グローバル シーンの探索と構成
これから作成するアニメーションは、フンボルトの旅行における 2 つのパート、ベネズエラでのオリノコ川とネグロ川をつなぐカシキアレ運河の発見と、エクアドルのチンボラソ山の探検に重点を置いています。 後でアニメーションの中心的な場所として使用できるように、これらの場所にそれぞれブックマークを表示、作成します。 ブックマークは、マップまたはシーン位置へのナビゲーション ショートカットです。
まず、3D グローバル シーンを探索および構成します。 シーンはアニメーションの背景として機能します。
- Humboldt Animation ArcGIS Pro プロジェクトをダウンロードして開きます。
プロジェクトが開き、グローバル シーンが表示されます。
- サイン インを求められたら、ライセンスが割り当てられた ArcGIS アカウントを使用してサイン インします。
注意:
ArcGIS Pro へのアクセス権限または組織アカウントがない場合は、ソフトウェア アクセスのオプションをご参照ください。
- マウスの左ボタンをクリックして押したままにして、シーンを探索します。マップをドラッグして画面移動できます。 マウスの右ボタンを押したままにすると、拡大/縮小できます。 中央ボタンを押したままにすると、クリックしたポイントを中心に傾斜または回転させることができます。 マウス ボタンの代わりに B キー、C キー、V キーを使って移動することもできます。
デフォルトでは、シーンは [地形図] ベースマップを使用します。これは、参照マップとして設計されたものです。 このプロジェクトでは、フンボルトが旅行した場所をより現実的に表現するために、[衛星画像] ベースマップを使用します。
- リボンの [マップ] タブをクリックします。 [レイヤー] グループで、[ベースマップ] ボタンをクリックして [衛星画像] を選択します。
シーンのベースマップが変わり、衛星画像で世界が表示されます。
[衛星画像] ベースマップはシーンをより現実的に見せますが、多少明るく人工的に見え、より自然な外観を与える大気の影響がありません。 大気の影響をオンにして、シーンをさらに現実感のある外観に表現していきます。
- [コンテンツ] ウィンドウで、[Scene] をダブルクリックします。
[マップ プロパティ] ウィンドウが表示されます。 このウィンドウでシーンの多くの設定を変更できます。
- [マップ プロパティ] ウィンドウで [イルミネーション] タブをクリックします。 [大気照明] の下の [大気の影響を表示] をオンにします。
- [OK] をクリックします。
大気の影響により、シーンはより落ち着いた色調に変化します。
シーンにより現実的な外観を加えたので、フンボルトの旅行に沿って探索とポイントの追加を開始します。
プロジェクト コンテンツの探索
アニメーションでは、1800 年のフンボルトの旅行を、南米北部のオリノコ川からベネズエラのカシキアレ運河まで飛行します。
注意:
この歴史的な旅行とその重要性の詳細については、Humboldt and Latin America (1799-1804) をお読みください。
- [マップ] タブの [照会] グループで、[場所検索] をクリックします。
[場所検索] ウィンドウが表示されます。 このウィンドウでは、特定の場所を検索して、そこに移動できます。
ヒント:
ArcGIS Pro インターフェイスのウィンドウを移動するには、ウィンドウの上部をクリックしてドラッグします。 ウィンドウを新しい場所にドッキングするには、ウィンドウをドッキング ターゲットにドラッグします。
- [場所検索] ウィンドウで、検索バーをクリックして「Orinoco River」と入力し、Enter キーを押します。 検索結果のリストで、[Orinoco River] を選択します。
マップがベネズエラのオリノコ川にズームします。
注意:
画像は定期的に更新されるため、画面上に表示される画像は、このサンプル画像と正確には一致しない場合があります。
オリノコ川 (スペイン語でリオ オリノコ) は、南米で最長の川の 1 つであり、ベネズエラを通ってカリブ海に向かって西に流れています。 この川とその支流が南米最大の河川系を形成しています。
フンボルトは、カシキアレ運河を探しながら、この川の多くを探検しました。 カシキアレ運河は、2 つの河川系 (北のリオ オリノコと南のリオ ネグロ (ブラックリバー)) との間の最大の自然なつながりで知られています。 2 つの流域間の自然なつながりは非常に珍しく、フンボルトが 1800 年に運河の存在を確認するまで、その存在は噂に過ぎませんでした。
- [コンテンツ] ウィンドウで、[Humboldt_River_Journey] レイヤーを展開し、オンにします。
このレイヤーには、Rio Orinoco (リオ オリノコ)、Casiquiare Canal (カシキアレ運河)、Rio Negro (リオ ネグロ) が含まれています。
プロジェクトには、フンボルトの旅行に沿って複数のブックマークも含まれています。 旅行の重要ポイントについて理解を深めます。
- リボンの [マップ] タブの [ナビゲーション] グループで、[ブックマーク] をクリックして [Rio Orinoco Start] をクリックします。
シーンがオリノコ川の河口にズームします。
- これまでに学習した手順に従って、[Rio Orinoco to Casiquiare Canal] ブックマークに移動します。
マップが、オリノコ川がカシキアレ運河と合流するポイントにズームします。
- [Casiquiare to Negro] ブックマークに移動します。
シーンが、カシキアレ運河がネグロ川と合流するポイントにズームします。
フンボルトの川の旅行における重要ポイントを探索したので、次はチンボラソ山のブックマークを作成します。
ブックマークの作成
フンボルトは、南米北部の主要河川を旅してから 2 年後の 1802 年、当時世界最高峰と考えられていたチンボラソ山を登りました。
この旅行の部分をアニメーションに含めます。 まず、シーンでチンボラソ山のブックマークを作成します。
- [場所検索] ウィンドウを使用して、シーンをチンボラソ山に移動します。
ヒント:
[マップ] タブの [照会] グループで、[場所検索] をクリックします。 [場所検索] ウィンドウで「Mount Chimborazo」を検索して、Enter キーを押します。
シーンがエクアドルのチンボラソ山の場所にズームします。 このビューのブックマークを作成して、山の場所のオーバービューを提供します。
- [マップ] タブの [ナビゲーション] グループで、[ブックマーク] をクリックして [新しいブックマーク] を選択します。
- [ブックマークの作成] ウィンドウで [名前] に「Mount Chimborazo Overview」と入力して [OK] をクリックします。
次に、この山を拡大表示した 3D ビューに別のブックマークを作成します。
- チンボラソ山がよく見えるように、シーンをズームして傾けます。
- 「Mount Chimborazo」というブックマークを作成します。
チンボラソ山に 2 つのブックマークを作成しました。これらは、アニメーションを構成するために使用されます。
- [場所検索] ウィンドウを閉じます。
- [クイック アクセス ツールバー] で、[保存] をクリックして、プロジェクトを保存します。
マップ メモの作成
場所を目立たせて、ユーザーがその場所が何かをわかるようにラベルを付けるには、マップ メモを追加します。 マップ メモは、マップにフィーチャを簡単に追加するために作成できるシンボルです。 プロジェクトには、川がつながる重要ポイントのマップ メモ レイヤーとラベルが含まれています。
- [コンテンツ] ウィンドウで、[River_MapNotes] レイヤーをオンにします。
- [Rio Orinoco to Casiquiare Canal] ブックマークに移動します。
ラベルによってアニメーションがより魅力的になり、閲覧者はフンボルトの旅行のどの部分を見ているのかを追うことができます。 次に、チンボラソ山の [マップ メモ] レイヤーとラベルを作成します。
- [Mount Chimborazo] ブックマークに移動します。
- リボンの [挿入] タブをクリックします。 [レイヤー テンプレート] グループで、[ポイント マップ メモ] をクリックします。
[コンテンツ] ウィンドウの 3D レイヤー グループの下に新しい [ポイント メモ] レイヤーが追加されます。 現在のところ、[ポイント メモ] レイヤーはフィーチャを含んでいないため、マップには何も追加されません。 次に、フィーチャを作成します。
- リボンの [編集] タブをクリックします。 [フィーチャ] グループの [作成] をクリックします。
[フィーチャ作成] ウィンドウが表示されます。
- [フィーチャ作成] ウィンドウの [ポイント メモ] の下で、[ポイント メモ] をクリックします。
[ポイント メモ] をクリックすると、ポイント メモが展開し、追加のオプションが表示されます。 デフォルトのオプションはポイント フィーチャを作成するためのものです。ここでは、これを使用します。
シーンで、ポインターが変化します。 マップをクリックすると、クリックした場所にポイント フィーチャが作成されます。
- シーンで、チンボラソ山の上をクリックして、ポイントを追加します。
ヒント:
必要に応じて、C キーを押しながら画面移動するか、V キーを押しながら傾けて、シーンを調整します。
ヒント:
ポイントの配置を調整またはやり直す場合、元に戻すをクリックするか、Ctrl + Z キーを押すか、ポイントを選択して [編集] タブの [フィーチャ] グループにある [削除] ボタンをクリックして削除できます。
- [編集] タブをクリックします。 [編集の管理] グループにある [保存] をクリックします。
- [編集の保存] ウィンドウで [はい] をクリックします。
- [フィーチャ作成] ウィンドウを閉じます。
チンボラソ山のポイント メモが保存されます。 次に、直前に作成したポイントのラベルを追加します。
ラベルの編集
[ポイント メモ] レイヤーにラベルを追加するには、フィーチャ レイヤーの属性テーブルを編集します。 デフォルトのラベル スタイルは、[衛星画像] ベースマップではあまり読みやすくないので、ラベル テキストのスタイルと配置の設定も変更します。
- [コンテンツ] ウィンドウの [3D レイヤー] で、[ポイント メモ] レイヤーを右クリックして [属性テーブル] を選択します。
属性テーブルが開きます。 作成したポイント フィーチャがテーブルに一覧表示されます。
- 最初の行の [名前] 列をダブルクリックして編集します。 「Mount Chimborazo」と入力して、Enter キーを押します。
- [編集] タブの [編集の管理] グループで、[保存] をクリックします。 [編集の保存] ウィンドウで [はい] をクリックします。
- テーブルを閉じます。
マップ上で、ポイント フィーチャにラベルが付けられます。
次に、ラベル スタイルを編集して見やすくします。
- [コンテンツ] ウィンドウで、[ポイント メモ] を右クリックして [ラベリング プロパティ] を選択します。
[ラベル クラス] ウィンドウが表示されます。
- [ラベル クラス] ウィンドウで、[位置] タブをクリックします。 [配置] を展開し、[ポイントの上] を選択します。
シーンで、ラベルがポイントの上に表示されるようになりました。 次に、衛星画像ベースマップに対して文字が目立つように、ラベルの表示設定を調整します。
- [ラベル クラス] ウィンドウで、[シンボル] タブをクリックして、[表示設定] を展開します。 [フォント スタイル] で、[Bold] を選択します。 [色] で白色を選択します。
- [ハロー] セクションを展開します。 [ハロー シンボル] で、[黒 (塗りつぶし)] を選択します。
- [適用] をクリックします。
ラベル スタイルが完成しました。 次に、[ポイント メモ] レイヤーのシンボルを設定します。
注意:
自動的に適用を有効化することで、行ったすべての変更内容をマップに自動的に適用することができます。
- [コンテンツ] ウィンドウで、[ポイント メモ] レイヤーを展開します。 [ポイント メモ] のシンボルをクリックします。
[シンボル] ウィンドウが表示されます。
- [シンボル] ウィンドウで、必要に応じて [ギャラリー] タブをクリックして、[中心に菱形] を選択します。
- [プロパティ] タブをクリックします。 [サイズ] で、「20」と入力します。
- [適用] をクリックします。
- リボンの [編集] タブの [選択] グループで、[選択解除] をクリックします。
- プロジェクトを保存します。
チンボラソ山のシンボルとラベルを作成およびスタイル設定しました。
- [Globe] ブックマークに移動します。
チンボラソ山のラベルが表示されています。 山にかなり近づくまでは、ラベルを表示する必要はありません。 表示縮尺範囲設定を調整します。
- [コンテンツ] ウィンドウで、[ポイント メモ] レイヤーが選択されていることを確認します。 リボンの [フィーチャ レイヤー] タブをクリックします。
- [フィーチャ レイヤー] タブの [表示縮尺範囲] グループで、[表示縮尺の下限] に「2000000 ft」と入力して Enter キーを押します。
表示縮尺範囲が設定され、ラベル レイヤーはマップ範囲が 2,000,000 フィートを超えると表示されなくなりました。 次に、[マップ操作] ツールに切り替えて、誤った編集を防ぎます。
- リボンの [マップ] タブをクリックします。 [ナビゲーション] グループで、[マップ操作] をクリックします。
マップ メモ レイヤーを使用してチンボラソ山のブックマークとラベルを作成し、フンボルトの旅行における河川部分のブックマークとラベルを補完しました。 次に、ルート全体のアニメーションを作成します。
3D アニメーションの作成
アニメーションを作成するとき、シーンはカメラのレンズを通して見ているものだと想像してください。 キーフレーム、またはカメラがズームする固定ポイントを作成して、カメラをアニメーション化します。 作成するキーフレームに基づいて、アニメーションの実行中に、カメラはシーン内を飛行します。 地球全体のビューから始めて、南米を拡大表示します。一連のキーフレームを作成し、フンボルトが旅した川に沿って飛行します。 チンボラソ山でアニメーションを終了します。
- 必要に応じて、ArcGIS Pro で [Humboldt Animation] プロジェクトを開いて、[Globe] ブックマークに移動します。
- リボンの [表示] タブをクリックします。 [アニメーション] グループで、[追加] をクリックします。
リボンの [アニメーション] タブが開き、シーン ビューアーの下に [アニメーション タイムライン] ウィンドウが表示されます。 現在、ウィンドウには [最初のキーフレームを作成] というボタンだけが含まれています。
注意:
[アニメーション タイムライン] ウィンドウが表示されない、または何かの拍子で閉じてしまった場合、[再生] グループの [タイムライン] ボタンをクリックして、[アニメーション] タブで開くことができます。
- [アニメーション タイムライン] ウィンドウで、[最初のキーフレームを作成] をクリックします。
マップのサムネイルが [アニメーション タイムライン] ウィンドウの [キーフレーム ギャラリー] に追加されます。
サムネイルは最初のキーフレームを表します。これは、アニメーションで最初に表示される位置です。 アニメーションに関連するその他のオプションとツールがウィンドウに追加されます。
- [Rio Orinoco Start] ブックマークに移動します。
- [アニメーション タイムライン] ウィンドウで、[次のキーフレームを追加します。] ボタンをクリックします。
新しいキーフレームが [アニメーション タイムライン] ウィンドウに追加されます。
新しいフレームは自動的にタイムラインの終点に配置されます。 川のアニメーションをオーバービューの視点から開始することで、アニメーションが表示する内容に閲覧者を慣れさせることができます。
ヒント:
キーフレームの見え方に問題がある場合は、[キーフレーム ギャラリー] でそのサムネイルをクリックして選択します。 シーンを調整して、[キーフレームの更新] をクリックします。 キーフレームを完全に削除するには、[削除] をクリックします。
この角度は大して動的ではなく、川周辺の景観もそれほど表示されません。 シーンを傾けて川と周辺エリアの表示を広げると、よりエキサイティングなビューが作成されます。 次のフレームでは、閲覧者がオリノコ川に沿って地表と平行になるように、シーンに角度を付けます。
- 川の三角州の後に始まる河川部分にズームします。
- 川が西に向かって近くに見えるように画面移動、ズーム、傾斜を行います。リオ オリノコをシーンの中心になるようにします。
- [アニメーション タイムライン] ウィンドウで、[次のキーフレームを追加します。] ボタンをクリックします。
3 番目のキーフレームが追加されます。
次に、リオ オリノコがカシキアレ運河と合流するポイントまでアニメーションを続けます。
- [Rio Orinoco to Casiquiare] ブックマークに移動します。
- オリノコ川がシーン上で垂直になり、カシキアレ運河が右側になるように、ズーム、傾斜、画面移動を行います。
- [アニメーション タイムライン] ウィンドウで、[次のキーフレームを追加します。] ボタンをクリックします。
アニメーションには、地球のビュー、[Rio Orinoco] の河口、リオ オリノコ川とカシキアレ運河が合流するポイントが含まれています。 これは 4 つのキーフレームの合計です。 アニメーションをテストして、滑らかに再生されることを確認します。
- [アニメーション タイムライン] ウィンドウで、[再生] ボタンをクリックします。
アニメーションを再生すると、オリノコ川の河口から、オリノコ川とカシキアレ運河の合流地点までの間はぼやけて速すぎるトランジションになりますが、これはカメラが短時間で長い距離を画面移動するためです。 フンボルトはアニメーションのように 2 つの場所の間を直接移動していないので、2 番目と 3 番目のキーフレーム間の距離はアニメーションには重要でありません。
トランジションを滑らかにするには、川がカーブする 2 つのポイントに 2 つのキーフレームを追加して、川を移動しているかのような効果を作成します。 プロジェクトで使用できるように、ブックマークがすでに作成されています。 [Orinoco SW] および [Orinoco SE] ブックマークは、川がカーブする 2 つのポイントにおける川のビューです。
- [Orinoco SW] ブックマークに移動します。
- [アニメーション タイムライン] ウィンドウで、[次のキーフレームを追加します。] をクリックします。
これでオリノコ川の最初のカーブでカメラを回転させるキーフレームができましたが、このキーフレームは、オリノコ川がカシキアレ運河と合流するキーフレームの後に配置されます。 川が正しい順番で表示されるように、キーフレームの順序を変更する必要があります。
- 5 番目のキーフレームを 3 番目と 4 番目のキーフレームの間にドラッグ。
川の最初のカーブに対応するキーフレームが正しい順序になりました。 次に、これまでに学習した手順に従って、川の 2 番目のカーブに対応するキーフレームを追加します。
- [Orinoco SE] ブックマークに移動します。 [アニメーション タイムライン] ウィンドウで、[次のキーフレームを追加します。] をクリックして、新しいキーフレームを 4 番目と 5 番目のキーフレームの間にドラッグします。
これで、カメラがフンボルトの旅行の始まりを拡大表示してから、オリノコ川を経由してカシキアレ運河に至る 6 つのキーフレームができました。
次に、カシキアレ運河とリオ ネグロが合流する場所にキーフレームを追加します。
- これまでに学習した手順に従って、[Casiquiare to Negro] ブックマークに移動して、キーフレームを追加します。
7 つのキーフレームを使用した川に沿ったフンボルトのルートのアニメーション化が完了しました。
山の旅のアニメーション化
ビデオを完成させるために、フンボルトがカシキアレ運河とオリノコ川およびネグロ川とのつながりをマッピングしてから 2 年後に登ったチンボラソ山もアニメーション化します。
- [Mount Chimborazo Overview] ブックマークに移動して、キーフレームを追加します。
- [Mount Chimborazo] ブックマークに移動して、キーフレームを追加します。
現在のキーフレームは、山の 1 つの角度だけを表示しています。 フンボルトの探検における Chimborazo の重要性を強調するために、キーフレームをさらに追加して、アニメーションが山を旋回するようにします。
- シーンを画面移動して傾けて、山をフレームの中心に保持したまま、別の角度から表示します。そして、山の新しい角度をキャプチャする新しいキーフレームを作成します。
- [アニメーション タイムライン] ウィンドウで、[再生] ボタンをクリックします。
アニメーションを再生すると、ネグロ川とチンボラソ山との間はぼやけて速すぎるトランジションになりますが、これはカメラが短時間で長い距離を画面移動するためです。 フンボルトはアニメーションのように 2 つの場所の間を直接移動していないので、これらのキーフレーム間の距離はアニメーションには重要でありません。 トランジションをより滑らかにするには、カメラが撮るパスのタイプを変更します。
[アニメーション タイムライン] ウィンドウでは、各キーフレームへのパスのタイプが [キーフレーム ギャラリー] 内にあるキーフレーム間のトランジション円に表示されます。 現在、キーフレーム間のトランジション円には、[固定] パスを示す曲線が表示されています。
- [アニメーション タイムライン] ウィンドウで、7 番目と 8 番目のキーフレーム間のトランジション円をクリックします。
- [カメラ] をポイントします。
キーフレーム間には、[固定] (デフォルトのパス)、[手動調整]、[直線]、[ジャンプ]、[切り替え]、[維持] といったさまざまな種類のパスがあります。 これまで、フレーム間で滑らかにカメラを移動する [固定] パスを使用してきました。 直線は各ポイント間の直線パスを探し、ジャンプは弧を描くパスを作成し、切り替えはトランジションをすべてスキップします。
[ジャンプ] トランジションは、2 つのポイント間でカメラをすばやく移動するのに適しています。 ネグロ川とチンボラソ山の間のエリアには関心がないため、2 つのキーフレーム間で [ジャンプ] トランジションを使用します。
- [ジャンプ] を選択します。
2 つのキーフレーム間のトランジションが [ジャンプ] に設定されました。
- [再生] をクリックしてアニメーションをプレビューします。
川と山のシーン間のトランジションは改善されましたが、最後の川のキーフレームの時間はまだ速く感じます. キーフレームの時間の長さを調整します。
- 7 番目のキーフレームをクリックして選択します。
- [アニメーション タイムライン] ウィンドウで、[維持] をクリックします。
7 番目のキーフレームの最後に 2 秒間のキーフレームが追加されます。
- アニメーションを再生します。 川がカメラの表示内にとどまっていることと、トランジションが速すぎないことを確認します。
注意:
[ムービーのエクスポート] ウィンドウでアニメーションをビデオ ファイルにエクスポートするときは、適切な解像度、縦横比、フレーム レートを設定します。 ビデオをプレビューすると、シーンが完全にレンダリングされず、ぼやけて見える場合がありますが、[ムービーのエクスポート] ウィンドウで設定した解像度と画質には影響しません。
- プロジェクトを保存します。
アニメーションのエクスポート
フンボルトの有名な探検のいくつかを示すアニメーションを作成したら、エクスポートして共有します。
- [アニメーション] タブの [エクスポート] グループで、[ムービー] をクリックします。
[ムービーのエクスポート] ウィンドウが表示されます。 YouTube や Vimeo など、エクスポート可能な設定済みのビデオ形式がいくつかあります。 YouTube にアップロードできる形式でアニメーションをエクスポートします。
- [ムービーのエクスポート] ウィンドウの [ムービー エクスポートの事前設定] の下で、[YouTube] ボタンをクリックします (デフォルトで選択されている場合があります)。
- [ファイル名] でフォルダー ボタンをクリックします。
[アニメーション ファイルの場所] ウィンドウが表示されます。 このウィンドウでは、アニメーション ファイルを保存する場所を選択できます。
- アニメーションを保存する場所を参照します。 ファイルに「Humboldt Animation」という名前を付けて、[保存] をクリックします。
- [ファイル エクスポート設定] を展開します (これを表示するには、下方向にスクロールする必要がある場合があります)。
これらのオプションを使うと、アニメーションのファイル タイプや 1 秒あたりに再生されるフレームの数を変更できます。 この目的では、デフォルトのオプションで問題ありません。 ただし、アニメーション内の総フレーム数に注意してください。 総フレーム数は、アニメーションのエクスポートにかかる時間に影響します。 約 1,700 フレームのアニメーションの場合、エクスポートには、デフォルトの品質で約 45 分かかります (時間はコンピューターにより異なります)。
ヒント:
エクスポートが完了するまで ArcGIS Pro を開いたままにしておく必要があります。コンピューターを他の作業に使用してもかまいません。 開始する前に、エクスポート全体に必要な時間が十分にあることを確認してください。
- [ムービー エクスポートの高度な設定] を展開します。
これらのオプションを使うと、エクスポートするアニメーションの解像度と品質を変更できます。 特定の画面サイズでアニメーションを表示する場合、解像度を変更します。 ただし、アニメーションをさまざまな画面で一般のユーザーに表示するには、デフォルトの解像度 1280 x 720 で問題ありません。
アニメーションの品質を変更することもできます。 品質を下げると、ファイルのサイズが小さくなりアップロード時間が短くなりますが、アニメーション自体の詳細度が低くなります。
- 必要に応じて、[品質] スライダーを適切な位置にドラッグします。 それ以外の場合は、そのままにしておきます。
- [エクスポート] をクリックします。
[ムービーのエクスポート] ウィンドウの下部にエクスポートの進行状況が表示されます。 エクスポートは、アニメーションの長さと選択した設定によって時間がかかることがあります。 エクスポートの実行中は ArcGIS Pro を閉じないでください。
エクスポートが完了すると、ファイルはコンピューター上の指定した場所に保存されます。 その後、このファイルを YouTube または別のビデオ共有サービスにアップロードして共有できます。
- プロジェクトを保存します。
このチュートリアルでは、ブックマークとラベルを使用してシーンを探索し、アニメーションのポイントを特定するためにブックマークとマップ メモ レイヤーを作成しました。 ブックマークとラベルを使用して、南米を飛行してフンボルトの探検に沿って旅をするような 3D アニメーションを作成しました。
他のチュートリアルについては、チュートリアル ギャラリーをご覧ください。