過去の画像の取得

まず、対象地域 (タイのサムットソンクラーム県) を特定し、ArcGIS Living Atlas of the World から Landsat 画像を追加します。 NASA の Landsat 衛星は、50 年近くもの間、地球の写真を撮影してきました。 衛星画像テクノロジの進歩に伴い、収集するデータの品質と種類も向上しています。 この大量の画像のアーカイブは、1 つのデータ レイヤーに圧縮され、ArcGIS Online で表示することができます。

分析範囲の特定

ArcGIS Online のマップ上でサムットソンクラーム県を特定します。

  1. ArcGIS の組織アカウントにサイン インします。
    注意:

    組織のアカウントがない場合、ArcGIS の無料トライアルにサイン アップできます。

  2. リボンの [マップ] をクリックします。

    注意:

    組織とユーザーの設定によっては、Map Viewer が開いている場合があります。ArcGIS Online には、マップの表示、使用、作成のための 2 つの Map Viewer があります。 利用可能で使用する Map Viewer の詳細については、こちらの「FAQ」をご参照ください。

    このレッスンでは Map Viewer Classic を使用します。

  3. 必要に応じて、リボンで [Map Viewer Classic で開く] をクリックします。

    Map Viewer Classic を開きます。

  4. マップの右上にある検索ボックスに、「Samut Songkhram, THA」と入力し、Enter キーを押します。

    マップにサムットソンクラーム市が表示されます。 ポップアップが自動的に表示され、選択した場所であることを確認できます。

    マップ上のポップアップに表示されたサムットソンクラーム

  5. ポップアップを閉じます。 マップで、ズーム ツールを使用して [縮小] ボタンを 1 回クリックし、サムットソンクラーム県全体を表示します。

    [縮小] ボタン

    マップに、サムットソンクラーム県全体が表示されます。

    サムットソンクラーム県全体を表示したマップ

    次に、ベースマップを変更してラベルを表示し、ArcGIS Living Atlas から衛星画像を追加します。

マルチスペクトル Landsat データの追加

マップの作成はベースマップから始まります。ベースマップは、マップに表示するデータの背景地図を提供します。 ベースマップを変更し、画像とともにサムットソンクラーム県の範囲をラベル付きで表示します。 Living Atlas で画像レイヤーを検索します。 ArcGIS Living Atlasは、これまで収集された信頼性の高いすぐに使用できるグローバルな地理情報を格納した最も優れたコレクションです。 ArcGIS Living Atlas のコンテンツは、テーマ別に整理され、パブリックに共有されて、ArcGIS Online のマップ ツールを使用してアクセスできます。 次に、ベースマップを変更して、マップに ArcGIS Living Atlas データを追加します。

  1. リボンの [ベースマップ] をクリックし、[キャンバス (ライト グレー)] を選択します。

    キャンバス (ライト グレー) ベースマップ

  2. リボンにある [追加] をクリックし、[Living Atlas レイヤーの参照] をクリックします。

    Living Atlas レイヤーの参照

    [Living Atlas] ウィンドウが表示されます。

  3. [Living Atlas] ウィンドウで、[レイヤーの検索] に「Multispectral」と入力し、Enter キーを押します。

    検索結果には、名前に「multispectral」と記されたレイヤーが表示されます。 検索結果の中に、[Multispectral Landsat] レイヤーがあります。

  4. [Multispectral Landsat] レイヤーをマップに追加します。

    [Multispectral Landsat] レイヤーの追加

    レイヤーがマップに追加され、レイヤー名が [コンテンツ] ウィンドウに追加されます。

  5. [戻る] ボタンをクリックすると、[Living Atlas] ウィンドウが閉じます。

    戻るボタン

    コンテキストと方位を示すため、画像とベースマップ ラベルの両方が表示されます。

    マップに表示された画像

    デフォルトでは、[Multispectral Landsat] レイヤーに表示される画像をごく最近の画像に限定するフィルターがあります。 デフォルトのフィルターを解除すると、1970 年代以降のすべての画像にアクセスできるようになります。

  6. [コンテンツ] ウィンドウで、[Multispectral Landsat] レイヤーをポイントし、オプションを表示します。 [フィルター] をクリックします。

    Multispectral Landsat レイヤーの下のフィルターボタン

  7. [フィルターの削除] をクリックします。

    フィルターの削除ボタン

    フィルターを削除しても、マップには目に見える変化はありませんが、フィルターを削除することで 1970 年代以降のすべての画像にアクセスできるようになります。これを使用し、土地利用の経時的な変化を視覚化します。

マップを保存する

次に、マップを保存して、メタデータを設定します。

  1. リボンの [保存] ボタンをクリックして、[保存] をクリックします。

    保存ボタン

  2. タイトルに「Land Use Change in Samut Songkhram, Thailand」と入力します。
  3. タグに次の語句を入力します。語句を入力するたびに Enter キーを押します。

    • タイ
    • 履歴
    • 画像

  4. サマリーに「This map is a collection of images showing four decades of vegetation change in Samut Songkhram, Thailand.」と入力します。

    マップの保存ウィンドウ

  5. [マップの保存] をクリックします。

    指定したタイトル、タグ、サマリーとともにマップが保存されます 作業を進める際は、進捗内容を失わないよう、マップを頻繁に保存することをお勧めします。

タイのサムットソンクラーム県における土地利用の変化について、プレゼンテーションの基礎となるマップを作成しました。 次に、[Multispectral Landsat] レイヤーの過去のコレクションを詳しく調査して、特定の画像を時系列に表示するタイム アニメーションを作成します。


時間経過に伴う画像の表示

マップに追加した画像レイヤーには、Landsat 衛星がプログラムを開始してから取得したすべての画像が含まれています。 そのため、レイヤーを時間対応にしてからフィルター処理して、アニメーションに必要な画像だけを選択および表示することができます。

次に、[Multispectral Landsat] レイヤーの時間機能を有効化します。 次に、過去の画像を適切な速度で表示するようにタイム アニメーションを構成します。 データセットをフィルター処理して、アニメーションに関連する特定の高品質な画像だけを使用するようにします。 水分と植生の健康状態における季節的な変動に対応するため、年の大体同じ時期 (3 か月内) から画像を選択することも重要です。 最後に、スペクトル バンドを赤外カラーに変更して、画像内の植生を強調します。 こうすることで、一般ユーザーに土地利用の種類の違いをより明確に示すことができます。 その後、Web アプリで使用するために、土地利用の種類が大きく変化したサムットソンクラームの地域を特定します。

タイム アニメーションの有効化

まず、レイヤーの時間機能を有効化します。 レイヤーで時間を有効にすると、分析範囲における 40 年間に衛星画像を検索できるようになります。

  1. [コンテンツ] ウィンドウで [Multispectral Landsat] レイヤーにポインターを合わせます。 [その他のオプション] ボタンをクリックして [タイム アニメーションの有効化] を選択します。

    タイム アニメーションの有効化

    [タイム アニメーション] ツールバーがマップ ウィンドウの下部に表示されます。 また、タイムラインの最初の日付範囲 (1972 年 7 月 24 日~ 1977 年 7 月 24 日) にある画像だけを表示するようにマップが変化します。 この地域の最初の画像をキャプチャするときにエラーが発生したため、マップ ビューアーの色が変わります (白色または青色)。

    マップ ウィンドウの下部にある [タイム アニメーション] ツールバー

    Landsat プログラムは 1972 年に開始されましたが、初期の Landsat 画像の多くは品質が低く、今回の場合は空白のタイルのみが表示されます。 後で、このような問題のある画像をフィルター処理してデータセットから除外し、高品質の画像だけが表示されるようにします。 まず、すべての画像を表示して、今回のプレゼンテーションに利用できそうな画像を調べます。

  2. [タイム アニメーション] ツールバーの [再生/一時停止] ボタンをクリックします。

    [再生/一時停止] ボタン

    タイムラインが再生され、使用可能なすべての画像が時系列に繰り返し表示されます。

    画像の時系列表示

    画像の経時的な変化がわかります。 アニメーションの進行速度は変化を調べるのにあまり適していないため、タイム アニメーション ツールのデフォルト設定を変更して、再生速度を落とします。

    注意:

    画像の読み込みが完了する前に、次の画像が表示される可能性があります。 すべての画像を調べるために、アニメーションを何度か再生する必要がある場合があります。

  3. タイム アニメーションの確認が終了したら、[再生/一時停止] ボタンをもう一度クリックして、アニメーションを一時停止します。

    次に、画像をより適切な速度で表示するよう、タイム アニメーション ツールを構成します。

タイム アニメーション ツールの構成

このセクションでは、[タイム アニメーション] ツールバーのデフォルト設定を変更します。アニメーションを適切な速度で再生し、画像を 10 年間ごとに表示して、プレゼンテーションの構築を開始します。

  1. [タイム アニメーション] ツールバーの [構成] ボタンをクリックします。

    構成ボタン

    [時間設定] ウィンドウが表示されます。 このウィンドウでは、ある程度の時間が経過してからタイムラインが次の画像に移動するように、タイムラインの再生速度を変更できます。

  2. [時間設定] ウィンドウで、再生速度を最も遅い設定に調整し、[OK] をクリックします。

    最も遅い設定にした再生速度

  3. タイム スライダーをもう一度再生します。

    タイム アニメーションの再生は遅くなりましたが、タイム スライダーが移動しないときにも画像が変化する場合があります。 現在、タイム スライダーは 5 年間隔で分割されていますが、この期間中に複数の画像が撮影されている可能性があります。 タイムラインの目盛ごとに 1 つの画像だけが表示されるように、表示間隔を狭くします。 こうすると、時系列の Landsat 画像全体を表示するのに時間がかかるようになるため、タイムラインの期間も狭めて、1972 年から 1980 年の画像だけを表示するようにします。 後で、他の 10 年間の画像を表示します。 こうすることで、10 年間という管理しやすい期間で画像を調べ、それぞれの 10 年間の中で最高の画像も選択して、プレゼンテーションに含めることができます。

  4. アニメーションを一時停止します。
  5. [構成] ボタンをクリックします。 [時間設定] ウィンドウで、[高度なオプションを表示] をクリックします。

    高度な設定には、アニメーションの期間と表示間隔をカスタマイズするオプションがあります。

  6. [期間][開始時間] を「7/24/1972 12:00 AM」に、[終了時間] を「1/1/1980 12:00 AM」に変更します。
  7. [時間表示][1 つの間隔の長さ][カウント] に「1」と入力します。 [単位][年] に設定されていることを確認します。

    [時間設定] ウィンドウ

  8. [OK] をクリックします。 タイム アニメーションをもう一度再生します。
    ヒント:

    タイムラインの右側にある [前へ] ボタンと [次へ] ボタンを使用して画像を切り替えることもできます。

    1972 年から 1980 年のほとんどの年は、画像が存在しないか、品質が低くて利用できない画像しかありません。 しかし、Landsat プログラムは、1978 年に分析範囲の有用な画像をキャプチャしています。

    1978 年の画像

    この画像をプレゼンテーションに使用して、1970 年代の土地利用を示します。 後で、Landsat データセットをフィルター処理して、この画像とその他の期間の最適な画像のみを含めます。 それには、レイヤーの取得日、または衛星が画像をキャプチャした日付を知る必要があります。

  9. マップ ウィンドウで画像をクリックして、画像のポップアップを開きます。

    画像のポップアップ

    この画像の取得日は、1978 年 12 月 15 日です。 次のセクションでは、データセットをフィルター処理するときに、この日付を使用します。 まず、このプロセスを 1980 年代、1990 年代、2000 年代に対して繰り返し、プレゼンテーションに使用する各 10 年間の画像を検索します。 また、2010 年から現在までの画像も検索して、最新の高品質な画像を見つけます。

  10. 紙やコンピューターのテキスト エディターに、次の例のような表を作成します。 この表を使用し、指定年代の画像の日付を記録します。

    10 年Date

    1970 年代

    12/15/1978

    1980 年代

    1990 年代

    2000 年代

    最新

    注意:

    画像は、必ず年の同じ時期 (3 か月内) から選択してください。 降雨の季節的な差異が、植生の健康状態の外観に影響する可能性があります。

  11. [構成] ボタンをもう一度クリックして [時間設定] ウィンドウを開き、[高度なオプションを表示] をクリックします。
  12. [期間][終了時間] を「1/1/1990 12:00 AM」、[開始時間] を「1/1/1980 12:00 AM」に変更します。
  13. 必要に応じて、再生速度を調整できます。

    [時間設定] ウィンドウ

  14. [OK] をクリックします。 タイム アニメーションをもう一度再生します。 画像が正しく表示されるように、必ずアニメーションを複数回再生してください。
    ヒント:

    アニメーションを 1 ~ 2 回再生した後に [前へ] ボタンと [次へ] ボタンを使用すると、画像の品質や雲量を簡単に評価できるようになります。

    Landsat プログラムは、この分析範囲における 1980 年代の画像をキャプチャしていません。 プレゼンテーションでは、この 10 年間は空白が表示されます。 幸い、その後の 30 年間には高品質な画像があります。

  15. 時間設定を構成する手順を繰り返して、1990 年代と 2000 年代の画像、および最新の高品質な画像を表示します。 各期間の画像を見つけたら、必ず分析範囲内をクリックして、表に日付を記録してください。 各 10 年間には、次の時間設定を使用します。
    注意:

    手順としては、[構成] をクリックし、[高度なオプションを表示] をクリックして、[終了時間][開始時間] をそれぞれ指定日に変更して [OK] をクリックします。 アニメーションを再生し、画像をクリックしてポップアップを開きます。

    • 1990 年代
      • 開始時間: 1/1/1990 12:00 AM
      • 終了時間: 1/1/2000 12:00 AM

      1994 年 10 月の画像

    • 2000 年代
      • 開始時間: 1/1/2000 12:00 AM
      • 終了時間: 1/1/2010 12:00 AM

      2004 年 12 月の画像

    • 最新
      • 開始時間: 1/1/2010 12:00 AM
      • 終了時間: <今日の日付>

      現在の年の画像

    各期間のアニメーションを確認すると、次の日付の画像があったはずです。

    10 年Date

    1970 年代

    12/15/1978

    1980 年代

    画像がありません

    1990 年代

    10/24/1994

    2000 年代

    12/14/2004

    最新

    最新の日付

  16. マップを保存します。

最高品質の画像のフィルター処理

次に、[Multispectral Landsat] レイヤーをフィルター処理して、それぞれの 10 年間で最高の画像のみを表示します。

  1. [コンテンツ] ウィンドウで、[Multispectral Landsat] レイヤーをポイントし、[フィルター] ボタンをクリックします。

    フィルター ボタン

    [フィルター: Multispectral Landsat] ウィンドウが開きます。 このウィンドウでは、データをフィルター処理して、そのデータの一部のみを表示できます。 フィルターは、属性値に基づいて作成できます。 各年代の [Acquisition Date] 属性に基づいてフィルターを作成します。 そのためには、3 つの式を追加して、パラメーターを入力します。

  2. [別の式を追加] を 3 回クリックし、合計で 4 つの式を使用できるようにします。

    [別の式を追加] オプション

    これで 4 つの式を作成します。

  3. [次の条件式のすべてに一致するレイヤーのフィーチャを表示] をクリックし、[次の条件式のいずれかに一致するレイヤーのフィーチャを表示] を選択します。

    フィーチャの表示メニュー

  4. それぞれのフィルター条件式で、最初のドロップダウン メニューを [Acquisition Date] に変更します。 2 番目のドロップダウン メニューが [である] に設定されていることを確認します。

    フィルターと演算子を設定

  5. 各フィルター式の 3 番目のドロップダウン メニューを、プレゼンテーション用に選択した 4 つの画像の日付 (12/15/197810/24/199412/14/2004<今日の日付>) のいずれかに変更します。

    [Acquisition Date] の 4 つのフィルター条件式

  6. [フィルターの適用] をクリックします。

    フィルターが適用されますが、[タイム アニメーション] ツールバーで画像を表示する日付範囲が狭いままに構成されているため、画像は表示されません。

  7. [タイム アニメーション] ツールバーで、[構成] ボタンをクリックして、高度な設定を開きます。
  8. [期間] で、[開始時間] に「7/24/1972」、[終了時間] には画像の最新の日付を入力し、利用可能な日付範囲全体を表示します。 [時間表示] で、表示間隔を「10」年に変更します。
    ヒント:

    スライダー ハンドルをタイムラインの両端にドラッグすると、[開始時間] パラメーターと [終了時間] パラメーターを簡単に設定できます。

    利用可能な日付範囲全体に設定された期間

  9. [OK] をクリックします。
  10. [再生/一時停止] ボタンをクリックして、画像を表示します。

    フィルターを作成したときに選択した 4 つの日付の画像だけが表示されます。 1982 年から 1992 年の間は画像が存在しないため、画像は表示されません。 必要な画像のみを表示するようフィルター処理しました。 次に、赤外を使用して画像の表示を強化します。

赤外を使用した画像の機能強化

4 つの画像だけを使用しても、時間の経過に伴う土地利用の変化を伝えることは困難です。 今のナチュラル カラーのまま画像を表示しても、植生、土地、水域の違いはわかりにくい可能性があります。 特に、衛星のセンサーの性能が低かった初期の画像では、土地利用の違いを区別するのは困難です。 時間の経過に伴う土地利用の変化をわかりやすくするために、画像のスペクトル バンド割り当てを変更します。

それぞれの Landsat 衛星は、可視光線の赤、緑、青の波長をキャプチャして、人間の目で見えるような画像を表示します。 しかし、通常は表示されない情報をキャプチャするセンサーも搭載されています。 これらのセンサーのデータから異なるスペクトル バンドを割り当てることで、さまざまな特長を強調することができます。 たとえば、赤外センサーは、健康な植生を明るい赤、深い水域を黒で表示します。 赤外を使用して、土地利用の変化をよりわかりやすく表示します。

  1. [コンテンツ] ウィンドウで [Multispectral Landsat] レイヤーにポイントし、[その他のオプション] ボタンをクリックし、[画像表示] を選択します。

    画像表示

    [画像表示] ウィンドウが開きます。ここで、画像のバンド割り当てを変更できます。

  2. [レンダリング][Color Infrared with DRA (DRA を使用した赤外カラー)] を選択します。

    [Color Infrared with DRA (DRA を使用した赤外カラー)] バンド割り当て

  3. [画像調整機能][ストレッチ タイプ][標準偏差] を選択します。

    画像表示の設定

    注意:

    ストレッチ機能を使用すると、異なるコントラスト設定を適用して、値のクラスターを強調できます。 標準偏差に設定すると、赤の値が明るくなり、植生と水域を区別しやすくなります。

  4. [適用] をクリックしてから [閉じる] をクリックします。

    1972 年 7 月 24 日の画像で、健康な植生が明るい赤、水域が暗い青から黒で表示されるようになりました。

    赤色で表示された健全な植生。

  5. タイム アニメーションをもう一度再生します。

    予想したとおり、1978 年から 1994 年の間に大量の植生が失われています。 1994 年から 2004 年の間には、土地利用の変化が劇的に少なくなりました。これは、養殖業に対する 1991 年の規制が、エビ養殖場の拡大の抑制に有効だったことを示唆しています。 2004 年以降には回復を見せるエリアもあり、水域から植生に変わったところもあります。 これらの地域は、教育と環境保護が自然再生につながるという認識の裏付けとなるため、組織や寄付者にとって重要です。

  6. サムットソンクラームの沿岸地域にズームします。 沿岸のさまざまなセクションのアニメーションを再生します。 健康な植生が最も減少した地域と回復した地域を記録します。

    エリアのズーム

    サムットソンクラームで最も大きな変化を確認できる地域は、県の最南部です。

  7. タイム アニメーションをもう一度再生します。

    40 年の間に撮影された画像を見ると、このエリアの植生に明確な変化があったことがわかります。

    4 つの年代を比較

    予想したとおり、1978 年から 1994 年の間に大量の植生が失われています。 1994 年から 2004 年の間には、土地利用の変化が劇的に少なくなりました。これは、養殖業に対する 1991 年の規制が、エビ養殖場の拡大の抑制に有効だったことを示唆しています。 2004 年以降には回復を見せるエリアもあり、水域から植生に変わったところもあります。 これらの地域は、教育と環境保護が自然再生につながるという認識の裏付けとなるため、組織や寄付者にとって重要です。

    1978 年、この地域は、健康な植生を表す明るい赤が一様に表示されていました。 アニメーションを現在まで再生すると、健康な植生から水域へと大きく変化したことがわかります。 この変化の多くは、1978 年と 1994 年の画像の間に発生しています。これは、エビ養殖業が管理されないまま拡大した結果です。 1994 年以降は、健康な沿岸植生が減少するペースは落ちたように見えます。水域から植生に回復する地域もあります。 これは、自然再生活動が成功する可能性があることを示しているため、Web アプリに使用する地域になります。

  8. マップを保存します。

データのタイム アニメーションを有効にしました。 サムットソンクラームの画像を表示して、10 年間ごとの最高の画像を選択しました。 次に、それらの画像だけを表示するように、Landsat データをフィルター処理しました。 最後に、画像のバンド割り当てを変更して、植生を強調し、土地利用の違いをわかりやすくしました。 これで、プレゼンテーションに関連するデータだけが Web マップに含まれるようになりました。 次に、調査結果を潜在的な寄付者や非営利団体に提示するために、マップから Web アプリを作成します。


Web アプリとしての結果の共有

結果を一般公開したり、組織と共有したりするには、マップに基づく Web アプリを作成します。 Web アプリでは、特定の目的、メッセージ、利用者に合わせて、マップのユーザー インターフェイスをカスタマイズできます。 たとえば、マップを効果的に表示したいだけであれば、アプリには基本的ないくつかのナビゲーション ツールしか必要ありません。 このシナリオでは、マップをタイム スライダー付きで提供して、土地利用と植生の分布における 40 年間の変化を示します。 そのためには、Web マップを Web アプリとして共有し、タイムスライダー ウィジェットを有効にします。 また、[Multispectral Landsat] レイヤーはプレミアム コンテンツであるため、組織のクレジット負担で、組織アカウントでレイヤーを公開できるようにする必要があります。 最後に、結果を提供および共有できるようにアプリケーションをカスタマイズします。

Web アプリの作成

Web アプリを作成するには、Web マップを Web アプリとして共有します。

  1. 必要に応じて、[Land Use Change in Samut Songkhram, Thailand] Web マップを開きます。
  2. マップの上にあるリボンの [共有] ボタンをクリックします。

    共有ボタン

  3. [共有] ウィンドウで、マップをすべての人と共有するためのチェックボックスをオンにします。 組織のみで共有することもできます。

    共有ウィンドウ

  4. [共有] ウィンドウで [Web アプリの作成] をクリックします。

    [新しい Web アプリの作成] ウィンドウが表示されます。 ここでは、テンプレートのギャラリーが目的や機能に基づいてカテゴリ別に整理されています。 スクロール バーを使用するとギャラリー全体を確認できますが、左側のタブや上部の検索ボックスを使用すると、テンプレートを絞り込むこともできます。 テンプレートを使用せずにアプリを作成するには、[Web AppBuilder] を選択します。

  5. [新しい Web アプリの作成] ウィンドウで [Web AppBuilder] をクリックします。

    [Web AppBuilder] タブ

  6. [新しい Web アプリの作成] ウィンドウで、デフォルトのタイトル、タグ、フォルダーをそのまま使用します。
  7. サマリーに「This application shows the patterns of land-use change in Samut Songkhram, Thailand, over the last 40 years.」(このアプリケーションは、タイのサムットソンクラームにおける過去 40 年間の土地利用の変化のパターンを示します) と入力するか、コピーして貼り付けます。

    新しい Web アプリの作成ウィンドウ

    アプリのタイトルが、マップと同じであっても問題ありません。これら 2 つのアイテムは、タイプが異なるコンテンツだからです。 デフォルトでは、アプリケーションにはマップと同じ共有プロパティが設定されます。

  8. [開始] をクリックします。

    Web アプリが開き、画像と、アプリを構成するためのさまざまなオプションが表示されます。

    構成ウィンドウ

    次に、アプリの外観を設定します。その後、アプリのユーザーが植生の経時的な変化を確認するために使用するタイム スライダー ウィジェットを追加します。

アプリのテーマと Web マップ プロパティの構成

次に、アプリのテーマとスタイルを試して設定し、アプリの基本的な外観プロパティを変更します。 また、アプリのカスタム デフォルト範囲を設定し、マップの正しい地域が開くようにします。 [構成] ウィンドウには複数のタブがあります。 以下のタブの設定を構成します。

  • [Theme (テーマ)]: 配色を定義して、ロゴと URL を追加します。 タイム スライダーの配色とタイム コントロールの位置を定義します。
  • [Map (マップ)]: アプリに含める Web マップを選択し、カスタム範囲を設定し、更新間隔を設定します。
  • [Widget (ウィジェット)]: ベースマップ セレクター、凡例、計測ツール、解析ツールなど、アプリに機能を追加します。

  1. [テーマ] タブで、さまざまなオプションをクリックして、アプリのテーマ、スタイル、レイアウトを試すことができます。
  2. さまざまなオプションを探索したら、アプリに次のプロパティを設定します。
    • [テーマ] - [ビルボード テーマ]
    • [スタイル] - 黒色を選択します。
    • [レイアウト] - 最初のオプションを選択します。

    [テーマ] タブのオプション

  3. [テーマ] ウィンドウで、[保存] をクリックします。

    保存ボタン

    注意:

    Web AppBuilder には自動保存機能がないので、頻繁に保存することをお勧めします。

  4. [マップ] タブをクリックします。

    [マップ] タブでは、アプリで使用される Web マップを設定できます。Web マップを Web アプリとして共有しているため、注目の Web マップとして自動的に選択されます。

    選択された Web マップを示すマップ

    Web マップを、ユーザーのコンテンツ、組織のコンテンツ、またはパブリックに共有されている別の Web マップに変更することもできます。 また、ユーザーがアプリを起動したときに、指定エリアに自動的にズームするよう範囲を設定することもできます。 ここでは、前回探索したエリア (植生が経時的に明確な変化を遂げているエリア) と同じ範囲を設定します。

  5. マップで、次のエリアにズームし、中心に置きます。

    範囲の設定

  6. [マップ] タブで [現在のマップ ビューを使用] をクリックします。

    [現在のマップ ビューを使用] オプション

    これで、ユーザーがアプリを開くと、マップに表示されているエリアが自動的に表示されるようになりました。 アプリのテーマとマップの範囲が設定されました。次に、いくつかのウィジェットを追加します。

ウィジェットの追加と構成

アプリのテーマを設定すると、アプリの外観と操作性を整えることができます。 アプリにウィジェットを追加すると、データを補う機能を備えることができ、より有意義で便利な方法でアプリを操作できるようになります。 次に、アプリ内で植生の経時的な変化を視覚化できるよう、タイム スライダー ウィジェットなどを追加します。

  1. [ウィジェット] タブをクリックします。

    [ウィジェット] タブ

    [ビルボード] テーマには、[拡大][縮小][デフォルトの表示範囲][現在の場所][検索] などの基本的なウィジェットが含まれています。

    デフォルトのウィジェット

    他のウィジェットを追加して、アプリの機能を拡張することもできます。他には、以下のようなウィジェットがあります。

    • 計測
    • クエリ
    • 分析
    • 選択
    • ルート案内
    • タイム スライダー
    • ベースマップ ギャラリー

    アプリを強化し、データの操作性を高めるウィジェットのみを追加してください。

  2. [ウィジェット] タブで、最初の空の [ウィジェット] ボタンをクリックし、アプリのインターフェイスの対応するボタンに設定します。

    ウィジェットの設定

    [ウィジェットの選択] ウィンドウが表示されます。

    [ウィジェットの選択] ウィンドウ

  3. 下にスクロールし、[タイム スライダー] ウィジェットをクリックして [OK] をクリックします。

    タイム スライダー ウィジェット

    [タイム スライダーの構成] ウィンドウが表示されます。 ここでは、ウィジェットの基本的なプロパティの一部を設定します。

  4. 時間設定は Web マップで構成したため、[時間設定] はデフォルト設定である [Web マップの時間設定の適用] のままにしておきます。 [スライダー設定] セクションでは [スライダーを自動再生] をオフにします。

    [タイム スライダーの構成] ウィンドウ

    アプリが開いたときにスライダーは自動的に再生されないため、手動でスライダーを再生する必要があります。

  5. [OK] をクリックします。 アプリを保存し、[プレビュー] をクリックします。

    アプリのプレビューが表示されます。 ここでは、アプリをさまざまなデバイスや解像度でプレビューできるほか、ユーザーが行うように操作することもできます。

  6. アプリで [タイム スライダー] ボタンをクリックします。

    [タイム スライダー] ボタン

    タイム スライダーが表示されます。開始日は、Web で構成した最初の画像の日付です。

    タイム スライダー

  7. タイム スライダーの再生ボタンをクリックします。

    タイム スライダーの再生ボタン

    Web マップで設定したように、アプリが画像を再生します。 次に、他のウィジェットを追加します。

  8. ウィンドウで [構成] をクリックし、[ウィジェット] タブに戻ります。

    構成ボタン

  9. [タイム スライダー] ウィジェットの横にある空のウィジェット ボタンをクリックし、別のウィジェットを追加します。

    空のウィンドウ ボタン

  10. [ウィジェットの選択] ウィンドウで [レイヤー リスト] ウィジェットを追加し、[OK] をクリックします。
  11. 同様に、以下のウィジェットも追加します。
    • 凡例
    • 計測
    • ベースマップ ギャラリー

    追加されたウィジェット

    アプリで使える 5 つのウィジェットが追加されました。アプリに追加したウィジェットは、随時削除したり、変更したりできます。

  12. アプリを保存し、[起動] をクリックします。

    アプリの起動ボタン

    アプリは、別のブラウザー タブに開きます。このとき、ユーザーへの表示と同じく、構成ウィンドウは開きません。

    完成した Web アプリ

  13. 各ウィジェットをクリックしてテストします。 [ベースマップ ギャラリー] をクリックしたら、ラベルが表示されているベースマップを選択します。

    次に、アイテムの詳細を設定し、他のユーザーも使用できるよう Web アプリを共有します。

  14. 構成モードの Web アプリを表示しているブラウザー タブに戻ります。
  15. リボンで、アプリのタイトルの横にある [アイテム詳細の表示] ボタンをクリックします。

    [アイテム詳細の表示] ボタン

    ArcGIS Online のアプリのアイテム ページが自動的に開きます。 アプリケーションを共有する前に、アプリに関するメタデータを追加する必要があります。メタデータを使用すると、ユーザーがマップのデータ ソース、クレジット、利用制限などを参照することができます。 アイテム ページでは、アプリのサポート情報の提供、共有オプションの制御、アプリケーションの削除または移動、所有者の変更、使用量の追跡、および Web サイトに埋め込むコードのアタッチを実行できます。また、アプリ構成ツールにここからアクセスすることもできます。 アプリに関する情報を追加して、アプリを検索するユーザーがコンテキストの詳細を参照できるようにします。

  16. [説明] で、[編集] をクリックした後、次の説明をコピーして貼り付けます。 終了したら、[保存] をクリックします。

    1980 年代、エビ養殖場の野放しの拡大が、貴重なマングローブのエコシステムの減少を招きました。 1990 年代前半、法令が施行され、海岸沿いに残っている健康な植生の減少スピードが低下しました。 最近、一部のエリアでは再生活動に成功しています。 これらのエリアを中心に、環境保護教育および監視活動を継続的に実施していく必要があります。

  17. [利用規約] で、[編集] をクリックして、「None」と入力します。 [保存] をクリックします。
  18. 下にスクロールして [著作権 (帰属)] を検索します。 [編集] をクリックし、「USGS, Landsat NASA」と入力します。 [保存] をクリックします。

    著作権 (帰属)

  19. [共有] をクリックします。

    共有設定が表示されます。

    共有レベル

    Web マップが全員と共有されているため、アプリもすでに [すべての人 (パブリック)] に共有されています。

このレッスンでは、Landsat 画像を使用したマップを作成し、レイヤーの大量の時系列データを表示できるように時間を有効化しました。 次に、タイのサムットソンクラーム県における過去 40 年間の土地利用の変化パターンを 4 つの主要画像のみで表示するように、レイヤーをフィルター処理しました。 最後に、マップを Web アプリとして共有して、組織の要件に合わせて構成しました。 アプリは電子メールまたはソーシャル メディアで共有したり、組織の Web サイトに埋め込むことができます。

同様のマップは、[Multispectral Landsat] レイヤーを使用して、世界中のあらゆる地域に対して作成できます。 分析に重要なフィーチャを強調するために、他のバンド割り当てをお試しください。 タイム アニメーション ツールは、過去の画像を表現するのに不可欠です。また、フィルター機能を使用すると、NASA の衛星がキャプチャした何千枚もの画像を取捨選択できます。

その他のレッスンについては、「Learn ArcGIS Lesson ギャラリー」をご参照ください。