マップの操作
まず、Web マップを開き、マップ ツールを使用して、マップのナビゲートおよび操作方法について学びながら、ハワイ島における火山および溶岩流のリスクについて確認します。
マップを開く
まず、Map Viewer Classic を使用してハワイ島における溶岩流の危険区域を示すマップを開きます。
- ArcGIS Online グループの「はじめての Map Viewer Classic」に移動します。
注意:
グループとは、ArcGIS Online 上のコンテンツのコレクションです。

このグループには、レッスンで使用する *.csv ファイルと Web マップが含まれます。
- [Hawaii Island Lava Flow Risk] Web マップ アイテム上で楕円をクリックし、[Map Viewer Classic で開く] を選択します。
![[Map Viewer Classic で開く] オプション [Map Viewer Classic で開く] オプション](GUID-6B1644C6-D1A8-485E-9887-828BEE1AA760-web.png)
注意:
より新しい Map Viewer バージョンを使用するよう求める画面が表示された場合は、[後で] をクリックします。
マップが開いてハワイ島が表示されます。

ビーチや植生の代わりに、溶岩流の危険区域を深刻度別に分類した、島の地質分類が表示されます。 マップには、火山、緊急避難所、および高速道路も表示されます。
マップの操作
マップにはレイヤーが含まれ、各レイヤーにはフィーチャが含まれます。 たとえば、各火山は [Volcanoes] レイヤー内のフィーチャです。 次に、フィーチャに関する情報を取得してマップのナビゲートを行います。
- マップ上の火山 (Mauna Loa など) をクリックします。
火山に関する詳細情報が表示されたポップアップが開きます。

Mauna Loa は直近で 1984 年に噴火しており、島の 3 つの活火山のうちの 1 つです。 (Mauna Kea は死火山です)。
- ポップアップ上のサムネイル画像をクリックします。
新規ブラウザー タブまたはウィンドウに、見出しの付いた大きな画像が表示されます。

- 詳細画像が表示されているタブまたはウィンドウを閉じます。
- ポップアップの下部にある [ズーム] をクリックします。
![[ズーム] オプション [ズーム] オプション](GUID-7FA49024-51F0-4D44-9F8A-A9CE55BB5D1B-web.png)
マップでフィーチャを拡大表示すると、テレインを確認できます。

- ポップアップを閉じます。
- マップの左上隅にある [デフォルトの表示範囲] ボタンをクリックします。
![[デフォルトの表示範囲] ボタン [デフォルトの表示範囲] ボタン](GUID-E9A31BDB-068F-4957-87BA-D37923213D81-web.png)
- マップ上で、溶岩流の危険区域をクリックします。
フィーチャに関する情報と、大きな画像にリンクしているサムネイル画像が表示された、別のポップアップが開きます。

- ポップアップ上のサムネイル画像をクリックすると、見出しの付いた大きな画像が表示されます。
- 詳細画像が表示されているブラウザー タブを閉じ、マップ上のポップアップを閉じます。
- 火山、危険区域、および緊急避難所について、ユーザー自身で調べます。 マップを拡大および縮小するには、マップ ナビゲーション ツールまたはマウス ホイールを使用します。
ヒント:
Shift キーを押しながら、マップ上でボックスを描画すると、特定の地域が拡大表示されます。
- 作業が完了したら、[デフォルトの表示範囲] ボタンをクリックして、島の全体表示に戻ります。
これで、ある程度マップの操作方法をおわかりいただけたと思います。次に、これらの操作を組み合わせます。
マップ コンテンツの表示
マップ レイヤーを直接操作するには、マップの [コンテンツ] ビューに切り替える必要があります。
- 左側の [詳細] ウィンドウの上部にある [コンテンツ] ボタンをクリックします

[コンテンツ] ウィンドウ上のレイヤーの順序は、マップ上で描画された順になっています。 各マップの一番下には、全世界をカバーするベースマップ レイヤーが含まれています。 ベースマップ以外の各レイヤーをオンまたはオフにすることができます。
- [コンテンツ] ウィンドウ上で、[Lava Flow Hazard Zones] レイヤーの横にあるチェックボックスをクリックし、レイヤーをオフにします。

下に[Terrain] レイヤーが表示されます ([Terrain] レイヤーは、[Lava Flow Hazard Zones] レイヤーの透過表示設定により、一部はすでに見えていました)。
- [Terrain] レイヤーをオフにし、[地形図] ベースマップを表示します。

- 両方のレイヤーをオンに戻します。
任意のレイヤーの透明度を調整することで、マップ表示を強化したり、レイヤーを非表示にせずに基礎となるレイヤーを表示できます。 次に、[Lava Flow Hazard Zones] レイヤーの透明度を設定します。
- [コンテンツ] ウィンドウで [Lava Flow Hazard Zones] レイヤーにポインターを合わせます。 [その他のオプション] ボタンをクリックして [透過表示] を選択します。
[レイヤーの透過表示] ウィンドウが開き、レイヤーは約 40% の透明度に設定されているとわかります。

- [透過表示] スライダーを左右にドラッグします。
レイヤーが完全に透明になると、テレインがわかりにくくなります。 スライダーを反対側の端まで動かすと、[Lava Flow Hazard Zones] レイヤーが見えなくなります。
- [透過表示] スライダーをお好みの位置まで動かします。 [コンテンツ] ウィンドウ内の空白スペースをクリックして、[レイヤーの透過表示] ウィンドウを閉じます。
これでマップの探索を完了しました。次のレッスンでは、マップを構築します。
マップ ツールの使用
リボン上のツールを使用して、マップを操作することもできます。
- リボンの [計測] ボタンをクリックし、[距離] ツールをクリックします。 既存の単位をクリックして [マイル] を選択します。

- マップ上で、[Mauna Loa] をクリックし、計測を開始します。
- マウス ポインターを他の火山 (Hualalai など) に動かし、ダブルクリックして計測を終了します。

- 他にも数回計測を行います。 終了したら、[測定] ツールを閉じます。
ヒント:
計測中にクリックすると、ラインの方向が変化します。
- Web マップを閉じます。
他のユーザーがすでに作成していたマップを操作し、マップ内のレイヤーとデータについて十分に理解しました。 次に、類似のデータを使用して、ハワイと溶岩流区域の独自のマップを作成します。
マップの作成
新規マップの作成は、ベースマップから始まります。 ArcGIS の組織で、管理者はデフォルトのベースマップを選択し、表示範囲を設定します。 このレッスンでは、デフォルト ベースマップが地形図ベースマップであること、およびベースマップのデフォルト範囲が世界であることを前提としています。 設定が異なっている場合は、最初のセクションで必要に応じて変更を行います。
マップの作成
マップを作成するには、次の手順を実行します。
- ブラウザーですでにマップが開いている場合、リボン上で [マップの変更] をクリックします。
- [新規マップ] と [マップの新規作成] を順番にクリックします。

- [マップを開く] ウィンドウで、[はい。マップを開きます。] をクリックします。
- 「ArcGIS の組織アカウント」または ArcGIS Enterprise 指定ユーザー アカウントを使用してサイン インします。
注意:
組織のアカウントがない場合、ArcGIS の無料トライアルにサイン アップできます。
- ブラウザーでマップが開いていない場合、ArcGIS Online に移動して、ページの上部にある [マップ] をクリックします。
世界を範囲とする新規マップが開きます (管理設定に応じて、範囲は異なる可能性があります)。

- リボンの [住所または場所の検索] ボックスに「Island of Hawaii」(ハワイ島) と入力します。 表示された位置の候補リストから、[Island of Hawaii, HI, USA] を選択します。

マップでハワイ島が拡大表示されます。

- [検索結果] ポップアップを閉じます。
- 島内を拡大表示します。 必要に応じて、マップを移動 (ドラッグ) してビューの中央にハワイ島が配置されるようにします。

マップを保存することでマップ範囲を設定できます。 保存時点のマップ範囲が [デフォルトの表示範囲] ボタンで使用される表示範囲になります。 特定のマップ上の場所にナビゲートするために、空間ブックマークを追加するのも便利です。 「Hawaii Island」ブックマークを作成します。
- リボン上で [ブックマーク] ボタンをクリックします。 [ブックマークした場所] リストで、[ブックマークの追加] をクリックします。

- 「Island of Hawaii」と入力し、Enter キーを押します。

- [ブックマークした場所] ウィンドウを閉じます。
- [詳細] ウィンドウの上部にある [コンテンツ] ボタンをクリックします。

- 必要な場合は、リボンの [ベースマップ] ボタンをクリックして、[地形図] を選択します。
マップへのレイヤーの追加
ベースマップにレイヤーを追加する準備が整いました。
- リボンの [追加] ボタンをクリックし、[レイヤーの検索] を選択します。

検索結果のデフォルト リストが表示されます。
- [マイ コンテンツ] をクリックし、[ArcGIS Online] を選択します。

- 検索ボックスに「Hawaii」と入力します。 Learn ArcGIS の管理者アカウントが所有するレイヤーに検索結果を絞り込むには、[owner:Learn_ArcGIS] を追加して Enter キーを押します。

検索結果が関連性の高いリストに絞られます。
- 結果のリストから、所有者が [Learn_ArcGIS] の [HawaiiTerrain] を見つけます。 [追加] をクリックし、マップにレイヤーを追加します。

- 同様に、検索結果から以下のレイヤーをマップに追加します (どのレイヤーも Learn_ArcGIS が所有者)。
- Volcanoes
- Hawaii Lava Flow Hazard Zones
- Hawaii Island Major Highways
- [検索] ウィンドウの上部にある [戻る] ボタンをクリックします。

レイヤーは、マップに読み込まれた順に、デフォルトのシンボルで描画されます (通常はユーザーがレイヤーを追加した順番と同じになりますが、そうならない場合もあります)。火山は溶岩流の危険区域の下にあるため、マップ上に表示されません。
レイヤー プロパティの設定
このセクションでは、レイヤーのプロパティを変更します。 プロパティを短い名前に変更し、レイヤー リスト内の位置を変更し、ラベルを追加して透明度を調整します。 レイヤー プロパティは、常に同様の方法でアクセスできます。レイヤー名にポインターを合わせて適切なボタンをクリックするか、[その他のオプション] ボタンをクリックして変更するプロパティを選択します。
- [コンテンツ] ウィンドウの [Hawaii Island Major Highways] レイヤーにポインターを合わせ、[その他のオプション] ボタンをクリックして [名前の変更] を選択します。

- [名前の変更] ウィンドウで、レイヤー名を「Highways」に変更し、[OK] をクリックします。

- 同様に、[Hawaii Lava Flow Hazard Zones] レイヤーの名前を「Lava Flow Hazard Zones」に変更します。
- [HawaiiTerrain] レイヤーの名前を「Terrain」に変更します。
- [コンテンツ] ウィンドウで [Volcanoes] レイヤーにポインターを合わせ、[その他のオプション] ボタンをクリックして [上へ移動] をクリックします。

レイヤーが 1 つ上の位置に移動し、[Lava Flow Hazard Zones] (溶岩流の被災地域) レイヤーの上に表示されます。 これで、火山がマップ上に表示されるようになりました。
- 再び [Volcanoes] レイヤーを上に移動します。
これで、[Volcanoes] レイヤーがリストの一番上に表示されるようになります。 通常の演習では、ラインの上にポイント (火山など) を配置し、ポリゴンの上にライン (高速道路など) を配置します。 ポイント、ライン、およびポリゴンはすべてフィーチャ レイヤーです。通常、フィーチャ レイヤーは、正確な位置および境界線を持った不連続の地理オブジェクトを表します。
[Terrain] レイヤーは [地形図] ベースマップと同様、タイル レイヤーです。 タイル レイヤーは画像であり、フィーチャ レイヤーと同様に操作することはできません。 これらのレイヤーは、一般的に不連続オブジェクトではなく、大きな連続サーフェスを表します。 マップで、タイル レイヤーをフィーチャ レイヤーの上に移動することはできません。
- [コンテンツ] ウィンドウの [Volcanoes] レイヤーにポインターを合わせます。 [その他のオプション] ボタンをクリックして [ラベルの作成] を選択します。

各火山には、火山名のラベルが付いています。
- [ラベル フィーチャ] ウィンドウで、ラベルのサイズを [13] から [14] に変更し、[OK] をクリックします。
![[ラベリング] ウィンドウ [ラベリング] ウィンドウ](GUID-5773EEED-385A-4D83-B844-F5B640387FD9-web.png)
- [コンテンツ] ウィンドウで [Lava Flow Hazard Zones] レイヤーにポインターを合わせ、[その他のオプション] ボタンをクリックして [透過表示] を選択します。 レイヤーの透明度をおおよそ 40% に設定します。この値はお好みで変更しても構いません。
- 同様に、[Highways] レイヤーの透明度を約 50% に設定します。

これで、緊急避難所を除き、前回のレッスンで操作したマップの外観を再作成しました。
マップの凡例の定義
新規マップの作成を始めたり、ユーザー自身が保存したマップを開いたりすると、[コンテンツ] ウィンドウが表示された状態でマップが開きます。 ただし、他のユーザーがマップを開くと、[凡例] ウィンドウが表示された状態でマップが開きます。 このため、凡例の表示方法を検討する必要があります。
- [コンテンツ] ウィンドウの上部にある [凡例] ボタンをクリックします。
ベースマップ以外のすべてのレイヤーに対して、凡例エントリが作成されます。 [Terrain] レイヤーのエントリ (グレースケールの値を表示) は、マップの解釈に有用ではありません。
- [凡例] ウィンドウの上部にある [コンテンツ] ボタンをクリックします。
- [Terrain] レイヤーにポインターを合わせ、[その他のオプション] をクリックして [凡例を非表示にする] を選択します。

- 再び凡例を表示し、変更されていることを確認してから、[コンテンツ] ウィンドウに戻ります。
シンボルの変更
レイヤーを追加した際に、火山には黄色のひし形、被災地域には赤色とオレンジ色の陰影といったシンボルがすでに設定されていたため、少ない作業量でマップの外観を再作成することができました。 スタイルやポップアップ構成を含むレイヤーのデフォルトの表示設定は、レイヤーの所有者によって作成されます。 ただし、ユーザー自身のマップにレイヤーを追加したら、その設定を変更することができます。
- [コンテンツ] ウィンドウで [Highways] レイヤーにポインターを合わせて [スタイルの変更] ボタンをクリックします。

[スタイルの変更] ウィンドウでは、チェックマークで示されているように、現在選択されているスタイルは [場所 (単一シンボル)] になっています。

このスタイルでは、レイヤー内のすべてのフィーチャが同じシンボルで描画されます。 マップ上にフィーチャを表示するが、名前や速度制限など、フィーチャの詳しい特性には関心がない場合、[場所] スタイルが適しています。
- [描画スタイルの選択] で、[場所 (単一シンボル)] の下の [オプション] をクリックします。
- [場所のみを表示] の下の [シンボル] をクリックしてシンボルを変更します。

- 色パレットにある暗めの紫色を選択して ([#4C0073] など) [OK] をクリックします。

新しい色がマップに適用されます (好みに合わない場合は、もう一度 [シンボル] をクリックして、色パレットを開き、別の色を選択します)。
- [スタイルの変更] ウィンドウの下部にある [OK] をクリックしてから [完了] をクリックします。
マップを保存する
次に、マップとそのアイテム詳細の一部を更新します。
- リボンの [保存] ボタンをクリックして、[保存] を選択します。
- [マップの保存] ウィンドウで、[タイトル] ボックスに「Hawaii Island Lava Flow Hazard Zones」(ハワイ島の溶岩流の危険区域) と入力します。
注意:
すべての名前が一意になるように、マップ名の末尾に自分のイニシャルを追加します。 YN は、自分の名前のイニシャルを表す一般的なプレースホルダーです。
- [タグ] には、ユーザーが検索でこのマップを見つけやすくなるような単語を入力します。 各タグの入力後には、Enter キーを押します。
- [サマリー] には、マップのコンテンツに関する簡単な説明を入力します (例: ハワイ島の火山の場所および溶岩流の危険度が高い区域)。

- [マップの保存] をクリックします。
マップは [マイ コンテンツ] に保存されます。ここには組織のコンテンツ ページからアクセスできます。
アイテム詳細の編集
次に、マップについて記述した情報 (メタデータとも呼ばれる) を編集します。 マップに加えたメタデータの変更は、作成する Web アプリにそのまま適用されます。 具体的には、マップのコンテンツについてユーザーが学べるマップの説明を編集します。
- ページの上部にある [ホーム] をクリックし、[コンテンツ] を選択します。

コンテンツ ページの[マイ コンテンツ] タブに、マップ名とその他の詳細情報が一覧表示されます。
- アイテム詳細を表示するマップのタイトルをクリックします。

Web マップのアイテム詳細ページが表示されます。 アイテム詳細ページには、マップに関する情報が含まれています。 このページでは、マップを共有したり、マップの使用状況を監視してマップの注目度を判断したり、マップ範囲などの設定を編集したりすることもできます。
- アイテム詳細ページの [説明] で、[編集] をクリックします。
注意:
見出しの下にある青色のテキストをクリックして編集することもできます。

- [説明の編集] ボックスで、次のテキストを入力 (またはコピーと貼り付け) します。ハワイ島における溶岩流の被災地域分類は、1974年にアメリカ地質調査所によって作成されました。 リスク レベルは過去の噴火の場所と頻度に基づいています。
ヒント:
テキストをコピーして貼り付けると、説明ボックスに書式設定されたテキストが表示されることがあります。 この書式を削除するには、テキストをハイライト表示して [説明] ツールバーの [書式の解除] ボタンをクリックするか、Ctrl + Shift + V を押して書式なし貼り付けを行います。
- [保存] をクリックします。
マップがコンテンツに保存されて、そのアイテム詳細が更新されます。
これで、前のレッスンで操作したマップの外観の再作成がほぼ完了しました。 次に、*.csv ファイルから緊急避難所のレイヤーを追加します。
*.csv ファイルからのレイヤーの追加
前のレッスンでは、ハワイ島の火山の場所および溶岩流の危険度が高い区域を十分に理解しました。 計画上、これらの地域と高速道路 (マップ上に配置済み) および緊急避難所 (マップ上に未配置) との位置関係を把握しておくことは有用です。
実際に空間に存在する多くの情報が、スプレッドシートやテキスト ファイルに格納されたままになっています。 この情報が適切な形式である場合、ArcGIS に追加してマップ レイヤーに変換することができます。 必要となるのは、適切に定義された住所または緯度経度座標のみです。
*.csv ファイルのダウンロードと表示
次に、緊急避難所の住所を示す *.csv ファイルをマップに追加します。 .csv (カンマ区切り値) ファイルは、テーブル データをテキスト形式で保管しています。 CSV ファイルは、スプレッドシートおよびデータベース アプリケーションで一般的にサポートされているインポート/エクスポート形式です。
- 「はじめての Map Viewer Classic」グループに移動します。
注意:
前のレッスンで行った作業を保存するために ArcGIS の組織アカウントを作成しなかった場合は、マップを開いたままにしておいてください。 マップを閉じると、行った作業が失われる可能性があります。
- [Hawaii Emergency Shelters CSV] のサムネイルをクリックしてファイルをダウンロードします。

ブラウザーによって、*.csv ファイルがダウンロード バーに表示される場合もあれば、ファイルを開くか保存するかを確認するメッセージが表示される場合もあります。
- *.csv ファイルを開くためのデフォルトのアプリケーション (Microsoft Excel など) で、ファイルを開きます。
- 必要に応じて、列の端をドラッグするかダブルクリックして、幅を広げます。

テーブルの行はそれぞれ 1 つの緊急避難所を表します (ハワイ島では、ほとんどの緊急避難所は学校です)。住所の列では、テーブルが空間データとして解釈されます。
テキスト エディターでファイルを表示している場合、同じ情報がカンマで区切られたテキストとして表示されます。 ArcGIS では、両方の形式をサポートしています。

- *.csv ファイルを開いているアプリケーションで、[ファイル] メニューをクリックし、[名前を付けて保存] を選択します。 ファイルを「EmergencyShelters.csv」として、コンピューター上の場所に保存します。
- Microsoft Excel でファイルを開いている場合、ワークブックを CSV 形式で保存するかどうかを確認するメッセージが表示されます。 [はい] をクリックします。
- *.csv ファイルを開いているアプリケーションを閉じます (変更を保存するかどうかを再度確認されたら、[いいえ] をクリックします)。
*.csv ファイルのレイヤーとしての追加
他のさまざまなパブリック サーバーから *.csv ファイルを取得したり、他のファイル タイプから変換したりすることもできます。 Web ページなどのソースから情報をコピーし貼り付けて、CSV ファイルを作成することもできます。
- Hawaii マップがあるブラウザー ウィンドウに戻ります
注意:
(アカウントを作成してマップを保存した場合は、コンテンツ ページの [マイ コンテンツ] タブからマップを開くことができます)。
- リボンの [追加] ボタンをクリックし、[ファイルからレイヤーを追加] を選択します。

- [ファイルからレイヤーを追加] ウィンドウで、[ファイルの選択] (またはお使いのブラウザーの対応するコマンド) をクリックします。 EmergencyShelters.csv を保存した場所を参照します。
- ファイルをクリックして選択し、[開く] をクリックします。
- [ファイルからレイヤーを追加] ウィンドウで、[インポート] をクリックします。
ヒント:
コンピューターから直接 Web マップ内に、ファイルをドラッグすることもできます。
位置情報 (住所または座標) を含んでいる *.csv ファイルを追加した場合、マップ上にフィーチャが配置されます。 位置情報を含んでいない *.csv ファイルを追加した場合、代わりにテーブルが追加されます。 この場合、ファイルには住所が含まれていると認識されます。
テーブルの [フィールド名] 列には、*.csv ファイルのフィールド名 (列の見出し) が一覧表示されます。 [場所フィールド] 列では、これらのフィールド名が、指定した国の適切なカテゴリの住所情報と照合されます。 たとえば、[住所] フィールドは、住所を含むフィールドとして正しく解釈されています。 [都市] フィールドは、都市名を含むフィールドとして正しく解釈されています。
- [世界] で [米国] を選択します。

- ウィンドウの下部までスクロールして、すべてのフィールド名が正しく解釈されていることを確認します。

ヒント:
*.csv ファイルで、フィールド名の下に住所が格納されている場合があります。この場合、住所フィールドとして認識されません。 フィールド名の横にある [場所フィールド] の値をクリックし、ドロップダウン リストから適切な位置情報を選択することで、ユーザー自身で解釈を適用することができます。
- [レイヤーの追加] をクリックします。

マップ上の各避難所の住所に、ポイント シンボルが描画されます 避難所の多くは小学校であり、大勢の人々を収容するスペースがあるため緊急避難所として利用されることが多いです。 凡例では避難所の名前を確認できます。 デフォルトで、ポイントには名前に基づいて一意の色が割り当てられます。 それ以外の描画オプションは [スタイルの変更] ウィンドウに表示されます。
このマップの場合、個々の名前は重要ではありません。 ポイントが避難所であることがわかればよいだけなので、避難所すべてに同じシンボルを割り当てます。
- [スタイルの変更] ウィンドウの [描画スタイルの選択] で、[場所 (単一シンボル)] の [選択] をクリックします。

[スタイルの変更] ウィンドウで、[場所 (単一シンボル)] スタイルに、選択されていることを示すチェックマークが表示されます。 マップ上に、避難所が単一シンボルで描画されます。

次のセクションで、より具体的に緊急避難所を表現する別のシンボルを適用しますが、さし当たっては、このシンボルで十分です。
- [Change Style] ウィンドウの下部にある [Done] をクリックします。
- [コンテンツ] ウィンドウの [Emergency Shelters] レイヤーにポインターを合わせます。 [その他のオプション] ボタンをクリックして [名前の変更] を選択します。 レイヤーの名前を「Emergency Shelters」(単語間にスペースを挿入) に変更します。
避難所のシンボル表示
一般的なシンボルを、緊急避難所として、よりわかりやすいシンボルに変更します。
- [コンテンツ] ウィンドウで [Emergency Shelters] レイヤーにポインターを合わせて [スタイルの変更] ボタンをクリックします。
[スタイルの変更] ウィンドウでは、現在選択されている描画スタイルは [場所 (単一シンボル)] になっています。 これは、直前のセクションで選択したスタイルです。
- [場所 (単一シンボル)] 描画スタイルの [オプション] をクリックします。

- [場所のみを表示] の下の [シンボル] をクリックしてシンボルを変更します。
シンボル パレットが表示され、シンボルのデフォルトの [形状] カテゴリに属するさまざまなシンボルが表示されます。 また、ArcGIS には、他のシンボル カテゴリが多数用意されています。
- [シェープ] の横にある下向き矢印をクリックし、[アメリカ国立公園] カテゴリを選択します。

- [国立公園局] カテゴリで、黒色の背景に白の十字が示されたシンボルを見つけ、クリックして選択します。
- シンボルのサイズを「12」px (ピクセル) に変更し、[OK] をクリックします。

シンボルがマップ上で更新されます。

- [スタイルの変更] ウィンドウで、[OK] をクリックしてから [完了] をクリックします。
新しいシンボルにより、緊急避難所を直感的に理解できます。 印象の強い黒色と白色の組み合わせにより、赤色とオレンジ色で表示される危険区域からも目立たせることができます。
ここでは、*.csv ファイルから緊急避難所のレイヤーを追加しました。 最初のレッスンで [ハワイ島の溶岩流リスク] マップを操作した際、火山と溶岩流の危険区域のポップアップを開くことから始めました。 優れたマップを作成するには、ポップアップを構成して有用な情報を提供することが重要です。 次に、ボップアップを構成します。
ポップアップの構成
前のレッスンでは、さまざまなレイヤー プロパティを操作しました。 まだ操作していない重要なプロパティの 1 つがポップアップ構成です。 ポップアップを使用すると、データの関連情報やコンテキスト情報を提供できます。
緊急避難所のポップアップの構成
先ほど Web マップを探索したときは、火山レイヤーと溶岩流の危険区域レイヤーのポップアップが用意されていました。 次に、これらのポップアップの構成方法について学びます。 まず、緊急避難所レイヤーのポップアップから作業を始めます。
- 必要な場合は、Hawaii マップを開きます。
- 避難所をクリックすると、ポップアップが開きます。

ポップアップの基本的な構成は表示される内容そのものであり、フィールドのリストおよび値が含まれます。 情報は *.csv ファイルから抽出されたものなので、すでにわかっている内容です。 ほとんどのポップアップは、実質的に、レイヤーに関連付けられている属性テーブルを定型化したものです。
今回の場合、デフォルトの構成にはいくつかの小さな問題があります。 たとえば、避難所の名前が、ポップアップ タイトルとフィールドのリスト内の 2 か所に表示されます。 また、このマップのユーザーは、このマップがハワイであることをわかっているため、州の名前を表示する必要もないでしょう。
- ポップアップを閉じます。
- [コンテンツ] ウィンドウで [緊急避難所] レイヤーにポインターを合わせて、[その他のオプション] ボタンをクリックしてから [ポップアップの構成] を選択します。
デフォルトのポップアップ タイトルは、フィールド名 (通常は [NAME] フィールド) が括弧で囲まれたものです。 括弧で囲まれたフィールド名は、変数のように動作し、マップ上の避難所をクリックすると、指定した避難所の名前が表示されます。

[ポップアップのコンテンツ] 見出しの下にある [表示] プロパティが [属性フィールドのリスト] に設定されています。これは、先ほど開いたポップアップのリスト形式を表しています。
- 属性フィールドのリストの下にある [属性の構成] をクリックします。

[属性の構成] ウィンドウには、属性の表示ステータス (オンまたはオフ)、フィールド名、およびフィールド エイリアスが一覧表示されています。
- [表示] 列で、[{NAME}] フィールドのチェックボックスをオフにします。

- [{STATE}] フィールドの [表示] チェックボックスをオフにしてから [OK] をクリックします。
- [ポップアップの構成] ウィンドウの下部にある [OK] をクリックします。
- マップ上の緊急避難所をクリックして、更新されたポップアップを表示します。

[属性の構成] ウィンドウでチェックボックスをオフにしたフィールドが、ポップアップ内に表示されなくなりました。
- ポップアップを閉じます。
他のレイヤーのポップアップの操作
再び、マップの他のレイヤーのポップアップを表示します。
- マップ上の溶岩流の危険区域をクリックして、ポップアップを開きます。

このレイヤーのポップアップは、最初のレッスンで操作したマップのとおりに構成されています。 レイヤーの所有者は、このレイヤーのデフォルトのプロパティとして、この構成を保存しています。 特に手を加える必要はありません。
- 高速道路をクリックします。
高速道路レイヤーのポップアップはオフにされています。 高速道路の下にある溶岩流の危険区域のポップアップを開くことはできますが、高速道路自体のポップアップを開くことはできません。
- [コンテンツ] ウィンドウで [高速道路] レイヤーにポインターを合わせて、[その他のオプション] ボタンをクリックして [ポップアップの有効化] を選択します。

- 再び、高速道路をクリックします。

ポップアップが明確に構成されていません。 改善することもできますが、必須ではありません。 一般的に参照や背景の目的で使用されるマップ レイヤーは、ポップアップをオフにしておくことをお勧めします。
- ポップアップを閉じます。
- [コンテンツ] ウィンドウの [Highways] レイヤーにポインターを合わせます。 [その他のオプション] ボタンをクリックして [ポップアップの削除] を選択します。
- 火山フィーチャをクリックしてポップアップを開きます。

火山レイヤーは、前のレッスンで表示されたような構成にはなっていません。 この構成はマップに保存されていましたが、レイヤーのデフォルトのプロパティとしては保存されていませんでした。 このため、より一般的なフィールドおよび値のリストが表示されています。 再びポップアップの見栄えが良くなるように、少し手を加えます。
緊急避難所レイヤーでは、*.csv ファイルからの情報が直接ポップアップ内に表示されていました。 これは他のレイヤーでも同様で、ポップアップはテーブル データが形式化されたものになっています。
- [コンテンツ] ウィンドウで [Volcanoes] レイヤーにポインターを合わせて [テーブルの表示] ボタンをクリックします。

テーブル内の情報はポップアップ内の情報と一致しています。

テーブルに、URL を値として持つ 2 つのフィールドがあります。 URL を使用することで、ポップアップに画像や他の Web リソースを表示できます。 デフォルトのポップアップ構成では、これらの URL は [詳細] リンクとして表示されます。
- テーブルを閉じます。
火山ポップアップの構成
ポップアップの構成とは、レイヤーのテーブルからポップアップに表示する情報と、その情報の表示方法を指定するプロセスを指しています。 このプロセスには、属性の名前と値の書式を設定する作業が含まれています。 また、ポップアップのスタイルを選択する作業も含まれています。リスト形式や、カスタマイズされた段落形式などで、情報を表示できます。 最後に、ポップアップに画像、グラフ、およびリンクを追加します。
- [コンテンツ] ウィンドウで [火山] レイヤーにポインターを合わせて、[その他のオプション] ボタンをクリックしてから [ポップアップの構成] を選択します。
- [ポップアップ タイトル] ボックスで、[{NAME}] フィールドよりも前にテキストがあれば削除します。

タイトルに火山名は表示されるようになりましたが、レイヤー名が表示されません。
- [ポップアップのコンテンツ] セクションにある [表示] を [属性フィールドのリスト] のままにします。 属性フィールドのリストの下にある [属性フィールドの構成] をクリックします。

- [属性の構成] ウィンドウで、次のフィールドの [表示] チェックボックスをオフにします。
- {NAME}
- {VolcanoPicture}
- {VolcanoThumb}
- {PhotoCredit}
[{NAME}] フィールドは、すでにポップアップ タイトルに使用されているため、表示する必要がありません。 他の 3 つのフィールドは、[ポップアップ メディア] セクションに使用されます。 [{ELEVATION}]、[{TYPE}]、および [{Last_eruption}] フィールドのみ、表示をオンにします。

- [フィールド エイリアス] 列で [ELEVATION] をクリックして、テキストを編集可能にします。 「標高 (m) 」に変更します。
- ウィンドウの右側にある [書式設定] を [0 小数桁 (複数)] に変更します。

エイリアスは、ポップアップ内でフィールド名の代わりに表示される名前です。 デフォルトで、エイリアスとフィールド名は一致していますが、情報がより伝わりやすく、一般的な名前にエイリアスを変更できます。 この例で、括弧でくくられた m は値がメートル単位であることを意味しています。この意味は直感的にはわかりづらいかもしれません。必要に応じて、よりわかりやすいエイリアスを使用できます。
- [フィールド エイリアス] 列で [TYPE] をクリックします。 「Type」に変更し、Enter を押します。 [Last_eruption] という名前の [フィールド エイリアス] をダブルクリックし、「Last eruption」と入力してから Enter を押します。
- 同様に、[フィールド エイリアス] 列を下へスクロールして [Last_eruption] をクリックします。 「Last eruption」に変更し、Enter を押します。

このように、ポップアップ表示を少しずつわかりやすいように改善できます。
- [OK] をクリックします。
次に、ポップアップ ウィンドウに表示するサムネイル画像を構成し、見出しの付いた大きな画像にリンクさせます。
- [ポップアップの構成] ウィンドウの [ポップアップ メディア] の下にある [追加] をクリックして、[画像] を選択します。

- [画像の構成] ウィンドウで、デフォルトのタイトル (画像 1) を削除します。 ここに「Photo:」と入力し、スペースバーを押します。
- [タイトル] ボックスの右にある [フィールド名または式の追加] ボタンをクリックします。 フィールドのリストを下へスクロールして、[PhotoCredit {PhotoCredit}] を選択します。

フィールド名は変数のように動作することを思い出してください。 各ポップアップのメディア部分に、正しい写真家の名前が表示されます。

注意:
[フィールド名または式の追加] ボタンを使用すると、リストにはフィールド名とそのエイリアスの両方が表示されます。 デフォルトと同様、これらが同じ名前である場合、エントリは [PhotoCredit {PhotoCredit}] のように表示されます。
- [キャプション] ボックスに、「画像をクリックして詳細を表示」と入力します。
- [URL] の場合は、[フィールド名または式の追加] ボタンをクリックします。 フィールドのリストを下へスクロールして、[Volcano_Thumb {Volcano_Thumb}] を選択します。
[URL] ボックスには、写真共有サイトのアカウントなど、パブリックにアクセス可能なサーバーに保存された画像へのパスが含まれている必要があります。 これらの画像はポップアップ内に表示され、クリックすると、[リンク] ボックスで参照されているアイテムが開きます。
- [リンク] の場合は、[フィールド名または式の追加] ボタンをクリックします。 下へスクロールして、[VolcanoPicture {VolcanoPicture}] を選択します。
[URL] ボックスとは異なり、[リンク] ボックスは画像を参照する必要はありません。ただし、今回は画像を参照します。 このボックスは Web ページ、PDF など、URL を持つあらゆるリソースを参照できます。
[画像の構成] ウィンドウを構成します。
![[画像の構成] ウィンドウ [画像の構成] ウィンドウ](GUID-2A0C3F18-7E9C-420A-B3D7-7B77AD17DD28-web.png)
- [OK] をクリックします。
- [ポップアップの構成] ウィンドウで、[OK] をクリックします。
- マップ上で火山をクリックします。

ポップアップには指定した構成が反映され、一部のテキスト書式や水平の区切り線は自動的に適用されます。
- サムネイル画像をクリックしてリンクをテストします。 広い視点からの確認を終えたら、ブラウザーのタブまたはウィンドウを閉じます。
- 他のいくつかの火山のポップアップを開きます。
- 作業が完了したら、大きな火山の画像が表示されたブラウザー タブまたはウィンドウをすべて閉じます。 マップ上の開いているポップアップを閉じます。
- リボンの [ブックマーク] ボタンをクリックし、[Island of Hawaii] (ハワイ島) ブックマークをクリックします
これでマップが完成しました。 次に、ArcGIS の組織アカウントまたは個人向けアカウントを取得して、マップを Web マッピング アプリとして公開します。 Web アプリを利用すると、マップの外観と機能をカスタマイズして、プロフェッショナル仕様のユーザー エクスペリエンスを生み出すことができます。
アプリの作成
作成したマップを Web アプリケーションとして公開することで、マップに価値を付加できます。 Web アプリは、カスタマイズされたユーザー インターフェイスであり、マップの外観を改善したり、機能を追加 (または削除) したり、マップを他のメディアと統合したりできます。 事前定義された複数の構成可能なテンプレートの中から選択するか、ArcGIS Web AppBuilder を使用してユーザー独自のアプリを設計できます。
次に、[基本] テンプレートで溶岩流の危険区域のマップを公開します。 この Web アプリでは、配色を選択したり、説明テキストを追加したり、どのマップ ツールをユーザーが使用できるようにするかを決定したりできます。 Web アプリを作成するには、マップを保存して共有するために ArcGIS の組織アカウントまたは個人向けアカウントが必要です。 アカウントを持っていない場合は、無料のトライアル カウントにサイン アップできます。 現状、緊急避難所レイヤーは Web マップにのみ保存されており所有アイテムになっていないため、アプリ作成の前にコンテンツに保存します。
避難所のレイヤーとしての保存
マップに緊急避難所レイヤーは存在していますが、表示されていません。 たとえば、組織のレイヤーを検索したとしても、どのユーザーからもこのレイヤーを見つけることができません。 [マイ コンテンツ] にレイヤーとして保存することで、このレイヤーを共有し、他のマップに追加できるようになります。 あなたはこのレイヤーの所有者となるため、設定したプロパティがレイヤーのデフォルトになります。 (このレイヤーを共有した場合) 他のユーザーがこのレイヤーをマップに追加すると、あなたが選択したシンボルが表示されます。
- アイテム ページの上部付近にある [Map Viewer Classic で開く] をクリックします。
注意:
[Map Viewer Classic で開く] オプションが表示されていない場合は、ドロップダウン矢印をクリックして [Map Viewer Classic で開く] を選択します。

- [コンテンツ] ウィンドウで [緊急避難所] レイヤーにポインターを合わせて、[その他のオプション] をクリックしてから [レイヤーの保存] を選択します。
注意:
ユーザー自身が作成したレイヤーのみ、このメニューを選択できます。 このマップの他のレイヤーのプロパティには表示されません (コンテンツを所有する組織サイトの管理者の場合は、このメニューも表示されます)。

- [アイテムの作成] ウィンドウでは、[タイトル] の [緊急避難所] 末尾に自分のイニシャルを追加してレイヤー名を [緊急避難所_yn] にします。
- [タグ] に「緊急」と入力して Enter を押し、「避難所」と入力して Enter を押し、「ハワイ」と入力して Enter を押します。
- [サマリー] では、「ハワイ島における緊急避難所の場所」と入力するか、このテキストのコピーと貼り付けを行います。

- [アイテムの作成] をクリックします。
- マップを保存します。
- ページの上部にある [ホーム] をクリックし、[コンテンツ] を選択します。
[マイ コンテンツ] ページが開き、作成したばかりの緊急避難所レイヤーが表示されます。

Web アプリの作成
次は、Web アプリを作成します。 最初のステップとして、他のユーザーがマップを表示できるようにマップを共有します。
- [Hawaii Island Lava Flow Hazard Zones] (ハワイ島の溶岩流の危険区域) Web マップを開きます。
- リボン上で [共有] ボタンをクリックします。

- [共有] ウィンドウで、[このマップを共有するユーザーを設定します。] で [組織] を選択します。 [すべての人 (パブリック)] を選択してすべての人とマップを共有することもできます。

ヒント:
Facebook や Twitter などのソーシャル メディア アカウントを通じて、マップを共有したい場合は、マップをすべての人と共有します。
- 必要に応じて、Web マップで表示できるように、[共有の更新] をクリックして、リストされたレイヤーを設定します。
注意:
共有状態の更新を求める表示がでていない場合は、次のステップに進みます。
これで、マップが共有されたので、Web アプリを作成します。
- [共有] ウィンドウで [Web アプリの作成] をクリックします。

[新しい Web アプリの作成] ウィンドウが開き、利用可能なテンプレートのギャラリー ビューが表示されます。 特定の用途向けに設計されたテンプレートもあれば、一般的な用途向けに設計されたテンプレートもあります。
テンプレートはアルファベット順になっています。 スクロール バーを使うとギャラリー全体を確認できますが、左側のタブや上部の検索ボックスを使うと、テンプレートを絞り込むこともできます。
- サイド メニューの [マップの紹介] をクリックします。

注意:
組織に構成済みのカスタムギャラリーがある場合は、これらのテンプレートは表示されません。
- [基本] テンプレートをクリックします。

- [Web アプリの作成] をクリックします。
Web アプリのタイトルが、そのベースとなるマップと同じであっても何ら問題はありません。これらの 2 つのアイテムはタイプが異なるからです。
- デフォルトのタイトルを使用し、末尾に自分のイニシャルを追加します。 [タグ] と [サマリー] には、アプリの簡単な説明を入力します。

デフォルトで、Web アプリには Web マップと同一の共有プロパティと [タイトル] が設定されます。 自分のイニシャルを追加すると、共有するアイテムに一意の名前を付けることができます。
- [完了] をクリックします。
Instant Apps の [構成] ウィンドウが表示されます。
- 必要に応じて、[アプリ セットアップ ページへようこそ] ページを閉じます。
[構成] ウィンドウには、アプリのプレビューも表示されます。

アプリの構成
アプリが開いて高速モードで表示されます。 高速モードでは、アプリで検討すべき最も基本的な設定のみが表示されます。Web アプリの構成プロパティを変更して、アプリにお好みの外観と操作性を持たせることができます。 タイトル、テーマ、テキストの色などのプロパティには、デフォルト設定があります。 このセクションでは、これらの設定の一部を変更します。
- [高速] ウィンドウで、[ステップ 1. マップ] をクリックします。

アプリで使用されている Web マップを確認できます。別のマップを使いたいときは、ここで変更できます。
- タイトルのデフォルト設定をそのまま使用するか、独自の新しいタイトルを入力します。
[情報] パネルには、マップについての簡単な説明が示されます。 このテキストは、Web マップに関して作成したアイテム サマリーから取得されます。 このテキストは上書きできます。
- [マップ アクセシビリティ] セクションを下にスクロールして、[マップの説明] に、次のテキストをコピーして貼り付けます。
このマップにはハワイ島の火山の場所、溶岩流の危険区域、高速道路、緊急避難所が含まれています。

- Web マップのサムネイル上で、[アイテム詳細の表示] をクリックします。

Web マップのアイテム詳細ページが表示されます。
- [説明] で、[編集] をクリックします。
- 最後のセンテンスの後ろにカーソルを置き、Enter を 2 回押します。 次のテキストを貼り付けます。詳細については、火山、避難所、危険区域などマップ フィーチャをクリックしてください。
- 入力したばかりのセンテンスをハイライト表示し、[斜体] ボタンをクリックしてセンテンスに斜体を適用します。 テキストの選択を解除するには、空白スペース部分をクリックします。

- テキストの最初の行で、「classification」という単語をハイライト表示します。 ツールバーの [リンクの作成] ボタンをクリックします。
![[リンクの作成] ボタン [リンクの作成] ボタン](GUID-8BE48F87-0269-4396-95FB-75099F75D949-web.png)
- [リンク] ボックスで、「https://pubs.er.usgs.gov/publication/7000036」をコピーして [URL] に貼り付けます。

ユーザーがこのリンクをクリックすると、危険区域について詳しく説明した「アメリカ地質調査所」ページに移動します。
- [リンク] ボックスで、[更新] をクリックします。
リンクを更新すると、分類テキストがハイパーリンクとして表示されます。

- [保存] をクリックします。
- Web アプリを表示しているブラウザー タブに戻ります。 [高速] ウィンドウで [次へ] をクリックします。

次のウィンドウでは、表示されることになる凡例が示されています。 内容に問題がなければ次のパネルに進みます。
- [次へ] ボタンをクリックします。
この Web アプリの目的は、火山および溶岩流の危険がある区域について人々に情報を知らせることです。 マップ上の特定の住所や場所を検索する必要もおそらくないでしょう。 検索オプションを無効にします。
- [ソース] セクションでは、[ArcGIS World Geocoding Service] の [編集] でオプション ボタンをクリックします。 [削除] をクリックします。

- [次へ] をクリックします。 [テーマの選択] で [暗色] を選択します。
![[暗い] テーマを選択します。 [暗い] テーマを選択します。](GUID-8EC79734-0BD7-49A1-B626-A56ED8AF89E8-web.png)
[ウィジェットの位置を管理] セクションで、パネル内におけるウィジェットの配置がアプリのプレビューにおけるウィジェットの配置と一致していることを確認します。

- [高速] ウィンドウの下部にある [公開] をクリックし、[確認] をクリックします。
構成された Web アプリのプレビューが、変更内容を表示するように更新されます。 [情報] パネルはマップ上のスペースを大量に使用するため、凡例が非表示になります。 レイアウトを変更して、アプリを初めて開いたときに凡例が表示されるようにします。
- [共有] ウィンドウで、[起動] をクリックします。

- [高速] ウィンドウの下部にある [終了] を 2 回クリックします。
Web アプリのアイテム ページに移動します。
アプリのアイテム詳細の編集
アイテムのタイトル、サマリー、タグは、Web アプリを作成したときからすでに入力されています。一部のアプリ情報を更新します。
- アイテム詳細ページで、[利用規約] の [編集] をクリックして、「なし。 パブリック ドメインのデータと画像。」と入力します。 [保存] をクリックします。
- ページの右下にある [著作権 (帰属)] で、[編集] をクリックして「ハワイ州 GIS プログラム、アメリカ地質調査所」と入力します。

- [保存] をクリックします。
ヒント:
後から Web アプリの構成方法に変更を加えることにした場合は、このアイテム ページを開き、[アプリの構成] をクリックします。
アプリの表示
次に、作成したアプリを探索します。
- アイテム ページの上部にあるサムネイル画像をクリックして、アプリケーションを開きます または [アプリケーションの表示] をクリックします。

- マップをナビゲートしたりポップアップを開いたりして、アプリを操作します。

Web アプリにおけるポップアップの動作は Web マップの場合と同じです。
- [デフォルト マップ ビュー] ボタンをクリックして、元のマップ ビューに戻ります。

注意:
レイヤーの追加や削除、シンボルの変更、ポップアップの構成など、ソースである Web マップに加えたあらゆる変更は、自動的にアプリに反映されます。マップの共有プロパティを変更した (または共有プロパティを削除した) 場合は、これもアプリに反映されます。
サムネイル画像の作成
最後に、アイテムの詳細に表示されているデフォルトの一般的なサムネイル画像を、アプリを表す画像に置き換えます。
- 画像編集ソフトウェアで、アプリの画像をキャプチャします。
ヒント:
キャプチャの方法がわからない場合は、キーボードにある PrintScreen (PrtScn) を使用して画像をキャプチャし、Windows のペイント アクセサリに貼り付けます。 Windows 7 の場合、[スタート] > [すべてのプログラム] > [アクセサリ] をクリックして [ペイント] を開きます。
- 画像のサイズを幅 600 ピクセルに変更しますが、縦横比は変更しないでください。
ヒント:
最適な縦横比は 3:2 です。 画像の幅が 600 ピクセルの場合、高さは約 400 ピクセルにする必要があります。 高さの値が大幅に異なる場合は、画像をトリミングして、サムネイル画像が歪まないようにします。
- 画像を PNG ファイル形式で、コンピューター上のフォルダーに保存します。
- Web アプリのアイテム詳細ページに戻ります。
- デフォルトのサムネイル画像の上にある [サムネイルの編集] をクリックします。

- [サムネイルの作成] ウィンドウで、[参照] (またはお使いのブラウザーの対応するコマンド) をクリックします。 サムネイルを保存したフォルダーを参照して画像をアップロードし、画像を選択してから [開く] をクリックします。 [保存] をクリックします。
新しいサムネイル画像が表示されます。

ここまでで、マップを作成する方法、マップにレイヤーを追加する方法、ファイルベースのデータから独自のレイヤーを作成する方法、ポップアップを構成する方法、マップを Web アプリとして公開して他の人と共有する方法について学びました。
その他のレッスンについては、「Learn ArcGIS Lesson ギャラリー」をご参照ください。