マップの作成
世界の新型コロナウイルスの感染者数と死亡者数を示すマップを作成します。
感染者のマップを開いて保存
ArcGIS Web マップは地理情報を対話形式で表示したものであり、データをマップに表示し、疑問に答えるために使用できます。 マップを開き、COVID-19 症例データを追加して、マップを保存します。
- 「ArcGIS の組織アカウント」にサイン インします。
注意:
組織アカウントがない場合は、ソフトウェア アクセスのオプションをご参照ください。
- リボンで、アプリ ランチャー ボタンをクリックします。 [Map Viewer] を選択します。
Map Viewer を開きます。
- [コンテンツ] (暗い背景の) ツールバーの [レイヤー] をクリックします。 [レイヤー] ウィンドウの [追加] をクリックします。
- [レイヤーの追加] ウィンドウで、[マイ コンテンツ] をクリックして [ArcGIS Online] を選択します。
これで、検索に ArcGIS Online 上のすべてのコンテンツが含まれるようになりました。
- 検索バーに「Global COVID-19 Cases owner: Learn_ArcGIS」と入力して Enter キーを押します。
検索結果にはデータ レイヤーが 1 つあります。 マップで使用するレイヤーに関する情報がさらに必要です。
- [Global COVID-19 Cases] レイヤーのタイトルをクリックします。
アイテム詳細ウィンドウが開き、データ レイヤーに関する追加情報が表示されます。
- データの表示方法と更新頻度のテキストを確認します。
- アイテム詳細ウィンドウを閉じます。
- [Global COVID-19 Cases] レイヤーで [追加] ボタンをクリックします。
レイヤーが、マップに追加されます。
- [レイヤーの追加] ウィンドウの上部で、戻る矢印をクリックして [レイヤー] ウィンドウに戻ります。
[レイヤー] ウィンドウには [Global COVID-19 Cases] レイヤーが表示されます。
- [Global COVID-19 Cases] レイヤーで [オプション] ボタンをクリックします。 メニューで [テーブルの表示] をクリックします。
[Global COVID-19 Cases] レイヤーのデータ テーブルが開きます。
- テーブルを左右にスクロールし、含まれているデータ フィールドを確認します。
- テーブルを閉じます。
- [コンテンツ] ツールバーにある [保存して開く] をクリックし、[名前を付けて保存] をクリックしてマップを保存します。
[マップの保存] ウィンドウが表示されます。
- [マップの保存] ウィンドウで、次の情報を入力します。
- [タイトル] に「Coronavirus Map - Confirmed Cases」と入力し、続けて自分の名前またはイニシャルを追加します。
- [タグ] には「teachgis」、「Coronavirus」、「Johns Hopkins」と入力します。
- [サマリー] に「Coronavirus map of confirmed cases by country」と入力します。
- [フォルダー] には、ダッシュボードの保存先を選択します。
注意:
ArcGIS 組織に同じ名前で 2 つのレイヤーを作成することはできません。 レイヤー名にユーザーのイニシャルを追加すると、組織の他のユーザーもこのチュートリアルを完了することができます。 レイヤーが作成されたら、マップ内で名前を変更してイニシャルを削除できます。基になるデータ レイヤーの名前には影響しません。
- [保存] をクリックします。
マップは、ArcGIS Online アカウントに保存されます。
感染者マップのシンボル化
次に、感染者データをシンボル表示します。
- [レイヤー] ウィンドウで、[Global COVID-19 Cases] レイヤーがアクティブになっていることを確認します。
青の垂直バーは、アクティブなレイヤーであることを意味します。 レイヤーのスタイルを設定するには、アクティブでなくてはなりません。
- [設定] (明るい背景の) ツールバーで、[シンボル] をクリックします。
注意:
[コンテンツ] ツールバーと [設定] ツールバーを折りたたんだり展開したりすることで、ツールの名前を表示できます。 ツールバーを展開または折りたたむには、各ツールバー下部の [展開] または [折りたたみ] をクリックします。 以下のツールバーは、折りたたんだ状態です。
[シンボル] ウィンドウが表示されます。
感染者数に基づいてマップのスタイルを設定します。
- [属性の選択] セクションで [フィールド] をクリックします。
テーブルのすべてのフィールドのリストが表示されます。
- [フィールドの追加] ウィンドウで、[Confirmed] をオンにして [追加] をクリックし、マップにフィールドを追加します。
感染者データが、デフォルト シンボルを使用してマップに描画されます。 凡例が表示されます。
デフォルトのシンボルを変更します。
- [スタイルの選択] セクションの [数と量 (サイズ)] で、[スタイル オプション] をクリックします。
[数と量 (サイズ)] ウィンドウが表示されます。 マップ上の各国のシンボル サイズは、その国のテーブルの [Confirmed] フィールド値に基づきます。 感染者のシンボル色を黄色に設定します。
- [シンボル スタイル] エディターで、オレンジ色のシンボルをクリックします。
[シンボル スタイル] 編集ウィンドウが表示されます。
- [塗りつぶし色] で編集ボタンをクリックします。
[色の選択] ウィンドウが開きます。 黄色に相当する 16 進数コードを追加します。
16 進数コードは、6 桁の数字と文字で構成され、色を定義します。 現在設定されている色はオレンジで、その 16 進数コードは E38B4F です。 このコードを明るい黄色のコードに更新します。
- [Hex] に「ffff3f」と入力し、Enter キーを押します。
[シンボル スタイル] ウィンドウと、マップおよび凡例のシンボルで、シンボル色が黄色に変わります。
- [色の選択] ウィンドウで [完了] をクリックします。 [シンボル スタイル] ウィンドウを閉じます。
- [スタイル オプション] ウィンドウでヒストグラムを確認します。
シンボルのサイズは、[Confirmed] フィールドの現在のデータ範囲に基づき、ヒストグラムに示すように小さい値から大きい値へと設定されます。 下限ハンドルを上下に移動すると、マップと凡例のシンボル サイズも変更します。
- 下限ハンドルをドラッグして、感染者数の違いを最も端的に表す場所を探します。
必要に応じて、下限ハンドルの値をクリックし、編集フィールドに数字を入力することもできます。 数値を丸めると、データを見ている人にとってわかりやすくなります。 値はマップ作成者が選択できます。値に正否はありません。
- [スタイル オプション] ウィンドウで適切な値を指定したら [完了] を 2 回クリックします。
- [コンテンツ] ツールバーにある [保存して開く] をクリックし、[保存] をクリックしてマップを保存します。
感染者のベースマップ、縮尺のプロパティ、共有の設定
ベースマップと、マップ縮尺のプロパティを設定します。 マップにこのような変更を加えることで、最も重要な情報を読み手に確実に提供できるようになります。 また、マップの共有も設定します。
- [コンテンツ] ツールバーの [ベースマップ] をクリックします。
[ベースマップ] ウィンドウが開きます。 現在のデフォルトのベースマップは [地形図] ベースマップです。 感染者数を示すシンボルのサイズが目立つよう、よりシンプルなベースマップを選択します。
- 下にスクロールし、[キャンバス (ダーク グレー)] をクリックします。
[キャンバス (ダーク グレー)] ベースマップが表示されます。
- [ベースマップ] ウィンドウを閉じます。デバイスのディスプレイのサイズや形状が異なっても、フィーチャの相対的なサイズを維持できるよう、マップ縮尺を設定します。
- [コンテンツ] ツールバーの [マップ プロパティ] をクリックします。 [マップ プロパティ] ウィンドウで、[背景色の有効化] をオフにして、[マップ縮尺の維持] をオンにします。
- [マップ プロパティ] ウィンドウを閉じます。
- [コンテンツ] ツールバーの [マップの共有] をクリックします。
[共有] ウィンドウが表示されます。 マップを表示できるユーザーのオプションとして、[所有者] (自分のみ)、[組織] (ArcGIS Online 組織の全員)、および [すべてのユーザー] (Web にパブリックに公開) という 3 つが提示されます。 このダッシュボードを含む最終的なダッシュボードと、他のすべてのマップを、すべての人と共有します。
- [共有] ウィンドウで、[すべての人に公開 (パブリック)] を選択して、[保存] をクリックします。
- マップを保存します。
感染者マップのポップアップの構成
ポップアップには、マップ レイヤー内のフィーチャに関する情報が含まれています。 対象のフィールドのみが表示されるよう、マップのポップアップを構成します。
- [コンテンツ] ツールバーで、[レイヤー] をクリックし、[Global COVID-19 Cases] レイヤーがアクティブであることを確認します。
- [設定] ツールバーの [ポップアップ] をクリックします。
[ポップアップ] ウィンドウが表示され、現在のデフォルト ポップアップ構成 (ほぼすべてのフィールド) のプレビューがマップに表示されます。 タイトルを削除し、マップに関係のないフィールドをオフにし、フィールドを並べ替えます。 その目的は、重要な情報を見つけやすくすることです。
- [ポップアップ] ウィンドウの [タイトル] をクリックし、既存のテキストを削除します。
ポップアップのプレビューが更新され、タイトルが削除されます。
- [フィールド] リストをクリックします。
現在のフィールドのリストがウィンドウに表示されます。
- 以下の各フィールドの横にある削除ボタンをクリックして、リストから削除します。
- ObjectID
- Incident Rate
- Case Fatality Ratio
[Confirmed]、[Country_Region]、[Deaths] の 3 つのフィールドが残ります。
- [Confirmed] フィールドを [Deaths] の真上にドラッグします。
ポップアップに表示されるフィールドの順は、[Country_Region]、[Confirmed]、[Deaths] です。
- [ポップアップ] ウィンドウを閉じます。
- マップを保存します。
死亡者マップの作成
各国の死亡者数を示す 2 つ目のマップを作成します。 作成した Coronavirus Map - Confirmed Cases マップをテンプレートとして使用し、コピーを別のタイトルで保存します。
- [コンテンツ] ツールバーで [保存して開く] をクリックして [名前を付けて保存] を選択します。
- [マップの保存] ウィンドウで、次の情報を入力します。
- [タイトル] に「Coronavirus Map - Deaths」と入力し、続けて自分のイニシャルを追加します。
- [タグ] には「teachgis」、「Coronavirus」、「Johns Hopkins」と入力します。
- [サマリー] に「Coronavirus map of deaths by country」と入力します。
- [フォルダー] には、ダッシュボードの保存先を選択します。
- [保存] をクリックします。
このマップのスタイルを設定して死亡者数を表示し、[Coronavirus Map - Confirmed Cases] マップと区別します。
- [コンテンツ] ツールバーで [レイヤー] をクリックし、[Global COVID-19 Cases] レイヤーが選択されていることを確認します。
- [設定] ツールバーの [スタイル] をクリックします。
- [スタイル] ウィンドウの [属性の選択] セクションで、[Confirmed] フィールドを削除します。
- [フィールド] をクリックします。 [フィールドの選択] ウィンドウで、[Deaths] をクリックし、[追加] をクリックします。
- [スタイルの選択] の [数と量 (サイズ)] で、[スタイル オプション] をクリックします。
- [シンボル スタイル] の下にあるシンボルをクリックします。
- [シンボル スタイル] ウィンドウの [塗りつぶし色] で、編集アイコンをクリックします。
- [Hex] 色に「ff001e」と入力し、Enter キーを押します。
- [完了] をクリックして [シンボル スタイル] ウィンドウを閉じます。
- [スタイル オプション] ウィンドウのヒストグラムで、下限ハンドルを調整するか値を指定し、希望するシンボル サイズに設定します。
- [スタイル オプション] ウィンドウで [完了] を 2 回クリックします。
- マップを保存します。
マップを確認します。 予期しない発見はありましたか? 発見したことや思いついた質問を文書化します。
ダッシュボードの作成
ArcGIS Dashboards によりユーザーは、1 画面上の直観的で対話型のデータの視覚化を使用してロケーションベースの解析を提示することで、情報を伝達できます。 ArcGIS Dashboards を使用してダッシュボードを作成し、作成した 2 つのマップを他のデータとともに追加します。
ダッシュボードの作成とマップに追加
ダッシュボードを作成し、マップとその他のデータを表示します。
- リボン上のアプリ ランチャー ボタンをクリックして [Dashboards] を選択します。
- [ダッシュボードの作成] をクリックします。
[新しいダッシュボードの作成] ウィンドウが表示されます。
- [新しいダッシュボードの作成] ウィンドウに、次の情報を入力します。
- [タイトル] に「Coronavirus Dashboard」と入力し、続けて自分のイニシャルを追加します。
- [タグ] に、「teachgis」、「Coronavirus」、「Johns Hopkins」と入力し、各タグの後で Enter キーを押します。
- [サマリー] に、「Coronavirus dashboard based on data from Johns Hopkins」と入力します。
- [フォルダー] で、ダッシュボードの保存先を選択します。
- [ダッシュボードの作成] をクリックします。
しばらくすると、空白のダッシュボードが作成されます。 次に、前のセクションで作成したマップを追加します。
- 必要に応じて、[表示] タブをクリックします。
- [表示] パネルの [ボディ] タブで、[エレメントの追加] をクリックします。 リストの [マップ] を選択します。
フォルダー内のマップがギャラリーに表示されます。
- [Coronavirus Map - Confirmed Cases] というタイトルのマップをポイントし、[選択] をクリックします。
[マップ] ウィンドウに、マップを構成するためのプロパティが表示されます。
- [設定] タブで、次のパラメーターを設定します。
- [縮尺記号] で [ライン] を選択します。
- [初期表示とブックマーク]、[凡例]、[検索]、[拡大/縮小] の各切り替えボタンをオンにします。
- [ポイントのズーム縮尺] に「10000000」と入力します。
ユーザーはこれらの機能を使用して、マップを円滑に操作したり、対象のフィーチャを選択したり、ポップアップで情報を取得したりできます。
- [完了] をクリックします。
マップがダッシュボードに追加されます。
次に、ダッシュボードのテーマを設定します。
- ダッシュボードのツールバーで [テーマ] ボタンをクリックします。
- [テーマ] タブの [レイアウト] で、[テーマ] を [暗色] に設定します。
ダッシュボードのテーマが [暗色] テーマに更新されます。 これにより、指標をさらに構成する際の時間を節約できます。
- ダッシュボード ツールバーで [保存] ボタンをクリックして [保存] を選択します。
注意:
マップ内の変更が保存されていない場合、[保存] ボタンに青色のドットが表示されます。 変更を保存すると、ドットが表示されなくなります。
死亡者数のマップの追加
このセクションでは、[Coronavirus Map - Deaths] マップをダッシュボードに追加し、2 つのマップをスタックできるようにします。
- 前のセクションで学習した手順を使用して、同じ構成オプションを選択し、[Coronavirus Map - Deaths] マップを追加して構成します。
新しいマップが、前のマップの左側に表示されます。 スペースを節約し、1 つのマップをダッシュボードの中心にするために、マップをスタックします。
- [Coronavirus Map - Deaths] マップで [構成] ボタンをポイントして [構成] メニューを開き、[アイテムのドラッグ] をクリックします。
- [Coronavirus Map - Deaths] マップを [Coronavirus Map - Confirmed Cases] マップの中心円にドラッグします。
- [アイテムのスタック] というテキストが表示されたら、マップをドロップします。
[Coronavirus Map - Deaths] マップ (赤) が、[Coronavirus Map - Confirmed Cases] マップ (黄) の下にスタックされます。 マップの下にあるタブをクリックすると切り替えることができます。
次に、タブを簡単に切り替えることができるように、各タブに意味のある名前を付けます。
- [Coronavirus Map - Confirmed Cases] マップが表示された状態で、タブの [編集] ボタンをクリックします。
- 「Confirmed Cases」と入力し、Enter キーを押します。
- 同様に、他のタブに「Deaths」という名前を付けます。
- ダッシュボードを保存します。
インジケーターの追加
インジケーターは、ダッシュボードに追加できるカードです。インジケーターを使用して、個々のフィーチャの数値属性や統計情報のサマリーを表示できます。 このセクションでは、インジケーターを使用して、ダッシュボードの左側に、感染者に関する情報を追加します。 インジケーターは、世界中の感染者数の合計を表示します。
- [表示] パネルの [ボディ] タブの下にある [エレメントの追加] をクリックして [インジケーター] を選択します。
[レイヤーの選択] ウィンドウが表示されます。
- [レイヤーの選択] ウィンドウで、[Coronavirus Map - Confirmed Cases] マップの [Global COVID-19 Cases] レイヤーを選択します。
[インジケーター] 構成ウィンドウが開き、[データ オプション] ウィンドウが表示されます。 インジケーターのプレビューが表示されます。 このウィンドウでは、レイヤーのすべての国の感染者数を足し (つまり合計を算出し)、表示したい値を構成します。
- [データ オプション] ウィンドウの [統計] で [合計値] を選択します。
- [フィールド] のドロップダウン リストで、[Confirmed] を選択します。
プレビューが更新され、レイヤーの国の現在の合計感染者数が反映されます。
タイトルを追加し、値のスタイル設定を変更します。
- サイド パネルで、[インジケーター] タブをクリックします。
[インジケーター オプション] ウィンドウが表示されます。
- [インジケーター オプション] ウィンドウの [上位テキスト] に「Global Confirmed Cases」と入力します。
- [中位テキスト] で [{value}] が設定されていることを確認します。
- [テキストの色] をクリックし、[HEX] に「FFFF3F」(明るい黄色) と入力して、Enter キーを押します。
黄色の値でプレビューが更新されます。これは、感染者数のマップ シンボルと同じ黄色です。
- カラー パレット ウィンドウの [保存済み] の横にある追加ボタンをクリックします。
この色がカラー バレットに保存されます。これはダッシュボードに他のエレメントを追加するときに再び使用できます。
- [インジケーター オプション] ウィンドウの下部で [値の書式設定] セクションを展開し、以下を設定します。
- [桁区切り] が有効になっていることを確認します。
- [単位の接頭辞] で、切り替えボタンをオフにして無効化します。
プレビューが更新され、大きい数値でもわかりやすいようにカンマで桁区切りされ、百万 (M) の単位がなくなります。
最後に、[最終更新の表示] を有効にして、どのくらい最近にデータが更新されたかを示します。
- [一般] タブをクリックして、[最終更新の表示] の切り替えボタンをオンにします。
プレビューが更新され、変更後の色と最終更新の表示が反映されます。
注意:
リアルタイム データに対して [最終更新の表示] オプションを有効にして、最終更新日を表示できます。
- [完了] をクリックします。
インジケーターがダッシュボードに追加されます。 インジケーターがダッシュボードのスペースの半分を占め、スタックしたマップが残り半分を占めています。 チュートリアルの後半でレイアウトを調整します。
- ダッシュボードを保存します。
リストの追加
リストは、レイヤーのフィーチャまたは行を表示するために使用されます。 リストを追加し、感染者数が最も多い上位 25 か国を表示するように構成します。
- [表示] ウィンドウの [ボディ] タブの下にある [エレメントの追加] をクリックして、[リスト] を選択します。
レイヤー選択ウィンドウが表示されます。
- [レイヤーの選択] ウィンドウで、[Coronavirus Map - Confirmed Cases] マップの [Global COVID-19 Cases] レイヤーを選択します。
[リスト] 構成ウィンドウが表示され、[データ オプション] ウィンドウを表示します。 ここで、表示したい値を構成します。
- [データ オプション] ウィンドウで、次の情報を入力します。
- [フィーチャの表示最大数] で、値が「25」に設定されていることを確認します。
- [並べ替え] で [フィールドの追加] をクリックして [Confirmed] を選択します。
- 並べ替えの [方向] として、[降順] を選択します。
プレビューが更新されます。
リストのテキストの表示方法を変更します。 それぞれの国について、感染者数を黄色で示し、続いて国名をグレーで表示します。
- [リスト] タブをクリックします。 [リスト オプション] ウィンドウの [ライン アイテム テンプレート] エディターで、既存のテキストを削除します。
- [フィールド] メニューをクリックし、[Confirmed] と [Country_Region] を選択します。
[Confirmed_Cases] フィールドおよび [USER_Country_Region] フィールドが追加されます。 リストが読みやすくなるように、2 つのフィールドを分けます。
- 2 つのフィールドの間にポインターを配置し、スペースを追加します。
- [ライン アイテム アイコン] で [なし] をクリックします。
- [テキストの色] の選択肢をクリックして、[保存] の下にある、本チュートリアルで保存した黄色をクリックします。
プレビューで、リスト値と国名のテキストが黄色に更新されます。
- [ライン アイテム テンプレート] エディターで、テキスト [{Confirmed_Cases}] をハイライト表示し、エディターで [太字] ボタンをクリックします。
- テキスト [{USER_Country_Region}] をハイライト表示し、[テキストの色] のドロップダウン矢印をクリックして、先頭列 3 行目のグレーのコード、[D6D6D6] を選択します。
プレビューが更新され、数値が黄色の太字、国名がグレーで表示されます。
- [一般] タブをクリックします。 [一般オプション] ウィンドウの [タイトル] で [編集] ボタンをクリックします。
エディターが開きます。
- エディターで、「Most Cases by Country」と入力します。
- テキストを中央に揃えるには、[中心] ボタンをクリックします。
- テキスト [Most Cases by Country] をハイライト表示し、[段落の書式] メニューをクリックして、[見出し 3] を選択します。
プレビューが更新されます。
- [完了] をクリックします。
ダッシュボードにリストが追加されます。 このリストによれば、新型コロナ ウイルスの感染者の数が最も多いのは米国です。 [リスト] 構成ウィンドウの [操作] タブを使用して、このリストを対話型にすることができます。
- ダッシュボードを保存します。
リストへのアクションの追加
国名をクリックすると、現在のマップでその国のシンボルが点滅し、国を拡大するようリストを構成します。
- [Most Cases by Country] リストで [構成] ボタンをポイントし、[設定] をクリックします。
- [アクション] タブをクリックし、以下を設定します。
- [選択モード] では、[単一] に設定されていることを確認します。
- [選択の変更時] の下で、[フラッシュ] を展開します。
- [フラッシュ] の下で、[Coronavirus Map - Confirmed Cases] と [Coronavirus Map - Deaths] の 2 つのマップの切り替えボタンをオンにします。
- [ズーム] を展開し、[Coronavirus Map - Confirmed Cases] と [Coronavirus Map - Deaths] の 2 つのマップの切り替えボタンをオンにします。
- [完了] をクリックします。
リストがダッシュボードで更新されます。
これで、ダッシュボードに、リスト、インジケーター、スタックしたマップという 3 つのエレメントが追加されました。 もう少し整理するために、エレメントを並べ替え、割り当てたアクションをテストします。
- [Most Cases by Country] リストで [構成] ボタンをポイントし、[アイテムのドラッグ] を選択します。
- 表示される青いボックスを [Global Confirmed Cases] インジケーター下部の白いボックスにドラッグします。 [行としてドッキング] というテキストが表示されたら、リストをドロップします。
リストがインジケーター下部の場所に移動します。
- マップの左枠を左にドラッグし、マップ エレメントが横幅の約 75 パーセントを占めるようにします。
次に、構成したリストの操作をテストすることができます。
- [Most Cases by Country] リストで郡をクリックします。
マップがその中心に拡大し、その国に関連付けられたシンボルが点滅します。
- 国のシンボルをマップでクリックします。
含まれるフィールド、設定した順序、マップの作成日を示す、国のポップアップが表示されます。
- ダッシュボードを保存します。
ダッシュボードはまもなく完成します。 次に、世界中の感染者、死亡者、回復者の合計を示すエレメントを追加します。
世界中の死亡者数のインジケーターの追加
世界中の総死亡者数を表示する 2 つ目のインジケーターを追加します。
- ダッシュボード ツールバーで [表示] ウィンドウをクリックします。 [表示] ウィンドウで [エレメントの追加] をクリックし、[インジケーター] を選択します。
[レイヤーの選択] ウィンドウが表示されます。
- [レイヤーの選択] ウィンドウで、[Coronavirus Map - Confirmed Cases] マップから [Global COVID-19 Cases] レイヤーを選択します。
[インジケーター] 構成ウィンドウが表示され、[データ] タブを表示します。
- [データ オプション] ウィンドウの [統計情報] で [合計値] を選択し、[フィールド] で [Deaths] を選択します。
- [インジケーター] タブをクリックします。 [インジケーター オプション] ウィンドウの [上位テキスト] に「Global Deaths」と入力します。
- [中位テキスト] でテキストの色をクリックし、「FF001E」と入力します。 [保存済み] の横の追加ボタンをクリックします。
- [値の書式設定] セクションを展開し、[単位の接頭辞] の切り替えボタンをオフにして無効化します。
- [一般] タブをクリックします。 [一般オプション] ウィンドウで、[最終更新の表示] の切り替えボタンをオンにします。
インジケーターが構成されます。
- [完了] をクリックします。
- [Global Deaths] インジケーターをマップの右側にドラッグします。
これでダッシュボードに 3 つのカラムが作成されました。[Global Confirmed Cases] インジケーターが [Most Cases by Country] リストの上に表示されます。中心には、スタックした 2 つのマップがあります。そして右側には、[Global Deaths] インジケーターが表示されます。
- ダッシュボードを保存します。
チャートの追加
報告されたウイルス感染者数と死亡者数を比較するためのチャートを追加します。
- [表示] ウィンドウで [エレメントの追加] をクリックし、[シリアル チャート] を選択します。
[レイヤーの選択] ウィンドウが表示されます。
- [レイヤーの選択] ウィンドウで、[Coronavirus Map - Confirmed Cases] マップから [Global COVID-19 Cases] レイヤーを選択します。
[シリアル チャート] 構成ウィンドウが表示され、[データ] タブが開きます。
- [データ オプション] の [カテゴリの設定元] で [フィールド] を選択します。
ウィンドウが更新され、[フィールドの追加] ボタンが表示され、空白のチャート プレビューが表示されます。 チャートに表示する最初のフィールドを追加します。
- [カテゴリ フィールド] で [フィールドの追加] をクリックし、[Confirmed] を選択します。
[Confirmed] フィールドが、ウィンドウとプレビューに追加されます。 別のフィールドをリストに追加します。
- [フィールドの追加] をクリックし、ドロップダウン リストで [Deaths] を選択します。
フィールドがウィンドウとプレビューに追加されます。
- [統計] でドロップダウン矢印をクリックし、[合計値] を選択します。
ウィンドウとプレビューが更新されます。
- [シリーズ] タブをクリックします。 [シリーズ オプション] タブの [種類] で [列] が選択されていることを確認します。
- [バーの色] で [カテゴリ別] を選択します。
- [Confirmed] カテゴリで、色を保存済みの黄色に設定します。 [Deaths] カテゴリで、保存済みの赤色を選択します。
ウィンドウが更新され、各カテゴリのデフォルト色が表示されます。 また、プレビューも更新されます。
- [一般] タブをクリックします。 [一般オプション] ウィンドウの [タイトル] で [編集] をクリックします。
- エディターで「Global Cases」と入力します。
- テキストをハイライト表示し、[段落の書式] で [見出し 2] を選択します。 テキストがハイライト表示されたままの状態で、[太字] ボタンと [中心] ボタンをクリックします。
- [完了] をクリックします。
チャートがダッシュボードに追加されます。
- [Global Cases] バー チャートを [Global Deaths] インジケーターの下にドラッグし、[Global Confirmed Cases] インジケーターを [Global Deaths] の隣にドラッグします。
区切り線を調整して、各インジケーターにすべての情報が表示されるようにできます。
- ダッシュボードを保存します。
ダッシュボードの仕上げと共有
ダッシュボードに見出しを追加し、誰でも完成したダッシュボードを表示できるように、共有設定を構成します。
- [表示] ウィンドウで [ヘッダー] タブをクリックし、[ヘッダーの追加] ボタンをクリックします。
[ヘッダー] ウィンドウが表示されます。
現在の見出しは、デフォルトでダッシュボードの名前になっています。これを、もっとわかりやすい名前に変更します。
- [タイトル] に「COVID-19 Outbreak 2019-2023」と入力します。
- [完了] をクリックします。
ダッシュボードの上部に見出しが追加されます。
- ダッシュボードを保存します。
ダッシュボードが完成したので、次に、共有プロパティを設定して Web アドレス (URL) を確認します。
- リボンで、ダッシュボード名の横にあるメニュー ボタンをクリックしてメニューを開き、[ダッシュボード] をクリックします。
[マイ ダッシュボード] タブに、ダッシュボードのリストが表示されます。
各ダッシュボードにはカードがあります。 各カードから、ダッシュボードの表示、編集、情報の取得、削除をすばやく行えます。 他の ArcGIS Dashboards 作成者が共有したダッシュボードを、[共有されたダッシュボード] タブで確認できます。
- Coronavirus Dashboard カードで [アイテムの詳細] ボタンをクリックします。
新しいタブで、ダッシュボードのアイテム ページが開きます。
- [Coronavirus Dashboard] のアイテム ページで [共有] ボタンをクリックします。
[共有] ウィンドウが表示されます。 変更を加えた場合を除き、共有レベルは [所有者] に設定されています。つまり、ダッシュボードを表示できるのは自分だけです。 すべての人と共有するよう、レベルを変更します。
- [共有] ウィンドウで、[すべての人に公開 (パブリック)] をクリックして、[保存] をクリックします。
これで、誰でもダッシュボードを表示できるようになりました。 共有できるように、ダッシュボードの URL をコピーします。
- アイテム ページ ブラウザー タブを閉じます。
- [ArcGIS Dashboards] タブで、ダッシュボードのサムネイルをクリックします。
ダッシュボードが新しいタブに表示されます。
新しいタブの URL をコピーしてメールまたはテキスト メッセージに貼り付けて、共有できます。 新しいブラウザー ウィンドウに貼り付け、最終的なダッシュボードを確認することもできます。
今後変更を加える場合に備えて、ダッシュボードを構成するアイテムと、保存場所を最終確認します。
- タブをダッシュボードと一緒に閉じます。
- [ArcGIS Dashboards] タブのリボンにある [ArcGIS Dashboards] の横にあるメニュー ボタンをクリックし、[コンテンツ] をクリックします。
ArcGIS Online アカウントのすべてのアイテムのリストが表示されます。 最初のタブである [マイ コンテンツ] には、ダッシュボードと、ダッシュボードが参照する 3 つのマップが含まれます。
ダッシュボードや、そこに含まれるマップを表示または編集するには、該当するアイテムのその他のオプション ボタンをクリックして、[ダッシュボードの表示] または [ダッシュボードの編集] を選択します。
今回は、COVID-19 の世界中の感染者数と死亡者数を示すマップを作成し、 これらのマップと他の主なデータ情報を、ダッシュボードにまとめ、世界の国々における COVID-19 の状況を見やすくしました。 また、ダッシュボードを構成し、ダッシュボードのデータを参照したり、データをやり取りしたい人全員に URL を提供できるようにしました。
他のチュートリアルについては、チュートリアル ギャラリーをご覧ください。