現場での画像の取得

ArcGIS QuickCapture は、スマート フォンまたはタブレット デバイスを使用して現地写真を収集するためのアプリです。 QuickCapture プロジェクトに必要なすべての設定を行い、方向付き画像を有効にすることで、あらゆるアングルから撮影された写真を ArcGIS に取り込めるようにします。

フィーチャ レイヤーの作成

最初に、フィーチャ レイヤーを作成します。 このフィーチャ レイヤーには、QuickCapture アプリを使用して送信された写真が格納されます。ここには方向付き画像ウィジェットによってマップ上に画像を正確に表示するために必要な画像メタデータも格納されます。 フィーチャ レイヤーは ArcGIS Online で作成します。

  1. ArcGIS の組織アカウント」にサイン インします。
    注意:

    組織アカウントがない場合は、ソフトウェア アクセスのオプションをご参照ください

  2. リボンの [コンテンツ] をクリックします。

    コンテンツ タブ

  3. [コンテンツ] ページで、[新しいアイテム] をクリックします。

    新しいアイテム ボタン

  4. [新しいアイテム] ウィンドウで、[フィーチャ レイヤー] をクリックします。

    フィーチャ レイヤー オプション

    [フィーチャ レイヤーの作成] ウィンドウが表示されます。 フィーチャ レイヤー作成のオプションのリストから選択するよう求められます。 独自のレイヤーを定義するか、組織内の既存のレイヤーを使用するか、Esri によって厳選されたテンプレートを使用するか、ArcGIS Server 上のレイヤーへの URL を指定することができます。 空のレイヤーを作成し、独自の仕様に合わせて構成します。

  5. [独自のレイヤーの定義] が選択されていることを確認し、[次へ] をクリックします。

    フィーチャ レイヤーの名前とタイプを指定するよう求められます。 このフィーチャ レイヤーには、写真が撮影された地点におけるポイントとして写真が格納されます。

  6. 名前として、既存のテキストを削除して「Onsite Photos」と入力し、自分の名前またはイニシャルを付け加えて、組織内で名前が一意になるようにします。 タイプとして、[ポイント レイヤー] が選択されていることを確認します。

    新しいフィーチャ レイヤーの名前とタイプ

    GPS メタデータ フィールドや Z 値 (3D) などのその他のオプションを有効にすることもできます。 これらのオプションは必要ないので、オフのままにします。

  7. [次へ] をクリックします。

    [新しいアイテム] ウィンドウが開きます。 検索タグやコンテンツ サマリーなど、その他のメタデータをフィーチャ レイヤーに追加できます。

  8. [タグ] に「QuickCapture」および「Oriented Imagery」と入力します。各タグを入力した後は、Enter キーを押します。 [サマリー] に、「A point layer used to store onsite observations.」と入力します。
    ヒント:

    フィーチャ レイヤーは各自のアカウントの新規または既存のフォルダーに保存することもできます。

  9. [保存] をクリックします。

    フィーチャ レイヤーが作成されます。 詳細ページが開き、レイヤーを構成するその他のオプションが表示されます。

フィールドの追加

空のフィーチャ レイヤーを作成したので、すべてのフィーチャ レイヤーに共通するデフォルト フィールド以外の属性フィールドはありません。 しかし、写真には、各写真を撮影した調査員の名前、撮影された現場の名前、調査員によるコメントを格納する属性情報が必要です。 これらのフィールドをレイヤーに追加します。

最初に、そのレイヤーに画像ファイルなどの添付ファイルを追加できることを確認して、写真を格納できるようにします。

  1. 詳細ページの [レイヤー] で、[Onsite Photos] をクリックします。

    Onsite Photos レイヤー

    このレイヤーに関するその他の情報が表示されます。

  2. [添付ファイル] で、[添付ファイルの有効化] がオンになっていることを確認します。

    添付ファイルの有効化オプション

    次に、属性フィールドをデータに追加します。

  3. リボンの [データ] タブをクリックします。

    データ タブ

    [データ] タブにこのレイヤーの属性テーブルが表示されます。 デフォルトでは 2 つのフィールドがあり、[ObjectID] フィールドには各レコードの一意の ID が自動的に生成され、[写真とファイル] には添付されている画像とドキュメントが格納されます。

  4. [フィールド] ボタンをクリックします。

    フィールド ボタン

    これらのフィールドがリストとして表示されます。 既存のフィールドを変更したり、新しいフィールドを追加したりすることができます。

  5. [追加] ボタンをクリックします。

    追加ボタン

    [フィールドの追加] ウィンドウが開きます。 1 つ目に追加するフィールドには、調査員に関する情報を格納します。

    各フィールドには名前が必要であり、これはデータに格納されます。 名前には小文字のみを使用し、スペースの代わりにアンダースコアを使用することをお勧めします。 表示名には大文字とスペースを使用でき、テーブルにアクセスしたユーザーにはこの名前が表示されます。 各フィールドにはタイプも指定する必要があり、これによってフィールドに日付、数値、テキスト文字列のいずれが格納されるかが決まります。

  6. [フィールドの追加] ウィンドウで、次の情報を入力します。
    • [フィールド名] に、「inspector」と入力します。
    • [表示名] に、「Inspector」と入力します。
    • [タイプ] で、[String] が選択されていることを確認します。

    情報が入力されたフィールドの追加ウィンドウ

    フィールドの最大レコード長さ (デフォルトは 256 文字) を変更したり、フィールドにデフォルト値を設定したりすることもできます。 NULL 値を許可しないようにして、モバイル作業者がそのフィールドに情報を入力しなければレコードを送信できないようにすることもできます。 このチュートリアルでは、これらのパラメーターはデフォルト値のままで問題ありません。

  7. [新しいフィールドの追加] をクリックします。

    [Inspector] フィールドがフィールドのリストに追加されます。 さらに 2 つのフィールドを追加します。1 つは調査する現場の名前用、もう 1 つは調査員のコメント用です。

  8. [追加] ボタンをクリックします。 [フィールドの追加] ウィンドウで、次の情報を入力します。
    • [フィールド名] に、「site_name」と入力します。
    • [表示名] に「Site name」と入力します。
    • [タイプ] で、[String] が選択されていることを確認します。
  9. [新しいフィールドの追加] をクリックします。
  10. [追加] ボタンをクリックします。 [フィールドの追加] ウィンドウで、次の情報を入力します。
    • [フィールド名] に「comments」と入力します。
    • [表示名] に「Comments」と入力します。
    • [タイプ] で、[String] が選択されていることを確認します。
  11. [新しいフィールドの追加] をクリックします。

    このレイヤーのフィールドが全部で 5 つになりました。

    レイヤー内のすべてのフィールドのリスト

    次に、調査中に現場の情報と画像を収集するようにこのレイヤーを構成します。

QuickCapture プロジェクトの作成

次に、作成したフィーチャ レイヤーを使用して ArcGIS QuickCapture プロジェクトを作成します。 現場スタッフは、このプロジェクトを使用して現場に関する情報をフィールド内に収集し、フィーチャ レイヤーにただちに追加することができます。これによって ArcGIS でのデータの表示と解析が可能になります。

QuickCapture プロジェクトは QuickCapture デザイナー アプリを使用して作成できます。このアプリには、自分のアカウントで ArcGIS Online の使用が許可されている場合に限り QuickCapture からアクセスすることができます。

  1. ArcGIS Online のリボンで、アプリ ランチャー ボタンをクリックして [QuickCapture] を選択します。
    注意:

    アプリ ランチャーに QuickCapture が表示されない場合は、自分のアカウントで QuickCapture を有効にしてもらえるか組織管理者にお問い合わせください。

    アプリ ランチャーの QuickCapture アプリ

    QuickCapture デザイナーが新しいブラウザー タブで表示されます。

  2. [新しいプロジェクト] をクリックし、[既存のレイヤーから開始] を選択します。

    新しいプロジェクト メニューの既存のレイヤーから開始オプション

    プロジェクトの作成に使用するレイヤーを選択するよう求められます。

  3. [フィーチャ レイヤーの選択] で、[マイ レイヤー] の下にある [Onsite Photos] レイヤーをクリックします。
    ヒント:

    リストでレイヤーが見つからない場合は、検索できます。

    レイヤーが選択されます。 他のレイヤーを選択することもできますが、このプロジェクトで必要なのは作成したレイヤーだけです。

  4. ページの下部にある [次へ] をクリックします。

    次へボタン

    プロジェクトのタイトルを選択してデータ復旧の電子メールを設定するよう求められます。 デフォルトでは、タイトルはレイヤー名と同じであり、電子メールは自分の ArcGIS アカウントに関連付けられている電子メールと同じです。

  5. [データ復旧の電子メール] パラメーターに自分の電子メール アドレスが表示されていることを確認します。

    プロジェクトを保存するフォルダーを選択することもできます。 このチュートリアルではデフォルトのフォルダーで問題ありませんが、必要に応じて別のフォルダーを選択したり、作成したりしてもかまいません。

  6. [作成] をクリックします。

    QuickCapture プロジェクトが作成されます。 モバイル作業者がモバイル デバイスを使用してプロジェクトにアクセスしたときに表示されるものと同じ、プロジェクトのプレビューが表示されます。 デフォルトのプロジェクトには、フィーチャを追加するオプションだけが存在します。

    デフォルトのプロジェクト

方向付き画像の有効化

調査員は、デフォルト プロジェクトを使用して、[新しいフィーチャ] ボタンをクリックすることで、フィーチャをレイヤーに追加できます。 フィーチャは調査員のデバイスの GPS に基づいた地理情報を取得します。

プロジェクトに第一に追加したいのは、調査員が調査現場の写真を撮影する機能です。 地上から撮影される写真は、ほとんどの ArcGIS 画像で使用されている上からのアングルはなく、さまざまなアングルで撮影されるため、方向付き画像を有効にして、各写真で適切なメタデータが収集されて ArcGIS で写真を表示できるようにします。

  1. プロジェクトのプレビューで、[新しいフィーチャ] ボタンをクリックします。

    構成ウィンドウに、ボタンを構成するパラメーターが表示されます。

  2. 構成ウィンドウで、[データ] タブをクリックします。

    構成ウィンドウのデータ タブ

  3. [カメラの表示] オプションをオンにします。

    写真の撮影オプションをオン

    写真 (または動画) 撮影のオプションがさらに表示されます。 デフォルトでは、調査員が [新しいフィーチャ] ボタンをクリックしたときに撮影可能な写真の最小数と最大数は 1 になっています。 方向付き画像で一度に表示できる写真は 1 つだけなので、このように構成にするのが目的にかなっています。

    写真の撮影地点が新しいフィーチャの位置情報として使用されるようにします。 これによって、写真の位置情報データがフィーチャ レイヤーに保存されるようになります。

  4. [取得したレコードに写真の位置情報を使用] をオンにします。

    取得したレコードに写真の位置情報を使用オプション

    写真撮影の機能を有効にした後は、そのレイヤーに対して方向付き画像を有効にします。 方向付き画像を有効にすると、ArcGIS で写真を表示するときに必要な新しいフィールドがレイヤーに追加されます。

  5. リボンの [プロジェクト レイヤーの管理] ボタンをクリックします。

    プロジェクト レイヤーの管理ボタン

    [レイヤー] ウィンドウが表示されます。

  6. [Onsite Photos] レイヤーで、オプション ボタンをクリックし、[方向付き画像の有効化 (クラシック)] を選択します。

    方向付き画像の有効化オプション

    プロジェクトが保存され、このフィーチャ レイヤーに新しいフィールドが追加され、方向付き画像カタログが作成されることを通知するウィンドウが表示されます。

  7. [方向付き画像の有効化 (クラシック)] ウィンドウで、[OK] をクリックします。

    しばらくすると、方向付き画像が有効になります。 バックグラウンドで、QuickCapture によって以下の処理が行われました。

    • プロジェクトにエラーがないかチェックされました。 エラーが検出された場合、方向付き画像を有効にする前にエラーを解決する必要があります。
    • フィールドがフィーチャ レイヤーに追加されました。 これらのフィールドには、ArcGIS で方向付き画像ビューアーによって後から使用される画像メタデータが格納されます。
    • デバイス変数が新しい方向付き画像フィールドに設定され、QuickCapture アプリで写真を撮影したときにこれらのフィールドに値が自動的に取り込まれるようになりました。
    • フィーチャ レイヤーに基づいてフィーチャ レイヤー ビューが作成されました。 このビューは写真の視覚化に使用されます。
    • 方向付き画像カタログ アイテムが作成されました。 このアイテムを ArcGIS Pro (方向付き画像クラシック アドインがある場合) や Experience Builder Web アプリに追加することで方向付き画像を調査できます。
    • プロジェクトが保存されました。

取得フィールドの構成

方向付き画像を有効にしたときに作成されたフィールドを確認します。 次に、取得をさらに効率的に行うために、いくつかの取得フィールドを構成します。

  1. プロジェクトのプレビューで、[新しいフィーチャ] ボタンをクリックします。 構成ウィンドウで、[データ] タブをクリックします。

    [フィールドの取得] に、調査員がデータを取得するすべてのフィールドがリストされます。 このリストには、作成した 3 つのフィールド ([Inspector][Site name][Comments]) と、方向付き画像を有効にしたときに作成された 9 つのフィールドが含まれています。 これら 9 つのフィールドには、写真が撮影されたときのカメラの位置情報と向きに関する情報が収集されます。

    カメラの向きのフィールドの多くでは、入力としてデバイス変数が使用されます。 つまり、調査員が自分で情報を入力するのではなく、データがデバイスから直接取り込まれます。 [Inspector] フィールドもデバイス変数を使用するように調整して、このフィールドにも調査員のユーザー名が自動的に取り込まれるようにします。 こうすることで、調査員が情報によって間違った情報が入力される可能性が低くなります。

  2. [Inspector] で、メニューをクリックして [デバイス変数] を選択します。

    デバイス変数オプション

  3. [Inspector] で、[変数の選択] をクリックして [ユーザー名] を選択します。

    ユーザー名オプション

    以上で、デバイスから取得されたユーザー名がこのフィールドに自動的に取り込まれるようになりました。

    [Site name] フィールドでは、プロジェクト ユーザー入力を使用します。 プロジェクト ユーザー入力により、モバイル ユーザーはデータ収集の前に値を入力できます。 調査員は調査に出かける前に調査現場の名前を把握しているため、その名前を事前に入力しておくことで現場での作業時間を節約できます。

  4. [Site name] で、メニューをクリックして [プロジェクト ユーザー入力] を選択します。
  5. [ユーザー入力の選択] をクリックして、[新規作成] を選択します。

    プロジェクト ユーザー入力の新規作成オプション

  6. [新しいユーザー入力] ウィンドウで、[ラベル] に「Enter site name」と入力し、[これは必須のユーザー入力です] のチェックボックスをオンにします。

    新しいユーザー入力ウィンドウのパラメーター

  7. [作成] をクリックします。

    ユーザー入力が作成され、[Site name] フィールドの入力として使用されます。 プロジェクトのプレビューが更新されて [Enter site name] ボタンが表示されます。 調査員は、このボタンをクリックすることで、写真撮影を開始する前に現場の名前を追加できます。

    Enter site name ボタンがあるプロジェクト

    [Comments] フィールドには、ボタン ユーザー入力を追加します。 調査員がレコードを取得する際に、ボタン ユーザー入力ウィンドウが表示され、調査員は追加の情報を入力するよう求められます。

  8. 構成ウィンドウの [Comments] で、メニューをクリックして [ボタン ユーザー入力] を選択します。
  9. [Comments] で、[ユーザー入力の選択] をクリックして、[新規作成] を選択します。

    ボタン ユーザー入力の新規作成オプション

  10. [新しいユーザー入力] ウィンドウで、[ラベル] に「Enter your comments」と入力します。 その他のパラメーターはそのままにしておきます。

    新しいユーザー入力ウィンドウのパラメーター

  11. [作成] をクリックします。

    ユーザー入力が作成され、[Comments] フィールドの入力として使用されます。

  12. リボンの [保存] をクリックしてプロジェクトを保存します。

    保存ボタン

外観のカスタマイズ

プロジェクトが構成されました。 共有する前に、プロジェクトやそのボタンの外観をカスタマイズして、さらに見栄えが良いものにします。

  1. プロジェクトのプレビューで、[新しいフィーチャ] ボタンをクリックします。 構成ウィンドウで、[表示設定] タブをクリックします。

    表示設定タブ

    最初に、フィーチャを収集するボタンの外観を変更します。 調査員の主な仕事は写真撮影なので、このことを反映したラベルを使用します。

  2. [ラベル] の下の [テキスト] で、既存のテキストを「Photo」に置き換えます。 テキスト サイズを [テキスト (大)] に変更します。

    テキスト パラメーター

    この変更がプロジェクトのプレビューに自動的に適用されます。 ボタンを大きくしてその形状と色も変更します。

  3. [スタイル] の下の [サイズ] で、スライダーを [最小][最大] の中間に移動します。

    サイズ スライダー

  4. [形状] で、丸角の形状をクリックします。

    丸角の形状

  5. [色] の下の [塗りつぶし] で、色見本をクリックします。 [Hex] に、「F6F2D4」と入力します。

    塗りつぶし色の Hex パラメーター

    ボタンの色が薄黄色に変わります。

  6. [枠線] で、色見本をクリックします。 [Hex] に、「F89960」と入力します。

    黄色を際立たせるオレンジ色に枠線が変わります。 最後に、ボタンの画像を、デフォルトのシンボルから、写真をよりわかりやすく表すシンボルに変更します。

  7. [画像] で、[変更] をクリックして [ギャラリーの参照] を選択します。

    ギャラリーの参照オプション

  8. [アイコン ギャラリー] ウィンドウで、[対象ポイント] カテゴリをクリックします。 アイコンのリストで、カメラ アイコンをクリックします。

    対象ポイント カテゴリのカメラ アイコン

    プロジェクトのプレビューで新しいアイコンがボタンに追加されます。 ボタンを一目見ただけでその目的がはっきりわかるようになりました。

    外観が構成されたボタン

    このボタンは、現在のところ、フィーチャ レイヤーと同じ名前のグループにあります。 グループは折りたたんだり展開したりすることができます。 他にもボタンがあれば、ボタンを合理的なグループにまとめてさらに使いやすくすることもできます。 しかし、ここではボタンが 1 つしかないため、ボタンが常に表示されるようにします。 余分なグループ ラベルを削除し、グループを折りたたむ機能をオフにします。

  9. プロジェクトのプレビューで、[Onsite Photos] グループ ([Photo] ボタンを取り囲むボックス) をクリックします。

    プロジェクト プレビューでの Onsite Photos グループ

    構成ウィンドウにグループのオプションが表示されます。

  10. 構成ウィンドウの [ラベル] で、すべてのテキストを削除します。
  11. [グループを折りたたみ可能にする] をオフにします。

    グループを折りたたみ可能にするオプション

    さらに、グループの色およびプロジェクトの背景色を調整します。 枠線と背景を同じ色にして枠線が見えないようにします。

  12. [色] の下の [枠線] で、色見本をクリックします。 [Hex] に、「212121」と入力します。

    グループを取り囲む枠線がダーク グレーになります。 次に、プロジェクトの背景色を変更するために一般設定を調整します。

  13. リボンの [一般設定] ボタンをクリックします。

    一般設定ボタン

    構成ウィンドウに一般設定が表示されます。

  14. [背景色] で、色見本をクリックします。 [Hex] に、「212121」と入力します。

    プロジェクトの背景がグループの枠線と同じダーク グレーになったため、プロジェクトでこのグループが見えなくなりました。

    グループと背景の色が変更されたプロジェクト

    最後に、適切なメタデータをプロジェクトに追加して、ユーザーがその目的を理解できるようにします。

  15. リボンの [その他の設定] ボタンをクリックして、[プロジェクトの詳細] を選択します。

    プロジェクトの詳細オプション

  16. 構成ウィンドウで、[タイトル] から自分の名前またはイニシャルを削除してタイトルが [Onsite Photos] だけになるようにします。
  17. 次の情報を入力します。
    • [サマリー] に、「A project used to collect oriented imagery for onsite inspection.」と入力します。
    • [説明] に、「Open the project to capture oriented imagery for onsite inspection. Click the Photo button in project and take a photo.」と入力します。
  18. プロジェクトを保存します。

プロジェクトの共有

プロジェクトが完成しました。 次に、これを調査員と共有して、調査員が各自のモバイル デバイスからプロジェクトにアクセスして現場で写真を取り込めるようにします。

注意:

この演習では、QuickCapture プロジェクトは自分だけが使用し、共有する必要はありません。 ただし、他のユーザーと協力してデータを収集する場合にはプロジェクトを共有する必要があるため、このチュートリアルではこの方法について説明します。

  1. リボンの [共有] をクリックします。

    共有ボタン

    [共有] ウィンドウが表示されます。 デフォルトでは、プロジェクトはその所有者 (あなた) とだけ共有されます。 プロジェクトを ArcGIS 組織またはパブリックに共有することもできます。 このアプリは調査員だけが使用できるようにしたいので、ほとんどの場合、組織と共有します。 調査員が別の組織の ArcGIS アカウントを所有している場合、すべての人と共有することになります。

    注意:

    プロジェクトをすべての人と共有するには、組織が ArcGIS Hub Premium を有効にしている必要があります。

  2. [共有レベル][組織] を選択します。

    ウィンドウが表示され、作成したフィーチャ レイヤーをプロジェクトと同じ共有レベルで共有するよう求められます。

  3. [組織とのアイテムの共有] ウィンドウで、[共有] をクリックします。

    プロジェクトとフィーチャ レイヤーが共有されます。 [共有] ウィンドウに [共有オプション] セクションが表示されます。 このセクションを使用して、調査員がプロジェクトをダウンロードするときに使用可能なリンクまたは QR コードを取得できます。

  4. [共有] ウィンドウの下部にある [プロジェクトを保存して共有] をクリックします。

    このプロジェクトを QuickCapture モバイル アプリでダウンロードできるようになりました

方向付き画像の取り込み

次に、現場調査員として、QuickCapture アプリを使用して現場で方向付き画像を取り込みます。最初に、自分のスマート フォンまたはタブレット デバイスに QuickCapture をダウンロードしてインストールします。

注意:

このセクションはオプションです。 写真を取り込めない場合、用意されている方向付き画像のレイヤーを以降のセクションで使用できます。

  1. モバイル デバイスで ArcGIS QuickCapture を開きます。
    注意:

    ArcGIS QuickCapture モバイル アプリがない場合は、お使いのデバイスに応じて App StoreGoogle Play から無料でインストールできます。

  2. [ArcGIS Online でサイン イン] をクリックし、ArcGIS アカウントを使用してサイン インします。

    デバイスの設定によっては、QuickCapture が位置情報を使用することを許可するように求められることがあります。 撮影した写真が ArcGIS で正確に表示されるためにはスマート フォンの位置情報データを必要とするため、この設定を有効にする必要があります。

  3. QuickCapture が位置情報を使用することを許可するよう求められた場合、[アプリの使用中のみ許可] (またはこれに相当するオプション) をクリックします。

    QuickCapture がスマート フォンのカメラを使用することを許可するよう求められることもあります。

  4. QuickCapture がカメラにアクセスすることを許可するよう求められた場合、[OK] (またはこれに相当するオプション) をクリックします。

    デバイス上のプロジェクトのリストが表示されます。 初めて QuickCapture を使用する場合、リストにプロジェクトは表示されません。 プロジェクトを追加するには、自分が共有しているプロジェクトを参照するか、QR コードをスキャンします。

    注意:

    使用している QuickCapture のバージョンによっては、一部のボタンの名前が、手順の説明で示されている名前とは異なる場合があります。

  5. 追加ボタンをクリックし、[QR コードをスキャン] をクリックします。
  6. ブラウザーで、QuickCapture デザイナーの [共有] をクリックします。 [共有] ウィンドウで、[共有オプション] の下の [QR コード] をクリックします。

    QR コード オプション

  7. スマート フォンを使用して QR コードをスキャンします。

    プロジェクトがデバイスにダウンロードされて自動的に開きます。

    最初に、このプロジェクトを構成したときに作成したプロジェクト ユーザー入力によって、現場の名前を入力するよう指示されます。 このチュートリアルでは、ダミー データを取り込むだけなので、一般的な名前を使用します。

  8. [Enter site name] に「Site 1」と入力し、[終了] をクリックします。

    写真を取り込むボタンなど、設計した外観でプロジェクトが開きます。

  9. [Photo] ボタンをクリックします。 周辺エリアの写真を撮影し、チェック マークをクリックして確定します。

    コメントを入力するよう求められます。

  10. [Enter your comments] に「Test photo 1」と入力し、[終了] をクリックします。
    注意:

    コメントの入力は任意であり、空白のままにすることもできます。

    レコードが取り込まれます。 アプリの右上隅にあるアイコンによって、保留中のレコードが 1 つあることが示されます。 30 秒後に、観測データが ArcGIS Online のフィーチャ レイヤーに送信され、アイコンが変わって保留中のレコードが示されなくなります。

  11. 可能な場合、現在の場所であちこち移動して、そのエリアの写真をもう何枚か撮影します。 さまざまなアングルや地点から写真を撮影するように心がけてください。
    ヒント:

    複数の現場の写真を撮影した場合、アプリで現場名をクリックして新しい現場名を入力することで名前を変更できます。

  12. レコードがフィーチャ レイヤーに送信されたら、アプリを閉じます。

現場調査の写真を取り込むフィーチャ レイヤーと QuickCapture プロジェクトを作成しました。 プロジェクトの機能と外観を構成し、組織と共有しました。 次に、QuickCapture モバイル アプリをダウンロードして写真を取り込みました。 以上により、現場の写真が ArcGIS フィーチャ レイヤーに取り込まれました。 次に、これらの写真を使用して Web マップを作成することで、マップ上で視覚化できるようにします。


Web アプリでの画像の調査

調査員によって QuickCapture プロジェクトを使用して調査現場の写真が撮影された後は、ArcGIS Experience Builder を使用して方向付き画像ウィジェットが組み込まれた Web アプリを構築します。 このウィジェットを使用することで、撮影された写真を、どのアングルから撮影されたかを問わず、視覚化することができます。

Web マップの作成

ほとんどの Web アプリには Web マップが必要です。 アプリを作成する前に、写真のフィーチャ レイヤーを Web マップに追加してそのスタイルを変更します。

注意:

現場画像の取り込みを行う QuickCapture プロジェクトをテストできなかった場合、このセクションをスキップできます。 方向付き画像が含まれている Web マップが事前に作成されており、これを使用して Web アプリを作成します。

  1. ArcGIS の組織アカウント」にサイン インします。
  2. リボンの [コンテンツ] をクリックします。

    コンテンツのリストに、QuickCapture プロジェクトに関連付けられているいくつかのアイテムが表示されます。 ここには、プロジェクト自体、このチュートリアルの冒頭で作成したフィーチャ レイヤー、このプロジェクトで方向付き画像を有効にしたときに作成された方向付き画像カタログとフィーチャ レイヤー ビューが含まれています。

    このフィーチャ レイヤー ビューは、ArcGIS で方向付き画像を視覚化するときに使用可能なレイヤーです。

  3. コンテンツのリストで、[Onsite_Photos_0_oic_view] レイヤーをクリックします。

    Onsite_Photos_0_oic_view レイヤー

    このレイヤーの詳細ページが表示されます。

  4. [Map Viewer Classic で開く] の横のドロップダウン メニューをクリックし、[Map Viewer で開く] を選択します。
    注意:

    組織の設定によっては、[Map Viewer で開く] がデフォルト オプションである場合があります。 その場合、これをクリックします。

    Map Viewer で開くオプション

    レイヤーが新しい Web マップに追加されます。

  5. 必要に応じて、マップ上で写真の撮影地点にズームします。
    注意:

    自分の写真の撮影地点はサンプル画像とは異なります。

    サンプル写真の撮影地点が表示されたマップ

    写真は、各写真が撮影された地点におけるポイントとして表示されます。

  6. [コンテンツ] (暗い背景の) ツールバーで、[保存して開く] をクリックしてから [名前を付けて保存] を選択します。

    保存ボタン

  7. [マップの保存] ウィンドウで、次のパラメーターを設定します。
    • [タイトル] に、「Onsite Inspection Map」と入力します。
    • [タグ] に、「Oriented imagery」および「QuickCapture」と入力します。各タグの間で Enter キーを押します。
    • [サマリー] に、「A web map containing oriented imagery from the onsite inspection.」と入力します。
  8. [マップの保存] をクリックします。

    マップが保存され、Web アプリの作成に使用可能になりました。

Web アプリの作成

次に、このマップを使用して、方向付き画像ウィジェットを使用して写真を表示する Web アプリを ArcGIS Experience Builder で作成します。

注意:

QuickCapture で写真を取り込めなかった場合や、さらに多くのサンプル写真を含む Web アプリを作成したい場合は、米国カリフォルニア州レッドランズにある Esri キャンパス内の建物の方向付き画像のサンプル コレクションが表示されるこの Web マップを使用できます。 以降のチュートリアルではサンプル画像としてこのマップを使用します。

  1. ArcGIS Online のリボンで、アプリ ランチャー ボタンをクリックして [Experience Builder] を選択します。

    アプリ ランチャーの Experience Builder

    Experience Builder アプリが新しいブラウザー タブで表示されます。 ここには Web アプリのリストが含まれています。 これまでに Experience Builder でアプリを作成したことがない場合、リストは空になります。

  2. [新規作成] をクリックします。

    新規作成ボタン

    Web アプリのテンプレートを選択するよう求められます。[ローンチパッド] テンプレートを使用します。このテンプレートは、マップといくつかのウィジェットが大きく表示される単純なテンプレートです。 方向付き画像ウィジェットを目立たせるには、このテンプレートが適しています。

  3. [Web AppBuilder classic] タブをクリックします。 [ローンチパッド] で、[作成] をクリックします。

    ローンチパッド テンプレート

    選択したテンプレートを使用した Web アプリが作成されて表示されます。 次に、このアプリに表示するマップを選択します。

  4. [はじめに] ウィンドウが表示されたら、[スキップ] をクリックします。
  5. Web アプリで、マップをクリックします。

    [マップ] ウィンドウが開き、マップを構成するオプションが表示されます。

  6. [マップ] ウィンドウで、[マップの選択] をクリックします。

    マップの選択ボタン

  7. [データの選択] ウィンドウの下部で [新しいデータの追加] をクリックします。

    [データの追加] ウィンドウが開きます。 デフォルトでは、自身が所有しているすべてのマップが表示されます。 組織内や ArcGIS Online 上でマップを検索することもできます。 Web アプリを作成するには、前の手順で作成したマップか、多数の方向付き画像を含むサンプル マップを使用します。

  8. 自分が撮影した写真を使用したアプリを作成する場合、[Onsite Inspection Map] をクリックして選択します。
  9. 代わりにサンプル写真のコレクションを使用したアプリを作成する場合、[ArcGIS Online] タブをクリックします。 「Esri Building E onsite photos owner:Learn_ArcGIS」を検索し、[Esri Building E onsite photos] をクリックして選択します。

    Esri Building E onsite photos マップ

  10. マップを 1 つ選択していることを確認します。 [完了] をクリックします。

    完了ボタン

    Web アプリに戻ります。 選択したマップが [データの選択] ウィンドウに追加されます。

  11. [データの選択] ウィンドウで、追加した Web マップをクリックします。

    データの選択ウィンドウ内のマップ

    そのマップが選択されて Web アプリに追加されます。

    Web アプリ内のマップ

    注意:

    [Esri Building E onsite photos] Web マップの代わりに自分の写真のマップを追加した場合、マップの表示はサンプル画像とは異なります。

    第一に表示したい情報は方向付き画像であり、これはウィジェットを使用して表示するため、マップのポップアップは無効にします。

  12. [マップ 1] ウィンドウで、一番下までスクロールします。 [オプション] で、[ポップアップの有効化] をオフにします。

    ポップアップの有効化オプション

ウィジェットの構成

次に、アプリのウィジェットを構成します。 ウィジェットは構成可能なツール (機能) であり、対象ユーザーはこれを使用して独自の方法でアプリを探索することができます。 これから構成する [方向付き画像] ウィジェットを使用することで、現場の方向付き画像を調査できます。

最初に [方向付き画像] ウィジェットを大きく表示するために、いくつかのデフォルト ウィジェットを削除します。

  1. マップの下部にある [マップ レイヤー] ウィジェットにポインターを合わせ、閉じるボタンをクリックしてこれを削除します。

    マップ レイヤー ウィジェット

  2. [凡例] および [テーブル] ウィジェットにポインターを合わせて削除します。

    マップの下部に表示されているウィジェットが 1 つもない状態になりました。 [方向付き画像] ウィジェットを追加します。

  3. [ウィジェットの追加] ボタンをクリックします。

    ウィジェットの追加ボタン

    ウィジェットのリストが表示されます。

  4. [方向付き画像] をクリックします。

    方向付き画像ウィジェット

    このウィジェットがマップの下部に追加されます。

  5. マップの下部にある [方向付き画像] ウィジェットをクリックします。 [方向付き画像] ポップアップで、[方向付き画像] をクリックします。

    [方向付き画像] ウィンドウが表示されます。

  6. [方向付き画像] ウィンドウの [マップ ウィジェットの選択] で、[マップ] を選択します。

    マップ ウィジェットの選択オプション

    次に、このウィジェットに表示する方向付き画像のカタログを選択します。 自分の写真を使用した Web アプリを作成している場合、QuickCapture で方向付き画像を有効にしたときに作成された方向付き画像カタログ ([Onsite Photos_OIC]) を選択します。 Esri Building E のサンプル写真を使用した Web アプリを作成している場合、サンプル写真のカタログへの URL を追加します。

  7. 自分の写真を使用したアプリを作成している場合、[マイ グループから] をクリックし、[マイ コンテンツから] を選択します。 [グループ/フォルダーの選択][ルート フォルダー] を選択し、[カタログの選択][Onsite Photos_OIC] を選択します。
    注意:

    ルート フォルダー以外のフォルダーに作業内容を保存している場合、代わりにそのフォルダーを選択する必要があります。

    自分の写真のカタログ パラメーターを選択

  8. Esri Building E の写真を使用したアプリを作成している場合、[マイ グループから] をクリックし、[アイテムの URL から] を選択します。 [アイテムの URL] に、次の URL をコピーして貼り付けます:「https://www.arcgis.com/home/item.html?id=a73c8239e4f44ee7bc9d3167025046da

    Esri Building E の写真のカタログ パラメーターを選択

  9. [追加] をクリックします。

    カタログが追加されました。 マップが更新されて、各ポイントから伸びる三角形によって画像の方向が示されます。

    方向付き画像を表すマップ上の三角形

    ウィジェットが構成されました。 これを使用する前に、マップとアプリの名前を変更してから、保存して公開します。

  10. マップの上部にある [これはタイトルです] をダブルクリックし、「Explore onsite photos」と入力します。 終了したら、[編集] ボタンをクリックして変更を確定します。

    マップのタイトル

  11. リボンの [無題のエクスペリエンス 1] をクリックし、「Onsite oriented imagery」と入力します。

    アプリのタイトル

  12. リボン上で [保存] ボタンをクリックします。

    保存ボタン

  13. [公開] ボタンをクリックします。

    アプリが公開されました。

方向付き画像の調査

方向付き画像を表示可能なアプリを作成して公開しました。 QuickCapture を使用して取得した画像に加え、Esri 方向付き画像を使用して、斜め画像、ドローン画像、360 度画像、パノラマ画像やビデオも管理および視覚化できます。 ただし、このチュートリアルでは、地上から撮影された現場調査写真の方向付き画像のみを調査します。

次に、自分の Web アプリ (または必要に応じてサンプル Web アプリ) を探索し、方向付き画像を視覚化します。

  1. 自分のアプリを探索する場合、Experience Builder のリボンで [詳細] ボタンをクリックし、[公開したアイテムの表示] を選択します。

    公開したアイテムの表示オプション

  2. Esri Building E の事前に作成されたアプリを探索する場合、Esri Building E Onsite Photos アプリに移動します。
  3. 必要に応じて、このアプリで、データの場所に移動します。
  4. アプリの下部にある [方向付き画像] ウィジェットをクリックします。

    このウィジェットがポップアップとして表示され、方向付き画像の三角形がマップ上に表示されます。

    ヒント:

    [方向付き画像] ポップアップにデータが隠れて見えなくなっている場合、このポップアップをマップ上のどこかにドラッグして移動できます。 ポップアップの右下隅をドラッグしてサイズを変更することもできます。

    緑色の三角形は、カタログ内の画像に含まれているすべてのエリア (カバレッジと呼ぶ) を示しています。 このアプリでは、マップ範囲に含まれている最初の 100 個のフィーチャのカバレッジだけが表示されます。 100 を超えるフィーチャがある場合、拡大すると対象エリアのカバレッジが表示されます。

  5. マップ上で、緑色の三角形の中にある任意のポイントをクリックします。

    [方向付き画像] ポップアップに、クリックした地点を撮影した写真が表示されます。 写真の範囲がマップ上で赤色でハイライト表示されています。 マップとポップアップの両方で、クリックした地点に赤色の X が表示されるため、マップと画像がどのように対応しているかがわかります。

    マップとビューアーでの方向付き画像

    注意:

    写真の撮影地点と範囲の精度は、その写真を撮影したモバイル デバイスによって取り込まれたメタデータの精度によって異なります。

  6. [方向付き画像] ポップアップで、写真を拡大/縮小および画面移動します。

    ポップアップに現在表示されている写真の部分を反映して、マップ上でハイライトされているカバレッジの形状とサイズが変わります。

    方向付き画像を拡大

    複数の写真によって、同じエリアを異なる視点で調査することもできます。

  7. マップ上で、複数の緑色のカバレッジ三角形が重なり合っているエリアをクリックします。

    このエリアの写真は複数ありますが、ポップアップに表示される写真は 1 つだけです。

  8. [方向付き画像] ビューアーで、[ナビゲーション ツール] ボタンをクリックします。

    ナビゲーション ツール ボタン

    ポップアップにナビゲーション ツールが表示されます。 マップ上で指定したエリアと重複するすべての写真の場所が示されます。

    ナビゲーション ツール

  9. ナビゲーション ツールで、青色の点をクリックします。

    ポップアップに表示されている写真が、同じエリアの別の写真に切り替わります。

    ナビゲーション ツールに同じエリアの別の画像が表示される

  10. アプリで画像を調査します。 終了したら、アプリを閉じます。

このチュートリアルでは、QuickCapture プロジェクトを作成し、方向付き画像 (クラシック) を有効にしました。 この後、Experience Builder を使用して、さまざまなアングルで撮影された写真を調査する Web アプリを作成しました。 ここで行ったワークフローは、写真に基づいたその他多くのデータ収集のシナリオにも応用できます。 方向付き画像を利用して、あらゆるアングルで撮影された対象物の写真をマップから動的に調査してください。

他のチュートリアルについては、チュートリアル ギャラリーをご覧ください。