修正ポリゴンによる不規則なサーフェスの調整

プロジェクトのダウンロード

このチュートリアル用の ArcGIS Reality Studio プロジェクトを使用するために、プロジェクトをダウンロードして特定の場所に展開します。

  1. Reality_TrainingData02.zip ファイルをダウンロードし、コンピューター上で、ダウンロードしたファイルを選択します。
    注意:

    このファイルのサイズは 4.5 GB であるため、ダウンロードには数分かかる場合があります。 ほとんどの Web ブラウザーでは、デフォルトでコンピューターの [ダウンロード] フォルダーにファイルがダウンロードされます。

  2. 圧縮データを C:\ ドライブに展開します。
    注意:

    大半の展開プログラムでは、展開するファイルの出力先を選択できます。 出力先が C:\ であることを確認してからプログラムを実行します。

    展開先の C:\ ドライブ

    フォルダーが展開されます。 パスは C:\Reality_TrainingData02 です。

    注意:

    データのパスは、正確に C:\Reality_TrainingData02 にしてください。

プロジェクトを開く

プロジェクトを開き、これら 2 種類の再構築アーティファクトを修復します。

  1. 解凍した [Reality_TrainingData02] フォルダーを開いて [RS_FRA_Part2] フォルダーを開き、[RS_FRA_Part2] プロジェクト ファイルをダブルクリックします。

    RS_FRA_Part2 フォルダー内の RS_FRA_Part2 ファイル。

  2. 以前のプロジェクトへの提供を停止するよう求められたら、[OK] をクリックします。

    プロジェクトが開きます。 [グローブ] ビューに、小さな 2 区画エリアを含む対象領域が表示されます。

    2 区画の対象領域

  3. 北側区画の南側にあるエッジの小さなエリアにズームします。

    北側区画の南側にあるエッジ

    このエリアでは、建設用クレーンが使用されています。 異なる飛行経路で行われた、撮影と撮影の間に、それが移動したと考えられます。 その結果、トゥルー オルソ レイヤーでそれに隙間が見られます。 次の画像で、緑の矢印は正しく撮影されたクレーンを、黄色の矢印は隙間を示しています。

    トゥルー オルソ レイヤーで隙間がある、クレーンのアーム

  4. [プロジェクト ツリー] ウィンドウの [再構築] で、[REC2D_FRA_Part2] を展開し、さらに [プロダクト] を展開します。 [表示/非表示の切り替え] ボタンを使用して、[True Ortho] レイヤーをオフにし、[DSM] レイヤーをオンにします。

    プロジェクト ツリー ウィンドウで、DMS レイヤーがオン、True Ortho レイヤーがオフになっている状態

    ヒント:

    レイヤーをオンにするには、そのレイヤーにポインターを合わせて [表示/非表示の切り替え] ボタンを表示させます。 [表示/非表示の切り替え] をクリックします。

    DSM で分割表示されるクレーン

    [DSM] レイヤーでも、クレーンが分割しているように見られます。 修正ジオメトリーを使用して、クレーンの分割を修復します。

修正ジオメトリーの作成

ArcGIS Reality Studio で、修正ジオメトリーを使用して、再構築出力の標高値を置き換えることができます。 プロジェクト用に修正ジオメトリー レイヤーを作成します。

  1. リボンの [ホーム] タブをクリックします。 [入力] グループで、[ジオメトリー] をクリックし、[ジオメトリーの作成] を選択します。

    ジオメトリーの作成オプション

    [作成] ツールが開きます。

  2. [ジオメトリー名] に「DSM_Correction_Fra」と入力します。

    ジオメトリー名パラメーター

  3. [ジオメトリー タイプ][修正] を選択します。

    ジオメトリー タイプ パラメーター

  4. [空間参照] で、[RS_FRA_Part2] を選択します。

    空間参照パラメーター

    ジオメトリーの空間参照は現在、[RS_FRA_Part2] キャプチャー セッションの空間参照 ([ETRS 1989 UTM Zone 32N / VCS: DHHN2016 height]) と一致しています。 一致する空間参照を選択すると、クリック数が減り、空間参照の参照や選択における潜在的なミスが回避されます。

  5. [作成] をクリックします。

    新しい修正ジオメトリー レイヤーが [プロジェクト ツリー] ウィンドウに追加されます。

    新しい修正ジオメトリー レイヤーを含むプロジェクト ツリー ウィンドウ

  6. [DSM_Correction_Fra] をクリックして、レイヤーを選択します。

    そのレイヤーが選択されている間、リボンに [編集] タブが表示されます。

クレーンの修正ポリゴンの追加

ここでは、クレーン周囲の修正ポリゴンをデジタル化し、標高を割り当てます。

  1. リボンの [グローブ] タブをクリックします。 [直下表示] をクリックします。
  2. リボンで [描画モード] をクリックし、[平行描画モード] を選択します。

    平行描画モード オプション

  3. クレーンのエリアを拡大します。
  4. [プロジェクト ツリー] ウィンドウで [DSM_Correction_Fra] レイヤーが選択されていることを確認します。
  5. リボンの [編集] タブをクリックします。
  6. [標高] グループの [標高ソース] で、[DSM_REC_2D_FRA_Part2] を選択します。

    標高ソース オプション

  7. [標高] グループで [モード] をクリックし、[定数] を選択します。
  8. ポインターをクレーンの南端付近にある灰色のエリアに合わせます。

    クレーンと標高表示にポインターを合わせる

    DSM レイヤーから取得した標高値が [グローブ] ウィンドウの下部に表示されます。 そのクレーンの標高は、およそ 133 メートル (437 フィート) です。

  9. リボンの [標高] グループで、「437」ft と入力します。

    リボンの標高グループで更新された標高値

    一定の Z 高さを設定すると、半透明のレイヤーが表示され、その標高より低いエリアの色調が弱まります。

    半透明のレイヤー

  10. リボンの [フィーチャ] グループで、[ポリゴンの作成] をクリックします。

    フィーチャ グループのポリゴンの作成ボタン

  11. クレーンの南西隅をクリックします。

    クレーンの南西隅

    ヒント:

    ポリゴンを作成中に一時的に画面移動モードを有効にするには、C を長押ししてください。 [スナップ] を一時的に無効化するために、スペース を押したままにします。

  12. クレーンの北西隅をクリックします。

    クレーンの北西隅

    北西隅を追加した後にポインターを動かすと、垂直ラインと平行ラインのスナップを備えた構築ガイド ラインが表示されます。

  13. クレーンの北東隅をクリックします。

    クレーンの北東隅

  14. クレーンの南東隅をダブルクリックします。

    クレーンの南東隅

    クレーンの修正ポリゴン フィーチャが完成しました。

    クレーンの修正ポリゴン

  15. [完了] ボタンをクリックします。

    完了ボタン

  16. 不規則な DSM サーフェス上に平坦なクレーンの修正ポリゴンが見えるようになるまで、ビューを傾けたり回転させたりします。

    DSM 上にクレーンの修正ポリゴンが表示されるように傾けられたビュー

  17. リボン上の [編集] タブにある [編集の管理] グループで、[保存] をクリックします。 [はい] をクリックします。

    ここでは、クレーンの標高を設定する修正ポリゴンを作成しました。 次に、別の修正ポリゴンを使用して建物のエッジを直線にします。

中庭のエッジの修正

プロジェクトの対象領域の南側区画に、中庭のある建物があります。 この中庭と周囲の建物のエッジが直線ではありません。 今回は、新たな修正ポリゴンを追加して、これらのエッジを整え、中庭の標高を設定します。

  1. [グローブ] タブの [直下表示] をクリックします。
  2. [プロジェクト ツリー] ウィンドウの [プロダクト] セクションで、[DSM] レイヤーをオフにして、[True Ortho] レイヤーをオンにします。
  3. 対象領域の南側区画の南側にズームします。

    マップの中庭エリア

    中庭エリアは長方形ですが、建物と周囲の壁のエッジが直線ではありません。

    拡大された中庭エリア

  4. [プロジェクト ツリー] ウィンドウで [DSM_Correction_Fra] レイヤーを選択します。
  5. リボンの [編集] タブをクリックします。 [フィーチャ] グループで、[ポリゴンの作成] をクリックします。
  6. 中庭の南西隅をクリックします。

    中庭の南西隅

  7. 中庭の北西隅をクリックします。

    中庭の北西隅

  8. 中庭の北東隅をクリックします。

    中庭の北東隅

  9. 中庭の南東隅をダブルクリックします。

    中庭の南東隅

  10. [完了] をクリックします。
  11. [プロジェクト ツリー] ウィンドウで、[True Ortho] レイヤーをオフに、[DSM] レイヤーをオンにします。
  12. ビューを少し傾けます。

    クレーンの高さにあるポリゴン

    中庭のポリゴンは、中庭のサーフェスよりかなり上方の、クレーンの高さで浮いています。

中庭の修正ポリゴンの標高の設定

ポリゴンの標高をインタラクティブに設定します。

  1. [プロジェクト ツリー] ウィンドウで [DSM_Correction_Fra] レイヤーを選択します。
  2. リボンの [編集] タブにある [標高] グループで、[標高ソース][DS​​M REC2D_FRA_Part2] に変更します。
  3. [ツール] グループで、[移動] をクリックします。

    移動ツール

    XYZ 軸のセレクターが、選択したポリゴンの中央上方に表示されます。

  4. ポインターを緑の Z 軸矢印の上に合わせます。

    緑の Z 軸矢印上のポインター

  5. Z 軸矢印をクリックし、[グローブ] ウィンドウの下部に表示されている高さがおよそ 97 メートルになるか、ポリゴンが DSM サーフェスの下に潜り込むように見えるまで、中庭のポリゴンを下方にドラッグします。

    97 メートルにある、中庭のポリゴン

    [グローブ] ウィンドウの下部に高さが表示されます。

    グローブ ウィンドウに表示された高さ

  6. [完了] をクリックします。
  7. [編集] タブで [保存] をクリックします。 [はい] をクリックします。
  8. [編集] タブで [モード] をクリックします。

    Z モードのヘルパー平面はオフになっています。 クレーンと中庭の修正ポリゴンを作成し、それらの標高を設定したので、出力プロダクトに修正を適用する準備ができました。

修正の適用

再構築の設定を更新し、データを再処理し、修正ポリゴンに基づいて修正を適用します。

  1. [プロジェクト ツリー] ウィンドウで、[REC_2D_FRA_Part2] を右クリックし、[設定] を選択します。

    設定オプション

    [再構築] ウィンドウが表示されます。

    再構築ウィンドウ

  2. [高度な設定] セクションまで下にスクロールして、展開します。 [修正ジオメトリー][DSM_Correction_Fra] を選択します。

    修正ジオメトリー パラメーター

    作成した修正ジオメトリーが再構築に追加されます。

  3. [保存] をクリックします。

    現在のバージョンのデータが変更で上書きされるという警告が表示されます。

  4. [OK] をクリックします。

    再構築の再処理ウィンドウ

    再構築がリセットされ、自動的に送信されます。 [トゥルー オルソ] レイヤーと [DSM] レイヤーが [グローブ] ウィンドウから削除されます。

  5. リボンの [再構築] タブをクリックします。 [ワークスペース] グループで、[ワークスペースの管理] をクリックします。

    再構築タブのワークスペース グループにあるワークスペースの管理ボタン

    ワークスペース マネージャーのウィンドウが、[グローブ] ビューの下に開きます。

  6. ワークスペース マネージャー ウィンドウで [提供の開始] をクリックします。

    ワークスペース マネージャー ウィンドウの提供の開始ボタン

    提供が開始されると、コマンドライン インターフェイスのウィンドウが開きます。 ワークスペースに提供されたタスクの進捗状況を追跡します。

    再処理には、推奨ハードウェアで約 10 分かかります。 処理が終了すると、[DSM] レイヤーおよび [トゥルー オルソ] レイヤーの変更を確認できます。

  7. ワークスペース マネージャーで、[ステータス] フィールドが [終了] になっている場合は、[提供の停止] をクリックします。

    ワークスペース マネージャーのステータス終了と提供の停止ボタン

  8. [グローブ] タブの [直下表示] をクリックします。
  9. [プロジェクト ツリー] ウィンドウで [DSM_Correction_Fra] レイヤーをオフにします。
  10. [DSM] レイヤーをオンにします。
  11. クレーンの位置にズームします。

    DSM でのクレーン

    クレーンの DSM ピクセルはすべてクレーンの標高に設定されています。 クレーンはライト グレーで描画されます。

  12. 中庭に画面移動します。

    DSM での中庭

    中庭のピクセルは、道路レベルの標高の色である緑です。

  13. [DSM] レイヤーをオフにします。
  14. [トゥルー オルソ] レイヤーをオンにします。

    中庭

    中庭の周囲にある建物のエッジが、よりまっすぐになっています。

  15. [プロジェクトの保存] をクリックします。

このチュートリアルでは、クレーンと中庭の標高を設定する修正ジオメトリーを作成しました。 また、これらの修正を再構築に適用し、DSM 出力レイヤーとトゥルー オルソ出力レイヤーの変更を確認しました。

他のチュートリアルについては、チュートリアル ギャラリーをご覧ください。