ビルダーの探索
前のレッスンでは、「Rail Market Analysis」という簡単なインフォグラフィックスを作成しました。これは、アイオワ州の鉄道線路付近の穀物倉庫とインターモーダル貨物施設の情報を表示するインフォグラフィックスです。 今度は、このインフォグラフィックスの外観と機能を微調整します。 まず、インフォグラフィックス ビルダーのレイアウトを詳しく見てみましょう。
インフォグラフィックス ビルダーで開いた [Rail Market Analysis]
ArcGIS Business Analyst では、アプリケーションと併せて提供される、プリロードされたテンプレートを使用してインフォグラフィックスを作成できます。 独自のテンプレートを作成し、自身のニーズとブランディングに合わせてカスタマイズすることもできます。 その場合は、インフォグラフィックス ビルダーを使用します。
- Rail Market Analysis.zip ファイルをダウンロードし、コンピューターの [ドキュメント] フォルダーなどの場所に保存します。 フォルダーを展開します。
注意:
このチュートリアルでは、チュートリアル「インフォグラフィックスを使用した獲得可能な最大市場規模の理解」で設計した基本のインフォグラフィックスを使用します。 前のチュートリアルを終えている場合は、Rail Industry Market Development プロジェクトを開き、ステップ 13 までスキップしてください。
- 新しいウィンドウかタブで ArcGIS Business Analyst Web App を開きます。
- 必要に応じて、組織アカウントにサイン インします。
- [ようこそ] 画面が表示された場合は、[このステップをスキップ] および [プロジェクトの作成] をクリックします。 それ以外の場合は、[ホーム] タブで [新しいプロジェクト] をクリックします。
注意:
以前に Business Analyst を使用したことがある場合は、アプリで既存のプロジェクトが開くことがあります。 アプリケーションが開いたときに [ホーム] タブがアクティブなページでなければ、ホーム タブに移動します。
[プロジェクトの作成] ウィンドウが表示されます。
- [プロジェクトの作成] ウィンドウで、[プロジェクト名] に「Rail Industry Market Development」と入力し、[作成] をクリックします。
プロジェクトのレイヤーとデータ ディレクトリが作成される間、プロジェクトの設定処理に 1 分以上かかることがあります。 プロジェクトが作成されたことを確認するダイアログ ボックスが表示されます。
- [作成されたらすぐに新しいプロジェクトを開く] チェックボックスをオンにして、[OK] をクリックします。
マップが表示されます。
- 必要に応じて、ツールバーで [マップの消去] をクリックして、マップからデータを削除します。
これにより、このチュートリアルの作業に関連するデータ、サイト、マップのみが鉄道プロジェクトに含まれるようになります。 次に、インフォグラフィックス テンプレートをインポートします。
注意:
保存したインフォグラフィックス テンプレートは、どのプロジェクトからでも開くことができます。 作成したインフォグラフィックス テンプレートはすべて、アプリケーションのどこからでもアクセスできる [インフォグラフィックスの作成] インターフェイスの [マイ テンプレート] タブに保存されています。
- [Business Analyst] リボンの [レポート] をクリックします。 [インフォグラフィックスの作成] をクリックします。
テンプレートのギャラリーが表示されます。 Esri が提供する複数の標準テンプレート、組織が共有するテンプレート、ユーザーが以前に作成したテンプレートがあります。 チュートリアル「インフォグラフィックスを使用した獲得可能な最大市場規模の理解」で作成したテンプレートをインポートして開きます。
- [テンプレートを使用して開始] ページで [マイ テンプレート] タブをクリックします。
- [ファイルからテンプレートを追加] をクリックします。
- [Rail Market Analysis.brpt] を保存したフォルダーを参照してダブルクリックします。
- [アクションが必要です] で、[はい] をクリックして警告を閉じます。
- [インフォグラフィックスの保存] ウィンドウで、デフォルト名 [Rail Market Analysis] をそのまま使用して、[保存] をクリックします。
- [テンプレートを使用して開始] ページで、[Rail Market Analysis] テンプレートをポイントし、[開く] をクリックします。
テンプレートが、インフォグラフィックス ビルダー モードで開きます。
テンプレートのパネルを調べて、さらに追加します。
インフォグラフィックス デザイン ツール
インフォグラフィックス ビルダーの基本的な構成を理解すると、ここで使用するテンプレートや今後作成するテンプレートのカスタマイズに役立ちます。 「インフォグラフィックス」という用語は、ドキュメント全体を指します。 各インフォグラフィックスは、一連のパネル、データおよびグラフィックスを含む個々のエレメントで構成されます。 このセクションでは、インフォグラフィックスの既存のパネルを調べ、パネルに表示されているデータやさらに表示できる情報について見ていきます。
- テーブルの下にあるトラック アイコンを含むパネルをポイントします。
パネル専用の編集ツールが表示されます。 [編集] ボタンを使用すると、表示されているパネルやデータのスタイルを変更できます。 [置換] ボタンを使用すると、現在のパネルを別のタイプのパネルに置き換えることができます。 [パネル オプション] ボタンを使用すると、現在のパネルを複製したり、テンプレートの次元や位置を変更したりできます。
- パネルをクリックします。
編集ハンドルが表示されます。 パネルのサイズを変更したり、ページ内の別の場所に移動したりできます。
- 必要に応じて、インフォグラフィックスの上で [元に戻す] をクリックし、変更を取り消すことができます。
インフォグラフィックスのツールは、インフォグラフィックス全体の設定を制御します。
- テーマ - テンプレートの色、フォント、画像を選択します。
- エレメントの追加 - 新しいパネル (チャート、画像、テキスト ボックス、インフォグラフィックス、テーブル、マップ、近傍パネル) を追加します。
- 配置 - ページ内のパネルやパネル内のエレメントの配置を制御します。
- レイヤー - パネルの表示や名前変更を行います。
- ページの追加 - 空白のページ、または別のテンプレートのページを追加します。
- 表示/縮尺 - テンプレートをさまざまなズーム レベルで表示します。
- 一般設定 - ページのサイズや余白の変更、テーブルやチャートの設定のカスタマイズを行います。
- 元に戻す/やり直し - 最後に行った操作を元に戻す、またはやり直します。
- インフォグラフィックスの上で [100%] をクリックし、[ページの調整] を選択します。
スクロールしなくてもページ上にテンプレート全体が表示されるよう、インフォグラフィックスのサイズを変更します。
- インフォグラフィックスの上にある [レイヤー] をクリックします。
[レイヤー] ウィンドウが開き、現在インフォグラフィックスにあるパネルが表示されます。 [レイヤー] ウィンドウのアイテムにポインターを移動すると、対応するパネルがインフォグラフィックス テンプレート内でハイライト表示されます。
- [インフォグラフィックス パネル 1] をダブルクリックし、パネル名を「Facilities Summary」に変更します。 Enter キーを押します。
- [インフォグラフィックス パネル 2] の名前を「Intermodal Freight Facilities」に変更します。 Enter キーを押します。
インフォグラフィックスのデザインの際は、パネルにわかりやすいタイトルを付けることをお勧めします。それにより、テンプレートのコンポーネントを簡単に表示できます。
- [レイヤー] パネルを閉じて [保存] をクリックします。
- [インフォグラフィックス テンプレートの保存] ウィンドウで [保存] をクリックします。
[置換の確認] ウィンドウが開き、テンプレートの置き換えを確認するメッセージが表示されます。
- [はい] をクリックします。
最新バージョンのテンプレートが保存されます。
- [保存済みのインフォグラフィックス] ウィンドウで、[これをサイト メニューに表示されるデフォルトのインフォグラフィックスに設定] チェックボックスをオンにします。
テンプレートをデフォルトのインフォグラフィックスとして設定すると、Business Analyst のサイトのポップアップ メニューで [インフォグラフィックス] をクリックしたときに、そのテンプレートが自動的に実行されます。 変更を表示するプロセスを効率化するために、デフォルト テンプレートを作業中のテンプレートに設定すると便利です。
- [OK] をクリックします。
インフォグラフィックス ビルダーと使用可能なツールについて習得したので、インフォグラフィックス テンプレートをカスタマイズする準備が整いました。
パネルの追加とカスタマイズ
現在の基本的なインフォグラフィックスでは 2 つの重要なデータ セットがハイライト表示されていますが、コンテキスト、地理、およびタイトルの情報が含まれていません。 このチュートリアルでは、2 つの新しいパネル、マップ、およびタイトルを追加します。 マップは、表示されているデータの地理情報を提供する、インフォグラフィックスの有益なコンポーネントです。 タイトル パネルは、インフォグラフィックスの利用者が提供されている情報を理解するのに役立ちます。
マップの追加、サイズ変更、配置
インフォグラフィックス ビルダーでは、インフォグラフィックスにマップ パネルを追加することができます。 このインフォグラフィックスで、マップには鉄道会社が誘致を希望している新規クライアントの位置が表示されます。 マップを追加してテンプレート上に配置し、適宜他のパネルを調整します。
- [インフォグラフィックスの作成] インターフェイスの [マイ テンプレート] タブで、[Rail Market Analysis] テンプレートをポイントして [開く] をクリックします。
- [100%] をクリックし、[ページの調整] を選択します。
テンプレート内にマップのスペースを確保するには、まずパネルを再配置します。
- [Facilities Summary] パネル (テーブル) をページの下部にドラッグし、サイズを変更して、ページの下 3 分の 1 程度を占めるようにします。 [Intermodal Freight Facilities] パネルをページの中央左に移動します。
パネルを移動する際にガイドが表示され、パネルを中央または揃えて配置することができます。 見た目をすっきりさせるため、これらのパネルを互いに揃えて配置します。
- Shift キーを押しながら両方のパネルをクリックして選択します。
- インフォグラフィックスの上で、[配置] をクリックし、[選択対象を揃える] を選択します。 [左揃え] をクリックします。
[Intermodal Freight Facilities] パネルが、[Facilities Summary] パネルの左端に揃えて配置されます。 マップを配置するスペースができました。
- インフォグラフィックスの上で、[エレメントの追加] ツールをクリックし、[マップ] をクリックします。
[マップの参照と選択] ウィンドウが表示されます。 データを上に描画するベースマップを選択します。
- [マップの参照と選択] ウィンドウで、[道路地図 (夜)] を選択します。
[ナビゲーション] ベースマップには、道路や自然界のフィーチャをハイライト表示した交通データが多く含まれ、マップ上に表示するコンテンツの背景に適しています。 マップ パネルは、デフォルトではテンプレートの中央に表示されます。 ここで、他のパネルの配置を考慮しながら、マップ パネルをスペースいっぱいに広げるためにサイズを変更します。
- マップ パネルをポイントし、[パネル オプション] をクリックします。
- [パネル オプション] ウィンドウで、[寸法] を展開し、[高さ (px)] と [幅 (px)] の値を「500」に変更します。
- [整列と配置] を展開します。 [左 (px)] に「556」、[上 (px)] に「0」と入力します。
値を変更すると、マップ パネルが調整され、サイズが変更されます。
- [パネル オプション] ウィンドウを閉じます。
- Intermodal Freight Facilities とテーブル エレメントを選択し、テーブルの最上部がマップ エレメントのすぐ下にくるように移動します。
- Shift キーを押しながら、マップとテーブルの各パネルをクリックし、両方のパネルを選択します。 [配置] をクリックし、[選択対象を揃える] を選択して、[右揃え] をクリックします。
マップがテーブルの右の余白に配置されるようになります。
ヒント:
このパネルの最終的なサイズと位置は、複数の方法で達成できます。 インフォグラフィックスのパネルがまだ重なっていたり、不自然な間隔がある場合は、必要に応じて自由にパネルをドラッグしたり、キーボードの矢印を使用したり、手動で値を入力したりして調整します。
マップとデータの連携
これでテンプレートにマップ エレメントが配置されたため、次にマップに表示するデータを決定します。 このマップ パネルの目的は、「アイオワ州の鉄道沿線にはどのような市場機会があるのか?」という質問に回答することです。 このセクションでは、マップを穀物データと貨物データにリンクさせて、これらの施設が存在する場所を表示する方法について説明します。
- マップ パネルをポイントし、[編集] をクリックします。 [マップの編集] をクリックします。
- [マップ プロパティ] ウィンドウで、[その他のレイヤーの追加] をクリックします。
- [レイヤーをマップに追加] ウィンドウで、[レイヤーの追加] をクリックし、[既存の近傍の位置テーブルを関連付け] をクリックします。
[近傍の位置テーブルの追加] ウィンドウが開き、インフォグラフィックス テンプレートのプレビューが表示されます。 他の 2 つのパネルのいずれかにポインターを合わせると、[追加] ラベルが付いたボタンが表示されます。
- [Facilities Summary] テーブル パネルをポイントし、[追加] をクリックします。
[レイヤーをマップに追加] ウィンドウで、[Facilities Summary] パネル ([Grain Facility]) が、マップ パネルに関連付けられたレイヤーとして表示されるようになりました。
- [Grain Facility] シンボルの横にある矢印をクリックします。 シンボル ウィンドウで、[標準] タブをクリックし、[チェッカー フラグ] シンボルを選択します。
シンボル ウィンドウで、マップ上の穀物施設の位置を表すフラグ シンボルの色とサイズを変更できます。
- [サイズ] で、スライダーを使用してシンボルのサイズを [32] に変更します。
- [色] で、カラー パッチをクリックします。 [標準] で、中程度のオレンジ色を選択します。
- [完了] をクリックします。
- [レイヤーをマップに追加] ウィンドウで、[レイヤーの追加] および [既存の近傍の位置テーブルを関連付け] をクリックします。
- [Intermodal Freight Facilities] パネルをポイントし、[追加] をクリックします。
- [Rail_and_Truck_Intermodla_Freight_Facilities] シンボルの横にある矢印をクリックします。 [交通] タブをクリックし、[トラック] シンボルを選択します。
- シンボル サイズを [32] に変更し、穀物施設を表すオレンジ色のシンボルと対比するため、薄い青の色合いを選択します。
- [完了] をクリックします。
- [レイヤーをマップに追加] ウィンドウで [適用] をクリックし、[パネル オプション] ウィンドウで [適用] をクリックします。
マップ パネルに表示されるレイヤーがリストされるようになりました。 インフォグラフィックスを実行すると、マップが表示されます。
インフォグラフィックスにタイトルを追加
インフォグラフィックスにタイトルを追加し、スタイルを設定することで、プロフェッショナルなデザインにします。 タイトルは、インフォグラフィックスの目的をよく知らない利用者に追加のコンテキストを提供します。 このセクションでは、インフォグラフィックスが実行されたサイトを識別するタイトルとダイナミック テキストを追加します。
- インフォグラフィックスの上にある [エレメントの追加] をクリックします。 [テキスト] を展開し、[パネル] を選択します。
空白のテキスト パネルが開きます。 テキスト パネルには、グループ化された複数のテキスト ボックスやその他の視覚的エレメントを含めることができ、それらは 1 つのユニットとして機能します (移動できます)。
- テキスト パネルの内部をクリックして、インフォグラフィックスのタイトル (「Market Analysis for ACME Rail」) を入力します。
- タイトルをハイライト表示します。 [テキスト スタイル] ウィンドウで、テキストを太字、48 ポイント、および左揃えにスタイル設定します。
- テキスト ボックスがちょうどテキストの高さになるように、パネルのサイズを変更します。
テキストを追加する前に、分割ラインを追加します。
- テキスト パネルの上にある [エレメントの追加] をクリックし、[図形] をクリックします。
- [図形] リストで、[ライン] をクリックします。
ラインがテキスト パネルに追加されます。
- ラインをテキストの下に移動します。 ラインのサイズを変更し、ラインの上にあるテキスト ボックスの幅と同じにします。
- ラインをポイントし、[図形の編集] をクリックします。 [図形のプロパティ] ウィンドウで、[太さ (px)] に「3」と入力します。 [図形のプロパティ] ウィンドウを閉じます。
- テキスト パネルの上にある [エレメントの追加] をクリックし、[テキスト ボックス] を選択します。
テキスト パネルの中央に、空白のテキスト ボックスが表示されます。 このテキスト ボックスに、ダイナミック テキストを使用してサイト名を入力します。
- テキスト ボックスをラインの下にドラッグし、タイトルの左の余白に合わせて左揃えにします。
- 新しいテキスト ボックスをポイントし、[テキストの編集] をクリックします。
- [テキスト スタイル] ウィンドウで [高度なテキスト編集] をクリックします。
- [変数をテキストに追加] ウィンドウで、[動的なフィールドまたはノートの追加] ドロップダウン矢印をクリックし、[サイト名] を選択します。
[マイ サイト名] という名前の変数が追加されます。
ダイナミック テキストはマップ上のデータにリンクしているため、このフィールドにはインフォグラフィックスを実行したサイトの名前が表示されるようになります。
- [マイ サイト名] をハイライト表示してテキストを選択します。 [テキスト スタイル] セクションで、テキストを太字、[24] ポイント、および左揃えにスタイル設定します。
最後に、タイトル パネルにアイコンを追加します。 アイコンは、タイトル テキストの左側に配置されます。
- [保存] をクリックします。
- [Market Analysis for ACME Rail] テキスト ボックスのサイズを変更し、パネルの左の余白とテキスト ボックスの間に隙間ができるようにします。 タイトルが 3 行以上で表示される場合、テキスト ボックスが小さすぎます。
- テキスト パネルの上にある [エレメントの追加] ボタンをクリックし、[図形] を選択します。 図形メニューで、[すべてのアイコン] をクリックし、[交通] を選択します。 電車のアイコンをクリックします。
テキスト パネルの中央に電車のアイコンが表示されます。 アイコンは、インフォグラフィックスの目的をより視覚的に示します。
- アイコンをタイトルの左側に再配置し、ラインとサイト名に合わせて左揃えにします。
- [適用] をクリックし、新しいタイトル パネルをインフォグラフィックスの左上に再配置し、マップ パネルの上部に揃え、他の 2 つのパネルと左揃えになるようにします。
- インフォグラフィックス テンプレートを保存し、[保存済みのインフォグラフィックス] ウィンドウで [OK] をクリックします。
このセクションでは、インフォグラフィックス テンプレートにマップとタイトルを追加し、両方を Business Analyst プロジェクトのデータにリンクさせました。 これでテンプレートにすべてのエレメントが構成されたため、インフォグラフィックスの色やテーマをカスタマイズして、目的のスタイル設定やブランディングに合わせることができます。
テーマのカスタマイズ
作成した [Rail Market Analysis] インフォグラフィックス テンプレートには、市場開発プロジェクトの重要な情報が含まれています。 共有する前の最後のステップは、テーマ色の変更です。 今回の場合、テンプレートの色やシンボルを変更して、目的の外観を反映させ、視覚的に説得力のある方法で情報を表示します。 そのほか、ブランドの色やスタイルに合わせてテーマをカスタマイズすることもできます。
エレメントの表示スタイルの変更
現在、インフォグラフィックス テンプレートで、インターモーダル施設に関する情報は、トラック アイコンと 1 つの数値として表示されています。 ただし、マップ上の場所の詳細を表示するため、インターモーダル施設の情報をテーブルに変更します。
- [インフォグラフィックスの作成] インターフェイスの [マイ テンプレート] タブで、[Rail Market Analysis] インフォグラフィックス テンプレートを開きます。
- [Intermodal Freight Facilities] パネルをポイントし、[編集] をクリックします。
- [テーブル表示に切り替え] をクリックし、[適用] をクリックします。
インターモーダル施設の情報がテーブルとして表示されるようになりましたが、列が非常に狭く、情報を読み取ることができません。
- テーブルを選択し、テーブルの右側がほぼマップ パネルに接するよう、サイズを変更します。 その他の必要な調整を行い、テーブルがタイトル パネルの下のスペースにうまく収まるようにします。
注意:
さまざまなパネルの余白を調整すると、2 つのエレメント間の配置を示すガイド ラインが表示されます。 このガイド ラインは、インフォグラフィックス テンプレートをきれいに整理された状態にするのに役立ちます。
これでページ上に 2 つのテーブルが表示されるようになったため、それぞれのテーブルにリストされている内容を示します。
- [Intermodal Freight Facilities] テーブルをポイントし、[編集] をクリックします。 パネルの上にある [その他のオプション] をクリックします。
- [その他のオプション] ウィンドウで、[タイトルの表示] チェックボックスをオンにします。
テーブル タイトルがテーブル パネルの上に追加されます。 次に、タイトルを編集します。
- タイトルをポイントして、[テキストの編集] をクリックします。 既存のタイトルを選択して、「Intermodal Freight Facilities」に変更します。 [適用] をクリックします。
次に、テキストが正しく表示されるように行ヘッダーの高さを調整します。
- [プライマリ交通モード] フィールドで、行の下端をポイントし、下にドラッグしてフィールド名全体が表示されるようにします。
- テキストが途中で切れているその他の行や列のサイズを変更します。
- [適用] をクリックします。
- さらに、[Facilities Summary] テーブルも編集し、そのタイトルが表示されるようにします。
カラー テーマの選択
インフォグラフィックス テンプレートでは、現状デフォルトの Business Analyst の色設定を使用しています。 インフォグラフィックスの色を選択し、テーブルを書式設定することで、テンプレートのデザインを改善できます。
- インフォグラフィックスの上にある [テーマ] をクリックします。
- [インフォグラフィックス テンプレートのテーマ] ウィンドウの [テンプレートのカラー テーマを選択] で、グレースケールのカラー テーマをクリックします。
テンプレートのプレビューに、選択したテーマが表示されます。 グレーの濃淡は視覚的にあまり魅力的ではないため、補色を追加します。
- [高度な設定] をクリックし、[テーブル] を展開します。
- [テーブル ヘッダー] で、[背景] の色見本をクリックして、5 行目の 5 列目にある濃い青緑色を選択します。
この青緑色は、グレーのテーマと調和しながら、十分に目立っており、視覚的により魅力的です。 新しい暗めの背景でテーブル ヘッダーのテキストを見やすくするため、テキストの色も変更します。
- [テーブル ヘッダー] の横にある [フォントの変更] をクリックします。 [テキストの色] を白に変更し、太字に書式設定します。
テーブルを読みやすくするために、テーブルの隔行に新しい背景色を選択します。
- [交互行] の [背景] の横にある色見本をクリックし、一番明るいグレーを選択します。
テンプレート例では、すぐには何も変更されません。 さらに、テーブル パネルの設定を変更して、テーブルの交互の行が異なる色で表示されるようにする必要があります。
ヒント:
ブランドの色に合わせたり、カスタム カラーを選択したりするには、[高度な設定] で色の 16 進数コードまたは RGB 値を手動で入力します。
これで、テンプレート テーマの変更は完了です。
- [適用] をクリックします。
ここで、タイトル パネルを先ほど選択した色に合わせて変更します。
- タイトル パネルをポイントし、[編集] をクリックします。
パネル内の各エレメントが、個別の編集可能なコンポーネントとして表示されます。
- 電車のアイコンをポイントし、[図形の編集] をクリックします。
- [図形のプロパティ] ウィンドウで、[塗りつぶし] の色見本をクリックし、テーブル ヘッダーに使用した濃い青緑色を選択します。
電車のアイコンが、テーブル ヘッダーに使用した青緑色と一致するようになりました。
- [図形のプロパティ] ウィンドウを閉じます。 テキスト パネルで [適用] をクリックします。
最後に、テーブルの交互の行にスタイルを設定します。 列を交互に並べることで、テキストが多いテーブルを読みやすくします。
- [Intermodal Freight Facilities] テーブルをポイントし、[編集] をクリックします。 [テーブル スタイルと位置の数の編集] をクリックします。
- Shift キーを押したままにします。 テーブルで、3 行目の先頭と末尾のセルをクリックし、3 行目全体を選択します。
末尾の行が選択された状態で、[スタイルと形式] ウィンドウが表示されます。
- [スタイルと形式] ウィンドウの [スタイル] で、ドロップダウン メニューをクリックし、[交互行] を選択します。
テーブルの隔行が明るいグレーになります。
- [スタイルと形式] ウィンドウを閉じます。 パネルで [適用] をクリックします。
- さらに、もう 1 つのテーブルも編集し、1 行おきに色が付くようにします。
- インフォグラフィックス テンプレートを保存します。
インフォグラフィックスの実行
最後に、インフォグラフィックスを実行します。
- [Business Analyst] リボンの [マップ] タブをクリックします。
サンプル サイトを作成し、インフォグラフィックスをテストします。
- ツールバーで、[ピン] をクリックします。
- マップで、アイオワ州の任意の場所をクリックします。 表示されるポップアップで、[サイトの作成] をクリックします。
- [リング] タブの [半径] で、最初のボックスに「30」と入力します。 残り 2 つのボックスからテキストを削除します。
- [適用] をクリックします。
ピンの周りに半径 30 マイルの円が表示されます。
- ポップアップ ウィンドウで [インフォグラフィックス] をクリックします。
インフォグラフィックスが実行され、作成したサンプル サイトの市場分析が表示されます。 マップには、複数のフラグ シンボル (穀物施設を表す) とトラック シンボル (貨物輸送施設を表す) が表示されます。 テーブルには、これらの施設に関する情報が含まれています。
- Esc キーを押して、インフォグラフィックスを閉じます。 ArcGIS Business Analyst を閉じます。
このチュートリアルでは、ArcGIS Business Analyst でシンプルなインフォグラフィックスをカスタマイズする手順について説明しました。 このスキルは、鉄道業界が対象としている見込み客を解析する際に役立つだけでなく、Business Analyst のあらゆるプロジェクトに応用できます。 これらの設計手法とインフォグラフィックス ビルダーを使用することで、業務に欠かせない情報を洗練された伝わりやすい形で表示することができます。