共有グループの作成

ArcGIS Online には数多くの共有機能があり、ユーザーはコラボレーションを合理化し、本質的に分断されている世界を統合できます。 数多くある機能のうちの 1 つがグループとの共有です。 グループとは、特定の対象エリアに関連するアイテムのコレクションですが、今回のケースでは特定のパートナーを指します。 グループと共有した場合、グループ メンバーだけがアイテムにアクセスできます。

注意:

このチュートリアル全体を通して、「OneMap」という用語はコミュニティ GIS のブランディングのプレースホルダーとして使用します。 たとえば、Ireland GeoHive、NC OneMap、IndianaMap、HIFLD Open Data、UAE 1Map などです。

パートナー用共有グループの作成

パートナー コンテンツの共有グループを ArcGIS Online に作成します。 その後、グループを [OneMap] hub サイトに追加します。

  1. ArcGIS の組織アカウント」にサイン インします。
    注意:

    組織アカウントがない場合は、ソフトウェア アクセスのオプションをご参照ください

  2. リボンにある [グループ] タブをクリックします。

    [グループ] タブ

    [グループ] ページが表示されます。 他にもグループを作成している場合は、それらもここに表示されます。

  3. [グループの作成] をクリックします。

    グループの作成

    注意:

    hub サイトでコンテンツを共有することになるパートナーごとに一意の共有グループを作成することをおすすめします。

  4. [グループを作成] ウィンドウで次の情報を入力します。
    • [名前] に「OneMap Partner Shared Content」と入力します。
    • [サマリー] に「This group enables partners of OneMap to share content and easily work together in a common collaboration space. The group was created for the tutorial Curate partner content with a sharing group」と入力するか、このテキストをコピーして貼り付けます。
    • [タグ] で、「SDI」、「data space」、「collaboration」のタグを追加します。

    グループの概要

    次に、グループ メンバーシップ設定を指定します。 グループのコンテンツにアクセスおよび追加できるユーザーはこれらの設定によって決まります。

    まず、あらゆる組織のメンバーがこのグループに参加できることを確認します。これにより、パートナーがデータをグループと共有できるようになり、最終的には ArcGIS Online 組織のメンバーとして追加しなくても hub サイトと共有できるようになります。 現在維持管理されている場所からコンテンツを共有できます。

    ユーザーを招待してグループに参加してもらいます。 一方、パートナーが参加をリクエストできるようにグループへのリンクを送信するには、代わりにリクエストにより参加するようグループを設定することができます。 グループにデータを公開できるユーザーを制御できないため、ユーザーが自身をグループに追加できる設定にすることは推奨されていません。

    また、グループ メンバーの全員がコンテンツを提供できるようにします。 貢献できるデータを持つユーザーだけにグループへの参加を許可するため、コンテンツの共有をマネージャーに制限する必要はありません。

  5. [グループのメンバーシップ] セクションで以下の選択を行います。
    • [このグループを閲覧できる人][すべての人に公開 (パブリック)] を選択します。
    • [このグループに所属できるユーザー][任意の組織のメンバー] を選択します。
    • [グループへの参加方法][招待] を選択します。
    • [コンテンツを提供できるユーザー][すべてのグループ メンバー] を選択します。

    グループ メンバーシップ設定

  6. [保存] をクリックします。

    グループが作成され、グループの [概要] ページが表示されます。 ここでは説明やその他の情報を追加できます。

  7. [説明][編集] ボタンをクリックします。

    編集 ボタン

  8. [説明] に次の情報をコピーして貼り付けます:「Good practices for shared content - see the Good Practices for Authoritative Data Providers story for guidance about managing your shared content. This group is a space for sharing and collaboration.」 共有コンテンツがグループから自動的にフローし、Hub カタログに自動的に表示されます。
    注意:

    説明に連絡先情報を追加することも推奨されています。

  9. 段落で [信頼できるデータ プロバイダーの推奨事項] というテキストを選択し、[リンク] ボタンをクリックします。

    リンク ボタン

  10. [URL] にリンク「https://storymaps.arcgis.com/collections/480c3a6b4bfd4f2984c3698558ca3549?item=4」をコピーして貼り付けます。 [保存] をクリックします。
  11. もう一度 [保存] をクリックします。

    最終的な説明

    次に、自分やメンバーがグループを誤って削除してしまわないようにするための設定を指定します。

  12. リボンの [設定] をクリックします。
  13. [このグループが誤って削除されないようにする] を有効にします。

    このグループが誤って削除されないようにするオプション

    変更が自動的に保存されます。

    管理者とパートナーが特定のコンテンツの整理と共有に使用できるグループはこれで完成です。 グループには現在メンバーがいないため、グループに参加してもらうメンバーを招待する必要があります。

グループに参加してもらうメンバーの招待

グループが完成したので、hub サイトで強調表示するグループのコンテンツの共有を開始できるように、組織のパートナーを招待します。

  1. リボンの [メンバー] タブをクリックします。

    メンバー タブ

  2. [メンバーの招待] をクリックします。

    [メンバーの招待] ボタン

  3. [フィルター] で、[ArcGIS Online 組織のすべてのメンバーを検索します。] を有効にします。

    ArcGIS Online 組織のすべてのメンバーを検索します。オプション

  4. 必要に応じて [コラボレーション コーディネーターのみ] を無効にします。

    コラボレーション コーディネーターのみオプション

    [メンバーの招待] ウィンドウでは、グループに招待したいパートナーのメール アドレスか ArcGIS Online のユーザー名を入力できます。 ユーザー名を入力します。

  5. 検索ボックスに「ivan_toshare」と入力します。

    Ivan Toshare のプロフィール

    注意:

    Ivan はデータ提供パートナーの架空のペルソナです。

  6. ユーザーをクリックして選択します。 [メンバーの招待] をクリックします。

    グループ メンバーとして選択された Ivan Toshare

    メンバー リストに表示され、グループへのコンテンツの提供を開始できるようにするには、Ivan が招待を受理する必要があります。 パートナーがアカウントにサイン インすると、通知 (ユーザー名の横にある、リボン上のベル アイコン) に招待が表示されます。 パートナーが招待を受理して共有グループに参加すると、グループとコンテンツを共有できるようになります。 このチュートリアルでは、続行するために招待されたメンバーが招待を受理する必要はありません。

共有グループを作成し、プロパティーを設定し、グループのメンバーとなるユーザーを招待しました。


共有グループへのデータの追加

次に、パートナー グループ専用のレイヤーを整理し、hub に統合することでコラボレーションとアクセシビリティーを強化します。

パートナー グループへのレイヤーの整理

共有グループの管理者は、共有コンテンツをグループに整理することで、コンテンツ自体を追加し、何を強調するかを選択することもできます。

  1. グループのリボンで [コンテンツ] タブをクリックします。

    コンテンツ タブ

  2. [アイテムをグループに追加] ボタンをクリックします。

    アイテムをグループに追加ボタン

    [アイテムをグループに追加] ウィンドウが表示されます。 パブリックに共有されているパートナー アイテムを ArcGIS Online からグループに追加します。

  3. [マイ コンテンツ] をクリックし、[ArcGIS Online] を選択します。

    ArcGIS Online オプション

  4. 検索ボックスに「water exploitation index plus of Europe q3 2015」と入力するかこのテキストをコピーして貼り付けます。 [Ivan Toshare] がホストするフィーチャ レイヤーまでスクロールします。

    グループに追加するフィーチャ レイヤー

    共有するアイテムは、ヨーロッパの水資源インデックスを含むフィーチャ レイヤーです。

    注意:

    フィーチャ レイヤーには、非推奨であり使用を推奨されていないという警告が表示されています。 これはデモ目的で作成されたレイヤーであるため、このメッセージは無視してかまいません。 他のレイヤーでこの警告が表示される場合は、さらに調査する必要があります。

  5. チェックボックスをオンにし、共有対象のアイテムを選択します。

    選択したフィーチャ レイヤー

  6. ウィンドウの下部にある [アイテムの追加] をクリックします。

    アイテムの追加ボタン

    グループのコンテンツ ページにアイテムが表示されます。

    グループに追加されたアイテム

    パートナー共有グループで利用できるアイテムを ArcGIS Online から追加しました。

hub へのパートナー グループの追加

次に、グループを hub に追加することで、パートナー コンテンツを強調表示します。

  1. 必要に応じて、ArcGIS Online アカウントにサイン インして [OneMap] hub サイトを開きます。
    注意:

    [OneMap] hub サイトはチュートリアル OneMap hub テンプレートの配置で作成したサイトです。 hub サイトを作成していない場合は、当該チュートリアルを受講してからこのチュートリアルを続行してください。

  2. 左側のツールバーで [編集] をクリックします。

    編集 ボタン

  3. リボンで [MyHub] (または自分の Hub の名前) をクリックして [グループ マネージャー] を選択します。

    グループ マネージャー オプション

  4. [グループの追加] ボタンをクリックします。

    グループの追加ボタン

  5. OneMap Partner Shared Content」グループを検索します。
  6. 検索結果からグループを選択し、[追加] をクリックして hub に追加します。

    OneMap Partner Shared Content グループ

    これで、グループのコンテンツが hub カタログで自動的にインデックス化され、コンテンツを hub で表示できるようになります。

  7. リボンで X をクリックして [グループ マネージャー] を閉じます。

    閉じるボタン

  8. リボンで [OneMap] タブをクリックしてサイトのホーム ページをプレビューします。

    OneMap タブ

  9. 検索ボックスに「water」と入力すると、共有したグループ コンテンツが表示されます。

    water の検索結果

  10. 結果をクリックします。

    水資源データ

    グループと共有したコンテンツに hub サイトからアクセスしました。

共有グループを作成してそこにパートナー コンテンツを追加し、[OneMap] hub に統合しました。 これで、あなたが追加したコンテンツを hub の訪問者が表示できるようになりました。また、グループと共有された新しいコンテンツは、手動で更新しなくても hub サイトに自動的に反映されるようになります。 グループと共有されているデータをデータ パートナーが更新した場合も hub サイトに反映されます。

他のチュートリアルについては、チュートリアル ギャラリーをご覧ください。