凡例の追加

すべてのマップに凡例が必要というわけではありません。 マップ上のシンボルがすべて一目で意味のわかるものである場合には、凡例の追加は必要ありません。 ただし、[Cover Type] マップの場合、それぞれの色が何を意味しているのか明確ではありません。 凡例を追加して、不要な項目を削除し、わかりやすく、かつマップの残りの部分のデザインと一貫性がある書式を設定します。

  1. 先のチュートリアル「2 つのマップを含むレイアウトの作成」を完了している場合は、[AmericanRiver.aprx] をもう一度、開きます。 完了していない場合は、AmericanRiver2.ppkx をダウンロードします。 ファイルをダブルクリックし、ArcGIS Pro で開きます。
    注意:

    .ppkx ファイルは、ArcGIS Pro プロジェクト パッケージです。これには、ArcGIS Pro で開くことができるマップ、データ、その他のファイルが含まれます。 .ppkx ファイルの管理の詳細については、このガイドをご参照ください。

  2. サイン インを求められたら、ライセンスが割り当てられた ArcGIS アカウントを使用して ArcGIS Pro にサイン インします。
    注意:

    ArcGIS Pro へのアクセス権限または組織アカウントがない場合は、ソフトウェア アクセスのオプションをご参照ください

  3. [コンテンツ] ウィンドウで、[Cover Type] マップ フレームをクリックします。
  4. リボンの [挿入] タブをクリックします。 [地図整飾] グループで、[凡例] をクリックします。

    リボンの凡例ボタン

  5. レイアウトの任意の場所でクリック アンド ドラッグし、大きなボックスを描画します。

    レイアウト上の Cover Type の凡例

    凡例が表示されます。 これは、[Cover Type] レイヤーで使われている色を説明するものですが、説明する必要のない [Outlines][World Hillshade] の 2 つのレイヤーも含まれています。 説明の必要がないものは、凡例から削除する必要があります。 これらのレイヤーが凡例に残っていると、マップの目的から外れてしまい、マップ ユーザーを混乱させる可能性もあります。

  6. [コンテンツ] ウィンドウの [凡例] で、[Outlines] を右クリックし、[削除] をクリックします。

    Outlines 凡例項目のショートカット メニューの削除オプション

  7. [World Hillshade] も削除します。

    コンテンツ ウィンドウで凡例項目が 1 つだけ残っている凡例

    ヒント:

    または、[Outlines][World Hillshade] のチェックボックスをオフにして、非表示にします。

  8. 残った凡例の内容が周囲に収まるように、凡例ボックスのサイズを変更します。

    凡例のサイズを極端に小さくすると、テキストが小さくなるのがわかります。 テキストのサイズは、マップのラベルや、後で追加する他のテキスト エレメントと同じにする必要があります。 凡例の調整ルールを変更して、テキストのサイズが変更されないようにします。

  9. [コンテンツ] ウィンドウで [凡例] をダブルクリックし、[エレメント] ウィンドウを開きます。
  10. [エレメント] ウィンドウで、[凡例配置オプション] ボタンをクリックします。
  11. [調整ルール][フレームの調整] を選択します。

    調整ルールでフレームの調整を設定

    凡例のサイズは、内容のサイズに合わせて変更されるようになります。凡例のサイズに合わせて内容のサイズが変更されることはありません。 次に、凡例で正しいフォントが使用されるようにします。

  12. リボンの [凡例] タブをクリックします。 [テキスト シンボル] グループで、[レイアウト] スタイルをクリックします。

    リボンのレイアウト テキスト シンボルのスタイル

    凡例のテキストが更新され、マップのラベルと同じフォントになります。

    テキスト シンボルのスタイル適用後の凡例

    凡例には [Cover Type][COVER] の 2 つのタイトルが付いているように見えます。 1 つはレイヤーの名前で、もう 1 つはシンボル クラスのグループに付けられた見出しです。 シンボル クラスのグループは 1 つだけなので、見出しは必要ありません。 見出しを削除します。

  13. [コンテンツ] ウィンドウの [凡例] で、[Cover Type] をクリックします。

    [エレメント] ウィンドウが更新されます。 以前は、凡例のプロパティを表示していました。 現在は、凡例項目のプロパティを表示しています。 各凡例項目のプロパティは、凡例全体のプロパティとは別に設定できます。

  14. [表示] の下で、[見出し] をオフにします。

    見出しチェックボックスがオフになっているエレメント ウィンドウ

    凡例からテキスト [COVER] が消えます。 残りのタイトル [Cover Type] は、シンボル ラベルと同じサイズです。 多少大きめの方が、さらによくなります。 フォントが大きいと、タイトルの見かけの階層がラベルよりも高くなり、先に読んでもらえるようになります。

  15. [エレメント] ウィンドウの上部で、[凡例項目] の横の矢印をクリックし、[レイヤー名] を選択します。

    エレメント ウィンドウ メニューのレイヤー名

  16. [サイズ][16 pt] を選択します。

    16 pt に設定されたサイズ

    凡例のテキスト [Cover Type] が大きくなります。

    書式設定されたテキストが表示された凡例

別の凡例を作成する

もう 1 つのマップ、[Tidal Class] にも凡例が必要です。 既存の凡例をスタイルに保存して、その設定をすべて再利用できるようにします。

  1. [コンテンツ] ウィンドウで [凡例][スタイルに保存] をクリックします。
  2. [凡例に名前を付けて保存] ウィンドウの [名前] に、「American River」と入力します。 [OK] をクリックします。

    前回は、凡例を作成し、そこから必要のない項目を削除しました。 今回は、まず、凡例に表示したいレイヤーを選択します。

  3. [コンテンツ] ウィンドウで、[Tidal Class] マップ フレームを展開します。 必要に応じて、[Tidal Class] マップも展開します。

    コンテンツ ウィンドウの Tidal Class マップ フレームとマップ

    このマップのレイヤーを考慮します。 凡例に含むべきレイヤーを考えてください。 [ラベル] グループ レイヤーや [ベースマップ] グループ レイヤーには、凡例に含む必要のあるレイヤーは 1 つもありません。 ラベルや画像は、このマップに不可欠な情報ですが、説明する必要はありません。

    [Pelican Lagoon Sanctuary Boundary] レイヤーは凡例に含めるべきでしょうか。 このシンボルのインスタンスはマップに 1 つしかありません。 このような場合、凡例を見るよりも、フィーチャの隣にあるラベルを読む方が簡単です。 境界はすでにラベル付けされているため、このレイヤーを凡例に含む必要はありません。

    [Tidal Class] レイヤーは凡例に含む必要があります。 含まない場合、マップ ユーザーには、この黒いシンボルの意味がわかりません。

  4. [コンテンツ] ウィンドウで、[Tidal Class] レイヤーをクリックして選択します。
  5. リボンにある [挿入] タブの [地図整飾] グループで、[凡例] ボタンの下部をクリックします。
  6. 凡例メニューで [American River] をクリックします。

    凡例ギャラリーの American River

  7. レイアウト上の任意の位置をドラッグして、凡例を描画します。

    Tidal Class の凡例

    凡例には、先ほど選択したレイヤーが 1 つだけ含まれています。 凡例のフォントなどのプロパティは、もう 1 つの凡例で設定したものと同じです。 しかし、見出しの [TIDALCLASS] は削除されていません。 これは、設定を変更して、見出しが削除されるようにしたのは、凡例項目であって、凡例ではないからです。 凡例項目は、凡例とは別に、独自のスタイルを持ちます。

    同じ手順を繰り返して、[Tidal class] 凡例項目の見出しを非表示にする手順をやり直すことができます。 しかし、代わりに凡例項目のスタイルを保存して、適用します。

  8. [コンテンツ] ウィンドウの [凡例] で、[Cover Type] を右クリックし、[スタイルに保存] をクリックします。

    Cover Type 凡例項目のショートカット メニューに表示されたスタイルに保存オプション

  9. [凡例項目に名前を付けて保存] ウィンドウに「No headings」と入力します。 [OK] をクリックします。
  10. [コンテンツ] ウィンドウの [凡例 1] で、[Tidal Class] をクリックします。
  11. リボンの [凡例] タブをクリックします。 [凡例項目] グループで、[凡例項目ギャラリー] をクリックします。 [No headings] をクリックします。

    凡例項目ギャラリーの No headings

    見出し [TIDALCLASS] が凡例に表示されなくなります。

    書式設定された Tidal Class の凡例

  12. [コンテンツ] ウィンドウで、[凡例 1] を「Tidal Class Legend」、[凡例] を「Cover Type Legend」に名前を変更します。
    ヒント:

    項目の名前を変更するには、[コンテンツ] ウィンドウで目的の名前を 1 回クリックして選択してから、もう一度クリックするか、F2 キーを押して、編集可能にします。

  13. [Tidal Class] マップ フレームと両方の凡例を折りたたみます。

    コンテンツ ウィンドウ内の名前が変更されて、折りたたまれた凡例

縮尺記号の追加

すべてのマップに縮尺記号が必要というわけではありません。 距離の計測値がマップの目的やテーマに関連している場合にのみ必要です。 このマップで距離を測る必要のある人がいないかもしれませんが、河口の大きさがだいたいどのくらいかを把握したいというマップ ユーザーはいるかもしれません。 画像に建物が含まれていれば、そこからスケール感を得られるかもしれませんが、家などの視覚的な手掛かりがない場合には、縮尺記号を作成します。

  1. リボンにある [挿入] タブの [地図整飾] グループで、[縮尺記号] ボタンの下部をクリックします。

    リボンの縮尺記号ボタン

  2. [メートル法][代替縮尺記号 1 メートル法] を選択します。
  3. レイアウトで、ボックスを描画し、縮尺記号を追加します。

    レイアウトに描画された縮尺記号

  4. リボンで、[縮尺記号] タブをクリックします。 [テキスト シンボル] グループで、[レイアウト] スタイルをクリックします。

    リボンのレイアウトのテキスト シンボルのスタイル

    次に、縮尺記号のプロパティを設定し、読みやすくします。

  5. [エレメント] ウィンドウで、[マップ単位][キロメートル] に設定されていることを確認します。 [ラベル テキスト] で、スペルを「Kilometres」に変更します。

    マップ単位プロパティとラベル テキストのプロパティ

    これはオーストラリアでは正しいスペルです。

  6. ウィンドウの上部にある [プロパティ] ボタンをクリックします。

    エレメント ウィンドウのプロパティ ボタン

  7. [調整ルール][幅の調整] を選択します。

    これで、縮尺記号の幅から求められた目盛幅ではなく、ユーザーが選択した目盛幅を基準にして、縮尺記号の幅が決定されます。

  8. [目盛幅] に「0.5」と入力します。 [目盛][4] を選択します。

    これで、縮尺記号の幅が 2 キロメートルになり、マップ ユーザーが河口のスケール感を把握するのに十分な幅になりました。 縮尺記号の幅をこれ以上、広くすると、不必要に注目される可能性があります。

    次に、縮尺記号の右側の散らばった数字を削除します。

  9. [補助目盛][1] を選択します。
  10. [数値][頻度][目盛] を選択します。

    縮尺記号のプロパティ

    縮尺記号が整理され、見やすくなりました。

    レイアウトで書式設定された縮尺記号

    マップの中には、縮尺記号に加えて、またはその代わりに、縮尺テキストが含まれるものもあります。 たとえば、「Scale: 1:36,000」や「1 centimeter equals 360 meters」のようなテキストを追加できます。 この方法には、マップの印刷サイズを変更した場合に、縮尺テキストが正確ではなくなるという欠点があります。 クライアントが後になって、たとえば、パンフレットやポスターなどとして、異なるサイズでマップを印刷する可能性もあるので、縮尺記号の方が、縮尺テキストよりも安全です。

差し込みマップの追加

次に、American River の河口の位置を示すために、差し込みマップを追加します。 凡例や縮尺記号と同様、ロケーター マップを作成する前に、その必要性を考える必要があります。 このマップのユーザーは誰なのか。 そのユーザーは地図を見て、そのエリアを認識できるか。 それがどこにあるのかを理解するまでに、どのくらいの追加情報が必要か。

そこで、クライアントに電話をかけ、マップの対象ユーザーに関する質問をしました。 その結果、博物館を訪れる人の大半が Australia から来ることがわかりました。 その多くが、最寄りの都市、Adelaide に住んでいます。 この情報に基づいて、Adelaide を含むより広いエリアのロケーター マップを追加します。 Australia 全体のマップは必要ないと判断しました。

  1. リボンの [挿入] タブをクリックします。 [マップ フレーム] グループで、[四角形] の横の矢印をクリックし、[円] を選択します。

    円マップ フレーム オプション

    差し込みマップは、通常、レイアウトの隅にある小さなボックスに表示されます。 しかし、このレイアウトには、四角形を入れても不自然ではない場所がありません。 追加したら、不快な見た目になるでしょう。 そこで、代わりに円形のマップ フレームを追加することにしました。 レイアウトの上に重ねる場合、円の方が、自然に感じられることがあります。 また、河口の形にも似ています。

  2. [マップ フレーム] をクリックします。 [ロケーター マップ][デフォルトの表示範囲] をクリックします。
  3. 目的のレイアウトをクリックし、ドラッグして、円を描画します。
  4. 円の位置を変更して、タイトルの下、中心ガイドの中央に配置します。 円のサイズを変更して、河口と重ならないよう注意し、2 つの河口の間のスペースいっぱいに広げます。

    レイアウト上の円マップ フレーム

  5. 追加したマップ フレームを右クリックして [アクティブ化] をクリックします。
  6. マップで、Australia にズームし、続けて、Kangaroo Island にズームします。 円形のマップ フレームにすべてのラベルが表示されるまで、画面移動とズームを行います。
    ヒント:

    マップのデータが見つからない場合には、[コンテンツ] ウィンドウで [アノテーション] を右クリックし、[レイヤーにズーム] をクリックします。

    マウスの右ボタンを押しながらズームすると、より正確に操作できます。

    Kangaroo Island にズームした差し込みマップ

  7. レイアウトの上で、[レイアウトに戻る] ボタンをクリックします。

    レイアウト ビューの上のレイアウトに戻るボタン

  8. [コンテンツ] ウィンドウで、マップ フレームの名前を「Inset Map」に変更します。 マップ フレームを折りたたみます。

    コンテンツ ウィンドウの差し込みマップ エレメント

著作権者情報のテキストの追加

差し込みマップ フレームでは、円の上部に、ベースマップの著作権情報のテキストが記載されています。 同じ内容のテキストが、2 つの大きなマップの下部でも繰り返されているため、この情報は必要ありません。 このテキストは必要ですが、1 度で十分です。 著作権情報のテキストの配置とスタイルをコントロールするには、ダイナミック テキストを使用します。

  1. リボン上の [挿入] タブにある [グラフィックスとテキスト] グループで [四角形テキスト] ボタンをクリックします。

    リボン上の四角形テキスト ボタン

    最初にこのボタンをクリックすることにより、追加するダイナミック テキストで、四角形テキスト フォーマットが使用されるようになります。 テキストが 2 行以上の場合は、四角形テキストが適しています。 このエレメントのサイズを変更すると、フォントのサイズではなく、テキストの行数が変更されます。

  2. [ダイナミック テキスト] ボタンをクリックします。
  3. 表示されたメニューで、 [レイアウト] セクションにスクロールし、[サービス レイヤーの著作権] をクリックします。

    ダイナミック テキスト ギャラリーにあるサービス レイヤーの著作権オプション

  4. レイアウトの任意の場所をクリック アンド ドラッグして、ボックスを描画します。

    3 つのマップすべてから、既存の著作権のテキストが消え、新しいテキストで置き換えられます。 これで、フォントを変更して、レイアウトの残りの部分と同じにできます。

    レイアウト上にある著作権のテキスト

  5. 新しいテキスト ボックスが選択された状態で、リボンの [テキスト] タブをクリックします。 [テキスト シンボル] グループで、[レイアウト] スタイルをクリックします。

    マップのレイアウトに、データの情報源を明記することは重要です。 ただし、このテキストは、マップ ユーザーが最後に気づくものであるべきで、見かけの階層はとても低いものでなければなりません。 そのためには、フォントを小さくし、明るめにします。

  6. リボンでフォント サイズを [9 pt] に、スタイルを [明色] に変更します。

    リボンのテキスト プロパティ

    また、テキストの色を変更して、背景とのコントラストを小さくします。

  7. リボンで、[テキストの色] メニューをクリックし、[スポイト] をクリックします。

    テキストの色メニューのスポイト ボタン

  8. [Cover type] マップで、海草を表す濃いターコイズ色をクリックします。

    レイアウトのスポイト ツール

    著作権情報のテキストの色が変わります。 後日、この色をレイアウトのどこかで再利用したくなったときのために、スタイルに保存しておきましょう。

  9. リボンで、[テキストの色] メニューをもう一度クリックし、[色プロパティ] をクリックします。

    テキストの色メニューの色プロパティ ボタン

  10. [カラー エディター] ウィンドウで [色をスタイルに保存] をクリックします。
  11. [名前を付けて色を保存] ウィンドウで [名前][Estuary] と入力します。
  12. [OK] をクリックします。 [キャンセル] をクリックします。

    続けて、著作権情報のテキストに情報を追加します。

  13. [エレメント] ウィンドウの [テキスト] ボックスで、[serviveLayerCredits] タグの前に、次のテキストを入力するか、またはコピーして貼り付けます。

    This map was created by Your Name on Current Date, following the tutorial Design a layout in ArcGIS Pro. The coordinate system is WGS 1984 UTM Zone 53S.

    The data is derived from Estuarine Habitats of South Australia, a dataset provided by the Government of South Australia, Department for Environment and Water. Other data sources include: Maxar,

    エレメント ウィンドウのテキスト

  14. [Your Name] を自分の名前に、[Current Date] を今日の日付に置き換えます。

    これは大きなテキスト ブロックです。 テキストに書式を設定して、レイアウト上に記載されている情報を見つけやすくします。

  15. ([エレメント] ウィンドウではなく) レイアウトで、テキスト [This map] をハイライトします。

    ハイライトされた This map テキスト

  16. リボンの [テキスト] タブにある [テキスト シンボル] グループで、スタイルを [太字] に変更します。
  17. テキスト [The data] も太字にします。

    一部の単語が太字に設定された著作権情報のテキスト

    太字の文字が見出しの役割を果たし、テキスト ブロックが単調ではなくなります。

  18. [コンテンツ] ウィンドウで [テキスト 2] エレメントの名前を「Credit Text」に変更します。

説明テキストの追加

レイアウトに追加する最後のエレメントは、河口を説明するテキストの段落です。

  1. リボンの [挿入] タブをクリックします。 [グラフィックスとテキスト] グループで、[四角形テキスト] をクリックし、レイアウト上の任意の位置でボックスをドラッグします。
  2. 次のテキストを貼り付けます。

    American River, also called Pelican Lagoon, is a marine estuary on Kangaroo Island in South Australia. It is part of Encounter Marine Park and includes Pelican Lagoon Sanctuary Zone, an area that has been continuously protected since 1914. This estuary is a hotspot for marine biodiversity. It is a significant site for shorebirds, seabirds, and fish, thanks to the varied habitats that it provides.

    レイアウトのテキスト ブロック

  3. テキスト ボックスを選択します。 リボンで [テキスト] タブをクリックします。 [テキスト シンボル] グループで、[レイアウト] スタイルをクリックします。

    テキスト ブロックを均等割り付けすると、見た目がよくなります。 これは新聞や小説で使用されるテキスト配置です。 この配置では、テキストの左端と右端が直線になるように、単語間のスペースが不均等に調整されます。

  4. リボンの [テキスト シンボル] グループで、[均等割り付け] ボタンをクリックします。

    リボンの均等割り付けボタン

  5. 著作権情報のテキストにも、[均等割り付け] を適用します。
  6. [コンテンツ] ウィンドウで [テキスト 2] エレメントの名前を「Descriptive Text」に変更します。

    コンテンツ ウィンドウの Descriptive Text エレメント

地図整飾の配置

レイアウトには、予定していたエレメントがすべて配置されました。 次は、これらをページ上に再配置します。 ガイドと [配置] および [整列] ツールを使うと、きれいに配置できます。

河口のマップ 2 つとタイトルの配置はすでに完了しています。 これらはレイアウトの中で最も大きく、最も重要なエレメントのためです。 その周りに他のエレメントを並べる方が、その逆よりもずっと簡単です。

  1. 2 つの大きなマップとタイトルが移動していないことを確認します。 タイトルの文字と河口が外側のガイドと重なっていないことを確認します。

    その次に大きなエレメントは差し込みマップです。 サイズを変更していない限り、このエレメントがぴったりはまる場所は 1 か所しかありません。

  2. 差し込みマップが中心ガイドにスナップされ、どちらのマップでも河口と重なっていないことを確認します。

    レイアウトで選択された差し込みマップ

    その他のエレメントは小さいので、配置には選択の余地があります。 また、テキスト ボックスや凡例はさらに柔軟で、利用可能な場所に合わせて形状を変えられます。

    ヒント:

    配置する前に、地図整飾エレメントをすべてレイアウトの外に移動すると、利用可能なスペースがわかりやすくなることがあります。

  3. [Cover Type] マップの上部、[American] の下に縮尺記号を配置します。 左のガイドにスナップします。
    ヒント:

    他のエレメントの後ろに隠れているエレメントは、[コンテンツ] ウィンドウで選択できます。

  4. 縮尺記号の下に [Cover Type] 凡例を配置します。 左のガイドにスナップします。

    レイアウト上の縮尺記号と Cover Type の凡例

  5. ロケーター マップの横、[Australia] の下に [Tidal Class] の凡例を配置します。

    レイアウトに配置された Tidal Class の凡例

    このように、レイアウトに複数のマップが含まれている場合には、どのマップでも、凡例などの地図整飾エレメントが同じ位置になるように配置します。 こうすると、マップ ユーザーが情報を探しやすくなります。

    この場合、差し込みマップがあるため、[Tidal class] の凡例と [Cover Type] の凡例をまったく同じ場所に配置することはできません。 しかし、似たような場所に置くことはできます。 両方の凡例の垂直位置が同じであることを確認します。

  6. [Cover Type] の凡例をクリックします。 Shift キーを押しながら、[Tidal class] の凡例をクリックし、こちらの凡例も選択します。
  7. 右クリックしてポインターを [配置] に合わせ、[上揃え] をクリックします。

    ショートカット メニューの上揃えオプション

    [Tidal class] の凡例 (2 番目に選択したもの) が移動し、[Cover Type] の凡例 (最初に選択したもの) の上に揃えられます。

    凡例が位置揃えされているレイアウト

    次に、2 つのテキスト ボックスの位置を揃えます。 最も大きな空きスペースは、レイアウトの下部にあります。 このレイアウトでは、現在、下部よりも上部にコンテンツが集まっているので、下部のスペースを埋めると、バランスがとれるというメリットもあります。

  8. 著作権情報のテキストをガイドの右下隅にスナップします。 ボックス内のテキストがすべて見えるようになるまで、ボックスを上、または右に広げます。

    レイアウトに配置された著作権情報のテキスト

    テキスト ボックスが小さくて、コンテンツ全体が表示されていない場合には、テキスト ボックスの下隅に赤色の省略記号が表示されます。

    説明文のサイズと位置は、著作権情報のテキストと同じになるように設定します。

  9. 著作権情報のテキストを選択します。 Shift キーを押しながら、説明文も選択します。
  10. 右クリックして、ポインターを [整列] に合わせ、[同じ高さに揃える] をクリックします。

    ショートカット メニューの同じ高さに揃えるオプション

  11. もう一度右クリックしてポインターを [配置] に合わせ、[下揃え] をクリックします。
  12. レイアウトでこの 2 つのテキスト ボックス以外の場所をクリックして、選択を解除し、説明文のボックスをクリックして選択します。
  13. テキスト全体が表示されるまで、テキスト ボックスの右辺と左辺をドラッグします。

    レイアウトに配置された説明文のテキスト

  14. [クイック アクセス ツールバー][保存] ボタンをクリックします。
  15. レイアウトでアイテムをさまざまに動かして、自分の好きな配置を探してみてください。

このチュートリアルでは、レイアウトに地図整飾を追加しました。 凡例、縮尺記号、差し込みマップ、著作権情報のテキスト、説明文を作成しました。 その後、これらをページの上に配置して、一貫性があり、見やすく、バランスのとれたレイアウト デザインを作成しました。

このチュートリアルでは、各アイテムのデザインと配置があらかじめ決められていました。 みなさんが独自のレイアウトをデザインするときには、時間をかけていろいろ試してみる必要があるでしょう。 アイテムを動かしているうちに、エレメントの外観を変更することになる場合もあります。 たとえば、凡例は横長の方が見やすい、スペースに余裕あるので説明文をさらに長くできるなど、いろいろ気づきます。 レイアウトのデザインにより良く合うように、地図のデザインを変更したくなることもあります。 レイアウトのデザインは創造力を必要とするタスクですから、正解は 1 つではありません。 効果的なデザインを作るために、デザインをいくつも作成して、比べてみましょう。 マップのユーザーと目的を踏まえて、どのデザインが最適化を判断しましょう。

次は、「レイアウトの完了とエクスポート」チュートリアルで、レイアウトの評価とエクスポートの方法を学習します。