調査の開始
調査は、Survey123 Web デザイナー (オンライン アプリ) または Survey123 Connect (デスクトップ アプリ) を使用して作成できます。 Survey123 Web サイトは、回答を集約して、分析レポートを提供します。
Web デザイナーを使用して、Super Tech Now 社の顧客調査を作成します。 Super Tech Now 社は、顧客の代表的な年齢層を調べることを最優先にしています。 また、顧客がどのソーシャル メディアの Web サイトおよび検索エンジンを使用しているかも把握したいと考えています。 これらの情報は、マーケティング部門が、広告スペースを購入すべき場所について意思決定を行う際に役立ちます。
空白の調査の作成
調査を作成する前に、Survey123 Web サイトにサイン インして、Web デザイナーにアクセスします。 新しい空白の調査を作成し、タイトルと説明を入力します。
- Survey123 Web サイトに移動します。
注意:
ArcGIS Enterprise アカウントを使用している場合は、「ArcGIS Enterprise での Survey123 の使用」ドキュメントをご参照ください。
- [サイン イン] をクリックします。 ArcGIS の組織アカウントを使用してサイン インします。 (アカウントには公開権限が必要です)。
注意:
組織アカウントがない場合は、ソフトウェア アクセスのオプションをご参照ください。
サイン インすると、Survey123 Web サイトにギャラリー ページが開き、自分または組織の他のメンバーが作成した調査が表示されます。 はじめて Survey123 を使用する場合、ギャラリーは空の状態です。
- [新しい調査] をクリックします。
調査の新規作成には 3 つのオプションがあります。 Web デザイナーを使用して、空白の調査または質問が事前に定義されたテンプレートから始めます。 あるいは、Survey123 Connect をダウンロードして、デスクトップ アプリケーションで調査を作成することもできます。
このチュートリアルでは、Web デザイナーを使用して空白の調査から開始します。
- [空白の調査] の下で [基本操作] をクリックします。
空白の調査が作成され、Web デザイナーが表示されます。
タイトルと説明の追加
続行する前に、調査のタイトルを選択します。 ユーザーに対して調査の目的を示す説明文も追加します。
- [無題の調査] をクリックします。
調査のタイトルが編集可能になります。
- 「Super Tech Now Customer Survey」と入力して Enter キーを押します。
タイトルが変更されました。 調査はこのタイトルで保存されます。 これは、調査を実行する際にユーザーに表示される調査ヘッダーのタイトルとは異なります。 次のこのタイトルを設定します。
- [調査のタイトルが設定されていません] をクリックします。
調査ヘッダーを編集するオプションを含む [編集] ウィンドウが開きます。 テキスト ヘッダーを作成するか、企業ロゴなどの画像をヘッダーとして使用できます。 調査のタイトルと同じテキストのヘッダーを使用します。
- [テキスト] で、[調査のタイトルが設定されていません] を削除して、「Super Tech Now Customer Survey」と入力します。
ユーザーに対して調査の目的を示す短い説明文も追加します。
- [調査の説明コンテンツ] をクリックします。
[編集] ウィンドウに説明文が表示されます。
- [調査の説明] で、テキストを削除して、「This survey helps us to better understand the online preferences of our customer base.」と入力 (またはこのテキストをコピーして貼り付け) します。
変更内容が適用されます。 質問の追加を始める前に、変更内容を保存します。
- [編集] ウィンドウの下部で、[保存] をクリックします。
調査フォーム質問の作成
続いて、調査フォームでたずねる質問を追加します。 まず、調査が行われている日付をたずねます。
たずねる内容に応じて、さまざまなタイプの調査の質問があります。 質問を作成する場合は、作成の前にタイプを選択します。
- [追加] タブをクリックします。
このタブには、使用できる質問タイプのリストが表示されます。
- [テキスト、数値、日付、時刻] で、[日付] ボタンをクリックします。
新しい質問が調査に追加されました。 [編集] ウィンドウが、質問のタイトルやその他のパラメーターを変更するオプションとともに表示されます。
- [ラベル] で、テキストを削除して「What is the date?」と入力します。
入力が終了すると、入力した言葉が、質問のタイトルとして調査に表示されます。
また、タイトルから内容を理解できない場合は、質問についての詳細情報をユーザーに伝えるヒントも追加できます。 日付をたずねているだけなので、ヒントは不要です。 ただし、ユーザーの利便性のため、調査の実施日が設定されたデフォルト値を質問に追加します。
- [デフォルト値] で [送信日] を選択します。
調査の質問が、デフォルト値として当日の日付を表示するよう更新されます (日付は画像例とは異なります)。
2 つ目の質問で、ユーザーの年齢をたずねます。 この質問では、ユーザーが正確な年齢を入力できる質問タイプを選択できます。 ただし、クライアントが依頼したのは、回答を一連の年齢範囲に格納することでした。 複数の回答オプションからユーザーがいずれかを選択するタイプの質問を選択します。
- [追加] タブをクリックします。 [選択] で [単一選択] ボタンをクリックします。
- [ラベル] で、テキストを削除して「What is your age?」と入力します。
選択肢として、10 歳ごとの年齢範囲を使用します。
- [選択] の [選択肢 1] で、テキストを削除して「Under 10」と入力します。 [選択肢 2] に「11 to 20」、[選択肢 3] に「21 to 30」と入力します。
残りの年齢範囲を表示するため、さらに選択肢を追加します。
- [21 to 30] 選択肢の横の追加ボタンをクリックします。
- [選択肢 4] に「31 to 40」と入力します。
- さらに 4 つの選択肢を追加して、次のように変更します。
- [選択肢 5] に「41 to 50」と入力します。
- [選択肢 6] に「51 to 60」と入力します。
- [選択肢 7] に「61 to 70」と入力します。
- [選択肢 8] に「Over 70」と入力します。
ヒント:
横の削除 (マイナス記号) ボタンをクリックすると、選択肢を削除できます。 選択肢の順序を変更する場合は、選択肢の横のオプション ボタンをポイントしてから選択肢を新しい位置にドラッグします。
これらの選択肢にはすべての可能な年齢が含まれているので、[その他] の追加は必要ありません。 ただし、選択肢の数が多いので、この質問は調査でかなりのスペースを占めます。 画面のスペースを最大限に生かし、スクロールの手間を減らすために、質問がコンパクトに表示されるよう設定を変更します。
- [表示設定] で、[水平 (コンパクト)] を選択します。
質問の表示が変更されました。 これで、画面スペースを広く占めることなく表示されるようになりました。
[編集] ウィンドウの [整合チェック] で、この質問を回答必須にすることもできます。 クライアントは顧客の年齢を把握したいと考えていますが、ユーザーによっては、いかなる種類の個人情報も開示することに抵抗を感じる場合があります。 質問を任意回答にすると、顧客は、この質問に回答したくないと感じた場合でも、後続の質問に回答できます。
ヒント:
前の質問に変更を加える場合は、調査でその質問をクリックして、その質問の編集オプションに再度アクセスします。
- 調査を保存します。
調査から始めて、タイトルと説明文を追加し、最初の 2 つの質問を作成しました。 次に、数値で回答する複数の質問を作成し、等式を使用してそれらの質問の結果を加算します。
計算の実行
クライアントの Super Tech Now は、コンピューターおよびモバイル デバイスに費やす時間 (スクリーン タイム) を把握したいと考えています。 このトピックについて、1 つはコンピューターのスクリーン タイム、もう 1 つはモバイル デバイスのスクリーン タイムの 2 つの質問をします。 続いて、両方の質問に対する回答を加算して、調査で合計スクリーン タイムを自動的に計算されるようにします。
スクリーン タイムの質問の作成
最初に、スクリーン タイムの質問を作成します。 コンピューターに費やした時間についての質問を 1 つと、モバイル デバイスに費やした時間についての質問を 1 つ作成します。
これらの質問に対する回答は、後で合計スクリーン タイムを計算できるように数値である必要があります。 数字で回答する必要がある [数値] 質問タイプを使用します。
- [追加] タブをクリックします。 [テキスト、数値、日付、時刻] で、[数値] ボタンをクリックします。
- [ラベル] で、テキストを削除して「How many hours a day do you spend on your computer?」と入力します。
この質問を必須にするオプションを設定し、回答が必ず整数になる (小数点以下の桁数がない) ようにします。
- [整合チェック] で [この質問は必須です] と [整数でなければなりません] をオンにします。
また、最小値と最大値を設定して、回答が必ず 1 日の時間数である 0 から 24 の間になるようにします。
- [最小値と最大値の設定] をオンにします。 [最小値] に「0」と入力し、[最大値] に「24」と入力します。
変更内容は、調査の質問に自動的に反映されます。
問題の横の赤いアスタリスクは、その問題が必須であることを示します。 ユーザーは、この質問に回答しないと調査を送信できません。
モバイル デバイスのスクリーン タイムについて、同様の質問を作成します。
- [追加] タブをクリックして、[数値] ボタンをクリックします。 [ラベル] に「How many hours a day do you spend on your mobile device?」と入力します。
- [整合チェック] で [この質問は必須です] と [整数でなければなりません] をオンにします。
- [最小値と最大値の設定] をオンにします。 [最小値] に「0」と入力し、[最大値] に「24」と入力します。
変更内容は自動的に調査の質問に追加されます。 この質問は、前の質問と似ています。
合計スクリーン タイムの計算
ユーザーの合計スクリーン タイムを把握するため、2 つのスクリーン タイムの質問に対する回答を加算します。 前の質問で使用した [数値] 質問タイプには、回答を計算する式を作成するオプションがあるので、計算のため、この質問タイプを使用します。
- [追加] タブをクリックして、[数値] ボタンをクリックします。
- [ラベル] で、テキストを削除して「Total screen time」と入力します。
ユーザーによっては、「スクリーン タイム」という用語をよく知らない可能性があります。 ヒントを使用して、この質問の意味を説明します。
- [ヒント] に、次のテキストをコピーして貼り付けます。
この値は、通常 1 日にコンピューターとモバイル デバイスに費やす合計時間数です。
次に、この質問の回答を自動的に計算する式を作成します。
- [計算] で [編集] をクリックします。
[計算の編集] ウィンドウが表示されます。 計算を実行して、調査からデータを抽出したり、数値や日時を特定したりできます。 ここでは数値を計算します。
- [数値] タブをクリックします。
加算記号や減算記号などの一般的な数学演算子を追加するためのオプションを含む計算ボックスが表示されます。 以前の調査の質問を選択して計算で使用することもできます。
計算により、前の 2 つの調査の質問の結果が加算されます。
- [質問の選択] で、[How many hours a day do you spend on your computer?] を選択します (1 つ目のオプション)。
ヒント:
メニューで質問の完全な名称を確認するには、質問をポイントします。
質問が計算ボックスに追加されます。
- [加算] をクリックします。
最初の問題の後ろの計算ボックスに、プラス記号が追加されます。
- [質問の選択] をクリックして、[How many hours a day do you spend on your mobile device?] を選択します (2 つ目のオプション)。
質問が追加されました。 作成した計算により、両方の質問の結果が加算されます。
- [OK] をクリックします。
ユーザーが計算結果を変更できないよう、質問を読み取り専用にします。
- [編集] ウィンドウの [その他] で、[読み取り専用] をオンにします。
調査の問題が更新されました。 質問には 2 つのアイコンが含まれています。1 つ目のアイコンは、質問が計算を使用することを示し、2 つ目のアイコンは、ユーザーが質問を編集できないことを示します。
- 調査を保存します。
スクリーン タイムについての質問を作成し、それらの質問の結果を加算する計算を作成しました。 次に、ユーザーが質問に回答する方法に応じて動的に対応する調査の質問を作成します。
動的な回答の追加
最終的な調査の質問で、クライアントは、顧客がソーシャル メディアを使用しているか、使用している場合は、普及しているソーシャル メディア プラットフォームのいずれを使用しているかを知りたいと考えています。 この情報を調べるため、ユーザーが選択した回答に応じて調査が変わる、動的な回答を作成します。
Yes/No の質問の作成
まず、顧客がソーシャル メディアを使用しているかどうかをたずねる、Yes/No の質問を作成します。 この質問が、動的な回答の基本となります。 この後、回答として Yes が選択された場合にのみ表示される追加の質問を作成します。
- [追加] タブをクリックして、[単一選択] ボタンをクリックします。
- [ラベル] で、テキストを削除して、「Do you currently maintain an account on a social media site or app?」と入力します。
回答の 2 つの選択肢である [Yes] と [No] を追加します。
- [選択] の [選択肢 1] に、「Yes」と入力します。 [選択肢 2] に「No」と入力します。
デフォルトでは 3 つの選択肢があります。 3 つ目の選択肢を削除します。
- [選択肢 3] の横の削除ボタンをクリックします。
3 つ目の選択肢が削除され、2 つの選択肢のみが残ります。 また、質問の画面での表示スペースを小さくするよう変更し、質問を回答必須にします。
- [表示設定] で、[横] を選択します。 [整合チェック] で [この質問は必須です] をオンにします。
質問が完成しました。
複数の選択肢がある質問の作成
次に、前の質問で顧客が Yes と回答したときに表示される質問を作成します。 この質問では、顧客が特に使用するソーシャル メディア プラットフォームをたずねます。 複数のソーシャル メディア プラットフォームでアカウントを登録できるので、単一の回答ではなく複数の回答が可能な質問を作成します。
- [追加] タブをクリックします。 [選択] で [複数選択] ボタンをクリックします。
- [ラベル] に「Which of the following social media websites or apps do you use?」と入力します。
複数の回答を選択できることを示すヒントも追加します。
- [ヒント] に「Choose all that apply.」と入力します。
次に、選択肢を追加します。 さまざまなソーシャル メディアのサイトやアプリがありますが、Super Tech Now 社が広告掲載を検討している 5 つの選択肢に絞ります。
- [選択] で、次の選択肢を作成します。
- [選択肢 1] に「Facebook」と入力します。
- [選択肢 2] に「YouTube」と入力します。
- [選択肢 3] に「Twitter」と入力します。
- [選択肢 4] に「LinkedIn」と入力します。
- [選択肢 5] に「Pinterest」と入力します。
- [表示設定] で、[横] を選択します。
ユーザーが、提示したソーシャル メディア オプションのいずれも使用していない可能性があるので、この質問は回答必須にしません。
質問が完成しました。 次に作成する質問は、ユーザーがソーシャル メディアのアカウントを持っていないと回答した場合に表示されます。 この質問では、ソーシャル メディアの代わりにユーザーが使用している検索エンジン サイトをたずねます。 質問は、先ほど作成した質問と似ています。
- [追加] タブをクリックして、[複数選択] ボタンをクリックします。
- [ラベル] に「Which of the following search engine websites do you visit?」と入力します。 [ヒント] に「Choose all that apply.」と入力します。
- [選択] で、次の選択肢を作成します。
- [選択肢 1] に「Google」と入力します。
- [選択肢 2] に「Bing」と入力します。
- [選択肢 3] に「Yahoo」と入力します。
- [表示設定] で、[横] を選択します。
質問が完成しました。
ルールの設定
特定のコンテキストで表示させたい動的な質問が作成されました。 次に、Yes/No の質問に対する顧客の回答に応じて質問を表示させるルールを設定します。 ルールは、調査の質問に対する動的な回答を決定するものです。
- 調査のプレビューで、7 番目の質問の [Which of the following social media websites or apps do you use?] を選択します。
質問が選択され、編集可能になります。 さらに、質問の削除や複製、ルールの設定などを行うオプションが有効になります。
- サイド パネルで [動作] セクションまでスクロールし、[ルールの設定] をクリックします。
サイド パネルが展開され、表示設定ルールの設定が可能になります。 ルールを作成するには、質問と回答を選択して、表示される質問を決定します。 この例では、現在ソーシャル メディアのサイトやアプリを保持しているかどうかの質問に対してユーザーが No と答えた場合、質問 7 は非表示になります。
- [表示設定ルール] セクションで最初のドロップダウン メニューをクリックし、[Do you currently maintain an account on a social media site or app?] という質問をクリックします。
式の [is value] の部分はそのままにして、回答を選択します。
- 最後のドロップダウン メニューをクリックし、[Yes] を選択します。
これで、ユーザーが質問 6 に Yes と回答すると、質問 7 が表示されます。 また、調査では、ルールを設定した質問の横に特別なシンボルが表示されます。
表示設定ルールが設定されている質問を判断するのに役立ちます。
- 調査を保存します。
次に、最後の質問に表示設定ルールを設定して、質問 6 の回答が No の場合にのみ表示されるようにします。
- 調査で、質問 8 をクリックして選択します。
- サイド パネルの [動作] で、[ルールの設定] をクリックします。
- [表示設定ルール] で、次の手順を実行します。
- 最初のドロップダウン メニューをクリックし、[Do you currently maintain an account on a social media site or app?] を選択します。
- 最後のドロップダウン メニューをクリックし、[No] を選択します。
- [OK] をクリックして [保存] をクリックし、調査を保存します。
追加の変更をいくつか調査に加えた後で、プレビューで変更内容を確認します。
Super Tech Now 社の顧客調査で使用する質問が作成されました。 次に、調査のプレビューと公開の前に、外観の変更などの最後の仕上げを行います。
調査の完成
調査の質問が作成されたので、それらの表示設定を調整します。 次に、調査をプレビューし、公開前に機能をテストします。
調査の表示設定の変更
調査の表示設定には、変更可能な複数のオプションがあります。
- [表示設定] タブをクリックします。
最初のオプション セットは、特定のレイアウト エレメントを表示するかどうかを決定します。 調査のヘッダー、説明文、フッターの表示または非表示を選択できます。 デフォルトでは、3 つのエレメントがすべて表示されます。 これらのエレメントを非表示する理由はないので、これらのオプションは変更しません。
次に、テーマを選択できます。 デフォルトのテーマは緑色ですが、複数の色や画像から選択することができます。 テーマを青色に変更します。
- [テーマ] で、2 行目の青色をクリックします。
調査の色が変更されました。
このシナリオでは、Super Tech Now 社は、調査の色を、企業ロゴの色である特定の色合いの青色に揃えたいと考えています。 テーマをカスタマイズして、ブランディングを反映します。
- [テーマの編集] をクリックします。
その他のテーマ オプションが表示されます。 テキストも含め、すべての調査エレメントの色を変更できます。 背景に画像を追加することもできますが、このチュートリアルの目的に応じて色に重点を置きます。 企業ロゴと完全に同じ色を使用するため、16 進数 (hex) コードに基づいて選択します。
- [ヘッダー] の [背景色] で、色見本をクリックします。 [Hex] に「2E5984」と入力します。
色が、より落ち着いた色合いの濃い青に変わります。
- [Web ページ] の [色の選択] で、色見本をクリックします。 [Hex] に「73A5C6」と入力します。
調査が、新しい色を使用して自動的に更新されます。
- 調査を保存します。
調査フォームのプレビュー
Web デザイナーでは、調査の外観が表示されますが、追加した機能 (ルールなど) をこのプレビューでテストすることはできません。 調査が期待どおりに動作することを確認するため、プレビューを開いてテストします。
- [プレビュー] をクリックします。
しばらくすると、調査のプレビューが表示されます。
- 日付をたずねる 1 つ目の質問で、今日の日付が設定されていることを確認します。
- 年齢をたずねる 2 つ目の質問で、いずれかの選択肢をクリックします。
- 3 つ目と 4 つ目の質問で、0 から 24 の範囲の数値を入力します。 [Total screen time] の質問で、回答が正しく加算されていることを確認します。
- 最後の質問で [Yes] を選択します。 ソーシャル メディアについてたずねる追加の質問が表示されることを確認します。
- ソーシャル メディアの元の質問で、回答を [No] に変更します。検索エンジンについてたずねる追加の質問が表示されることを確認します。
調査に追加したすべての機能が期待どおりに動作します。 テストが成功しました。
ユーザーは電話で調査にアクセスする可能性があるので、電話の画面での調査の表示も確認します。
- 調査の横の [電話] ボタンをクリックします。
調査のプレビューが変わります。 調査の表示はほぼ同じですが、質問の選択肢の一部の配置が異なります。
注意:
タブレットの画面での調査の表示もプレビューできます。
- [プレビューを閉じる] ボタンをクリックします。
プレビューが閉じます。
調査の公開
調査が完成し、期待どおりに動作します。 調査を開始できるよう公開します。
- [公開] ボタンをクリックします。
[調査の公開] ウィンドウが表示されます。 調査を公開するかどうか確認を求められます。
- [公開] をクリックします。
しばらくすると、調査が公開されます。 今回初めて Web デザイナーを使用して調査を公開する場合は、公開を確認し、他のユーザーと共有できる調査へのリンクにアクセスする方法を示すメッセージが表示されます。
- リボン上で共有ボタンをクリックします。
ウィンドウが、調査へのリンクおよび QR コードとともに表示されます。 調査が現時点ではプライベートである、つまり調査にアクセスできるのは作成者と組織の管理者のみであることも示します。 続いて、公開された調査を共有します。
- リボンの [共同作業] をクリックします。
[共同作業] ページにも、調査へのリンク、および QR コードを表示するオプションが表示されます。 また、調査に回答を送信できるユーザーを選択することもできます。
Super Tech Now 社の顧客層は幅広いので、誰でも回答できるよう調査をパブリックに共有するのが最も理にかなっています。
- [この調査に送信できるユーザー] で [すべての人に公開 (パブリック)] をオンにします。
- ページの下部にある [保存] をクリックします。
これで、Super Tech Now 社は、調査へのリンクを電子メールで顧客に送信できるようになりました。
調査を完成し、プレビューして公開しました。 Super Tech Now 社は、顧客に調査を送信する準備ができました。 次に、サンプル調査を実施し、調査の結果を保存し解析する方法を習得します。
調査の実行
調査は公開済みなので、データを収集します。 まず、調査を開きます。 次に、テスト調査を実行して結果を分析し、回答の中からパターンを見つけ出します。
調査の送信
公開された調査を、リンクを使用して新しいタブで開き、QR コードを使用してモバイル デバイスでも開きます。 続いて、サンプル調査をいくつか送信します。
- [共同作業] ページの [調査の共有] セクションで、調査へのリンクをコピーします。
注意:
ページを閉じている場合は、もう一度開いてください。 Survey123 Web サイトに移動して、サイン インします。 [調査] ページで、[Super Tech Now Customer Survey] をクリックします。 調査で、[共同作業] タブをクリックします。
注意:
実際のリンクは、画像例のリンクとは異なります。
- 新しいブラウザーのタブにリンクを貼り付けて、調査を表示します。
調査が、プレビューと同じようにタブに表示されます。
- [Super Tech Now Customer Survey - 共同作業] タブに戻ります。 [この調査を共有] で [QR コードを表示] ボタンをクリックします。
調査の QR コードが表示されます。
ヒント:
QR コードを保存する場合は、[クリックしてダウンロード] をクリックします。 ダウンロードした QR コードは、共有、印刷、顧客がアクセスするストアへの表示が可能です。
- 必要に応じて、電話やモバイル デバイスを使用して QR コードをスキャンし、調査にアクセスします。
電話に調査が表示されます。
- コンピューターまたはモバイル デバイスで、調査内容を参照し、すべての質問に回答します。
注意:
必須の質問すべてに回答する限り、入力する具体的な回答内容は重要ではありません。
- 調査への入力が終わったら、[送信] をクリックします。
調査を送信すると、送信を確認するメッセージが表示されます。
次に、調査をあと数回実行して、分析できるサンプル結果のグループを作成します。
- 送信した調査が表示されたウィンドウを閉じます。 任意のデバイスで再度調査を開きます。
- 調査を再度実行し、質問に対して異なる回答を選択します。
- 調査を送信します。
- 少なくともあと 3 回ほど調査を実行し、毎回異なる回答を選択して送信します。
これで、最低 5 回、調査を実行したことになります。
データの確認
サンプル調査で収集されるデータはすべて、Survey123 Web サイトを介して収集およびアクセスされます。 この Web サイトを使用して結果を調べます。
- [Super Tech Now Customer Survey - 共同作業] ページに戻ります。
- リボンの [概要] をクリックします。
[概要] ページが表示されます。 このページの右上隅にあるツールバーには、調査データを分析、共有、視覚化するためのオプションがあります。
[概要] ページには、調査結果の概要が記載されています。 このページには、合計レコード数 (送信された調査の数)、参加者の合計人数 (調査を実施している一意のデバイスの数)、および送信された調査の開始時間と終了時間が表示されます。 日付範囲によってフィルタリングすると、その期間内に実行された調査の数のグラフを表示できます。
すべての調査を 1 人で実行したので、合計参加者は 1 人です。 調査が実施された時間も近いことと思われます。
- リボンで [解析] をクリックします
[解析] ページには、調査の質問に対する回答の結果を示すグラフとテーブルが表示されます。
- ページ内をスクロールして、調査の結果を確認します。
結果は、ただ表示されるだけでなく、チャートにまとめられて表示されるので、データのパターンを見つけることができます。 たとえば、年齢の質問に対し、多くの調査参加者が 21 ~ 30 歳と回答した場合、年齢の質問についてのバー チャートには大きなスパイク (データの急激な増加) が表示されます。
このページを使用して、データのパターンを見つけ、調査結果から洞察を導き出すことができます。
- リボンの [データ] をクリックします。
[データ] ページには、各調査が実行された位置を示すマップが含まれています (作成した調査は地理情報を収集していないので、調査結果は緯度 0 度、経度 0 度に表示されます)。
また、このページには、各調査の結果が格納されるテーブルも表示されます。 このテーブルを使用して、特定の調査に対する回答を参照することができます。
マップの上にある [エクスポート] をクリックすると、データをさまざまなデータ タイプでダウンロードできます。 ダウンロードしたデータは、ArcGIS Online または ArcGIS Pro で開くことができ、さらに、ジオプロセシング ツールと ArcGIS Living Atlas of the World のデータ、または ArcGIS Online から一般に提供されているデータ、あるいは組織内のデータを使用して分析できます。
このチュートリアルでは、Survey123 Web デザイナーで顧客調査を作成しました。 フランチャイズ事業者の Super Tech Now 社は、この調査を使用して、自社の顧客層について理解を深めることができるでしょう。 また、この調査は、Super Tech Now 社がどのソーシャル メディア/検索エンジン サイトの広告スペースを購入すべきかについて賢明な意思決定を下すうえでも役立つことでしょう。
他のチュートリアルについては、チュートリアル ギャラリーをご覧ください。