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ArcMap のジオプロセシング ツールは、入力データセットに対して操作を実行し、通常は新しい出力データセットを作成します。ジオプロセシング ツールは、解析、データ管理、編集、およびその他の操作を実行します。

GIS ワークフローの多くでは、さまざまなツールを特定の順序で実行します。1 つのツールの出力が、別のツールに対する入力となります。たとえば、公園のレイヤーに対して [バッファー (Buffer)] ツールを実行して公園に近接する地区を検索するとします。その後、その公園バッファーに対して [クリップ (Clip)] ツールを実行して、公園付近のどの地区が市の境界内に含まれるかを判別します。

ジオプロセシング モデルでは、入力、ツール、出力を表現する視覚的エレメントによってワークフローを設計します。設計したワークフローはプログラムと同様に実行されます。つまり、1 回のクリックでモデルが実行されます。上述した例をダイアグラムに示すと、次のようになります。

[バッファー (Buffer)] と [クリップ (Clip)] の例

モデルが有用である 5 つの理由

  • モデルはダイアグラムを意味します。つまり、ユーザーは視覚的にワークフローのロジックをたどることができます。
  • 作成したワークフローは、ユーザーが再度実行できるように、モデルに保存されます。繰り返し実行されるタスクを自動化して、別の出力結果を調べてみることができます。たとえば、[バッファー (Buffer)] ツールの距離値を 250 メートルから 500 メートルや 1,000 メートルに変更して、毎回値を入力する必要なくモデルを実行できます。
  • モデルは、出力データの管理に役立ちます。モデルの実行が完了したときにどのデータセットを維持し、どのデータセットを破棄するかを指定できます。
  • モデルは段階的に複雑化できます。さらに、モデル同士をリンクして、メインのモデルからサブモデルを呼び出すこともできます。
  • モデルは、ジオプロセシング パッケージとして共有できます。これにより、ワークフローを同僚と簡単に共有できます。

詳細については、ArcMap ヘルプ トピック「ModelBuilder とは」 および関連トピックをご参照ください。このヘルプには、初心者向けの ModelBuilder チュートリアルも含まれています。