マップと凡例の確認

注意:

このチュートリアルは、個人向けプランのアカウントでの操作に合わせて作成されました。 ArcGIS 個人向けアカウントは、個人で非営利目的で使用するために設計された、機能に制限のある無料のアカウントです。 このアカウントでは、基本マップおよびアプリの作成およびパブリックな共有を行うことができます。

一般に利用可能なデータおよびマップは、ArcGIS Living Atlas で探すことができます。

  1. 必要に応じて、ArcGIS のアカウントにサイン インします。
    注意:

    ArcGIS アカウントを持っていない場合は、個人向けプランのアカウントにサイン アップできます。

  2. 上部リボンの [コンテンツ] をクリックします。

    上部リボンのコンテンツ

    コンテンツ ページで、Web サイト上のコンテンツにアクセスし、コンテンツを整理、参照、検索、操作します。 また、デバイスからファイルを追加し、ArcGIS Online に新しいアイテムを作成することもできます。

    このチュートリアルでは、ArcGIS Living Atlas を探索します。これは、非常に有用な世界中の地理情報コレクションです。

  3. [Living Atlas] タブをクリックします。

    [Living Atlas] タブ

    ほとんどの ArcGIS Living Atlas レイヤーは、マップで自由に使用可能であり、誰でも閲覧することができます。

    注意:

    一部のレイヤーは、サブスクリプション コンテンツまたはプレミアム コンテンツで、ArcGIS 組織アカウントが必要です。場合によってはクレジットが消費されます。 詳細については、「マップ、シーン、およびアプリでの ArcGIS Living Atlas サブスクリプション コンテンツの使用」をご参照ください。

  4. 検索バーに「national risk」と入力します。

    Living Atlas で national risk インデックスを検索する

    ArcGIS Living Atlas のレイヤーを示す複数の結果が表示されます。 [National Risk Index Census Tracts] レイヤーを調べます。

    注意:

    ArcGIS の各レイヤーは、バッジが関連付けられている場合があります。

    Living Atlas レイヤー カードのバッジの例

    [信頼済み] バッジは、アイテムを所有する組織が信頼できるソースとして確認されていることを示しています。 [Living Atlas] バッジは、このアイテムが ArcGIS Living Atlas に含まれていることを示しています。 [登録者] バッジは、このレイヤーにアクセスするには ArcGIS アカウントにサイン インする必要があることを示しています。 データを検索する際、どのレイヤーを使用すればよいかわかりづらい場合があります。 これらのバッジは、最高品質かつ最も信頼できるデータをすばやく見つけるのに役立ちます。 「信頼できるコンテンツの新機能」で詳細を確認できます。

  5. [National Risk Index Census Tracts] レイヤーの名前をクリックします。

    表示されるアイテム リストのレイヤー名

    [National Risk Index Census Tracts] レイヤーのアイテム ページが表示されます。

    ArcGIS Online の各アイテムには、メタデータを含むアイテム ページが含まれています。 アイテム詳細ページのメタデータには、アイテムのタイトル、タイプ、ソース、作成者、最終変更日、サムネイル、およびそのアイテムに関連するタグが含まれています。 また、概要、アイテムの精度と最新度、アイテムの使用と共有に関する制限、クレジットなどの情報を追加することもできます。 これらの情報から、他のユーザーは各アイテムの有用性を確認できます。

    [National Risk Index Census Tracts] レイヤーは、自然災害、社会的脆弱性、コミュニティのレジリエンスによる予想年間損失のデータに基づいて、相対的なリスク インデックスのスコアと評価を提供します。 レイヤーが作成され、米連邦緊急事態管理局 (FEMA) によって管理されます。

  6. アイテム ページで [Map Viewer で開く] をクリックします。

    Map Viewer で開く

    [レイヤー] ウィンドウおよび [プロパティ] ウィンドウが開いた状態で、Map Viewer にマップが表示されます。

    注意:

    ArcGIS Online には、マップの表示、使用、作成のための 2 つのマップ ビューアーがあります。 利用可能なマップ ビューアーの詳細については、「FAQ」をご参照ください。

    レイヤーが表示された状態で開いたマップ ビューアー

    Map Viewer には、[コンテンツ] (暗い背景の) ツールバーおよび [設定] (明るい背景の) ツールバーという垂直方向の 2 つのツールバーがあります。 [コンテンツ] ツールバーを使用して、マップ上のコンテンツの管理や表示、マップの操作ができます。 [設定] ツールバーを使用すると、マップ レイヤーとその他のマップ コンポーネントを構成および操作するためのオプションにアクセスできます。

    ヒント:

    各ツールバー下部の [展開] または [折りたたみ] ボタンをクリックして、ツールバーを展開したり折りたたんだりします。

  7. [コンテンツ] (暗い背景の) ツールバーにある [凡例] をクリックします。

    [コンテンツ] ツールバーの [凡例]

  8. 凡例を調べます。

    National Risk Index Census Tracts の凡例

    凡例は、マップが現在、18 の潜在的な気候災害の複合的評価を表示していることを示しています。赤の国勢調査地区は気候災害リスクの評価が非常に高い地区を表し、濃い青の地区は気候災害リスクの評価が非常に低い地区を表しています。

    次に、マップをズーム (マップのスケールを変更して表示の詳細の程度を調整) および画面移動 (マップの範囲を変更して別のエリアを表示) して調べます。

    次の 3 つの方法でズームできます。

    • [拡大] または [縮小] ボタンをクリックします。
    • マウスのホイール ボタンを使用します。
    • Shift キーを押したまま、ズームするエリアの周りにボックスを描画します。

  9. ズームおよび画面移動してマップを調べます。

    どこで、非常にリスクの高いエリアに気付きますか? どこで、非常にリスクの低いエリアに気付きますか?

ArcGIS Living Atlas のレイヤーを調べて、凡例を確認しました。 続いて、さらにツールを使用してレイヤーを調査します。

ブックマークとポップアップの使用

次に、ブックマークを作成します。 ブックマークは、マップ上の場所へのショートカットを提供します。 ブックマークをクリックすると、マップがその位置にズームします。

  1. マップの下部の [検索] ツールをクリックします。

    マップの検索ツール

    検索バーがマップの上部に表示されます。

  2. 検索バーに「Portland, OR」と入力し、Enter キーを押します。

    検索バーで Portland, OR を検索する

    マップがポートランド市にズームします。

  3. [検索結果] ポップアップを閉じます。

    検索ツールを使用して、ポートランド市にズームしました。 これで、市内の国勢調査区全体の national risk インデックス値が確認しやすくなりました。

    ポートランドにズームしたマップ

  4. [コンテンツ] ツールバーの [ブックマーク] をクリックします。

    コンテンツ ツールバーのブックマーク

    [ブックマーク] ウィンドウが表示されます。

  5. [ブックマーク] ウィンドウで、[ブックマークの追加] をクリックします。

    ブックマーク ウィンドウのブックマークの追加

  6. タイトルに「Portland」と入力し、[追加] をクリックします。

    これで、オレゴン州ポートランド市を表示するマップ範囲のブックマークが作成されました。

    [マップのデフォルト ビュー] をクリックすると、マップを最初の範囲にズームできます。

  7. [デフォルト マップ ビュー] ボタンをクリックします。

    デフォルト マップ ビュー ボタン

    米国本土が表示されるようにマップの範囲をズームします。

  8. [ブックマーク] ウィンドウで、[Portland] ブックマークをクリックします。

    マップの拡大表示の範囲が、オレゴン州ポートランド市に戻ります。

    次に、レイヤーのポップアップを調べます。

  9. 評価が [非常に高い] の国勢調査地区を拡大表示してクリックします。

    リスクの高い地区

    ポップアップが開き、各国勢調査地区の詳細 (人口を含む) が表示されます。 各場所に関連付けられた情報エレメントは属性と呼ばれます。

    リスクの高い地区のポップアップ

    ポップアップには、地区の人口、気候災害のリスク インデックスおよび評価データ、リスクおよび評価スコアに寄与する個々の災害の内訳など、地区に関する詳細情報が表示されます。

  10. ポップアップを閉じます。

    米国の国勢調査地区ごとの気候災害のリスク評価を示すポリゴン フィーチャ レイヤーを調べました。 次に、イメージ レイヤーを調べ、ArcGIS Living Atlas レイヤーを開く別の方法を学びます。

イメージ レイヤーの探索

次に、別の種類のレイヤーを調査します。 これまで、国勢調査地区内のデータを示すフィーチャ ポリゴン レイヤーを調べてきました。 イメージ レイヤーはラスター データに基づいています。 ラスター データは通常、リモート センシング デバイスで取得した衛星画像とその他の情報の格納に使用するセルのグリッドです。

まず、イメージ レイヤーを追加する前に、[National Risk Index Census Tracts] レイヤーを非表示にします。

  1. [コンテンツ] ツールバーの [レイヤー] をクリックします。
  2. [レイヤー] ウィンドウで、[National Risk Index Census Tracts] レイヤーの [レイヤーの非表示] をクリックします。

    [レイヤーの非表示] ボタン

    [National Risk Index Census Tracts] レイヤーが非表示になり、これから追加するイメージ レイヤーが見やすくなります。

  3. [レイヤー] ウィンドウの [追加] をクリックします。

    [レイヤーの追加] ウィンドウが表示されます。

  4. [レイヤーの追加] ウィンドウで、[マイ コンテンツ] をクリックして [Living Atlas] を選択します。

    レイヤーの追加ウィンドウで Living Atlas が選択された状態

  5. [レイヤーの追加] ウィンドウの検索バーに「heat severity」と入力し、Enter キーを押します。 [Heat Severity - USA 2023][追加] ボタンをクリックします。
    ヒント:

    更新されたレイヤーは定期的にリリースされます。 利用可能な最新の [Heat Severity - USA] レイヤーを選択します。

    Heat Severity - USA 2023 レイヤーの追加ボタン

    イメージ レイヤーが追加され、[プロパティ] ウィンドウが表示されます。

    ヒント:

    レイヤーの読み込みには、数分かかることがあります。 必要に応じてポートランドの中心部を拡大します。

    マップに追加された Heat Severity レイヤー

    [Heat Severity - USA 2023] レイヤーの下のベースマップ レイヤーは、暑さの程度に関するデータがあるエリアでは確認できません。 レイヤーのブレンド プロパティを調整して、[Heat Severity - USA 2023] レイヤーの透明度が高くなるようにします。

    注意:

    詳細については、「ブレンド モードの使用」をご参照ください。

  6. [プロパティ] ウィンドウにある [表示設定][ブレンド] の下の [コントラスト] で、[ハード ライト] を選択します。

    ブレンドのハード ライト設定

    [Heat Severity - USA 2023] レイヤーの下にベースマップが表示されました。

    マップでのブレンド モードの更新

    次に、[Heat Severity - USA 2023] レイヤーのアイテム ページを調べ、このレイヤーの内容をさらに理解します。

  7. [プロパティ] ウィンドウで [情報] を展開します。 [Heat Severity - USA 2023] アイテム ページへのリンクをクリックします。

    プロパティ ウィンドウの Heat Severity - USA 2023 アイテム ページへのリンク

    [Heat Severity - USA 2023] レイヤーのアイテム ページが、新しいブラウザー タブに表示されます。

    このレイヤーの目的は、ポートランド全体の平均気温よりも気温が高いエリアを表示することです。 暑さの程度は 1 ~ 5 の尺度で測定されます。1 は白または透明で、比較的穏やかな暑さの (市の平均よりやや高い) エリアであり、5 は赤で、暑さが厳しい (市の平均よりも大幅に高い) エリアです。

このチュートリアルでは、ArcGIS Living Atlas のレイヤーにアクセスする 2 つの方法を学び、フィーチャおよびイメージ レイヤーのアイテム ページ、凡例、およびポップアップを調べました。 検索ツールを使用し、ブックマークを作成して、ブレンド モードを設定しました。

注意:

プライベート共有、データの公開、解析の実行などの追加機能を使用するには、ArcGIS 組織のサブスクリプションを購入して、ArcGIS Online を GIS ツールセットに組み込みます。 サブスクリプションには、さまざまなユーザー タイプを設定できます。ユーザー タイプによって、ユーザーおよびチーム メンバーとその作業に必要なツールを簡単に対応付けることができます。 ArcGIS 個人アカウントがある場合は、個人アカウントを組織アカウントに変換できます。