Earthdata アカウントの登録

Python ノートブックの実行に先立ち、まずいくつかの予備タスクを実行しておく必要があります。

Daymet データは誰でも使用できますが、データにアクセスするには Earthdata アカウントを作成する必要があります。 Earthdata アカウントは無料で作成でき、NASA の地球観測システム データおよび情報システム (EOSDIS) にアクセスできるようになります。

注意:

すでに Earthdata アカウントをお持ちの方は、次のセクションに進んでください。

  1. Register for an Earthdata Login Profile」Web ページを開きます。
  2. このページでフォームを完成させます。 [Affiliations] セクションでは、次のように入力することをお勧めします。
    • [Affiliation][Education] を選択します。
    • [User Type][Public User] を選択します。
    • [Study Area][Land Processes] を選択します。
  3. [I'm not a robot] チェックボックスをオンにします。
  4. [Register for Earthdata Login] をクリックします。
  5. [Earthdata] Web ページを閉じます。

Python 環境の構築

デフォルトの arcgispro-py3 環境のクローンを作成し、このクローン環境に Pydap パッケージを追加します。 Pydap は、OPeNDAP プロトコルを実装する Python ライブラリです。 OPeNDAP により、Daymet を含む数百の科学データセットにアクセスできます。

ArcGIS Pro [パッケージ マネージャー] を使用して新しい環境を作成し、新しいパッケージを追加します。

  1. ArcGIS Pro を開き、開始ページで [設定] をクリックします。

    ArcGIS Pro の開始ページで、設定をクリックします。

    デフォルトの arcgispro-py3 環境のクローンを作成し、新しい環境に「arcpydap」という名前を付けます。

  2. [設定] ウィンドウで、[パッケージ マネージャー] をクリックします。

    パッケージ マネージャーを開く。

  3. [パッケージ マネージャー] ウィンドウの [アクティブな環境] で、設定ボタンをクリックします。

    アクティブな環境で設定ボタンをクリック。

  4. [環境マネージャー] ウィンドウの [arcgispro-py3 (Default)] 行で、[クローン環境] をクリックします。

    デフォルト環境のクローンを作成。

    [クローン環境] ウィンドウが開きます。

    クローン環境ウィンドウが開く。

  5. [クローン環境] ウィンドウの [作成先] ボックスで、環境へのパスの最後の部分を編集し、クローンが作成される環境の名前を [arcgispro-py3-clone] から「arcpydap」に変更します。

    環境名を arcpydap に変更。

  6. [OK] をクリックします。

    [環境マネージャー][arcgispro-py3 (Default)] 行の横に、環境のクローンが作成されていることを示すインジケーターが表示されます。

    クローン作成中のインジケーター。

    クローン作成のプロセスには 2 分ほどかかります。

    プロセスが完了すると、[環境マネージャー][arcpydap] 環境用に新しい行が追加されます。

    arcpydap 環境が作成されました。

  7. [環境マネージャー][arcpydap] 行で、行の末尾にポインターを合わせ、[その他のオプション] ボタンをクリックしてから [アクティブ化] をクリックします。

    新しい環境をアクティブ化。

    新しい環境がアクティブになります。 この処理には数秒かかります。

  8. [環境マネージャー] で、[OK] をクリックします。
  9. ArcGIS Pro を閉じてから、ArcGIS Pro を再起動します。

    これにより、新しい ArcGIS Pro のセッションで、新しい環境がアクティブになります。

  10. 開始ページで、[設定] をクリックし、[設定] ウィンドウで [パッケージ マネージャー] をクリックします。

    [パッケージ マネージャー] ウィンドウで、[アクティブな環境][arcpydap] になっているはずです。

    アクティブな環境が arcpydap。

  11. [パッケージ マネージャー] ウィンドウで [パッケージの追加] をクリックします。

    [パッケージの追加] をクリックします。

  12. [検索] ボックスに「pydap」と入力します。

    pydap と入力して pydap パッケージを検索。

  13. 検索結果に表示された [Pydap][インストール] をクリックします。

    インストールをクリックします。

  14. チェックボックスをオンにして利用規約に同意し、[インストール] をクリックします。

    利用規約に同意してインストールをクリック。

    インストールの処理には 1 分ほどかかります。 インストールが完了すると、[タスク] セクションのインストール項目の横に緑のチェックマークが表示されます。

    インストール完了。

  15. ArcGIS Pro を閉じます。

ArcGIS Pro での作業

次に、提供された ArcGIS Pro プロジェクトを開きます。 プロジェクトで指定されたノートブックを使用してチュートリアルを続けます。

  1. Napa_Daymet.zip ファイルをダウンロードします。
  2. ダウンロードしたファイルに移動してドライブ C に展開します。したがって、フォルダー パスは C:\Napa_Daymet になります。
    注意:

    ドライブ C 以外の場所にファイルを展開すると、一部のデータ接続が切断されます。

    展開先と展開するファイルの選択ウィンドウ

  3. 展開した Napa_Daymet フォルダーを開き、Napa_Daymet.aprx (または Napa_Daymet) をダブルクリックして ArcGIS Pro で開きます。

    Napa_Daymet フォルダー内の Napa_Daymet.aprx ファイル

  4. サイン インを求められたら、ArcGIS アカウントを使用してサイン インします。

    ArcGIS Pro へのアクセス権限または組織アカウントがない場合は、ソフトウェア アクセスのオプションをご参照ください

    ArcGIS Pro が開き、カリフォルニア州ナパ郡のアウトラインを示す小さいマップとノートブックが表示されます。 このノートブックは、[Napa_Daymet] フォルダーにある Daymet.ipynb ファイルです。

  5. [Daymet] ノートブック タブをクリックします。

    ノートブックに必要な指示がすべて含まれています。

  6. ノートブックの各セルを読んで実行します。

    ArcGIS Pro の Daymet ノートブック

注意:

ArcGIS Pro でのノートブックの実行の詳細は、「ArcGIS Pro のノートブックの基本操作」チュートリアルをご参照ください。