複数のラスター データセットの操作
まず、ArcGIS Pro での、大量の画像およびリモート センシング データの管理と格納に焦点を当てます。 大量のラスター データの収集と融合が急速に進んでいますが、これらのデータセットは、内部の情報にアクセスできるようになれば大きな価値を持ちます。 ArcGIS Pro は、広範なエンタープライズ画像管理機能を提供します。これは、保有画像の管理に幅広い業界の企業で使用され、画像にアクセスできるようにして、画像を視覚化および解析に有用な情報プロダクトにします。
画像とラスター データを効率的かつ適切に管理することは、アクセス性を確保するために非常に重要です。 このため、ArcGIS Pro は画像の管理にモザイク データセットと呼ばれるジオデータベース構造を使用しています。 また、ArcGIS Pro には、モザイク データセットを構築および保守するのに必要なすべての技術と関連ツールが含まれています。
オーバーエスターライヒ州政府のリモートセンシングおよび GIS アナリストとして、複数の画像を個別に扱う際の課題を調査し、シームレスな画像のコレクションを操作できるようにするモザイク データセットを作成することで、画像をアクセス可能にするとともに、視覚化と解析の両方に役立つ情報製品に変換します。
モザイク データセットを使用する理由
このモジュールでは、複数の画像を個別に扱う際の課題について説明します。 隣接する画像は、マップ上では 1 つの画像として表示されていても、レイヤーは異なります。 プロジェクトの要件として、何らかの調整や解析の適用が必要な場合、各レイヤーを個別に扱う必要があるため、個別レイヤーの操作は困難になります。
- 「モザイク データセット チュートリアルの画像コレクション」を [ダウンロード] します。 ダウンロード先を求められたら、ダウンロードした画像コレクションを保存するファイルの場所を参照して選択します。
注意:
オルソ写真画像コレクションはサイズが大きく、73 枚の個別の画像で構成されているため、ダウンロードするまでにしばらく時間がかかる場合があります。 これらの画像は、古都ハルシュタット近辺をカバーするオルソ写真のコレクションを表しています。
- コンピューター上で、ダウンロードした [Orthophotos.zip] ファイルを選択します。 このファイルを右クリックして、C ドライブなどの見つけやすい場所に展開します。
- 解凍先に、画像コレクションを含む OrthoPhotos というフォルダーが作成されていることを確認します。
注意:
このチュートリアルで使用したデータは、State of Upper Austria (「Land Oberoesterreich Open Data」) から取得されています。Creative Commons Attribution 4.0 Austria ライセンスの下、さまざまな地域のベクター データ レイヤーおよびラスター データ レイヤーが提供されています。
このデータについて質問がある場合は、以下の連絡先からお問い合わせください。
Office of Upper Austria. State Government
Directorate Presidium
Department Presidium
Landhausplatz 1
4021 Linz
電話: (+43 732) 77 20-111 61
FAX: (+43 732) 77 20-21 16 21
利用可能なデータのリストは、State of Upper Austria のサイトにあります。
- ArcGIS Pro を起動します。 サイン インを求められたら、ArcGIS アカウントを使用してサイン インします。
注意:
ArcGIS Pro へのアクセス権限または組織アカウントがない場合は、ソフトウェア アクセスのオプションをご参照ください。
- [新しいプロジェクト] の下の [マップ] をクリックします。
- [新しいプロジェクトの作成] ウィンドウの [名前] で、デフォルトのプロジェクト名を削除し、「CreateAndUseMD」と入力します。
デフォルトでは、プロジェクトは新しいフォルダーに保存されますが、このプロジェクトはデータを含むフォルダーと同じフォルダーに保存します。
- [場所] で、展開した [OrthoPhotos] フォルダーを参照して選択します。
- [このプロジェクトのための新しいフォルダーを作成] をオフにして [OK] をクリックします。
デフォルトのマップおよび関連付けられたベースマップが全世界に設定された状態でプロジェクトが作成されます。 マップは、マップ表示と、すべてのマップ レイヤーを表示する [コンテンツ] ウィンドウで構成されます。 さらに、マップ表示の右側には [カタログ] ウィンドウがあり、プロジェクトに関連付けられたすべてのファイルとフォルダーがリストされます。
- [カタログ] ウィンドウで、[フォルダー] を展開します。 [OrthoPhotos] フォルダーが含まれていることを確認します。
注意:
[OrthoPhotos] フォルダーがプロジェクト フォルダーに含まれていない場合、[フォルダー] を右クリックし、解凍したオルソ写真コレクションが含まれている場所を参照して選択し、新しいフォルダー接続を追加します。
- [カタログ] ウィンドウで [OrthoPhotos] フォルダーを展開します。
フォルダーには、プロジェクトとともに作成されたジオデータベースとその他のアイテムが含まれます。 ここには、.jp2 ファイル形式の 73 枚のコレクションが含まれています。
注意:
.jp2 ファイルは、JPEG 2000 (JP2) Core Coding を使用して作成された圧縮ビットマップ画像です。 ビット色深度や画像のメタデータをサポートし、非可逆圧縮または可逆圧縮で圧縮され、一般的にデジタル写真および画像の格納に使用されます。
- [Orthophotos] フォルダー コレクションで、[4727-08.jp2] を展開します。
画像は 4 つのバンドで構成されています。 名前は異なりますが、赤、緑、青、赤外の各バンドを表しています。
- [Orthophotos] フォルダーで、[4727-08.jp2] を折りたたみます。
- [OrthoPhotos] フォルダーで、Shift キーを押して、[4727-08.jp2]、[4727-16.jp2]、[4727-23.jp2] を選択します。 選択結果を右クリックし、[現在のマップに追加] を選択します。
- [統計情報の計算] ポップアップで、[はい] をクリックします。
統計が計算されると、選択した画像がラスター レイヤーとしてマップに追加されます。
マップ表示で、隣接する画像がシームレスにレンダリングされ、1 枚の画像として表示されます。 ただし、画面移動やズームを行うと、各画像が更新され、個別のレイヤーとして表示されます。
- [コンテンツ] ウィンドウで、レイヤーを折りたたみます。 [4727-08.jp2] と [4727-16.jp2] を選択します。
- リボン上の [ラスター レイヤー] タブの [レンダリング] グループで、[ストレッチ タイプ] ドロップダウン メニューをクリックし、現在適用されているストレッチ タイプが [割合クリップ] であることを確認します。
- [マップ] で、[4727-08.jp2] レイヤーと [4727-16.jp2] レイヤーを拡大表示します。
レイヤーがオーバーラップし、さまざまな明度やコントラストが存在します。
- [ラスター レイヤー] タブの [レンダリング] グループで、[ストレッチ タイプ] ドロップダウン メニューをクリックして [最小-最大] を選択します。
マップ上でレイヤー間のオーバーラップが顕著でなくなり、ストレッチ タイプによって明度とコントラストが調整されています。
- [強調] グループで、[明るさ]、[コントラスト]、および [ガンマ] スライダーを使用し、画像に対話的な調整を行います。
画像間でオーバーラップが発生している場合は、レイヤーの順序を手動で調整してオーバーラップを制御する必要があります。 画像の数が増えると、コレクションとして管理することが困難になります。
- 操作が完了したら、[コンテンツ] ウィンドウで、[4727-08.jp2]、[4727-16.jp2]、および [4727-23.jp2] を選択します。 選択結果を右クリックし、[削除] を選択します。
ここでは、別々の画像をマップに追加し、画像の調整を行いました。 この方法は少数の画像を扱うのに適していますが、73 枚のような数が多い画像コレクションを扱うには困難な場合があります。 次のモジュールでは、モザイク データセットを作成し、オルソ写真コレクション全体を追加して操作することを検討します。
モザイク データセットの作成
モザイク データセットは、画像とラスターの大規模なコレクションを操作するために最適化された明確なジオデータベース構造です。 モザイク データセットは、ファイル ジオデータベースまたはエンタープライズ ジオデータベースに格納されます。 画像およびラスター データは、データベース内に存在する必要はありません。 ほとんどの組織では、画像をディスク、エンタープライズ、またはクラウド ストレージ上にファイルとして保存しています。 1 つのモザイク データセットは数百万の画像を参照することができ、1 つの仮想データセットとして表示したり、個々の画像や画像のコレクションに簡単にアクセスできるようにします。 モザイク データセットを使用すると、(画像やラスターに含まれる) 大量のピクセル データはデータベースに読み込まれずに参照されます。 データ ソースに関するメタデータは、画像を別のプロダクトに処理する方法に関する情報とともに、モザイク データセットに格納されます。 画像へのリクエストが作成されると、モザイク データセットを使用して、必要な画像と適用される処理が決定されます。 必要な画像だけが読み取られ、処理され、返されます。
画像コレクションの管理
まず、オルソ写真の画像コレクションを効率的に管理および表示するためのモザイク データセットを作成し、データを設定します。
- [カタログ] ウィンドウで、[フォルダー] を展開して [OrthoPhotos] を展開します。
- [カタログ] ウィンドウで、[CreateAndUseMD.gdb] を右クリックし、[新規作成] をポイントして、[モザイク データセット] を選択します。
[モザイク データセットの作成 (Create Mosaic Dataset)] ジオプロセシング ツールが表示されます。
- [モザイク データセットの作成] ウィンドウの [モザイク データセット名] に「HallStatt」と入力します。
- [座標系] で [現在のマップ [マップ]] を選択します。
[MGI_Austria_GK_Central] 座標系が表示されます。これは、この座標系がオルソ写真で使用されているためです。
- [実行] をクリックします。
ツールが実行され、プロジェクト ジオデータベースに新しいモザイク データセットが作成されます。 また、マップの [コンテンツ] ウィンドウにモザイク データセット グループ レイヤーが追加されます。
次に、このモザイク データセットに画像を関連付けます。
- [カタログ] ウィンドウの [CreateAndUseMD.gbd] アイテムで、[HallStatt] モザイク データセットを右クリックし、[ラスターの追加] を選択します。
[モザイク データセットにラスターを追加 (Add Rasters To Mosaic Dataset)] ツールが表示されます。 ツールで、モザイク データセットのパラメーターはコンテキストに基づいてすでに設定されています。 扱う画像はメタデータを含まないシンプルな画像のため、デフォルトの [ラスター データセット] ラスター タイプを使用することができます。
- [モザイク データセットにラスターを追加 (Add Rasters To Mosaic Dataset)] ツールで、[ラスター タイプ] が [ラスター データセット] に設定されていることを確認します。
次に、入力データ タイプおよび場所を指定します。
- [入力データ] ドロップダウン メニューをクリックして [フォルダー] を選択します。
- [参照] ボタンをクリックします。 [OrthoPhotos] フォルダーを参照して選択します。
- [ラスター処理] オプションを展開します。 [最小行数または列数] に「10」と入力します。
値を 10 に指定することで、モザイク データセットが、ソース画像から 10 以上の行または列を含むすべてのピラミッドにアクセスすることを許可します。 これで、ツールを実行し、画像をモザイク データセットに関連付ける準備ができました。
- [実行] をクリックします。
モザイク データセットに画像を追加することで、ディスク上の画像 (コピーではない) への参照をモザイク データセットの属性テーブルに追加したり、画像内のピラミッドに基づいて画像を表示する縮尺およびピラミッドにオーバーラップする画像を制御するフィールド値を設定したりできます。 ツールが完了すると、[コンテンツ] ウィンドウのモザイク レイヤーが更新され、モザイクに追加された最初の画像のバンド数が反映されます。
[HallStatt] レイヤーは、3 つのサブレイヤーを含むグループ レイヤーです。
- 境界
- Footprint
- 画像
- [コンテンツ] ウィンドウで、[フットプリント] を右クリックして [レイヤーにズーム] をクリックします。
- プロジェクトを保存します。
モザイク プロパティの設定
次に、モザイクのレイヤーと属性テーブルを調査し、モザイクのプロパティを調整します。
- [コンテンツ] ウィンドウで、[画像] および [フットプリント] サブレイヤーをオフにし、[境界] サブレイヤーをオンにします。
[境界] サブレイヤーは、モザイク データセットに追加された画像のフットプリントの組み合わせを表すフィーチャクラスです。
- [コンテンツ] ウィンドウで、[境界] サブレイヤーをオフ、[フットプリント] サブレイヤーをオンにします。
[フットプリント] サブレイヤーは、モザイク データセットに追加された各画像のフットプリント (最小範囲と最大範囲) を表すフィーチャクラスです。
- [コンテンツ] ウィンドウで、[フットプリント] サブレイヤーを右クリックして [属性テーブル] を選択します。
属性テーブルには、画像またはシーンのソース名を示すフィールドだけでなく、画像のピクセル サイズ ([MinPS] および [MaxPS]) と表示される縮尺 ([LowPS] および [HighPS]) を示すフィールドもあります。
注意:
モザイク データセットがメタデータを含む画像で構成され、適切なラスター タイプを指定した場合、属性テーブルには、メタデータから取得した値が入力された、はるかに多くの属性フィールドが設定されます。
- テーブルを閉じます。 [コンテンツ] ウィンドウで、[画像] サブレイヤーをオンにします。
このレイヤーは、モザイク データセットに追加されたすべての画像のシームレスなモザイクを表しています。 モザイク データセットに追加された 73 枚の画像がすべて表示されておらず、モザイク データセットのコンテンツ ウィンドウのバンド名に色が反映されていません。 次に、この問題を修正します。
- [カタログ] ウィンドウで [HallStatt] モザイク データセットを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
[モザイク データセット プロパティ] ウィンドウには、3 つのタブがあります。 [一般] タブには、ソース情報、位置情報、統計情報の有無など、モザイク データセットに関する情報が表示されます。
- [一般] タブが選択されていることを確認し、[ラスター情報] を展開します。
- 展開された [ラスター情報] プロパティで、[プロダクト定義] を検索し、[なし] の横にある [編集] ボタンをクリックします。
[プロダクト定義] では、モザイク データセットが表す画像のタイプを指定でき、そのラスター タイプに適用されるさまざまな表示およびその他のプロパティにデフォルトのプリセット値が設定されます。
- [プロダクト定義] ウィンドウで [なし] をクリックして [NATURAL_COLOR_RGBI] を選択します。
プロダクト定義の設定が更新され、バンド名と各ラスター バンドの最小波長および最大波長を正しく識別するバンド情報が表示されます。
- [プロダクト定義] ウィンドウで、[OK] をクリックします。
- [モザイク データセット プロパティ] ウィンドウで、[デフォルト] タブをクリックします。 [イメージ プロパティ] を展開します。
[デフォルト] タブでは、モザイク データセットを構成する画像に固有のプロパティを制御することができます。 現在、モザイク データセットには 20 枚の画像しか表示されていません。
- [イメージ プロパティ] リストの [モザイク データセットごとのラスターの最大数] に「100」と入力し、Enter キーを押します。
このプロパティは、モザイク データセットが表示する画像の数を設定します。 モザイク データセットは 73 枚の画像で構成されているため、最大値を 100 に設定することで、すべてのソース画像が表示されるようになります。
- [モザイク データセット プロパティ] ウィンドウで、[OK] をクリックします。
73 枚すべての画像が、フットプリントとともにマップに表示されます。
[コンテンツ] ウィンドウの [画像] サブレイヤーのバンド名が更新され、正しいバンド名が表示されます。
- [コンテンツ] ウィンドウで、[フットプリント] サブレイヤーをオフにします。
[コンテンツ] ウィンドウのモザイク レイヤーが更新され、モザイク データセット内の 73 枚の画像がすべて表示されるようになりました。
- プロジェクトを保存します。
このモジュールでは、モザイク データセットを作成し、オルソ写真コレクションから画像を追加しました。 次に、モザイクのプロパティを変更しました。 これで、画像をコレクションとして扱い、解析機能を適用して組み込むことでモザイク データセットを強化する準備が整いました。
モザイク データセットのダイナミック イメージとしての使用
次は、モザイク処理された画像コレクションを扱い、解析機能を適用して組み込むことでデータセットを強化します。
モザイク データセットの強化
まず、データセットを強化します。
- [コンテンツ] ウィンドウで、[Image] サブレイヤーがオン、[Footprint] および [Boundary] サブレイヤーがオフになっていることを確認します。
モザイク データセットを視覚的に強化するには、統計情報を構築する必要があります。 モザイク データセットが作成され、画像が読み込まれると、モザイク データセットの統計情報の計算に時間がかかることがあるため、統計情報は自動的には生成されません。 モザイク データセットが構築されたら、パフォーマンスの向上のため、統計情報を計算することをお勧めします。
- [カタログ] ウィンドウで [HallStatt] モザイク データセットを右クリックし、[拡張] をポイントし、[統計情報の計算] を選択します。
- [統計情報の計算 (Calculate Statistics)] ジオプロセシング ツールで、次のパラメーターを確認します。
- [入力ラスター データセット] が [HallStatt] に設定されていることを確認します。
- [X スキップ ファクター] が [1] に設定されていることを確認します。
- [Y スキップ ファクター] が [1] に設定されていることを確認します。
- [実行] をクリックします。
モザイク データセットの統計情報の計算が完了するまでには、しばらく時間がかかることがあります。
計算が完了すると、[コンテンツ] ウィンドウ内のモザイク レイヤーが更新され、最新の統計情報を使用してパフォーマンスを向上させることができます。
- [カタログ] ウィンドウで [HallStatt] モザイク データセットを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。 [一般] タブで、[統計情報] セクションを展開します。
モザイク データセットの統計情報が更新され、表示および処理パフォーマンスの向上に使用されるバンド固有の値が含まれるようになりました。
次に、ストレッチ タイプを使用して、モザイク データセットをさらに強化します。
- [モザイク データセット プロパティ] ウィンドウを閉じます。
- [コンテンツ] ウィンドウで、[HalStatt] モザイク レイヤーを選択します。 [モザイク レイヤー] タブの [レンダリング] グループで [ストレッチ タイプ] ドロップダウン メニューをクリックします。
このメニューのオプションにより、モザイク データセットの表示方法が更新および変更されます。
- 各自でさまざまなストレッチ タイプを試し、画像を探索します。 完了したら、[ストレッチ タイプ] を [割合クリップ] に戻します。
- [モザイク レイヤー] タブの [強調] グループで、[明るさ]、[コントラスト]、および [ガンマ] スライダーを使用して、画像の表示を対話的に強調します。
ヒント:
各スライダーの横にある [リセット] ボタンをクリックすると、デフォルト値に戻ります。
モザイク データセットには複数のバンドが含まれているため、[バンド割り当て] ドロップダウン メニューを使用し、プリセットを選択することで、別のバンド割り当てにすばやく変更することもできます。
- [モザイク レイヤー] タブの [レンダリング] グループで、[バンドの組み合わせ] ドロップダウン メニューをクリックして [カラー赤外] を選択します。
モザイク データセット画像には近赤外バンドが含まれているため、赤外カラー バンド割り当てでは、近赤外バンドが赤色で表示されるフォールス カラー合成が作成されます。 赤色のバンドは緑色に、緑色のバンドは青色に表示されます。 [赤外カラー] バンド割り当ては、植生 (赤色) と水域 (黒色) をハイライト表示するのに適しています。
注意:
レイヤーの表示設定 (バンド割り当てなど) を変更しても、視覚的な表示が目的であるため、実際のソース データが変更されることはありません。 レイヤー ファイルまたはプロジェクトを保存しない限り、変更は反映されません。 プロジェクトを保存すると、レイヤーの状態が保存されますが、このプロジェクト内でのみ有効です。 レイヤー ファイルを保存すると、レイヤー プロパティが保存され、そのレイヤーを複数のプロジェクトで再使用することができます。
- [バンド割り当て] の値を元の [ナチュラル カラー] に変更します。
次に、動的にモザイク処理された画像の概観図や低解像度データセットを作成して、表示を高速化します。
注意:
モザイク データセット用に、ラスター ピラミッドのような概観図を生成することができます。 概観図は低解像度データセットで、モザイクを表示するときの速度を向上させるために生成されます。 デフォルトの概観図は、モザイク データセット全体に対して生成することができます。 または、特定のダウンサンプリング比率、定義済みの範囲、特定の空間解像度を定義することで、これらの作成方法を制御することもできます。
- [カタログ] ウィンドウで、[HallStatt] モザイク データセットを右クリックし、[最適化] をポイントして、[オーバービューの構築] を選択します。
- [オーバービューの構築 (Build Overviews)] ジオプロセシング ツールで、[欠落したオーバービュー タイルを定義] と [オーバービューの生成] チェックボックスが両方ともオンになっていることを確認します。
- [オーバービューの生成オプション] セクションを展開し、[欠落したオーバービュー イメージのみを生成] と [古くなったオーバービュー イメージのみを再生成] チェックボックスが両方ともオンになっていることを確認します。
- [実行] をクリックします。
モザイク データセットの表示速度の向上のために低解像度データセットが生成されるため、オーバービューの構築に時間がかかることがあります。 完了すると、[コンテンツ] ウィンドウのモザイク レイヤーが更新され、マップの範囲を変更することで、更新されたオーバービューの効果を確認できます。
- [マップ操作] ツールを使用して、マップを移動およびズームします。
オーバービューを生成した結果、画像の表示パフォーマンスが向上しました。 オーバービューを生成する前は、マップを操作するたびに、画像全体が最大解像度でレンダリングされていました。 生成後は範囲に基づき、関連する解像度による特定のオーバービューのみが表示され、マップを操作したときには、すべてのデータはレンダリングされず、新しい境界内のデータのみがレンダリングされるため、表示がすばやく更新されるようになりました。
モザイク データセットへの解析の追加
次に、モザイク データセットを使用して解析ワークフローを実行し、解析ワークフローをモザイク データセットに関連付けることで、ユーザーがオンデマンドで同じワークフローを適用できるようにします。
- [コンテンツ] ウィンドウで、[HallStatt] モザイク レイヤーを選択します。
- [Image] サブレイヤーがオン、[Footprint] および [Boundary] サブレイヤーがオフになっていることを確認します。
- リボンの [画像] タブの [解析] グループで [ラスター関数] をクリックします。
[ラスター関数] ウィンドウには、画像の解析に使用できるさまざまな関数が表示されます。
- [ラスター関数] ウィンドウの [解析] で、[NDVI カラー化] 関数をクリックします。
[NDVI カラー化] は、赤と近赤外バンド間の差異に基づいて、植生の活性度を表すマルチバンド データセットを作成します。
[NDVI カラー化プロパティ] ウィンドウが表示されます。
- [NDVI カラー化プロパティ] ウィンドウで以下のパラメーター値を選択します。
- [ラスター] のドロップダウン リストで [HallStatt] を選択します。
- [可視バンド ID] のドロップダウン リストで [3] を選択します。
- [赤外バンド ID] のドロップダウン リストで [4] を選択します。
バンド 3 と 4 はそれぞれ、赤と近赤外のバンドに対応しています。
- その他のパラメーターはそのままにしておき、[新しいレイヤーの作成] をクリックします。
[NDVI カラー化プロパティ] ラスター関数は、新しいレイヤーを作成してマップに追加し、画像の赤と赤外バンドを使用して、健全な植生エリアをハイライト表示します。
- [コンテンツ] ウィンドウで、[NDVI Colorized_HallStatt] レイヤーを選択します。
- リボンの [ラスター レイヤー] タブをクリックします。 [比較] グループの [スワイプ] をクリックします。
- マップをドラッグして、[NDVI Colorized_HallStatt] レイヤーの下のナチュラル カラーの画像を表示します。
[スワイプ] ツールでマップを探索すると、健全な植生エリアは緑色、雪や影が含まれるエリアと植生が除去されたエリアは薄い色になっていることがわかります。 水域を含むエリアはオレンジ色から茶色に色付けされています。
[NDVI カラー化] 関数を使用すると、画像内の健全な植生を比較的すばやくハイライト表示することができます。 ただし、この関数は一時的で、[コンテンツ] ウィンドウで作成された新しいレイヤーでのみ使用できます。
次に、この解析結果をモザイク データセットに追加し、モザイク データセットを使用する任意のユーザーが適用できるようにします。
- リボンの [マップ] タブをクリックします。 [ナビゲーション] グループの [マップ操作] ボタンをクリックします。
これで、スワイプせずにマップを画面移動できるようになります。
- [コンテンツ] ウィンドウで、[NDVI Colorized_HallStatt] レイヤーを右クリックして [関数チェーンの保存] をクリックします。
[ラスター関数エディター] ビューが表示されます。
- [ラスター関数エディター] ウィンドウで、[保存] ボタンをクリックします。
- [保存] ウィンドウで、[名前] に「NDVI Colorized」と入力します。
- [カテゴリ] には [プロジェクト] を選択します。 [OK] をクリックします。
これで、モザイク データセットに関連付けることができるラスター関数テンプレートとして解析結果が保存されました。
- [ラスター関数エディター] を閉じます。 [コンテンツ] ウィンドウで、[NDVI Colorized_HallStatt] レイヤーを右クリックして [削除] をクリックします。
- [カタログ] ウィンドウで、[HallStatt] モザイク データセットを右クリックし、[処理テンプレートの管理] を選択します。
[処理テンプレートの管理] ウィンドウが表示されます。
- [処理テンプレートの管理] ウィンドウで、[インポート] ボタンをクリックします。
- [処理テンプレートの選択] ウィンドウで [ラスター関数] をクリックします。 [プロジェクト] と [Project1] をダブルクリックします。 [NDVI カラー化] 関数を選択します。
- [OK] をクリックします。
[処理テンプレートの管理] ウィンドウが更新され、追加された [NDVI カラー化] ラスター関数が表示されます。
処理チェーンをモザイク データセットに追加したため、同じ解析が必要な際にいつでも再使用できます。
- [コンテンツ] ウィンドウで、[HallStatt] レイヤーが選択されていることを確認します。 リボンの [データ] タブをクリックします。 [処理] グループで、[処理テンプレート] ドロップダウン メニューをクリックし、[NDVI カラー化] を選択します。
マップ表示が変化し、レイヤーに適用されたラスター関数テンプレートの結果が表示されます。
- [処理テンプレート] ドロップダウン メニューを再度クリックし、[None] を選択します。
表示が画像に戻ります。
- プロジェクトを保存します。
解析機能を適用して組み込み、モザイク データセットを改善する方法を学習しました。 次に、ArcGIS Living Atlas でダイナミック イメージ レイヤーとしてホストされているモザイク データセットを探索します。
モザイク データセットの画像カタログとしての使用
次に、ArcGIS Living Atlas モザイク データセット レイヤーから画像カタログを使用し、そのレイヤーを画像カタログとして使用する方法について学習します。
オンラインでホストされているダイナミック イメージの使用
ダイナミック イメージとは、オンラインでホストされている画像のことで、プロジェクトに追加して調査や解析に使用できます。 たとえば、このセクションで使用されているすべての Landsat 画像は、Amazon Web Services (AWS) クラウドを通じてクラウドに格納されています。 このため、画像をダウンロードしてローカルに格納することなく、インターネット接続を通じて動的に画像にアクセスすることができます。 また、視覚的なレンダリングや画像の計算は、オンデマンドかつリアルタイムに実行されます。 この結果、画面に表示されているすべてのコンテンツは、AWS 上のソース Landsat リポジトリから動的に生成されるため、各画像プロダクトを事前に計算して格納する必要はありません。
- [カタログ] ウィンドウで、[ポータル] タブをクリックします。 [ポータル] タブで [Living Atlas] ボタンをクリックします。
注意:
ArcGIS Living Atlas of the World は、世界中の地理情報を集めた大規模なコレクションで、多くのダイナミック イメージ レイヤーが含まれています。
- 検索ボックスに「Multispectral Landsat」と入力し、Enter キーを押します。
[Multispectral Landsat] は、Esri が提供するダイナミック イメージ サービスで、モザイク データセットに基づいて動作します。 Landsat 衛星が複数年にわたって収集した世界中の画像が含まれています。
- 検索結果で、[Multispectral Landsat] 画像レイヤーを右クリックして、[現在のマップに追加] を選択します。
- 必要に応じ、[コンテンツ] ウィンドウで、[Hallstatt] レイヤーを右クリックし、[レイヤーにズーム] を選択します。
- [コンテンツ] ウィンドウで、[Multispectral Landsat] レイヤーを右クリックして [属性テーブル] を選択します。
[Multispectral Landsat] レイヤーの属性テーブルが開きます。
[Multispectral Landsat] レイヤーの属性テーブル (フットプリント テーブル) には、ローカルのモザイク データセット用のテーブルに追加されたフィールドとは異なるフィールドが複数含まれています。 これらのフィールドには、[Acquisition Date]、[Cloud Cover]、[Sun Azimuth]、[Sensor Name] などのメタデータが含まれています。 サービスを作成する技術者によってその他の属性も追加されており、これらの属性には [Best] フィールドが含まれています。 これらのフィールドは、データに関する情報を確認するだけでなく、必要に応じて画像の検索やフィルター処理にも使用できます。
- テーブルを閉じます。 [コンテンツ] ウィンドウで、[Multispectral Landsat layer] を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
- [レイヤー プロパティ] ウィンドウで、[定義クエリ] をクリックします。
このレイヤーには、現在の定義クエリが適用されています。 この定義クエリは、[Best] フィールドの値を使用して表示される画像をフィルター処理します。 ハルシュタット地域の場合、現在のクエリでは表示されている画像は変化しません。
- [定義クエリ] タブで、[クエリ 1] をポイントし、[定義クエリの削除] ボタンをクリックします。
- [定義クエリの削除] ウィンドウで、[はい] をクリックします。
- [レイヤー プロパティ] ウィンドウで、[時間] タブをクリックします。
[時間] タブでは、モザイク データセットの時間フィールドを使用して、ユーザーが時間を移動し、さまざまな時間に対応するデータを表示することができます。 これは、このモザイク データセットの主な機能の 1 つです。 ここでは、モザイク データセットの他のカタログ機能を探索できるよう、時間をオフにします。
- [レイヤーの時間] で [時間フィールドがありません] を選択します。
- [レイヤー プロパティ] ウィンドウの [OK] をクリックします。
マップは更新されましたが、定義クエリと時間の設定を削除しても、画像の表示には影響はありませんでした。
- [コンテンツ] ウィンドウで [Multispectral Landsat] レイヤーを選択します。 リボンの [データ] タブをクリックします。 [処理] グループで、[処理テンプレート] ドロップダウン メニューをクリックし、[DRA を使用した自然色] を選択します。
ディスプレイが更新されるまで数分かかることがありますが、更新されると、画像はナチュラル カラーで表示されます。
注意:
このモザイク データセットの画像は、同時期に撮影された画像間だけでなく、複数年にわたって撮影された画像間でも多くの重複が見られます。 このため、解析に最適な画像を表示するようにモザイク データセットを構成することが重要です。
ラスター アイテム エクスプローラーの使用
次に、[ラスター アイテム エクスプローラー] を使用して、ハルシュタット地域の対象アイテムをフィルター処理して選択します。
- [コンテンツ] ウィンドウで [Multispectral Landsat] レイヤーを選択します。 リボンの [データ] タブにある [選択] グループで、[ラスター アイテムの操作] をクリックします。
[ラスター アイテムの操作] ウィンドウには、モザイク データセットに表示されている現在の画像を確認し、属性テーブルのフィールドに基づいて画像にフィルターを適用する方法が表示されます。
アイテム エクスプローラーには、現在マップに表示されている画像を表す 1 つ以上のアイテムが表示されます。 マップに複数の画像が表示されていた場合、アイテム エクスプローラーには複数のアイテムが表示されます。 たとえば、マップの縮尺を [1:250,000] に変更し、[ラスター アイテムの操作] ウィンドウを更新した場合、2 つ以上のアイテムが表示されますが、これは現在これらの複数のアイテムがモザイク処理され、表示されているレイヤーを構成していることを意味します。
次に、現在の表示範囲を構成するすべてのアイテムを調べます。
- [ラスター アイテム エクスプローラー] ウィンドウの [対象地域 (AOI) による] で、[表示範囲] を選択します。 [オーバービューを除外] をオンにし、[適用] をクリックします。
アイテム リストが更新され、オーバービューを表さず、現在の範囲と一部または完全に重複している 457 個のアイテム (アイテム数は範囲によって異なる) が特定されます。
注意:
[Multispectral Landsat] レイヤーは、ArcGIS Living Atlas に公開されたダイナミック イメージ レイヤーであり、その他のシーンや最新のシーンの追加または削除を含む、頻繁な更新が行われます。 このため、選択されている画像の数はこのチュートリアルとは異なる場合があります。
[Multispectral Landsat] レイヤーは、最適な画像を一番上に表示するように構成されています。 最適な画像は、best フィールドの値を使用して決定されます。 次に、これがモザイク内の画像の表示にどのように影響するかを調べます。
- リボンの [データ] タブをクリックします。 [画像表示順序] グループで、[並べ替え] ドロップダウン メニューをクリックして [北西] を選択します。
レイヤーが更新されますが、見栄えは良くありません。 これは、モザイク データセットの中で最も北西に位置する画像が、雲に覆われているかどうかにかかわらず表示されているためです。
- [並べ替え] ドロップダウン メニューで、[属性による] を選択します。
属性で並べ替えるには、モザイク データセット内の画像を並べ替えるための属性フィールドを指定する必要があります。 この結果、[レイヤー プロパティ] ウィンドウが表示され、順序フィールドを選択できます。
- [レイヤー プロパティ] ウィンドウの [順序フィールド] で [Best] が選択されていることを確認します。
- [OK] をクリックします。
- [ラスター アイテム エクスプローラー] ウィンドウで、[結果の構成] を開きます。
- [結果の構成] ウィンドウで、[サムネイルの表示] をオンにし、[適用] をクリックします。
アイテム リストが更新され、アイテムのサムネイルが表示されるため、識別が簡単になり、視覚的に比較することができます。
次に、2022 年の最新のアイテムをフィルター処理します。
- [ラスター アイテム エクスプローラー] ウィンドウで、[属性による] ドロップダウン メニューをクリックし、[フィールド] を選択します。 [フィールド] 名で、[Acquisition Date] を選択します。
- [開始日] ドロップダウン メニューをクリックし、[その他] をクリックします。
- [開始日] ドロップダウン メニューをクリックし、2022 年の最初の日付である [1/9/2022 9:52:00 AM] を選択します。[終了日] ドロップダウン メニューをクリックし、2022 年の最新の日付を選択します。
- [適用] をクリックします。
アイテム リストが更新され、2022 年に取得されたビューのみを表示するようフィルター処理されました。
デフォルトで、これらのアイテムは日付で並べ替えられているため、最後のアイテムが最新の日付になっています。 地域の最新の画像を使用することが理想ですが、すべての画像が同じ品質であるとは限りません。
- [ラスター アイテム エクスプローラー] ウィンドウの [アイテム リスト] で、最後のアイテムまでスクロールします。 [現在のマップに追加] をクリックします。
新しいレイヤーがマップに追加されます。 [Multispectral Landsat] という名前の後に、長い番号が記されます。
- [コンテンツ] ウィンドウで、新しいレイヤーを右クリックして [レイヤーにズーム] をクリックします。
マップが縮小表示されます。 下にある元の [Multispectral Landsat] レイヤーには地球全体を網羅するコンポジット ビューが表示されますが、新しいレイヤーには単一のビューのみが表示されます。
- [コンテンツ] ウィンドウで、単一ビューの [Multispectral Landsat] レイヤーを右クリックして [削除] を選択します。
アイテムを新しいレイヤーとして追加するだけでなく、1 つまたは複数のアイテムをロックして、元の [Multispectral Landsat] レイヤーをフィルター処理できます。
- [ラスター アイテム エクスプローラー] ウィンドウで、2 つの画像をクリックします。 チェックボックスがオンであることを確認します。 アイテム リストのツールバーで、[アイテムのロック] ボタンをクリックします。
[Multispectral Landsat] レイヤーがフィルター処理され、選択されたビューのみが表示されます。
2 つの画像が 1 つに表示されます。 これは、特定の対象地域で、複数のアイテムをシームレスに組み合わせる方法として重要です。
注意:
[Multispectral Landsat] レイヤーはダイナミック イメージ レイヤーであり、その他のシーンや最新のシーンの追加または削除を含む、頻繁な更新が行われます。 このため、画像はこのチュートリアルで表示されているものとは異なる場合があります。
- ツールバーで [アイテムのロック解除] ボタンをクリックします。
Multispectral Landsat レイヤーの全体がマップに再表示されます。
次に、雲量に基づいてアイテムを並べ替えます。
- [ラスター アイテム エクスローラー] ウィンドウで [並べ替え] ボタンをクリックし、[CloudCover] を選択します。
アイテム リストが更新され、雲量に基づいて並べ替えられます。
- アイテム リストで、雲量が一番少ないアイテムを選択し (最上位のアイテム)、[現在のマップに追加] ボタンをクリックします。
この画像にはほとんど雲がありません。
- [コンテンツ] ウィンドウで、[HallStatt] レイヤーをレイヤー リストの最上位にドラッグします。 [フットプリント] サブレイヤーをオンにします。
- [HallStatt] レイヤーを拡大します。
これで、マップには、オンラインでホストされている詳細度の低いダイナミック イメージの上に、詳細な高解像度のローカル画像を含む対象地域が表示されるようになりました。
- プロジェクトを保存します。
このチュートリアルでは、オーバーエスターライヒ州政府のリモートセンシングおよび GIS アナリストとして、オルソフォトのコレクションを受け取り、その管理および関係者との効果的な共有を行う必要がありました。 複数の画像を個別に扱う際の課題を調査し、モザイク データセットを作成して、シームレスな画像のコレクションを操作できるようにすることで、画像をアクセス可能にするとともに、視覚化と解析の両方に役立つ情報製品に変換しました。 次に、解析機能を適用して組み込むことで、モザイク データセットを改善しました。 最後に、ArcGIS Living Atlas でオンラインでホストされているダイナミック イメージ レイヤーをマップに追加し、重複する画像の動的な処理の仕組み、モザイク データセットのフィールドを使用したアイテムの検索方法、およびモザイク データセットの時間対応の仕組みについて調査しました。
他のチュートリアルについては、チュートリアル ギャラリーをご覧ください。