ネットワーク フィーチャの作成
まずは、用意されているデータとその構造を確認します。 次に、フィーチャ テンプレートを変更し、編集ツールを使用して、接続点、中電圧線、ヒューズ、変圧器を作成します。 その後、ネットワーク トポロジを検証し、編集内容を保存します。
新しい宅地造成内の架空引込線に関する設計が、公共事業部門のエンジニアから提供されました。 この設計のパラメーターに従って、ユーティリティ ネットワークの機能をテストします。
フィーチャ テンプレートの変更
フィーチャ テンプレートを使用して、新しいフィーチャを作成します。 ただし、最初にフィーチャ テンプレートを変更して、提供された設計どおりの属性があることを確認します。
- Auburn Utility Network プロジェクト パッケージをダウンロードします。
Auburn_Utility_Network.ppkx という名前のファイルが、コンピューターにダウンロードされます。
注意:
.ppkx ファイルは、ArcGIS Pro プロジェクト パッケージです。これには、ArcGIS Pro で開くことができるマップ、データ、その他のファイルが含まれます。 .ppkx ファイルの管理の詳細については、このガイドをご参照ください。
- コンピューター上で、ダウンロードしたファイルを選択します。 [Auburn_Utility_Network_project.ppkx] をダブルクリックして、ArcGIS Pro で開きます。
- サイン インを求められたら、ArcGIS アカウントを使用して、サイン インします。
注意:
ArcGIS Pro へのアクセス権限または組織アカウントがない場合は、ソフトウェア アクセスのオプションをご参照ください。
ArcGIS Pro で、プロジェクトが開きます。 アラバマ州オーバーンの電気公益事業ネットワークの一部が含まれています。
- [コンテンツ] ウィンドウで、[Electric Distribution Device] レイヤーの横にある矢印をクリックして展開します。
ユーティリティ ネットワーク データが比較的少ないレイヤーに構造化されますが、[アセット グループ] フィールドと [アセット タイプ] フィールドを使用して、各レイヤー内に分類が構築されます。 [アセット グループ] の各値 ([Circuit Breaker]、[Fuse]、[Generation] など) の一意のシンボルが [Electric Distribution Device] レイヤーに表示され、これらの各値が [アセット タイプ] の値によって、さらに細分化されます。 この分類スキーマでは、レイヤーの数が制限されるため、パフォーマンスが良くなります。
[アセット グループ] フィールドも、各レイヤーのサブタイプ フィールドです。 サブタイプとは、各アセット グループを独立したレイヤーのように動作させることができる、レイヤーのサブカテゴリ設定方法です。 たとえば、各サブタイプに別々の接続性ルール、リレーションシップ ルール、トポロジ ルールを関連付けることもできます。
注意:
ユーティリティ ネットワークの構造とユーティリティ ネットワーク フィーチャの分類については、それぞれのリンク先をご参照ください。
次に、エンジニアの設計に記述されているフィーチャを作成します。
- リボンの [マップ] タブをクリックします。 [ナビゲーション] グループで、[ブックマーク] をクリックして、[Service drop] を選択します。
Ogletree Rd. と White Oak Ln. が交差する西方向に、マップが少しだけ移動します。こちらは、新しい架空引込線を追加する必要がある場所として、設計で指定されている場所です。
編集を開始する前に、スナップ環境が適切に構成されていることを確認します。 スナップを使用すると、ネットワーク フィーチャ間で、適切な接続性が確立されていることを確認できます。
- リボンの [編集] タブをクリックします。 [スナップ] グループで、[スナップ] ボタンの下半分をクリックします。
- [スナップ]、および最初の 4 つのスナップ オプション ([ポイント]、[端点]、[頂点]、[エッジ]) が有効になっていることを確認します。
- リボンの [フィーチャ] グループで、[作成] をクリックします。
[フィーチャ作成] ウィンドウが表示されます。 ユーティリティ ネットワークのすべてのサブタイプのフィーチャ テンプレートが一覧表示されます。 これらのテンプレートを使用して、各サブタイプのデフォルト属性があらかじめ入力された新しいフィーチャを作成できます。
これらのテンプレートのうちのいくつかを使用して、フィーチャを作成します。 ただし、従う設計では、フェーズ B から電力の供給を受けるシングル フェーズ電線が指定されています。 そのため、フィーチャ テンプレートに用意されている一部のデフォルト属性を変更する必要があります。 フィーチャの作成後に属性を編集できますが、時間を節約するために、あらかじめテンプレートを変更しておいて、すべての新しいフィーチャに正しい属性が設定されるようにします。
- [フィーチャ作成] ウィンドウの上部で、[テンプレートの管理] ボタンをクリックします。
[テンプレートの管理] ウィンドウが表示されます。
- [テンプレートの管理] ウィンドウで、[Electric Distribution Junction] をクリックし、[Connection Point] をダブルクリックします。
[テンプレート プロパティ] ウィンドウが表示されます。
- [テンプレート プロパティ] ウィンドウで、[属性] タブをクリックし、[Connection Point] テンプレートで使用されるデフォルトの属性を表示します。
- 属性リストで、以下の更新を行います。
- [Phases Built] で、[B] を選択します。
- [Phases Normal] で、[B] を選択します。
- [Phases Current] で、[B] を選択します。
- [phasesenergized] で、[B] を選択します。
[Connection Point] テンプレートで作成したすべての新しいフィーチャで、フェーズ B が使用されるようになります。
- [OK] をクリックします。
次に、このチュートリアルで操作する他のフィーチャのテンプレートを更新します。
- [テンプレートの管理] ウィンドウで、[Electric Distribution Line] をクリックし、[Medium Voltage] をダブルクリックして、テンプレート プロパティを開きます。
- [テンプレート プロパティ] ウィンドウで、[属性] タブをクリックして、以下の属性を更新します。
- [Asset type] で、[Single Phase Overhead] を選択します。
- [Phases Built] で、[B] を選択します。
- [Phases Normal] で、[B] を選択します。
- [Phases Current] で、[B] を選択します。
- [phasesenergized] で、[B] を選択します。
- [OK] をクリックして、ウィンドウを閉じます。
- [テンプレートの管理] ウィンドウで、[Low Voltage] をダブルクリックして、以下の属性を更新します。
- [Phases Built] で、[B] を選択します。
- [Phases Normal] で、[B] を選択します。
- [Phases Current] で、[B] を選択します。
- [phasesenergized] で、[B] を選択します。
- [OK] をクリックします。
- [テンプレートの管理] ウィンドウで、[Electric Distribution Device] をクリックします。 [Circuit Breaker]、[Fuse]、[Service Point]、[Transformer] の各テンプレートを以下の属性で更新します。
- [Phases Built] で、[B] を選択します。
- [Phases Normal] で、[B] を選択します。
- [Phases Current] で、[B] を選択します。
- [phasesenergized] で、[B] を選択します。
これで、これらのレイヤーにフィーチャを追加したら、正しい属性が自動で入力されるようになります。
- [テンプレートの管理] ウィンドウを閉じます。
フィーチャ作成
デフォルトの属性値が設定されているため、フィーチャを作成できます。後で属性を更新する必要はありません。 複数の新しい接続点と中電圧線を追加することで、既存ネットワークの東側の新しい開発地をモデル化します。
- [フィーチャ作成] ウィンドウの [Electric Distribution Junction] で、[Connection Point] テンプレートをクリックします。
ヒント:
[フィーチャ作成] ウィンドウが見つからない場合は、リボンの [編集] タブをクリックします。 [フィーチャ] グループの [作成] をクリックします。
- [Connection Point] テンプレートで、[アクティブなテンプレート ウィンドウを開く] 矢印をクリックして、このテンプレートに設定されている属性を表示します。
[Phases Built]、[Phases Normal]、[Phases Current]、[phasesenergized] の値をすべて [B] に設定する必要があります。
- ウィンドウの上部にある [ポイント] ボタンをクリックして、作図法を選択します。
- マップ上でクリックし、Ogletree Rd の北側に沿って、4 つの接続点を配置します。
- 中に点がある、斜線が入った四角形が表示されるまで、いずれかの点を拡大します。
ヒント:
編集中にマップ上で画面移動するには、ポインターをドラッグしながら C キーを長押しします。四角形は、ダーティ エリアです。 ユーティリティ ネットワークが、ダーティ エリアと呼ばれるポリゴン フィーチャを作成し、データセットのすべての編集とエラーを追跡します。
- [コンテンツ] ウィンドウで、[Auburn Utility Network] レイヤーを展開します。
[Dirty Areas] サブレイヤーには、5 種類のダーティ エリアが含まれています。 今回のチュートリアルでは、2 つ目のタイプである [Dirty] しか出現しません。このタイプは、ネットワーク トポロジにまだ反映されていない編集が発生していることを示します。 ユーティリティ ネットワークにはそれぞれ、1 つのネットワーク トポロジがあります。 フィーチャの接続性を維持することで、商品 (今回のケースでは電気) が、ユーティリティ ネットワークを正しく流れるようにします。 ネットワーク トポロジでは、一連のルールに照らし合わせながら、データに対してトレースと整合性チェックを実行できます。
ネットワーク トポロジを検証して、新しいフィーチャを追加します。 こうすることで、ダーティ エリアが削除されます。
- リボンで、[ユーティリティ ネットワーク] タブをクリックします。 [ネットワーク トポロジ] グループで、[検証] ボタンの下半分をクリックし、[範囲全体] を選択します。
検証が完了すると、それぞれの新しい接続点フィーチャを囲むダーティ エリアが消えます。
- 4 つすべての接続点が表示されるまで縮小します。
次に、各接続点を接続する中電圧線を追加します。 ただし、ライン フィーチャを作成する前に、ユーティリティ ネットワークのルールを確認して、中電圧線を接続点に接続することを許可されているかどうかを判断します。 許可されていない場合は、フィーチャの作成時に、[エラー] ダーティ エリアが表示されます。
- [コンテンツ] ウィンドウで、[Auburn Utility Network] を右クリックして、[プロパティ] をクリックします。
- [レイヤー プロパティ] ウィンドウで、[ネットワーク プロパティ] タブをクリックします。 [ルール] セクションを展開します。
ネットワーク ルールでは、ユーティリティ ネットワークで接続または関連付けできるネットワーク フィーチャを指定します。 ネットワーク トポロジが検証されると、すべてのルールが評価されます。 ライン フィーチャをポイント フィーチャに接続するため、ジャンクション-エッジ ルールを確認します。
- [ジャンクション-エッジ接続性] セクションを展開します。 ルール [482] が見つかるまで、テーブルをスクロールします。
このルールでは、[アセット グループ] の値が [Connection Point] で、[アセット タイプ] の値が [Connection Point] の [Electric Distribution Junction] フィーチャを、[アセット グループ] の値が [Medium Voltage] で、[アセット タイプ] の値が [Single Phase Overhead] の [Electric Distribution Line] フィーチャに接続できます。
- [レイヤー プロパティ] ウィンドウを閉じます。
- [フィーチャ作成] ウィンドウの上部で、[戻る] ボタンをクリックします。 検索バーに「medium voltage」と入力します。
- [Electric Distribution Line] で、[Medium Voltage] テンプレートをクリックし、[ライン] ツールを選択します。
- マップ上で最初 (左端と最西端) の接続点にカーソルを合わせます。 スナップ ツールチップに [Electric Distribution Junction : ポイント] と表示されたら、クリックして、ポイントに接続されるラインの描画を開始します。 次のポイントにスナップし、ダブルクリックして、ライン セグメントを終端します。
注意:
マップ用に構成されたスナップ ルールは、ユーティリティ ルールで上書きされます。 フィーチャ間の接続性をサポートするルールがない場合、あるフィーチャを別のフィーチャにスナップすることはできません。
新しいライン セグメントを囲むように、ダーティ エリアの四角形が表示されます。
- さらに 2 本の個別のライン セグメントを描画し、残りの接続点を接続します。
次に、ネットワーク トポロジを検証して、ダーティ エリアを除去します。
- 必要に応じて、3 つのダーティ エリアすべてが表示されるまで縮小します。
デフォルトでは、[検証] コマンドを実行しても、現在のマップ範囲内のダーティ エリアしか検証されません。
- リボンの [ユーティリティ ネットワーク] タブの [ネットワーク トポロジ] グループで、[検証] ボタンの上半分をクリックします。
ダーティ エリアが消えます。
次に、選択を解除し、編集内容を保存します。
- リボンの [編集] タブをクリックします。 [選択] グループの [選択解除] ボタンをクリックします。
- [編集の管理] グループにある [保存] ボタンをクリックします。
- [編集の保存] ウィンドウで、[はい] をクリックします。
ヒューズと変圧器の追加
次に、[ラインの終点] 作図ツールを使用して、ヒューズ フィーチャと変圧器フィーチャを作成します。
- マップ上で、Ogletree Rd. 沿いの最後 (右端と最東端) の接続点をズームします。
- [フィーチャ作成] ウィンドウで、検索バーの内容を消去します。 [Electric Distribution Device] で、[Fuse] テンプレートをクリックし、[ラインの終点] ツールを選択します。
次に、選択した接続点のオフセットを使用して、ヒューズを作成します。
- 最後の接続点にスナップします。 マップを右クリックして、他の編集オプションを表示し、[距離] をクリックします。
[距離] ウィンドウが表示されます。
- [距離] ウィンドウで、計測単位が [ft] に設定されていることを確認して、[3] と入力します。
- Enter キーを押して、距離の制約を適用します。
マップ上で、3 フィートに制約された作図線が、接続点から伸びています。 作図線を表示するには、表示をさらに拡大する必要があるかもしれません。
- マップをダブルクリックして、選択した接続点の南東に新しいヒューズを追加します。
新しいヒューズ フィーチャが、マップ上に表示されます。
- [フィーチャ作成] ウィンドウの [Electric Distribution Device] で、[Transformer] テンプレートをクリックし、[ラインの終点] ツールを選択します。
- マップ上で、ヒューズ ポイントをクリックします。 マップを右クリックして、[距離] をクリックします。
- [3 ft] の距離を入力して、Enter キーを押します。 マップをダブルクリックして、新しい変圧器をヒューズ フィーチャの南東に追加します。
次に、選択を解除し、トポロジを検証して、編集内容を保存します。
- リボンの [編集] タブをクリックします。 [選択] グループの [選択解除] ボタンをクリックします。
- [ユーティリティ ネットワーク] タブで、[検証] ボタンをクリックします。
- [編集] タブで [保存] ボタンをクリックし、[はい] をクリックして、編集内容を保存します。
接続トレースの実行
次に、接続トレースを実行して、新しいフィーチャが想定通りに接続されていることを確認します。 バリアかパスの終点に到達するまで、接続対象のフィーチャとオブジェクトのすべてのパスに沿って、開始点からトレースが広がります。 トレースの結果は、選択した一連のフィーチャです。
- リボンの [マップ] タブをクリックします。 [ナビゲーション] グループで、[ブックマーク] をクリックして、[Service drop] をクリックします。
マップが、[Service drop] ブックマークにズームします。 まずは、接続トレースの始点を定義します。
- リボンで、[ユーティリティ ネットワーク] タブをクリックします。 [ツール] グループで、[トレース] ボタンの下半分をクリックし、[始点] を選択します。
[始点] タブが選択された状態で [トレース] ウィンドウが表示されます。
- [トレース] ウィンドウで、[フィーチャの追加] ボタンがアクティブ (青でハイライト表示) になっていること、[自動的に適用] チェックボックスがオンになっていることを確認します。
- マップ上でいずれかの接続点をクリックして、トレースの開始位置を設定します。
- リボンの [ツール] グループで、[接続] をクリックします。
[ジオプロセシング] ウィンドウが開いて、[トレース] ツールが表示されます。 ツールのパラメーターには、接続トレースのデフォルト設定が構成されているため、フィーチャは想定通りに接続されます。
- [実行] をクリックします。
トレースが完了すると、マップで 7 つのフィーチャが選択されます (さきほど作成した 4 つのポイントと 3 つのライン)。
- [コンテンツ] ウィンドウで、[選択状態別にリスト] タブをクリックし、選択されているフィーチャを確認します。
選択されたフィーチャの数が、各レイヤー名の横に表示されます。
- [描画順にリスト] タブをクリックし、[コンテンツ] ウィンドウのデフォルト ビューに戻ります。 選択を解除しないでください。
- マップ上で、ヒューズと変圧器にズームします。
他のフィーチャに接続されていないため、これらのフィーチャはトレースされませんでした。
- トポロジを検証し、選択を解除します。
- [クイック アクセス ツールバー] で、[保存] をクリックして、プロジェクトを保存します。
フィーチャ テンプレートを変更して、新しいフィーチャを作成しました。 ネットワーク トポロジを検証して、接続トレースを実行しました。 ユーティリティ ネットワークのデータ構造、ダーティ エリア、ネットワーク ルール、編集ツールについても学習しました。 次に、ヒューズと変圧器を他のフィーチャに接続する方法を学習します。
関連付けの操作
ユーティリティ ネットワーク内のすべてのフィーチャがマップ内で物理的に接続されているわけではありません。 関連付けは、フィーチャ同士の関連性をモデル化するためのもう 1 つの方法です。 次に、接続性の関連付けを作成して、変圧器とヒューズを中電圧線に接続します。 構造物付属物の関連付けを作成して、これらのフィーチャを電柱に接続します。 さらに、格納の関連付けを作成して、回路遮断器をサブネットワーク格納器内の格納物として設定します。
近隣の家屋につながる低電圧線も作成し、ターミナル接続を変更してターミナルに正しく接続されるようにします。
接続性の関連付けの作成
接続ポイント、ヒューズ、変圧器フィーチャを作成したため、それぞれが 3 フィート間隔で表示されています。 現実ではこれらすべてでジオメトリが一致していますが、これらをすべて同じ場所に描画するとマップが読み取りにくくなります。 次に、これら 3 つフィーチャ間の接続性の関連付けをモデル化します。 こうすることで、フィーチャがマップ上で接していなくても、ネットワーク トポロジによって接続されていると見なされるようになります。
- リボンで、[ユーティリティ ネットワーク] タブをクリックします。 [関連付け] グループで、[変更] をクリックします。
- [関連付けの変更] ウィンドウで [フィーチャの追加] をクリックします。
[フィーチャの追加] ツールでは、マップ上にポインターを合わせると、別の矢印アイコンが表示されます。
- 接続ポイント フィーチャをクリックします。
[関連付けの変更] ウィンドウの [アクティブなアイテム] メニューに接続 ポイント フィーチャが入力されます。
接続ポイントとヒューズ フィーチャの間に接続性の関連付けを作成します。
- [ジャンクション - ジャンクション] セクションを展開します。 [選択の追加] ボタンの横にあるフィーチャの追加ボタンをクリックします。
- マップ上でヒューズ フィーチャをクリックします。
ヒューズがこのウィンドウの [ジャンクション - ジャンクション] セクションに追加され、新しい関連付けであることを示す緑色のバーが表示されます。
- [関連付けの変更] ウィンドウで、[適用] をクリックします。
接続ポイントとヒューズ フィーチャの周囲にダーティ エリアが表示されます。 次に、ヒューズと変圧器の間に接続性の関連付けを作成します。
- [関連付けの変更] ウィンドウで、[ジャンクション - ジャンクション] セクションにある [Electric Distribution Device Fuse] を右クリックして [関連付けの変更] を選択します。
[アクティブなアイテム] が更新され、ヒューズとヒューズの接続性の関連付けが一覧表示されます。 ヒューズには接続ポイントとの接続性の関連付けが 1 つあります。 これは前のステップで作成した関連付けです。
- [ジャンクション - ジャンクション] セクションで、フィーチャの追加ボタンをクリックしてからマップ上の変圧器フィーチャをクリックします。
変圧器が [ジャンクション - ジャンクション] セクションに追加されます。
- [Electric Distribution Device Transformer] の横で、[ターミナル] が [高] に設定されていることを確認します。
ターミナルは、電気が出入りするデバイスやその他のジャンクション オブジェクトの定義済みの場所またはポートを表しています。 さまざまな状態の電気がデバイスをどのように流れることができるかを制御する内部パスがターミナルによって作成されます。 従う設計によると、高位側のターミナルを経由してヒューズから変圧器に電気が流れる必要があります。
- [適用] をクリックします。
- リボンの [関連付け] グループで、[表示] をクリックして [関連付けの表示モード] をオンにします。
[関連付けの表示モード] では、接続性の関連付けが茶色の破線としてマップ上に表示されます。
注意:
接続性の関連付けは現在のマップ範囲でのみ表示されます。 別のエリアに移動した場合は、[関連付けの表示モード] をオフにしてから再度オンにして、新しいエリアの関連付けを表示する必要があります。
- リボンの [関連付け] グループで、[表示] ボタンをクリックして [関連付けの表示モード] をオフにします。
- 3 つのダーティ エリアがすべて表示されていることを確認し、トポロジを検証します。
ダーティ エリアが、マップから消えます。
- 編集内容を保存します。
ターミナル接続の変更
これで、接続性の関連付けを介して変圧器が中電圧線に接続されました。次に、近隣の家屋のサービス ポイントを作成します。 これらを低電圧サービス線で変圧器に接続し、正しいターミナルを経由して接続されるようにします。
- [Service Points] ブックマークにズームします。
マップが縮小表示されます。 ベースマップで新しいフィーチャの北側に 3 軒の家屋が表示されています。 これらの家屋は電気の供給が必要な新しい開発区画を表しています。 家屋ごとにサービス ポイント フィーチャを作成し、低電圧線で変圧器に接続します。
- [フィーチャ作成] ウィンドウを再度開きます。 [Electric Distribution Device] で [Service Point] テンプレートをクリックし、[ポイント] ツールを選択します。
- マップをクリックして 3 つのサービス ポイントを追加します。各サービス ポイントはベースマップに表示されている 3 つの家屋のそれぞれに近接させます。
- [フィーチャ作成] ウィンドウで [Low Voltage] テンプレートを検索してクリックします。
- [放射状] ツールをクリックします。
このツールによって、共通の中心を起点とするライン フィーチャが作成されます。
- マップ上で、変圧器フィーチャを拡大してクリックします。
- 家屋の横にある 3 つのサービス ポイントが表示されるまで縮小します。 いずれかのサービス ポイントをクリックします。
注意:
接続ポイントを追加した場所によっては、実際のポイントとラインのレイアウトは画像のものと異なる場合があります。
- 残り 2 つのサービス ポイントをクリックします。 最後のポイントで、ダブルクリックして接続を完了します。
3 つの新しいラインの周囲にダーティ エリアが表示されます。
次に、低電圧線が変圧器の適切なターミナルに関連付けられていることを確認します。
- リボンで、[ユーティリティ ネットワーク] タブをクリックします。 [ネットワーク トポロジ] グループで、[ターミナル接続] をクリックします。
[ターミナル接続の変更] ウィンドウが表示されます。
- [ターミナル接続の変更] ウィンドウで、[ライン フィーチャの選択] ボタンがアクティブになっている (青くハイライトされている) ことを確認します。
- マップ上で、低電圧線のいずれかをクリックします。
低電圧線フィーチャが [ターミナル接続の変更] ウィンドウに追加されます。 変圧器デバイスの 1 つのターミナル接続が表示されます。 ターミナルの選択が必須であるにもかかわらず、まだ定義されていないことを示すアスタリスクが [Transformer] の横にあります。
デフォルトでは [高] が選択されていますが、無効な選択であることを示す赤色で表示されています。 今回のケースでは、高位側のターミナルを経由してヒューズがすでに変圧器に接続されているため、無効となります。 代わりに、低位側のターミナルでラインを接続します。
- [ターミナル] で [低] を選択します。
- [適用] をクリックします。
- 同じ要領で残りのラインをクリックし、[ターミナル] 属性を [低] に設定します。
- トポロジを検証し、選択を解除して編集内容を保存します。
構造物付属物の関連付けの作成
作成したヒューズと変圧器は地面に設置されるわけでも、空中に浮くわけでもありません。現実では電柱に取り付けられます。 電気が電柱のなかを流れるわけではありませんが、電気を供給するうえで電柱は重要な役割を果たします。 物資が中を流れるデバイス、ライン、ジャンクション、その他のオブジェクトを格納するドメイン ネットワーク (今回のケースでは Electric Distribution Network) と、物資が中を流れないものの、ドメイン ネットワークを支える電柱、貯蔵所、マンホール、その他の物理構造物を含む構造ネットワークにユーティリティ ネットワークは分けられます。
ドメイン ネットワーク内のフィーチャは、構造物付属物の関連付けを使用して構造ネットワーク内のフィーチャに接続できます。 次に、電柱フィーチャを作成し、構造物付属物の関連付けを使用してそこに接続ポイント、ヒューズ、変圧器を接続します。
- 変圧器フィーチャを拡大します。
- [フィーチャ作成] ウィンドウを再度開きます。 [Pole] テンプレートを検索してクリックします。 [ラインの終点] ツールを選択します。
- 変圧器の 6 フィート西に電柱フィーチャを追加します。
次に、電柱と付近の接続点、ヒューズ、変圧器の間に構造物付属物の関連付けを作成します。
- 電柱フィーチャがまだ選択されていることを確認します。 [関連付けの変更] ウィンドウを再度表示します。
ヒント:
[関連付けの変更] ウィンドウが見つからない場合は、リボンの [Utility Network] タブをクリックします。 [関連付け] グループで [変更] をクリックします。
- [関連付けの変更] ウィンドウで、[選択の読み込み] をクリックします。
[関連付けの変更] ウィンドウの [アクティブなアイテム] に電柱構造物ジャンクションが反映されます。
構造物付属物の関連付けは [付属物] タブで管理します。
- [付属物] タブをクリックします。 [アタッチメント] セクションを展開してフィーチャの追加ボタンをクリックします。
- マップ上で、接続ポイント、ヒューズ、変圧器フィーチャをクリックします。
3 つのフィーチャがすべてウィンドウに追加され、新しい付属物であることを示す緑のバーが表示されます。
- [関連付けの変更] ウィンドウで、[適用] をクリックします。
3 つのフィーチャの周囲にダーティ エリアが表示されます。
- [関連付けの変更] ウィンドウを閉じます。
- トポロジを検証し、選択を解除して編集内容を保存します。
構造物付属物の関連付けを使用して、電柱に接続ポイント、ヒューズ、変圧器が接続されました。 [関連付けの表示モード] を使用して関連付けを確認します。
- リボンで、[ユーティリティ ネットワーク] タブをクリックします。 [関連付け] グループで [表示] をクリックします。
破線がマップに表示されます。 茶色の破線は接続性の関連付けを表し、緑色の破線は構造物付属物の関連付けを表しています。
- [ビュー] を再度クリックして [関連付けの表示] モードをオフにします。
破線がマップから消えます。
接続トレースの実行
次に、接続トレースを再度実行して、これまで作成した関連付けの効果を確認します。
- リボンで、[ユーティリティ ネットワーク] タブをクリックします。 [ツール] グループで、[トレース] ボタンの上半分をクリックして [トレース] ウィンドウを再度開きます。
- [トレース] ウィンドウで、[Connection Point] フィーチャが一覧表示されており、開始点が依然として設定されていることを示していることを確認します。
注意:
始点が一覧表示されていない場合は、[フィーチャの追加] ボタンをクリックしてから Ogletree Rd. 沿いのいずれかの接続ポイントをクリックします。
- リボンの [ツール] グループで、[接続] をクリックします。
[ジオプロセシング] ウィンドウが再度表示され、[トレース] ツールが開きます。
- [ジオプロセシング] ウィンドウで [実行] をクリックします。
- マップを拡大、縮小して、トレースによって選択されたフィーチャを確認します。
電柱を除くすべての新しいフィーチャが選択されます。
接続性トレースでは接続性の関連付けが適用され、ヒューズと変圧器を介して、Ogletree Rd. 沿いの中電圧線から家屋までがトレースされました。 [トレース] ツールのパラメーターで [構造物を含める] チェックボックスがオフになっていたため、電柱は対象外でした。
新しいフィーチャが正しく接続されていることが接続トレースの結果に表示されます。
- 選択を解除します。
- [ジオプロセシング] ウィンドウと [トレース] ウィンドウを閉じます。
コンテナーとサブネットワーク コントローラーの作成
次に、変電所フィーチャを作成します。 オーバーンのこのエリアの実際の変電所は 2 マイル離れた別の場所にあり、コンサルタントから提供されたサンプル データには含まれていませんでした。 あなたのタスクはユーティリティ ネットワークの機能を調べることであるため、既存フィーチャの近くに架空の変電所を作成することで格納物の関連付けをテストします。
変電所は格納器の一例で、他のフィーチャを格納するネットワーク フィーチャです。 通常、格納器フィーチャはマップ上に表示されますが、その格納物フィーチャは表示されないため、マップが雑然となるのを防ぐことができます。 格納物は格納の関連付けで格納器に接続されます。
- [Substation] ブックマークを拡大します。
マップで Ogletree Rd. の北側のエリアが拡大されます。
- [フィーチャ作成] ウィンドウを再度開きます。 [Substation] テンプレートを検索してクリックします。 [ポリゴン] ツールを選択します。
- ベースマップに表示されている建物よりやや大きい四角形をマップ上に描画します。 ダブルクリックしてスケッチを完成させます。
次に、格納編集モードに移行し、変電所格納器に格納物を追加します。
- リボンで、[ユーティリティ ネットワーク] タブをクリックします。 [関連付け] グループで [格納の開始] をクリックします。
- マップ ビューで変電所フィーチャをクリックします。
変電所を選択すると、システムが格納編集モードに移行し、マップが選択した格納器フィーチャの範囲に更新されます。 フィーチャが選択され、格納編集モードであることが視覚的にわかる破線の枠で囲まれます。 このモードでは、作成したフィーチャが格納物としてアクティブな格納器に追加されます。
- [フィーチャ作成] ウィンドウで、[Electric Distribution Device] の下で [Circuit Breaker] テンプレートを検索してクリックします。 [ポイント] ツールを選択します。
- マップ上で変電所ポリゴンの中をクリックし、新しい回路遮断器フィーチャを配置します。
- 回路遮断器フィーチャが選択されていることを確認します。
- リボンの [編集] タブをクリックします。 [選択] グループで、[属性] をクリックします。
[属性] ウィンドウが表示され、新しい回路遮断器フィーチャの属性が一覧表示されます。 [関連付けステータス] 属性が [コンテンツ] に設定されます。 これは、格納編集モードでフィーチャが変電所の境界線内に作成されたためです。
特定タイプのフィーチャを「サブネットワーク コントローラー」にすることができます。 サブネットワーク コントローラーは、サブネットワークの起点を定義します。 サブネットワーク コントローラーはソースまたはシンクとして動作し、リソースがネットワークをどのように移動するかを決定します。 このシナリオの構成では、回路遮断器および変圧器デバイスをサブネットワーク コントローラーとして設定できます。 次に、新しい回路遮断器をサブネットワーク コントローラーとして設定します。
- リボンで、[ユーティリティ ネットワーク] タブをクリックします。 [サブネットワーク] グループで [コントローラーの変更] をクリックします。
[サブネットワーク コントローラーの変更] ウィンドウが表示されます。
- 回路遮断器フィーチャがまだ選択されていることを確認します。 [サブネットワーク コントローラーの変更] ウィンドウで [選択の追加] ボタンをクリックします。
回路遮断器フィーチャがウィンドウに表示されます。
- [サブネットワーク コントローラーの変更] ウィンドウで以下の変更を加えます。
- [層] で [Medium Voltage] が選択されていることを確認します。
- [サブネットワーク コントローラー名] に「Ogletree Substation」と入力します。
- [サブネットワーク名] に「RM1001」と入力します。
注意:
[サブネットワーク名] フィールドを空のままにすると、[適用] をクリックした時に ID 値が割り当てられます。 サブネットワークを作成する際は、わかりやすい名前を入力します。この名前は、システムの他の部分でサブネットワークを表すのに使用されます。
- [適用] をクリックします。
- [サブネットワーク コントローラーの変更] ウィンドウを閉じます。
これで、回路遮断器をサブネットワーク コントローラーとして構成できました。 属性を確認して、フィーチャへの変更内容を確認します。
- 回路遮断器フィーチャがまだ選択されていることを確認します。 [属性] ウィンドウを再度開きます。
ヒント:
[属性] ウィンドウが見つからない場合は、リボンの [編集] タブをクリックします。 [選択] グループで、[属性] をクリックします。
[属性] ウィンドウで、[サブネットワーク コントローラー] 属性が [True] に設定されています。
- [ユーティリティ ネットワーク] タブの [関連付け] グループで [格納の終了] をクリックします。
以降に作成されたフィーチャは、格納物として設定されなくなります。
- トポロジを検証し、選択を解除して編集内容を保存します。
- プロジェクトを保存します。
中電圧線を各家屋のサービス ポイントに接続しました。 新しいフィーチャを作成し、ターミナル、接続性の関連付け、構造物付属物の関連付けで接続することでこれを達成しました。 また、変電所を作成し、その中に回路遮断器を作成しました。 これら 2 つのフィーチャは格納の関連付けに関連付けられています。 次に、変電所を他のアセットに接続します。
サブネットワークとトレースの操作
サブネットワークとは、すべて同じサブネットワーク コントローラーに接続するライン、デバイス、ジャンクションのコレクションのことです。 ユーティリティ ネットワークは通常、スイッチやバルブなどのデバイスの開閉によって変更できる複数のサブネットワークで構成されています。 サブネットワークが存在することで、サブネットワーク解析を実行し、物資の流れを理解することができます。 サブネットワークはトレース イベントおよびネットワーク ダイアグラムを推進し、ネットワークを視覚化する手法を提供します (回路マップの作成など)。
次に、フィーチャを変電所に接続し、サブネットワークを作成してサブネットワーク トレースを実行します。
変電所へのフィーチャの接続
コンサルタントから提供された既存のフィーチャ、およびこのチュートリアルで作成した新しいフィーチャに Ogletree 変電所を接続する中電圧ラインを作成します。
- マップで、すべてのフィーチャが表示されるまで縮小します。
- [フィーチャ作成] ウィンドウで [Medium Voltage] テンプレートを検索してクリックします。 [ライン] ツールを選択します。
- マップ上で、Ogletree Rd. の最初 (左端と最西端) の接続ポイントをクリックします。回路遮断器フィーチャをダブルクリックして新しいライン フィーチャを作成します。
注意:
ライン作図ツールを使用できない場合は、リボンで [マップ] タブをクリックします。 [ナビゲーション] グループで、[マップ操作] をクリックします。 ラインを再度描画してみてください。
- [Connection point] ブックマークを拡大します。
マップが更新され、Wrights Mill Rd. と Estate Ave. の交差点付近に接続ポイントが表示されます。
- 接続ポイント フィーチャをクリックします。 縮小して回路遮断器フィーチャをダブルクリックすることで、新しい中電圧ラインをもう 1 つ作成します。
次に、両方の新しいラインが回路遮断器の適切なターミナルに関連付けられていることを確認して、フィーチャのジャンクション-エッジ接続性を適切にモデル化します。
- [フィーチャ作成] ウィンドウを閉じて [ターミナル接続の変更] ウィンドウを再度開きます。
ヒント:
[ターミナル接続の変更] ウィンドウが見つからない場合は、リボンの [Utility Network] タブをクリックします。 [ネットワーク トポロジ] グループで [ターミナル接続] をクリックします。
- [ターミナル接続の変更] ウィンドウで、[ライン フィーチャの選択] または [ラインの選択の変更] がアクティブになっていることを確認し、マップ上のいずれかの新しいラインを選択します。
- [ターミナル] で [Load] を選択します。
- [適用] をクリックします。
- マップ上で別の新しいラインをクリックします。
- [ターミナル接続の変更] ウィンドウの [ターミナル] で [Load] を選択します。 [適用] をクリックします。
- [ターミナル接続の変更] ウィンドウを閉じます。
- トポロジを検証し、選択を解除して編集内容を保存します。
サブネットワークの作成
次に、サブネットワークを作成します。 回路遮断器をサブネットワーク コントローラーとして設定し、サブネットワークのソースとして確立することで、サブネットワークの作成をすでに開始しています。 処理を完了するには [サブネットワークの検索] ウィンドウを使用します。
- リボンで、[ユーティリティ ネットワーク] タブをクリックします。 [サブネットワーク] グループで [検索] をクリックします。
[サブネットワークの検索] ウィンドウが表示されます。
- [サブネットワークの検索] ウィンドウで [フィルター] セクションを展開します。
- [サブネットワーク テーブル] タブをクリックして [フィルター] ボタンをクリックします。
ウィンドウの上部にテーブルが開き、[RM1001] サブネットワークが表示されます。 この名前はさきほど [サブネットワーク コントローラーの変更] ウィンドウで定義しました。
- [RM1001] 行を右クリックして [サブネットワークの更新] をクリックします。
この処理によって、[RM1001] サブネットワークの作成、フィーチャの接続性の検証、接続されているすべてのフィーチャのサブネットワーク名と「接続」属性の設定が行われます。 マップ上では何の変化も見られませんが、変圧器フィーチャの属性を確認することで変更を検証します。
- Ogletree Rd. 沿いの変圧器フィーチャを拡大表示します。
- リボンの [編集] タブをクリックします。 [選択] グループで、[選択] をクリックします。
- マップ上で、変圧器フィーチャをクリックして選択します。
- [属性] ウィンドウを再度開きます。
[接続] 値は [True] で、[subnetworkname] 値は [RM1001] です。
- [属性] ウィンドウを閉じます。
サブネットワーク更新プロセスによって、選択したサブネットワークのラインを表す新しいフィーチャも [SubnetLine] フィーチャクラスに作成されます。
- マップのフィーチャがすべて表示されるまで縮小したら、選択を解除します。
- [コンテンツ] ウィンドウで、[Electric Distribution Line] の横にあるチェックボックスをオフにしてこのレイヤーをオフにします。 [Electric Distribution SubnetLine] レイヤーをオンにします。
マップが更新され、[RM1001] サブネットワークを表す [Electric Distribution SubnetLine] レイヤーが表示されます。
[Electric Distribution SubnetLine] はシステムが提供する読み取り専用のフィーチャクラスで、サブネットワークの概要を把握するのに役立ちます。 このフィーチャクラスをラベル付け、シンボル表示、および公開することで、簡単にサブネットワーク マップ (回路マップ) を作成できます。
- マップ上で、オレンジ色のラインのいずれかの部分をクリックします。
サブネットワーク全体が選択されます。 オレンジのラインはすべて単一のフィーチャを表しています。
- 選択を解除します。
- [コンテンツ] ウィンドウで [Electric Distribution Line] レイヤーをオンにして、[Electric Distribution SubnetLine] レイヤーをオフにします。
サブネットワーク トレースの実行
次に、サブネットワーク トレースを実行します。 このタイプのトレースでは、サブネットワーク内に属しているすべてのフィーチャが検出され、バリアまたは通過不可能なフィーチャが検出されると停止します。 さきほど実行した接続トレースとは異なり、サブネットワーク トレースは、指定したサブネットワークの外側のコントローラーをバリアとして定義します。 このトレースは、サブネットワーク (作成した回路など) が定義されていることや、適切に編集されたことを確認する場合に役立ちます。
- リボンで、[ユーティリティ ネットワーク] タブをクリックします。 [ツール] グループで [サブネットワーク] をクリックします。
[ジオプロセシング] ウィンドウが開いて、[トレース] ツールが表示されます。
- [ジオプロセシング] ウィンドウで、次のパラメーターを設定します。
- [ドメイン ネットワーク] で [ElectricDistribution] を選択します。
- [層] で [Medium Voltage] を選択します。
- [サブネットワーク名] で [RM1001] を選択します。
サブネットワーク トレースを実行する際、[サブネットワーク名] の値を指定した場合には始点の定義は必須ではありません。
- [実行] をクリックします。
マップ上で、サブネットワークで接続されているすべてのフィーチャが選択されます。 このチュートリアルのすべてのデータが [RM1001] サブネットワークに含まれているため、すべてが選択されました。
マップ ビューの下部では、278 個のフィーチャが選択されていると [選択フィーチャにズーム] ボタンに表示されています。
- Ogletree Rd. 沿いの変圧器フィーチャを拡大表示します。
今回はトレースによってポール フィーチャが選択されました。
- 選択を解除して [ジオプロセシング] ウィンドウを閉じます。
このチュートリアルでは、フィーチャ テンプレートの変更、フィーチャの作成、トレースの実行、3 種類すべての関連付けの確立、ターミナル接続の変更、サブネットワークの作成と更新について学習しました。 ネットワーク トポロジ、ダーティ エリア、サブネットワークのコンセプトについても確認しました。 これらの基本操作を理解することで、ユーティリティ ネットワークとネットワーク データの正確なモデリング機能に対する理解を深めました。
他のチュートリアルについては、チュートリアル ギャラリーをご覧ください。