複数の運転手のためのルートの作成

マップへのデータの追加

まず、CSA ボックスの配送場所を含む ArcGIS Online のデータを使用してマップを作成します。

  1. ArcGIS の組織アカウントまたは ArcGIS Enterprise 指定ユーザー アカウントを使用してサイン インします。
    注意:

    組織アカウントがない場合は、ソフトウェア アクセスのオプションをご参照ください

  2. リボンの [マップ] タブをクリックします。

    マップ タブ

  3. [レイヤー] ウィンドウの [追加] をクリックします。

    追加ボタン

    [レイヤーの追加] ウィンドウが開き、[マイ コンテンツ] のデータが表示されます。 使用するレイヤーがアカウントにないため、検索場所を [ArcGIS Online] に変更します。

  4. [マイ コンテンツ] をクリックして [ArcGIS Online] を選択します。

    ArcGIS Online オプション

  5. [検索] ボックスに「ProduceCustomers owner:Esri_Tutorials」と入力します。 結果のリストの [ProduceCustomers] レイヤーで、[追加] をクリックします。

    追加ボタン

    レイヤーがマップに追加され、ニュージーランド、クライストチャーチ市内および近郊の CSA の顧客の住所が表示されます。

    マップ上の ProduceCustomers フィーチャ

    注意:

    このデータは架空です。 このチュートリアルにおけるワークフローを説明するために作成されています。 データはワークフローを進める上で現実味があり、このような状況で用いるデータと同じように構成されていますが、この種の実際のデータを共有することは法的に制限されているため、データは完全に架空のものです。 このデータを信頼しないでください。 このデータに基づいて結論を導いたり実世界での意思決定を行ったりしないでください。 このデータを人工知能 (AI) モデルや機械学習モデルのトレーニングに使用しないでください。結果が不正確になります。 作業に適したデータを提供するため、このデータセット内の住所は実際の住所ですが、データとこれらの住所との間に実際の関連はありません。 データセット内のこれらの住所に関連付けられている名前や属性値はすべて架空のものであり、これらの地域に実在する人物や症状とは一切関係ありません。

スケッチ レイヤーの作成

次に、集団農場の処理場を示すスケッチ レイヤーを作成します。

  1. マップのツールバーにある [検索] ボタンをクリックします。

    検索ボタン

  2. [検索] ボックスに「5110 Arundel Rakaia Gorge Road」と入力し、検索結果の住所をクリックします。

    ドロップダウン メニューに、5110 Arundel Rakaia Gorge Road, Alford Forest, Mount Somers, Canterbury, 7771, NZL という住所が表示されます。

    注意:

    この住所は今回のワークフローで実在するものとして選択されました。 この住所に関連付けられている名前や属性値はすべて架空のものであり、これらの地域に実在する人物や状況とは一切関係ありません。

  3. 検索結果の住所をクリックします。

    住所を示している検索結果

    マップが指定した住所にズームします。

  4. [検索結果] ポップアップで [新しいスケッチに追加] をクリックします。

    新しいスケッチに追加オプション

    [スケッチ] ウィンドウが表示され、スケッチ レイヤーが 5110 Arundel Rakaia Gorge Road のポイントとともに作成されます。 処理場のポイントはすでに作成されているので、[スケッチ] ウィンドウを閉じて構いません。

  5. [スケッチ] ウィンドウを閉じます。 マップを再度縮小して残りのデータを確認します。

    全データおよびスケッチを示すマップ

  6. [レイヤーの追加] ウィンドウで、[戻る] ボタンをクリックします。

    戻るボタン

    [レイヤー] ウィンドウが表示されます。 追加した [ProduceCustomers] レイヤーと、作成した [スケッチ] レイヤーが一覧表示されます。

ルートの計画

顧客の場所までのルートのスケッチ レイヤーを作成する準備は整っています。 これから、解析により顧客を運転手に割り当て、配達に最適なルートを出力します。

  1. [設定] (明るい背景の) ツールバーで [解析] をクリックします。

    解析ボタン

    ヒント:

    [設定] ツールバーがデフォルトで折りたたまれている場合、ツールバーの下部にある [展開] ボタンをクリックして展開できます。 このツールバーが展開されていて折りたたみたい場合は、[折りたたむ] ボタンをクリックします。 画像例では、展開されたツールバーが表示されますが、お好みの状態で作業を進めることができます。

  2. [解析] ウィンドウで、[ツール] をクリックします。

    ツール オプション

  3. 検索バーに「routes」と入力します。
  4. 結果のリストで [ルートの計画] をクリックします。

    ルートの計画ツール

    [ルートの計画] ツール ウィンドウが表示されます。

  5. [入力レイヤー] セクションで、次のパラメーターを設定します。
    • [開始レイヤー][レイヤー] をクリックします。 [レイヤーの選択] ウィンドウで、[スケッチ (ポイント)] を選択します。
    • [中間ストップ レイヤー] で、[レイヤー] をクリックし、[ProduceCustomers] を選択します。

    入力レイヤーはどちらもフィーチャの数を表示します。 [スケッチ (ポイント)] レイヤーにはフィーチャが 1 つ、[ProduceCustomers] レイヤーにはフィーチャが 483 あります スケッチのレイヤーはルートの起点と終点として機能します。

  6. [開始位置に戻る] が有効であることを確認します。

    有効であれば、ルートは開始位置に戻ります。

    入力レイヤー パラメーター

    次に、ツールの解析パラメーターを設定します。

  7. [解析の設定] セクションまで下にスクロールします。
  8. 必要に応じて、[移動モード][運転時間] を選択します。

    移動モードが運転時間に設定されている状態

    ルートは道路ネットワークに沿い、速度制限や一方通行などの道路交通法に従います。 集団農場では、運転手は月曜の夜に配達をするため、顧客は朝に農産物のボックスを受け取ります。

  9. [出発時間] のカレンダーで、日付を次の月曜日に設定します。 時間は「9:00 PM」に設定します。

    出発日と出発時間の設定

    [ルートの計画] ツールは過去の交通データを使用して、月曜日午後 9 時の通常の交通状況に合わせたルートを作成します。

    集団農場には 9 台の配送トラックがあり、9 人の運転手がいます。 稼働できる運転手を超える数のルートが作成されないように、ルートの最大数を設定します。

  10. [ルート検索する車両の最大数] に「9」と入力します。

    各トラックには農産物ボックスを最大 60 箱まで積載できます。 この数字を 1 台のトラックあたりの最大配達先数として使用します。

  11. [車両あたりの最大訪問先数] に「60」と入力します。

    運転手は、各訪問先でトラックから降りて、荷台から農産物ボックスを取り出し、顧客の玄関先にボックスを置いてくるまでに平均で 2 分かかると見積もっています。

  12. [各訪問先での滞在時間 (分)] に「2」と入力します。

    運転手は 8 時間、すなわち 480 分のシフト勤務です。 これはツール設定の、車両あたりの最大時間のデフォルトでもあります。

  13. [車両あたりの最大時間を制限] が有効であることと、[車両あたりの最大時間 (分)][480] に設定されていることを確認します。

    解析の設定

    ツールを実行する前に、結果レイヤーのパラメーターを設定します。

  14. [出力名] に「CSA delivery routes」と入力し、自分の名前またはイニシャルを付け加えて、組織内で名前が一意になるようにします。

    また、結果のルート レイヤーも作成できます。 ルート レイヤーにはルートに割り当てられた配達先とルート案内が含まれていて、運転手と共有したり ArcGIS Navigator アプリ内で使用できたりします。

  15. [ルート レイヤーを含める] をオンにします。

    結果レイヤーのパラメーター

    解析を実行する前に、消費するクレジットの数を推定します。 クレジットは、ArcGIS 全体で使用される通貨のようなもので、解析時に消費されます。

  16. [クレジットの推定] をクリックします。
    注意:

    [クレジットの推定] ボタンは ArcGIS Enterprise では使用できません。 ArcGIS Enterprise 組織が ArcGIS Routing service を使用するように構成されている場合、サービスを使用した ArcGIS Online 組織のクレジットが消費されます。

    このツールでの推定消費クレジットは、作成されるルート数に応じて 9 クレジットになります。

    9 クレジットの推定

  17. [実行] をクリックします。

    ツールが実行されます。 ツールの実行の進捗は [履歴] タブで確認できます。

  18. 必要に応じて、[履歴] ボタンをクリックします。

    履歴ボタン

    ツールの実行が完了すると、結果に 9 つのルートとルートにそれぞれ割り当てられた CSA 顧客の場所が含まれます。

    結果のルート レイヤー

結果についての調査

ルートが作成できたので、データを調べます。

  1. [レイヤー] ウィンドウで、[CSA delivery routes] レイヤーを展開します。

    展開された CSA delivery routes レイヤー

    [CSA delivery routes] レイヤーには、[Assigned Stops][Routes] という 2 つのサブレイヤーが含まれています。 配達先には ArcGIS Online から追加した農産物の顧客が含まれ、ルートは処理場を表すために追加したスケッチ位置から出発する複数の車両に向けたものです。 各サブレイヤーにはこれらのフィーチャに特化した属性が含まれています。

  2. マップを拡大表示し、ルートをクリックしてポップアップを開きます。

    ルートのポップアップ

    ポップアップにはルートの配達先数、総時間、総距離などの情報が表示されます。

  3. マップで配達先をクリックすると、そのポップアップが表示されます。

    Assigned Stops レイヤーのポップアップ

    ここで、前の配達先から次の配達先への移動時間、到着および出発時間など、配達先に関するさまざまな属性が確認できます。

  4. ポップアップを閉じます。

    ルート レイヤーは ArcGIS Online アカウントに保存されています。 配送運転手は ArcGIS Navigator を自身の携帯デバイスにダウンロードし、ニュージーランドのマップを追加して、ルート レイヤーを追加できます。 追加すると、Navigator によって、ある配達先から次の配達先までのルートが表示されます。 次のサンプル画像は携帯デバイス上の ArcGIS Navigator にあるルート レイヤーを示しています。

    ArcGIS Navigator に追加されたルート

  5. [コンテンツ] (暗い背景の) ツールバーで、[保存と開く] をクリックしてから [名前を付けて保存] を選択します。

    名前を付けて保存オプション

  6. [マップの保存] ウィンドウで、次の情報を入力します。
    • [タイトル] に、「CSA Delivery Routes」と入力します。
    • [タグ] に、「CSA」、「deliveries」、「Plan Routes」、「New Zealand」と入力して、各タグの間で Enter キーを押します。
    • [サマリー] に「Routes for CSA deliveries in Christchurch, New Zealand」と入力します。
  7. [保存] をクリックします。

このチュートリアルでは、CSA ボックスをニュージーランドのクライストチャーチの顧客に配達する最適なルートを作成しました。 始めに、データをマップに追加し、農産物の処理位置を表すスケッチ レイヤーを作成しました。 次に、[ルートの計画] ツールを実行し、各トラックが運べる農産物ボックスの数および運転手の勤務時間の設定を使用して、9 台の配送トラック向けのルートを作成しました。 結果のレイヤーを ArcGIS Navigator モバイル アプリに追加すると、ルートごとの全配達先のガイドが運転手に表示されます。

他のチュートリアルについては、チュートリアル ギャラリーをご覧ください。