新しい建築プロジェクトの 3D シーンの作成

ドイツのフランクフルト アム マイン市の中心部で、再開発が進められている地区の主要駅付近に新たな高層ビルが計画されています。 建築家は、計画の段階で進行状況を記録し、利害関係者と最新の情報を共有することを考えています。 特に、計画中の建物の高さや全体的な寸法について、利害関係者のフィードバックを得ることを考えています。 この目標に向けた最初のステップとして、ArcGIS Pro で 3D シーンを作成します。

データのダウンロードとシーンの作成

まず、このチュートリアルで必要なデータを含む、圧縮された zip ファイルをダウンロードします。

  1. チュートリアル データ」をダウンロードします。
  2. コンピューター上でダウンロードした圧縮フォルダー [Frankfurt_Construction_Planning.zip] を見つけ、[ドキュメント] フォルダーなどの任意の場所に移動します。 右クリックして、コンテンツを展開します。
    注意:

    お使いの Web ブラウザーによっては、ダウンロードを開始する前に、ファイルの場所を選択するよう求めるメッセージが表示される場合があります。 ほとんどのブラウザーでは、デフォルトでコンピューターのダウンロード フォルダーがダウンロード先の場所になります。

  3. 展開した [Frankfurt_Construction_Planning] フォルダーを開きます。

    フォルダーのコンテンツ

    チュートリアルの後半で使用する 3 つのデータ ファイル (レイヤー パッケージ [ConstructionArea.lpkx]、2 つのシーン レイヤー パッケージ [GrandCentral_V1.slpk] および [GrandCentral_V2.slpk]) が含まれています。

    次に、ArcGIS Pro でグローバル シーンを作成します。

  4. ArcGIS Pro を起動します。 サイン インを求められたら、ライセンスが割り当てられた ArcGIS 組織アカウントを使用してサイン インします。
    注意:

    ArcGIS Pro へのアクセス権限または組織アカウントがない場合は、ソフトウェア アクセスのオプションをご参照ください

  5. [新しいプロジェクト][グローバル シーン] を選択します。

    グローバル シーン ボタン

  6. [新しいプロジェクト] ウィンドウで、次のパラメーター値を選択します。
    • [名前] に、「Frankfurt_Central_Station」と入力します。
    • [場所][参照] をクリックし、展開したデータ フォルダー [Frankfurt_Construction_Planning] を参照して選択します。 [OK] をクリックします。
    • [このプロジェクトのための新しいフォルダーを作成] チェックボックスをオフにします。

    新しいプロジェクトの作成ウィンドウ

    新しい ArcGIS Pro プロジェクトが、データと同じフォルダーに作成されます。

  7. [OK] をクリックします。

    グローバル シーンが作成されます。

    初期のグローバル シーン

    注意:

    グローバル シーンでは、地球の全表面までカバーする任意の範囲の 3D データを表示することができます。 世界規模のベースマップやベース標高レイヤーが含まれており、ユーザーはローカル シーンの範囲による制限にとらわれず、自由にズーム アウトすることができます。

  8. [コンテンツ] ウィンドウで、[シーン] をクリックして選択します。 もう一度クリックし、名前を編集可能にします。 シーンの名前を「Frankfurt Central Station」に変更して Enter キーを押します。

    シーンの名前を変更します。

  9. [クイック アクセス ツールバー] で、[保存] をクリックします。

    保存ボタン

    グローバル シーンを作成しましたが、現在は空です。 次のセクションでは、データの追加を開始します。

3D メッシュ レイヤーの追加

前のセクションで、空のグローバル シーンを作成しました。 次に、ドイツのフランクフルト市全体を表す 3D メッシュ レイヤーを追加します。 そのデータ レイヤーは ArcGIS Online にホストされています。

  1. リボンの [表示] タブにある [ウィンドウ] グループで、[ウィンドウのリセット] ボタンをクリックして [マッピング用にウィンドウをリセット (デフォルト)] を選択します。

    カタログ ウィンドウ ボタン

    [カタログ] ウィンドウが表示されます。 ウィンドウをリセットすることで、使用しないウィンドウをすぐに閉じ、[カタログ] ウィンドウのみ、または選択したオプションに応じて他のウィンドウを表示できます。

  2. [カタログ] ウィンドウで [ポータル] タブをクリックし、[ArcGIS Online] をクリックします。 [検索] フィールドで、「Frankfurt Integrated Mesh owner:esri__3D」と入力します。

    メッシュ レイヤーを検索します。

  3. 結果のリストで、[Frankfurt Integrated Mesh] シーン レイヤーを右クリックし、[現在のマップに追加] を選択します。

    メッシュ レイヤーを現在のマップに追加します。

    シーンにレイヤーが追加され、シーン上でレイヤーの範囲が自動的に拡大表示されます。

    3D メッシュ レイヤーがシーンに表示されます。

    3D メッシュ レイヤーがシーン全体と調和するようにベースマップを変更します。

  4. リボンの [マップ] タブの [レイヤー] グループで、[ベースマップ] をクリックします。 [衛星画像] ベースマップを選択します。

    衛星画像ベースマップ オプション

    注意:

    [衛星画像] ベースマップがすでにデフォルトで選択されている場合は、何も変更する必要はありません。 組織がカスタマイズされたベースマップのリストを提供している場合は、自由にベースマップを選択できます。

    ベースマップが更新されます。 ここでは、3D メッシュ レイヤーを 3D ビューで調査します。

  5. シーンの [ナビゲーター] ホイールの上にある [フル コントロールの表示] をクリックします。

    ナビゲーター ホイールが拡張され、3D ナビゲーション機能が追加されます。

    フル コントロールの表示ボタンをクリックします。

  6. 中央の [ナビゲーター] ホイールを使用して、シーンの傾斜や回転を行います。 また、マウス ホイール ボタンを使用して拡大/縮小したり、ドラッグして画面移動したりすることもできます。

    中央のホイール

    注意:

    3D ナビゲーションのオプションの詳細については、「3D でのナビゲーション」をご参照ください。

  7. シーンが傾斜して、データが 3D で表示されていることを確認します。 メッシュ レイヤーをさらに拡大し、画面移動して都市のさまざまな地域を探索します。

    フランクフルトの旧市街

    注意:

    3D メッシュ データの概要 通常、3D メッシュ データは、重複する大量の画像から現実世界の 3D 表現を構築するために自動化されたプロセスで取得されます。 生成されるデータには、最初に入力された画像情報が、建物や樹木といった 3D オブジェクトを含むテクスチャ処理されたメッシュや標高情報として統合されています。

    たとえば、建設現場を毎日ドローンのフライトで撮影し、生成されたデータを 3D メッシュとして視覚化できます。 このタイプのデータを作成するには、ArcGIS Drone2Map を使用します。 Drone2Map の詳細については、Learn ArcGIS チュートリアルの「ArcGIS Drone2Map の基本操作」をご参照ください。

    3D メッシュ シーン レイヤー」は、このチュートリアルのフランクフルト アム マイン市の例のように、都市全体の 3D マッピングのために作成することもできます。 このデータを高いパフォーマンスで視覚化するため、3D メッシュ シーン レイヤーにはさまざまな詳細レベル (LOD) が含まれています。 縮小してシーンへの距離を増やすと、3D データの複雑さも軽減されます。

  8. Ctrl + S を押して、プロジェクトを保存します。

    シーンに、フランクフルト市を詳細に表示する 3D メッシュ レイヤーが含まれるようになりました。 次のセクションでは、新しい建物の建設エリアを表すレイヤーを追加します。

2D 建設エリアの追加

ここでは、建設エリアのレイヤーをシーンに追加します。 シンプルな 2D ポリゴンにより、建設が行われるエリアを表しています。 このレイヤーはレイヤー パッケージに格納されており、チュートリアルの最初にダウンロードしたデータの一部です。

  1. [カタログ] ウィンドウで、[プロジェクト] タブをクリックします。 [フォルダー] を展開し、[Frankfurt_Construction_Planning] を展開します。

    フォルダーを展開し、Frankfurt_Construction_Planning を展開します。

  2. [ConstructionArea.lpkx] を右クリックして、[現在のマップに追加] をクリックします。

    [2D レイヤー] カテゴリの下にある [コンテンツ] ウィンドウに [ConstructionArea] レイヤーが追加されます。

    ConstructionArea レイヤー

  3. [コンテンツ] ウィンドウで、[ConstructionArea] レイヤーを右クリックし、[レイヤーにズーム] を選択してレイヤーを拡大表示します。

    レイヤーにズーム

  4. シーンで、ズームおよび画面移動して [ConstructionArea] ポリゴンを調べます。

    建設エリアがシーンに表示されます。

    3D シーンに 2D ポリゴンが追加されているため、[Frankfurt_Mesh] レイヤー上にドレープ表示されています。 この場合では、新しい建設に向けて解体される古い建物の上にドレープ表示されています。

    注意:

    3D メッシュ レイヤーがシーンに追加されると、表示されているシーンの地面とベースマップが置き換わります。 標高プロパティが [地表] に設定されている他のレイヤーは、地表と 3D メッシュ上に描画されるため、[ConstructionArea] ポリゴンがドレープ効果で表示されます。

    シーンで [ConstructionArea] ポリゴンなどのフィーチャをクリックして選択しても、メッシュ レイヤーが影響を受けて点滅表示されないようにします。 ユーザー エクスペリエンスを最適化するため、選択設定を微調整します。

  5. [コンテンツ] ウィンドウで、[選択状態別にリスト] タブをクリックします。 [Frankfurt_Mesh] レイヤーをオフにします。

    選択タブ

    注意:

    [選択] タブで、選択できるレイヤーと選択できないレイヤーを指定することができます。

    メッシュ レイヤーをオフにすると、そのレイヤーは選択できなくなります。

  6. [描画順にリスト] タブをクリックすると、[コンテンツ] ウィンドウのデフォルト表示に戻ります。

    描画順序タブ

  7. リボンの [マップ] タブの [ナビゲーション] グループで、[マップ操作] ドロップダウン矢印をクリックします。 ドロップダウン リストで、[選択可能レイヤー] を選択します。

    選択可能レイヤー メニュー オプションを選択します。

    ここで、情報ポップアップのコンテンツを調べます。

  8. シーンで、[ConstructionArea] ポリゴンをクリックしてポップアップを表示します。
  9. ポップアップのコンテンツを確認します。 [ProjectWebSite] の下にある Web リンクをクリックすると、建設プロジェクトの詳細が表示されます。

    ポップアップ ウィンドウ内のプロジェクト Web サイトの URL

    Web ブラウザーのウィンドウに Web ページ (ドイツ語) が表示されます。

  10. Web ページの情報を確認し終わったら、ArcGIS Pro に戻って、ポップアップを閉じます。
  11. Ctrl + S を押して、プロジェクトを保存します。

    シーンに、フランクフルト市を詳細に表示する 3D メッシュ レイヤーと、新しい建物の建設エリアを表すポリゴン フィーチャが含まれるようになりました。 次に、建設予定の建物の 3D 表現を追加します。

3D ビルディング レイヤーの追加

ここで、建設予定の建物の 3D 表現を追加し、その表示をカスタマイズします。

  1. [カタログ] ウィンドウの [プロジェクト] タブで、必要に応じて [フォルダー] を展開し、[Frankfurt_Construction_Planning] を展開します。
  2. [GrandCentral_V1.slpk] を右クリックして、[現在のマップに追加] をクリックします。

    ビルディング シーン レイヤーをシーンに追加します。

    [GrandCentral_V1] シーン レイヤーが、シーンと、[3D レイヤー] カテゴリの [コンテンツ] ウィンドウに追加されます。 ビルディング シーン レイヤー パッケージに格納された 3D オブジェクトとして表現された、新たな建設予定の建物の最初のバージョンが含まれています。 これは、ArcGIS Pro の「ビルディング シーン レイヤーの作成ツール」を使用して、BIM 設計 Revit ファイルから作成されました。

    コンテンツ ウィンドウ内の GrandCentral_V1 シーン レイヤー

    注意:

    BIM (Building Information Modeling) は、多数の専門分野に及ぶ建設プロジェクトの 3D、4D、および 5D 情報の作成と管理のプロセスです。 ArcGIS Pro は、Autodesk Revit の BIM 設計ファイルを BIM ファイル ワークスペースとしてサポートしています。

    ビルディング シーン レイヤー」を使用すると、ArcGIS の施工ドキュメントの詳細情報を保存、配布、および解析できます。 BIM では、デザイナー、建設業者、および所有者が、建物のライフサイクルを通じて建物に関するさまざまな種類の情報を生成します。 ビルディング シーン レイヤーを使用し、3D 施工データのジオメトリ、ルール体系、および属性を取り込み、他の GIS コンテンツで使用できます。

  3. ズームおよび画面移動して [GrandCentral_V1] ビルディングを調べます。
  4. ドラフト内のタワーがよく見えるようにビューを傾けます。

    シーンに表示された建物。

    建物のベースが表示されていないのは、3D メッシュ レイヤーで撮影された古い建物と衝突しているためです。 この問題は、チュートリアルの後半で修正します。

  5. [コンテンツ] ウィンドウで、[Frankfurt_Mesh] レイヤーをオフにし、建設予定の建物全体を表示します。

    建物全体

    建物は、[ConstructionArea] ポリゴン、[衛星画像] ベースマップ、および [Terrain] レイヤーの上に表示されるようになり、都市の 3D 構造物は表示されません。 主要な建物のベースと、横にある小さな建物がはっきり見えるようになりました。

    注意:

    建物本体よりも建設エリアの方がはるかに大きく表示されます。 これは、このプロジェクトが複数のフェーズに分かれており、最初のバージョンの設計では、この敷地に建設される最初の建物セットのみが表されているためです。

  6. [コンテンツ] ウィンドウで、[GrandCentral_V1] レイヤーを確認します。

    レイヤーには 2 つの表示オプション ([Overview][Full Model]) があります。 [Overview] は、主に建物の外壁を表しています。 [Full Model] には、詳細なデータが含まれ、建築、機械、構造などの複数の分野で構成されています。

  7. [GrandCentral_V1] レイヤーを選択し、[Full Model] をオンにします。 [Full Model] を展開し、[Architectural] を展開します。 すべての建築サブレイヤーを表示するために、[Architectural] の横にあるチェックボックスをオンにします。

    展開された Full Model

    高い建物には、[Floors] および [Mass] 要素のみが含まれています。 小さい建物には、[Walls][StairsRailing] など、より多くの要素が含まれています。

  8. [Floors] および [Mass] レイヤーをオンまたはオフにし、高い建物がどのように変化するかを確認します。
  9. 小さい建物の詳細を表示するには、シーンを拡大表示および回転させます。

    小さい建物のクローズ アップ

  10. [コンテンツ] ウィンドウで、さまざまな建築レイヤーをオンまたはオフにし、それぞれの役割を確認します。
  11. 建物セット全体が表示されるまで縮小します。

    3D メッシュのコンテキストで建物を表示するには、そのレイヤーを再びオンにします。

  12. [コンテンツ] ウィンドウで、[Frankfurt_Mesh] レイヤーをオンに戻します。
  13. [コンテンツ] ウィンドウで、[Floors] レイヤーをオンにして、[Mass] レイヤーをオフにします。

    個々のフロアが識別しにくくなります。 別の照明オプションを選択し、[Floors] レイヤーのレンダリングを改善します。

    注意:

    デフォルトでは、3D オブジェクトの組み込みジオメトリ プロパティを使用して、シーンの現在の光源位置に合わせて 3D オブジェクトに陰影が付けられます。 「照明」に使用されるプロパティは、各フェイスが光を反射する方向を定義する 3D ベクター (法線) です。 3D オブジェクトの各フェイスの陰影は、その法線から計算されます。 レイヤーの照明オプションを調整することができます。

  14. [コンテンツ] ウィンドウで、[Floors] レイヤーをクリックして選択します。
  15. リボンの [シーン レイヤー] タブの [フェイス] グループで、[照明] をクリックします。 [照明] ドロップダウン リストで、[リセットされた法線を使用した両面照明] を選択し、Floors レイヤーのレンダリングを改善します。

    照明オプションを変更します。

  16. [コンテンツ] ウィンドウで、[Mass] レイヤーをオンに戻します。
  17. [Overview] オプションに切り替え、[Overview] レイヤーが選択されていることを確認します。

    Overview に切り替え。

  18. 同じ [リセットされた法線を使用した両面照明] 照明オプションを [Overview] レイヤーに適用します。
  19. [GrandCentral_V1] レイヤーを折りたたみます。
  20. Ctrl + S を押して、プロジェクトを保存します。

これで、フランクフルト市を詳細に表現する 3D メッシュ レイヤー、建設エリア全体を表現するポリゴン フィーチャ レイヤー、建設予定の建物を表現する 3D オブジェクトをまとめた 3D シーンが作成できました。 次に、3D メッシュ レイヤーを変更し、新しい建物との位置関係を調整します。


新しい建物の周辺地域の変更

[Frankfurt_Mesh] レイヤーには、現在建設現場に存在する古い建物が表示されています。 このため、新しい建物の下部が隠れてしまいます。 メッシュ レイヤーを変更し、レイヤーを平坦化して、新しい建物のためのスペースを確保します。 この変更はシーン内でのみ有効で、元のメッシュ データには影響ありません。

注意:

3D メッシュ シーン レイヤーは、ユース ケースに応じてさまざまな方法で変更することができます。 まず、このチュートリアルと同様、メッシュ レイヤーと建設予定の建物を組み合わせることで、既存の建物を平坦化して新しい建物のためのスペースを確保できます。 また、ローカルの地下インフラストラクチャと一緒にメッシュを表示し、メッシュに穴を開けてパイプなどのアセットを視覚化することもできます。 その他のオプションとして、メッシュ レイヤーの一部のエリア以外をすべてマスキングして、その一部のエリアに焦点を当てることができます。

いずれの場合も、3D メッシュを変更しますが、この変更はシーンでのみ有効で、元のデータには影響ありません。 変更のパラメーターは、プロジェクトのジオデータベースに格納されます。 これにより、メッシュ データを複製することなく、さまざまなシーンを作成することができます。

3D メッシュ レイヤーの変更

このセクションでは、[ConstructionArea] レイヤーに基づき、[置換] オプションを使用してエリアを平坦化する 3D メッシュ変更を行います。

注意:

この変更では、メッシュ ジオメトリが [ConstructionArea] ポリゴンのジオメトリに置き換えられ、そのエリアの地上から最小 Z 値の高さに平坦な台地が作成されます。

  1. [ConstructionArea] レイヤーを再びオンにして、正確な場所を視覚化します。
  2. [コンテンツ] ウィンドウで、[ConstructionArea] レイヤーを右クリックし、[レイヤーにズーム] を選択します。

    レイヤーにズーム

    シーンのビューが更新され、建設エリアが表示されます。

    建設エリア上の建物

    [ConstructionArea] レイヤーをオフにすると、メッシュ レイヤーの変更が見やすくなります。

  3. [コンテンツ] ウィンドウで [ConstructionArea] レイヤーをオフにします。

    ここで、変更を行います。

  4. [コンテンツ] ウィンドウで、[Frankfurt_Mesh] レイヤーを選択します。
  5. リボンの [データ] タブの [変更] グループで、[追加] をクリックします。

    変更の追加。

  6. [変更の追加] ウィンドウで、[既存のポリゴン フィーチャ レイヤーからのインポート] を選択します。
  7. ドロップダウン リストで、[ConstructionArea] を選択します。 [演算] で、[置換] が選択されていることを確認します。

    変更の追加ウィンドウ

  8. [OK] をクリックします。

    [コンテンツ] ウィンドウの [Frankfurt_Mesh] の下に、新しい変更が表示されます。

    コンテンツ ウィンドウに表示された変更

    注意:

    さまざまなタイプの変更を可能にする 3 つのオプションがあります。 [Clip] では、3D メッシュを切り取り、その下のレイヤーが見えるようにすることができます。 [Mask] では、対象地域以外のメッシュを非表示にすることができます。 また、3D メッシュのエッジを直線化する際にも使用できます。 [Replace] は、ポリゴンに基づいて 3D メッシュの一部を変更し、エリアを平坦化します。

  9. シーンで、ズーム、画面移動、および回転して、変更を確認します。

    平坦化されたエリア

    [ConstructionArea] ポリゴンに対応するメッシュ部分が平坦化されました。 建設予定の新しい建物の表示が妨げられなくなりました。

  10. Ctrl + S を押して、プロジェクトを保存します。

変更ポリゴンの編集

前のセクションでは、3D メッシュ レイヤーに変更ポリゴンを追加しました。 建設エリアが建物の東側のブロックの端まで広がっていません。 この問題を解決するために、ブロックの端も平坦化する必要があります。 編集ツールを使用して変更されたポリゴンを編集し、ポリゴンを東側に広げます。

  1. シーンで、平坦化されたエリアと、残りの隆起したスライスを確認します。

    残りのメッシュ スライス

    これは、変更に含めるメッシュ エリアです。

  2. [コンテンツ] ウィンドウで、[Frankfurt_Mesh_Modifications] レイヤーを右クリックし、[レイヤーにズーム] を選択して、変更エリアを完全に表示します。

    また、変更ポリゴン全体を見やすくするため、建物をオフにします。

  3. [コンテンツ] ウィンドウで、[GrandCentral_V1] レイヤーのチェックボックスをオフにして無効にします。

    次に、変更ポリゴンを選択します。

  4. [コンテンツ] ウィンドウで、[Frankfurt_Mesh_変更] レイヤーを右クリックして [属性テーブル] を選択します。

    属性テーブル メニュー オプション

  5. 属性テーブルで、唯一表示されている行を確認します。

    変更行

    これは、先ほど作成した変更ポリゴンです。 [Shape] 属性から、このフィーチャが [ポリゴン Z] タイプであることがわかります。 このことから、フィーチャが Z 値を含み、単なる 2D ポリゴンではなく、3D ポリゴンであることがわかります。 ポリゴンの最小 Z 値は、3D メッシュ レイヤーで置換する高さを定義しています。 [ProjectName][StartDate][ProjectWebSite] などの他の属性の一部は、メッシュ レイヤーから継承されます。 最後に、[Modifier] 属性は、使用された変更のタイプを示し、ここでは [Replace] になります。

  6. 行の最初の列をクリックして、フィーチャを選択します。

    行を選択します。

    シーンで、選択したポリゴンのアウトラインがシアン ブルーでハイライト表示されます。

    選択された変更ポリゴン

  7. 必要に応じて、属性テーブル ウィンドウのサイズを調整し、シーンを見やすくします。

    ウィンドウ サイズを調整します。

  8. リボンの [編集] タブの [ツール] グループで、[頂点の編集] を選択します。

    頂点の編集ツール

    シーンで、ポリゴンの頂点が緑の四角形で表示されます。

  9. 右下隅の頂点をクリックして選択し、不要なメッシュ スライスのすぐ先に移動します。

    最初の頂点を移動します。

  10. 同様に、右上の頂点を移動して、長方形を広げた形状を作成します。
  11. 頂点の編集ツールバーの [完了] ボタンをクリックしてスケッチを完成させます。 この操作を F2 キーを押して行うこともできます。

    完了ボタン

    ポリゴンが更新され、平坦化エリアが拡大し、不要なスライスが除去されます。

  12. ズームおよび画面移動を使用して、拡大したポリゴンと拡大した平坦化エリアを確認します。

    拡大したポリゴン

    注意:

    適切に変更できるまで、編集を繰り返すことができます。

  13. リボン上の [編集] タブにある [編集の管理] グループで、[保存] をクリックします。

    編集タブの保存ボタン

  14. [編集の保存] ウィンドウで、[はい] をクリックして編集をすべて保存します。

    編集の保存ウィンドウ

  15. リボンの [編集] タブの [選択] グループで、[選択解除] をクリックして選択を削除します。

    編集の選択を解除します。

  16. [フィーチャの修正] ウィンドウを閉じます。

    フィーチャの修正ウィンドウを閉じます。

  17. 属性テーブルを閉じます。
  18. [コンテンツ] ウィンドウで [Frankfurt_Mesh_変更] レイヤーをオフにします。

    変更は引き続き適用されますが、ポリゴン自体は表示されなくなります。

  19. Ctrl + S を押して、プロジェクトを保存します。

    3D シーンが微調整され、利害関係者と共有する準備がほぼ整いました。 次のセクションでは、ブックマークを追加します。

ブックマークの追加

前のステップでは、すべてのレイヤーが適切に配置されるよう準備しました。 オーディエンスと共有する前に、シーンを簡単にナビゲートできるようブックマークを追加し、建設の進行状況の視覚化に最適な角度を見つけます。 まず、フランクフルト市の概観を表示するブックマークを作成します。

  1. [コンテンツ] ウィンドウで、[Frankfurt_Mesh] レイヤーを選択し、[レイヤーにズーム] を選択します。

    シーンが縮小して、フランクフルト市全体が表示されます。

  2. リボン上の [マップ] タブにある [ナビゲーション] グループで [ブックマーク] をクリックします。 ドロップダウン リストで [新しいブックマーク] を選択します。

    新しいブックマーク メニュー オプション

  3. [ブックマークの作成] ウィンドウで、[名前] に「Frankfurt am Main overview」と入力します。 [説明] に「Shows the entire city of Frankfurt, Germany」(ドイツのフランクフルト市全体を表示) と入力します。

    ブックマークの作成ウィンドウ

    次に、建設エリアの概観を表示するブックマークを作成します。

  4. [OK] をクリックして、ブックマークを作成します。
  5. [コンテンツ] ウィンドウで、[GrandCentral_V1] レイヤーをオンにします。
  6. [コンテンツ] ウィンドウで、[ConstructionArea] レイヤーを右クリックし、[レイヤーにズーム] を選択します。 これで、建設エリアの概観がよくわかるようになりました。 ビューを傾けて、最適な角度にします。

    建設エリアの概観

  7. リボンの [マップ] タブで、[ブックマーク] をクリックします。 ドロップダウン リストで [新しいブックマーク] を選択します。
  8. [ブックマークの作成] ウィンドウで、[名前] に「Central station construction area」と入力します。 [説明] に「Overview of the construction area next to the central train station」(中央駅に隣接する建設エリアの概観) と入力します。
  9. [OK] をクリックして、ブックマークを作成します。
  10. リボンの [ブックマーク] を再度クリックします。

    2 件の新しいブックマーク

    作成した 2 件のブックマークが表示されます。

  11. それぞれのブックマークをクリックすると、シーンをすばやくナビゲートできます。
  12. ブックマークのテストが終わったら、そのビューでプロジェクトを保存するため、[Central Station construction area] ブックマークをクリックします。
  13. Ctrl + S を押して、プロジェクトを保存します。

3D メッシュの変更を作成し、変更ポリゴンを編集して、3D シーン内の建設予定の建物デザインを視覚化する方法を最適化しました。 その後、ブックマークを作成してナビゲーションを改善しました。 これで、作成したシーンをオンラインで公開する準備が整いました。


3D シーンの共有と新しい建築デザインのアップロード

さらに、シーンを ArcGIS Online に共有し、プロジェクトの利害関係者と共有します。 その後、プロジェクトの進行状況に合わせて、ビルディング レイヤーを更新し、建築家から提供された新しいデザイン バージョンを表示する方法を学習します。

3D シーンの公開

このセクションでは、ArcGIS Pro から ArcGIS Online にシーンを公開して Web シーンを作成します。 まず、ビルディング レイヤーの名前をより情報が伝わりやすい名前に変更します。

  1. [コンテンツ] ウィンドウで、[GrandCentral_V1] をクリックして選択します。 名前変更できるようレイヤー名を再度クリックし、「Proposed Building Design」と入力して Enter キーを押します。

    GrandCentral_V1 を Proposed Building Design に名前変更

  2. ArcGIS Pro で、リボンの右上にある [サインイン ステータス] を確認します。 [サイン インしていません] と表示されている場合は、[サイン イン] をクリックして、ArcGIS 認証情報を入力します。

    サイン イン リンク

  3. リボンの [共有] タブの [共有] グループで、[Web シーン] を選択します。

    Web シーン ボタン

    [Web シーンの共有] ウィンドウが表示されます。

  4. [Web シーンの共有] ウィンドウの [シーン] タブで、以下を入力します。
    • [名前] に「Frankfurt Central Station」と入力し、末尾に自分のイニシャルを付加します (例: 「Frankfurt Central Station_dk」)。
    • [概要] に「Proposed new building design for the central station location, Frankfurt am Main」と入力します。
    • [タグ] に「Frankfurt, central train station, building project」と入力します。 各用語を入力した後に Tab キーまたは Enter キーを押します。
    • [場所] で、ArcGIS アカウント内の任意のフォルダーを選択します。 必要に応じて、フォルダーを作成できます。
    • [次のグループと共有] で、組織のチェックボックスをオンにし、組織内のすべてのユーザーが Web シーンを利用できるようにします。

    Web シーンの共有ウィンドウ

    注意:

    これらのタグにより、ArcGIS Online 組織サイトで、作成者やコンテンツの利用者が新しい Web シーンを簡単に検索できるようになります。 Web レイヤー名に自分のイニシャルを付加することで、ArcGIS Online 組織内の他のユーザーが同じチュートリアルを実施した場合でも、名前を一意に保つことができます。

  5. [Web シーンの共有] ウィンドウの [共有の完了] で、[分析] をクリックします。

    分析ボタン

    [Web レイヤーを共有できるよう一意の数値 ID の割り当てを許可がマップ プロパティで無効になっています。] というエラーが表示されます。

  6. このエラーを右クリックし、[マップ プロパティを開いて割り当てを許可] をクリックします。

    Web シーンとして共有ウィンドウに表示されたエラー メッセージ

    グローバル シーンの [マップ プロパティ: Frankfurt Central Station] ウィンドウが表示されます。

  7. [マップ プロパティ: Frankfurt Central Station] ウィンドウの [一般] タブで [Web レイヤーを共有できるよう一意の数値 ID の割り当てを許可] チェックボックスをオンにし、[OK] をクリックします。

    一意の ID の割り当てを許可

  8. [Web シーンとして共有] ウィンドウで [分析] をもう一度クリックします。

    エラーまたは警告はありませんと表示されるはずです。 さらに問題が見つかった場合は、シーンをオンラインで共有する前に解決しておく必要があります。

  9. 準備ができたら、[共有の完了] の下にある [共有] をクリックします。

    共有ボタン

    プロセスの実行にはしばらくかかります。 ウィンドウの下部にあるステータス バーには進行状況が表示されますが、より詳細にプロセスを監視することもできます。

  10. [共有の完了] の下にある [ジョブ] をクリックします。

    ジョブ ボタン

    [ジョブ ステータス] ウィンドウが表示され、さまざまなシーン エレメントの公開ステータスを確認できます。 処理が完了すると、Web シーン名の横に緑色のチェック マークが表示されます。

    ジョブ ステータス ウィンドウ

  11. [ジョブ ステータス] ウィンドウを閉じます。

    次に、ArcGIS Online で Web シーンを開きます。

  12. [Web シーンの共有] ウィンドウで、[Web シーンの管理] リンクをクリックします。

    Web シーンの管理リンク

  13. 求められたら、ArcGIS Online の認証情報を入力します。

    Web シーン アイテム ページが ArcGIS Online で開きます。

  14. Web シーン アイテム ページで [シーン ビューアで開く] をクリックします。

    シーン ビューアで開く

    Web ブラウザーに Web シーンが表示されます。

  15. シーンでドラッグして画面移動します。
  16. [3D の画面移動または回転に切り替え] ボタンをクリックすると、回転モードに切り替わります。

    3D の画面移動または回転に切り替え

  17. ドラッグしてシーンを回転し、建築デザインや周囲の都市環境への適合性を確認します。
  18. 必要に応じて、シーン内の任意の場所にポインターを移動すると、ブラウザーの下部に 2 つのブックマークが表示されます。

    Web シーンのブックマーク

  19. 最初のブックマークをクリックします。 次に、2 つ目のブックマークをクリックします。

    クリックするたびに、シーンがブックマークされたビューに更新されます。

    公開した Web シーンは簡単に操作でき、利害関係者が建設予定の建物のデザインを大きな都市環境の観点で簡単に確認できるようになります。

建物デザインの更新

[GrandCentral_V1] 建物デザインは、プロジェクトの最初のバージョンにすぎず、建築家は設計段階全体を通じて定期的に新しいバージョンを生成します。 新しいバージョンが生成されるたびに、Web シーンに直接アップロードすることで、前バージョンのデザインを効率的に置き換えることができます。 2 つ目の建物デザイン [GrandCentral_V2] で、この操作を行います。 まず、2 つ目の建物バージョンを含むシーン レイヤー パッケージを ArcGIS Online にアップロードします。

  1. ArcGIS Online Web シーンで、[ホーム] をクリックしてドロップダウン リストを展開し、[コンテンツ] を選択し、必要に応じて [移動] をクリックします。

    コンテンツ メニュー オプション

    [コンテンツ] ページが開き、アカウントのすべてのコンテンツがリストされます。

  2. [フォルダー] で、シーンが公開されたフォルダーの場所を選択します。

    Web シーンとそのすべてのコンポーネントのファイルがそのフォルダー内にリストされます。

    Web シーンのコンポーネント

    注意:

    Web シーン全体を公開したため、シーンに含まれるすべてのレイヤーにその Web シーン名を元にした名前が付けられ、元の名前は維持されていません。 たとえば、ビルディング レイヤーの最初のバージョンは、元の [GrandCentral_V1] ではなく、[Frankfurt Central Station_<自分のイニシャル>_WSL1] という名前になっています。

  3. [コンテンツ] ページで、[新しいアイテム] をクリックします。

    新しいアイテム ボタン

  4. [新しいアイテム] ウィンドウで、[お使いのデバイス] をクリックし、ローカル コンピューター上の [Frankfurt_Construction_Planning] フォルダーの場所を参照します。
  5. [GrandCentral_V2.slpk] シーン レイヤー パッケージを選択し、[開く] をクリックします。

    2 つ目の建物バージョンを選択します。

  6. [このシーン レイヤー パッケージをどのように追加しますか?][GrandCentral_V2.slpk を追加してホスト シーン レイヤーを作成] を選択します。 [次へ] をクリックします。
  7. [タイトル] で、設定されたデフォルトのタイトルに自分のイニシャルを付加します。
  8. [タグ] に「Frankfurt」、「central train station」、および「building project」と入力します。 タグとタグの間で Enter キーを押します。
  9. [サマリー] に「Proposed new building design for the central station location, Frankfurt am Main, version 2.」と入力します。

    新しいアイテム ウィンドウ

  10. [保存] をクリックします。

    シーン レイヤー パッケージが ArcGIS Online アカウントにアップロードされます。 ここで、このアイテムを組織と共有し、このアイテムを使用して建物デザインを更新します。

  11. [GrandCentral_V2_<自分のイニシャル>] アイテム ページで、[共有] をクリックします。

    共有 ボタンをクリックします。

  12. [共有] ウィンドウで、[組織] を選択して、[保存] をクリックします。

    組織を選択します。

  13. リボンの [コンテンツ] をクリックしてシーン フォルダーに戻ります。

    ツールバーのコンテンツ ボタン

    現在、建物の最初のバージョンを含むシーン レイヤーは [Frankfurt Central Station_<自分のイニシャル>_WSL1] という名前になっています。

  14. [Frankfurt Central Station_<自分のイニシャル>_WSL1] シーン レイヤーをクリックして、アイテム ページを開きます。

    置換するシーン レイヤー

  15. シーン レイヤーのアイテム ページで、[レイヤーの置換] ボタンをクリックします。

    レイヤーの置換ボタン

    [レイヤーの置換] ページには 3 つのステップがあり、最初のステップは [置換レイヤーの選択] です。

  16. [レイヤーの置換] で、[レイヤーの選択] をクリックします。

    レイヤーの選択ボタン

  17. [置換レイヤーの選択] ウィンドウで、レイヤーのリストから [GrandCentral_V2] を見つけ、[選択] をクリックします。

    GrandCentral_V2 レイヤーの選択

    置換レイヤーが整合チェックされると、緑色のチェックマークとともに [この置換レイヤーは、現在のレイヤーと互換性があります] というメッセージが表示されます。

  18. 右下隅にある [次へ] をクリックします。

    2 つ目のステップは [アーカイブ] です。 まず、置換対象のレイヤーがアーカイブされます。 この処理により、置換で問題が発生した場合に、元に戻すことができます。

  19. [アイテム情報の置換] オプションをオンにします。

    アイテム情報の置換オプションをオン

    このオプションを使用すると、レイヤーが置換される際に、[GrandCentral_V2] レイヤーのアイテム情報 (タイトル、説明、タグなど) が使用されるようになります。 このオプションをオフにすると、置換される前のビルディング レイヤーのアイテム情報が使用されます。

  20. [次へ] をクリックします。

    [レイヤーの置換] 処理の最後のステップは [概要] で、すべての置換情報がリストされます。

  21. [置換] ボタンをクリックして、置換処理を完了します。
  22. 上部のツールバーにある [コンテンツ] をクリックします。 コンテンツ リストで、[Frankfurt Central Station_<自分のイニシャル>] Web シーンをクリックします。

    Web シーン ファイル

  23. Web シーン アイテム ページで [シーン ビューアで開く] をクリックして、Web シーンを開きます。
  24. 必要に応じて、ブックマーク [Central Station Construction Area] に移動します。

    Web シーンに 2 つ目の建物バージョンが表示されます。

    2 つ目の建物デザイン バージョンの表示 最初のバージョンに比べて大きく拡張されていることがわかります。

このチュートリアルでは、ドイツのフランクフルトで計画されている新しい建設プロジェクトを表示する 3D シーンを作成しました。 3D メッシュ シーン レイヤーを追加して、プロジェクトの都市環境を表示しました。 その後、建設エリアのポリゴンと、BIM 設計ファイルから取得した建設予定の建物の 3D 表現を追加しました。 3D メッシュ レイヤーを変更し、建設エリア内で平坦化して、変更ポリゴンを拡張しました。 その後、ArcGIS Online で、シーンをプロジェクトの利害関係者と共有しました。 最後に、最初の建物バージョンを 2 つ目の建物バージョンに置換し、ArcGIS Online で直接入れ替えました。

他のチュートリアルについては、チュートリアル ギャラリーをご覧ください。