイヤーを含むフォルダーに似ています。

  5. グループ レイヤーを展開します。

    レイヤー ウィンドウで展開されたグループ レイヤー

    注意:

    Baltimore data layers グループ レイヤーはすべて ArcGIS Living Atlas of the World: ACS Median Household Income Variables - BoundariesMapping Inequality Redlining AreasPLACES: Local Data for Better Health にあります。 全国区のデータなので、このワークフローは別の都市でも繰り返し実行できます。

    グループ レイヤーは一度に 1 つのレイヤーを表示するように設定されています。 現在は [Median Household Income] レイヤーが表示されています。

    これらのレイヤーは、歴史的政策に対する私たちの理解を深め、コミュニティが現在おかれている状況と受け取っている結果に関する洞察を与えてくれます。 世帯収入の中央値のデータは米国の国勢調査局である American Community Survey (ACS) から提供され、年に一度、新しい数値が発表されると更新されます。そのため、データは常に最新です。

    グループ レイヤーが展開されているレイヤー ウィンドウと Median Household Income レイヤーが表示されたマップ

    データ レイヤーは、世帯収入の中央値をボルチモアの国勢調査地区ごとに示しています。 世帯収入の中央値の傾向を視覚化することで、プロジェクト エリアの住民の経済的幸福度の分散に対する洞察が得られます。 国勢調査地区とは、米国国勢調査局がそこの住民のデータを報告するために使用する地理的な単位です。 一般的に、その人口は約 4,000 ~ 8,000 人です。

    国勢調査地区は地理学的に参考になる単位です。なぜなら、各地区の人口がだいたい同じであるため、地区全体のデータを比較できるからです。 ただし、限界もあります。 多くの場合、人口密度が高い地区ほど面積が狭く、人口密度が低い地区ほど面積が広くなります。

    注意:

    国勢調査区画の単位についての詳細は、United States Census Geography をご参照ください。

    次の質問に対する回答を考えてください。

    • 国勢調査地区を地理的単位として使用する長所と限界は何でしょうか?
    • 近隣住民のデータを取得して使用するその他の方法または情報源で思いつくものはありますか?
    • 既存のリソースや機会に関する他のどのデータが、都市全体での恩恵と負担の分散状況を把握するのに参考になりますか?

    レイヤーのスタイルが何を表しているかが分かるように、凡例を表示します。

  6. [コンテンツ] ツールバーの [凡例] をクリックします。

    凡例から、緑色の地区の世帯収入の中央値が、全国の中央値より概して高いことが分かります。 青色の地区の世帯収入の中央値は、全国の中央値より概して低くなっています。 このレイヤーのシンボルは、近隣の所得レベルが全国の中央値より高いか低いかを知るのに役立ちます。

    Median Household Income レイヤーの凡例

    ボルチモアの所得レベルが高いエリアや低いエリアについて、気付いたことはありますか?

    次に、保健の成果に関するデータを調べます。

  7. [コンテンツ] ツールバーの [レイヤー] をクリックします。 必要であれば、グループ レイヤーを展開し、[Mental health distress prevalence] レイヤーをクリックして選択します。

    レイヤー ウィンドウで選択されてアクティブになった Mental health distress prevalence レイヤー

    レイヤーを選択すると、マップに表示されます。 レイヤーをクリックすると、アクティブになります。 レイヤー名の横にある青いラインは、そのレイヤーがアクティブであることを示しています。

  8. [設定] ツールバーの [スタイル] をクリックします。

    マップの下部にアクティブ化されたレイヤーの凡例が表示されます。

    Mental health distress prevalence レイヤーを表示しているマップと、マップの下部に表示されている凡例。

    このレイヤーの薄黄色は、慢性的なメンタル ヘルスの悩みを訴える人の割合が低い地区です。 濃い青色のエリアは、慢性的なメンタル ヘルスの悩みを訴える人の割合が高い地区です。 一般的に、青色が濃い地域ほど、メンタル ヘルスに対処する公衆衛生または公的介入が住民に恩恵を与えることになります。

    メンタル ヘルスの悩みの報告が多い地域と少ない地域と、収入の中央値の高い地域と低い地域とで、何らかのパターンは現れているでしょうか?

    次に、今観察した結果に寄与した可能性のある歴史的な政策について調べます。

  9. [レイヤー] ウィンドウで、[Mapping Inequality Redlining Areas] レイヤーをアクティブ化して選択します。

    レイヤー ウィンドウで選択されてマップに表示された Mapping Inequality Redlining Areas レイヤー

    1930 年代に、銀行が住宅購入のための融資を実施するかどうかを判断できるように、さまざまな地域を格付けするレッドライン等級という制度が導入されました。 しかし、この格付けプロセスは人種的偏見やバイアスの影響を受けていました。 安全な投資先と判断された地域は、裕福な白人が多数を占める場所で、最高等級である「A」を獲得しました。 投資先として望ましくない地域は、有色人種のコミュニティが占める場所で、危険な最低等級の「D」になりました。

    この格付けシステムの使用は続き、ビジネス、インフラストラクチャの改善、機会など、何十年分にもなる投資先地域の決定に長期的影響をもたらしています。投資がされなかった地域は、経済的機会に乏しく、インフラストラクチャの維持も満足に行われず、住民が住宅を所有する機会もほぼありませんでした。

    平等への取り組みでは歴史的背景を考慮することが重要です。 はるか昔に制定された法律と慣行は、コミュニティのレジリエンスと忍耐力や公平な法律を新たに制定する機会についての洞察を与えてくれます。 不平等な法律のせいで歴史的に不利な立場にあった多くのコミュニティは、機会やリソースをなかなか得られない地域かもしれませんが、勤勉、決断力、強い社会的絆のストーリーが豊富な土地かもしれません。 そういった地域は、新しい機会の活用に対する強いニーズと熱意の両方を持っているため、リソースを追加する理想的な場所になります。

    注意:

    レッドラインの歴史と現在の影響について詳しくは、The lines that shape our citiesをご参照ください。

    歴史的なレッドラインのデータと先に見た 2 つのデータセットで、何らかのパターンにお気付きですか?

    続行する前に、マップのコピーを ArcGIS アカウントに保存します。

  10. [コンテンツ] ツールバーで [保存して開く] をクリックしてから [名前を付けて保存] をクリックします。

    [保存して開く] メニューの [名前を付けて保存]

  11. [マップの保存] ウィンドウで、[タイトル] の末尾に名前またはイニシャルを追加します。 [保存] をクリックします。

Map Viewer の操作にも慣れ、[Baltimore data layers] グループ レイヤーの各レイヤーの調査を終えました。 また、マップのコピーを保存したので、ブックマークの作成とレイヤーへの追加を行う準備ができました。

近隣と比較するためのブックマークの作成

本セクションでは、マップ ブックマークを使って、ボルチモアのさまざまな近隣地域の 3 つのデータ レイヤーを比較します。

  1. [レイヤー] ウィンドウで、[Median Household Income] レイヤーを選択します。
  2. 市の中心のちょうど西側のエリア、Harlem Park という名前の地域を拡大します。

    ボルチモアの Harlem Park

  3. [コンテンツ] ツールバーの [ブックマーク] をクリックします。

    コンテンツ ツールバーのブックマーク

  4. [ブックマーク] ウィンドウで、[ブックマークの追加] をクリックします。

    ブックマーク ウィンドウのブックマークの追加

  5. Harlem Park-Upton」と入力し、[追加] をクリックします。

    Harlem Park-Upton というブックマークのタイトル

    次に、別の地域用に 2 つ目のブックマークを作成します。

  6. 市の北部にある、Mount Washington という名前の地域周辺を拡大します。

    ボルチモアの Mount Washington エリア

  7. [ブックマーク] ウィンドウで、Mt. Washington という名前のブックマークを作成します。

    Mt. Washington ブックマーク

    これでボルチモアの 2 つの地域用のブックマークが 1 つずつあります。

  8. マップは [Mt. Washington] ブックマークを拡大表示したままなので、[レイヤー] ウィンドウで、グループ レイヤーの各データ レイヤーを選択します。

    Mt. Washington エリアは一般的に、世帯収入の中央値が高く、メンタル ヘルスの悩みを抱える人の報告が少なく、[Mapping Inequality Redlining Areas] レイヤーでは、格付けの 1 位と 2 位にあたる A と B に格付けされていた歴史があります。

  9. [ブックマーク] ウィンドウで、[Harlem Park-Upton] ブックマークをクリックします。
  10. [レイヤー] ウィンドウで、データ レイヤーをそれぞれ選択し、パターンを確認します。

    Harlem Park-Upton エリアは一般的に、世帯収入の中央値が低く、メンタル ヘルスの悩みを抱える人報告が多く、過去に [Mapping Inequality Redlining Areas] レイヤーの格付けの最下位にあたる D と C に格付けされていました。

ボルチモアの 2 つの異なる地域のブックマークを作成し、各エリアの [Baltimore data layers] グループ レイヤーでレイヤーを比較しました。 次に、地域のアセットに関する他のデータを追加します。

アセットのレイヤーの追加

本セクションでは、マップに他のアセットを追加します。 公立学校と公園の位置を追加します。 公立学校は学習と娯楽の両方にとって重要なコミュニティ スペースです。 学校はコミュニティ スペースとして機能することが多く、地域にとって欠かせない場所です。 公園や緑地も娯楽と自然を満喫できる、コミュニティ内の重要なアセットです。 公園や緑地へのアクセス性とメンタル ヘルスの悩みが少ないことには、関連性があります。

  1. [レイヤー] ウィンドウで、[追加] ボタンをクリックします。

    レイヤー ウィンドウの追加ボタン

  2. [レイヤーの追加] ウィンドウで、[マイ コンテンツ] をクリックして [Living Atlas] を選択します。

    レイヤーの追加ウィンドウの Living Atlas

  3. 検索バーに「public schools」と入力し、Enter を押します。

    レイヤーの追加ウィンドウでの公立学校の検索

  4. 結果のリストの [Public School Characteristics - Current] に対して、[追加] ボタンをクリックします。

    レイヤーの追加ウィンドウの Public School Characteristics - Current レイヤーにある追加ボタン

    マップと [レイヤー] ウィンドウにレイヤーが追加されます。

  5. [レイヤーの追加] ウィンドウの検索バーに「parks」と入力し、Enter キーを押します。
  6. 結果のリストの [USA Parks] で、[追加] をクリックします。

    [USA Parks] レイヤーがマップに追加されます。

    マップに追加された USA Parks レイヤー

    [USA Parks] レイヤーが [Mapping Inequality Redlining Areas] レイヤー上で見にくい場合は、レイヤーのスタイルを調整します。

  7. [レイヤーの追加] ウィンドウで、戻るボタンをクリックして [レイヤー] ウィンドウに戻ります。
  8. [レイヤー] ウィンドウで、適宜、[USA Parks] レイヤーをクリックします。
  9. [設定] ツールバーで [スタイル] をクリックして、[スタイル] ウィンドウを開きます。

    設定ツールバーのスタイル

  10. [スタイル] ウィンドウの [スタイルの選択] で、[位置 (単一シンボル)] をクリックします。

    スタイルウィンドウの位置 (単一シンボル) スタイル

    [USA Parks] レイヤーが更新され、すべての位置が単一シンボルで表示されます。

    位置 (単一シンボル) でスタイル設定された USA Parks レイヤー

    次に、公園と緑地であることが分かりやすくなるように、スタイルを緑色に更新します。

  11. [スタイル] ウィンドウの [場所 (単一シンボル)][スタイル オプション] をクリックします。

    場所 (単一シンボル) スタイルのスタイル オプション

  12. [スタイル オプション] ウィンドウの [シンボル スタイル] で該当するシンボルをクリックします。

    シンボル オプション ウィンドウでシンボル スタイルの下にあるシンボル

    [USA Parks] レイヤーを他のすべてのデータ レイヤーよりも目立たせたい場合、ベクター ポリゴンのシンボルを使います。 すると、ハッチ塗りつぶしスタイルが使えるようになります。

  13. 表示された [シンボル スタイル] ウィンドウで、[基本ポリゴン] をクリックします。
  14. [カテゴリ] で、[ハッチ塗りつぶし] を選択し、[G ストライプ塗りつぶし] を選択します。

    シンボル スタイル ウィンドウのハッチ塗りつぶしカテゴリの G ストライプ塗りつぶし

  15. [完了] をクリックします。
  16. [色] をクリックします。

    シンボル スタイル ウィンドウのハッチ塗りつぶしでの色の編集

  17. [色の選択] ウィンドウで、「a6ff00」と入力し、[完了] をクリックします。

    色の選択ウィンドウの明るい緑色と完了ボタン

  18. [スタイル オプション] ウィンドウで [完了] を 2 回クリックします。

    [USA Parks] レイヤーのスタイルが設定されます。

    マップ上のスタイル設定された USA Parks レイヤー

    ハッチ塗りつぶしスタイルを使用したことで、[USA Parks] レイヤーは公園のフィーチャが背景と同じ色をしていても見やすく、下のデータの色も分かるようになりました。

ArcGIS Living Atlas of the World から 2 つのレイヤーを追加し、[Baltimore data layers] グループ レイヤー内のレイヤーの上でも見えるようにスタイルを設定しました。 次に、レイヤー スタイルをさらに強調します。

アセット レイヤーへの効果の追加

Map Viewer で目を引く独自のマップを作成するために、公園と学校のレイヤーに効果を適用します。 [影付き] 効果を使うと、オブジェクトが浮いているように見えます。 フィーチャのアウトラインに沿って影を適用します。 この効果は、混み合ったマップで一部のフィーチャを残りのフィーチャから目立たせる場合に役立ちます。

注意:

効果の使用の詳細については、効果の使用をご参照ください。

  1. [レイヤー] ウィンドウで、[Public Schools Current - Characteristics] レイヤーが選択されていることを確認します。 [設定] ツールバーの [効果] をクリックします。

    設定ツールバーの効果

  2. [影付き] 切り替えボタンをクリックします。

    効果ウィンドウでオンになった影付きとマップ上で更新された Public Schools Current - Characteristics レイヤーのスタイル

    これで、[Public Schools Current - Characteristics] レイヤーに [影付き] 効果が加わり、マップ上でさらに目立つようになりました。 [USA Parks] レイヤーで、同じ効果をオンにします。

  3. [レイヤー] ウィンドウで、[USA Parks] レイヤーをアクティブ化します。
  4. [効果] ウィンドウで、[影付き] 切り替えボタンをクリックします。

    これで、どちらのレイヤーにも [影付き] 効果が適用されます。

  5. [Baltimore data layers] グループ レイヤーのレイヤーをそれぞれクリックし、公園と学校のレイヤーが各レイヤーの上にどのように表示されるか確認します。

追加したアセット レイヤーそれぞれに [影付き] 効果を追加しました。 レイヤーがさらに目立ち、閲覧者にとって見やすくなっています。

プロジェクト エリアのスケッチ

本セクションでは、スケッチ ツールを使ってプロジェクト重点エリアを強調します。 スケッチ ツールを使うと、ポイント、ライン、ポリゴンをマップ上に作成できます。 これらはマップ上にカスタマイズした地域の情報を含めるのに便利です。 公園のスペースを増やすことで恩恵を受けるエリアにプロジェクトの重点を置きたいので、それがどこかを決定します。

まず、現段階でマップ上にあるすべてのデータを調べ、プロジェクト重点エリアをどこにするか決定します。

  1. [コンテンツ] ツールバーの [ブックマーク] をクリックします。 [ブックマーク] ウィンドウで、[Harlem Park-Upton] ブックマークをクリックします。

    マップで、ボルチモアの Harlem Park-Upton エリアが拡大されます。

    次に、世帯収入の中央値が低く、メンタル ヘルスの悩みが多く、過去にレッドラインで格付けされていたエリアで、公立高校はあるけれども近くに公園がない地域がどこかを検討します。 これらの特徴を備えているエリアは緑地を増やすことで最も恩恵を受けると考えられます。

  2. [レイヤー] ウィンドウでグループ レイヤーのレイヤーそれぞれをクリックして、Harlem Park 内の異なるエリアを比較します。

    Harlem Park の北東方向のエリアを重点プロジェクトにすることにします。

    Harlem Park エリアのプロジェクト エリア

    次に、スケッチ レイヤーを作成して重点エリアを囲みます。

  3. [レイヤー] ウィンドウで [追加] ボタンの横にあるドロップダウン矢印をクリックし、[スケッチ レイヤーの作成] を選択します。

    レイヤー ウィンドウの追加メニューにあるスケッチ レイヤーの作成

    [スケッチ] ウィンドウがスケッチ ツールとともに表示されます。

  4. [ライン] ツールをクリックします。

    スケッチ ウィンドウ横のライン ツール

  5. マップ上で、地域のアウトラインの最初の角をクリックします。

    マップ上のプロジェクト エリアの最初のポイント

  6. 地域の境界の次の角をクリックします。

    マップ上のプロジェクト エリアの 2 つ目のポイント

  7. 地域の境界の角を次々クリックします。 境界を閉じる準備ができたら、最後のポイントをダブルクリックして、ポリゴンを閉じます。

    プロジェクト エリアを閉じる最後のポイント

    次に、ラインのスタイルを設定します。

  8. [スケッチ] ウィンドウの [色] で、明るい緑色を選択します。 [幅] で、[3] に設定します。

    スケッチ レイヤーのラインのスタイル

  9. [選択] ツール をクリックし、先ほど作成したラインの選択を解除します。

    選択ツール

    スケッチ ツールを使用したことで、プロジェクト エリアの境界が地図上に描画されました。

    マップ上に描画されたプロジェクト エリア

    スケッチ レイヤーを作成し、重点を置くプロジェクト エリアの境界を表示しました。 スケッチ レイヤーを使用したしたことで、カスタム形状が作成でき、別のレイヤーの既存のフィーチャ レイヤー ポリゴンを当てにせずに済みました。

  10. 描画した境界が明確に確認できるよう、[レイヤー] ウィンドウで [Baltimore data layers] の可視性をオフにします。

    Baltimore data layers の可視性ボタン

    マップにて、プロジェクト エリアの境界がスケッチに表示されます。

    境界の最終スケッチ

  11. [コンテンツ] ツールバーで、[保存して開く] をクリックし、[保存] を選択してマップを保存します。

このチュートリアルでは、現在の経済状況、保健の成果、歴史的慣習に関するデータのグループ レイヤーを操作しました。 異なる地域を比較するためにブックマークを作成し、マップに学校と公園のデータを追加しました。 マップ上のすべてのデータを使って、公園の増設を重視するべき場所を決め、スケッチ ツールを使って、そのプロジェクト エリアをマーキングするカスタム アウトラインを描画しました。

注意:

他の米国コミュニティでこのワークフローを再び作成するには、Baltimore community asset map を開いて新たにコピーを保存し、[設定] ツールバーの [フィルター] ツールを使って、アセット マップで着目したい都市、郡、州を調節してください。

他のチュートリアルについては、チュートリアル ギャラリーをご覧ください。