ArcGIS Online は、信頼できる地理データ コンテンツを作成したり、普及するためのプラットフォームとして、急速に注目を集めています。Living Atlas of the World は非常に活発なネットワークで、提供者や管理者がここで提供するデータは、週に数 10 億回もアクセスされています。この章では、この比類のないデータ エコシステムの仕組み、そのデータへのアクセス方法、自分のデータをこのグローバルな GIS システムに提供する方法について説明します。
Living Atlas of the World は情報の宝庫であり、世界中の ArcGIS ユーザーが作成した (Esri とそのパートナーのデータ キュレーションおよびデータ作成も伴う) 多数のマップ、データセット、画像、ツール、およびアプリの動的なコレクションです。重要な意思決定を支援する、グローバルな地理情報の最先端かつ最大のコレクションです。テーマ別に整理され、情報量の多い ArcGIS Online コンテンツのサブセットのようなもので、GIS コミュニティによって作成、および維持されています。この豊富な信頼できる情報のカタログは、ユーザーに探索され、発見されるのを待っています。この章の目的は、このリポジトリのコンテンツをユーザーの独自データと組み合わせ、強力な新しいマップとアプリを作成することです。また、これは相互的な取り組みなので、提供者が作成したツールを使って、自分のデータを Living Atlas に追加することもできます。
Living Atlas は、グローバルなマッピング コミュニティの成果の集合を表します。マッピング コミュニティのメンバーは、自分たちの成果を記録するシステムとして ArcGIS プラットフォームを利用しています。そのため、Living Atlas は、地球上で最も豊富かつ信頼できる地理的情報のソースとして、急速に注目を集めています。
多くの成果を含めるために使用する適切なデータを探し出して、GIS プロジェクトを開始しましょう。最近では、GIS アナリストは、ArcGIS Online のすぐに使用できるベースマップと認証済みのデータを使用して、グローバルな GIS 作業の核心部分になる解析的な思考に多くの時間を費やすことができます。
すべての GIS 組織には、各自の任務や焦点分野を支援する中核的なミッション、すなわち存在理由があります。これらの組織は、この作業の一環として、中核的なミッションをサポートする、信頼性の高い主要データ レイヤーを構築することに尽力しています。この作業には、基盤となるデータ レイヤーや、区画やアプリケーションのための標準のベースマップ レイヤーと操作データの作成が含まれます。
このような組織 (世界中の地方、地域、州、および国家のレベルで無数に存在する組織) にとって、GIS データは包括的な GIS アプリケーションすべての基盤としての役目を果たします。GIS が誕生して間もないころ、このようなデータ レイヤーをゼロから作成することは、GIS 組織が真っ先に取り組む作業でした。
信頼性の高い地理空間データが新たに作成されると、GIS ユーザーは、それらの情報リソースをさまざまな種類の GIS アプリケーションで活用することで自分の作業範囲を拡大し、メンバーを支援できるようになりました。
その結果、さまざまな機関がデータを作成しました。そのデータとは、これらの機関の必須領域をサポートするために維持される記録システムであると考えられます。このデータを Web GIS に移行するペースは劇的に加速化しており、現在、多くの提供物がオンライン化されて、世界全体のギャップを埋めています。その結果、世界全体が切れ目なく地理情報で覆われるようになります。これが GIS の世界です。
画像レイヤーには、世界の大部分の最新の高解像度画像を表示できます。地球のマルチスペクトル画像は毎日更新されます。また、自然災害などの大きなイベントは、ほぼリアルタイムで世界各地の画像に反映されます。
東京駅は、日本の首都の中心です。これは便利な画像レイヤーで、そのメタデータ (解像度、作成日、ソース) は 1 回クリックするだけで確認できます。
多くの場所は、境界線によって論理的に定義されています。これらのマップ レイヤーは、エリアを国、行政区画、郵便番号、国勢調査の区画などの多くの地理のレベルで表現します。
境界と場所は、ベクター GIS の基本です。ここには、ポイント、ライン、ポリゴン フィーチャとして描写できる、ほぼすべてのものがあります。この Web アプリは、アイダホのハイキング トレイル (ライン フィーチャ) を表します。
人口統計とライフスタイル マップ (米国およびその他 120 か国以上の国のマップ) には、総人口、世帯規模、世帯収入、世帯支出などに関する最新の情報が含まれています。
このストーリー マップは、米国全土の昼間人口データを把握する手段をもたらします。
ベースマップは、世界の参照マップおよび作業の背景を提供します。これらのマップは、信頼できるデータ プロバイダーである GIS コミュニティが提供する最適なデータから構築され、複数のカートグラフィック スタイルで GIS アプリの基礎を提供します。
このベースマップは世界を詳しく表したもので、夜間や薄暗い環境で使われる、カスタム ストリート マップ スタイルでシンボル化しています (ここでは、ロワー マンハッタンを示します)。
ここには、人々の場所間の移動に使用されるシステムを表す、マップおよびレイヤーが含まれています。インフラ プロジェクトから休憩施設まで、さまざまなトピックに関する地球、国、および地方の多様なマップがあります。これらのレイヤーの一部は動的です。たとえば、ライブ世界交通マップは、交通事故および交通渋滞のデータで数分おきに更新されます。
自動車やトラックの交通量が多い場所では、日常的な交通量観測によって、大きな影響を受けるパターンが明らかになります (ここではロサンゼルスを示します)。
地球観測マップとレイヤーは、地上のセンサーおよび宇宙空間から収集されました。地震から火災、荒天、ハリケーンまで、地球の現在の状況を示します。
昨日のアルプスの降雪量や、日本沿岸の現在の水温などを知りたい場合、ArcGIS でこれらの観察が提供されます。
これらのレイヤーは、構築された世界での人間活動および経済活動に関するデータを描画し、公共インフラ、区画境界、3D の都市景観、住宅、および雇用統計情報が含まれています。
3D の建物は非常に詳細にわたることが多く、Living Atlas に統合されつつあります。ここでは、オランダのロッテルダムのシーンを示します。
このコレクションには、スキャンされたラスター マップや、動的な画像レイヤーが含まれます。これらのレイヤーは、ベースマップとして個別に表示するか、現在のベースマップと比較する目的で表示することができます。
ArcGIS Online の David Rumsey Map Collection には、古地図全集の中から特に有名なものが含まれています。中でも 18 世紀と 19 世紀の北米および南米の希少な地図に重点が置かれています。
ベースマップは、世界の参照マップおよびマップ内に表示するコンテンツの背景を提供します。新しいマップを作成するとき、使用するベースマップを選択できます。ベースマップ ギャラリーから選択するか、独自のベースマップを使用して、現在のマップのベースマップをいつでも変更できます。
ベースマップの進化により、マッピングの専門家の日常は変化しました。ベースマップによって、ほとんどのマップの作成が簡単になりました。これらのベースマップを利用して毎週数 10 億個の ArcGIS マップが作成され、共有されています。ここで示す例は、詳細の説明ページにリンクしています。各ページを読み、ライブ ウィンドウで開くことができます。
これらのベースマップはマルチスケールかつ連続的で、世界全体を網羅します。
これは、マップを拡大/縮小したときに、フィーチャおよび細部の表示が変化することを意味します。ArcGIS ベースマップ コレクションは、スケールにおいて連続的です。地球全体から近所の詳細、1 つの区画まで拡大表示できます。
ベースマップが地球の表面を一周しているため、マップの範囲に切れ目がないことを意味しています。
これらのマップは、地球の全表面をカバーします。ベースマップの対象範囲および詳細レベルは、さらにデータがシステムに追加されて、毎日改善されています。
衛星画像は、世界の多くの場所の 1 メートル以下の解像度の衛星写真および航空写真 (雲のない天然色の画像)、および、より解像度の低い世界的規模の画像を提供します。
このマップは、衛星画像ベースマップとまったく同じ画像に、政治的境界および参照目的の地名を表示します。
この包括的なストリート マップは、高速道路、主要な道路、補助的な道路、鉄道、水フィーチャ、都市、公園、ランドマーク、建物フットプリント、および行政区分を陰影起伏の上に表示します。
このベースマップは、都市、水フィーチャ、地形フィーチャ、公園、ランドマーク、高速道路、道路、鉄道、空港、および行政区分を、背景として追加された土地被覆と陰影起伏の上に表示します。
この暗いベースマップは、明るい色のレイヤーのオーバーレイを引き立て、視覚的に説得力のあるマップ グラフィックを作成します。データを前面に浮かび上がらせることによって、意図したパターンを利用者に表示することができます。
ダーク グレーのキャンバスのように、このベースマップは、強い色を引き立て、中立的な情報を伝える背景にラベルを表示します。このキャンバス ベースマップは、ユーザーの操作レイヤーが目立つ余地を残しています。
この参照マップは、画像の上にあると特に便利な、交通システムおよび街路名の参照オーバーレイを提供します。
この海洋図ベースマップ (沿岸地域と海底を表示する) は、海洋 GIS の専門家によって使用され、海洋および海運コミュニティのその他のユーザーによって参照マップとして使用されます。
このベースマップは、高速描画のベクター形式に新たに加わったもので、陰影起伏としての標高、深浅測量、および沿岸の水フィーチャを特徴とし、政治的境界および参照目的の地名を含む中立的な背景を提供します。
OpenStreetMap は、オープンな共同プロジェクトであり、誰でも編集可能な世界地図を作成します。ボランティアが、GPS、ローカルな知識、およびその他の無料の情報源を使用して位置データを収集します。
この一連のマップは、役立つベースマップをさまざまなアプリケーションに提供します。特に、田園地帯の表示において、地形マップが他のベースマップと異なる独特の細部およびフィーチャを提供する場合に役立ちます。
これは、USGS が制作した、米国の合成的な地形ベースマップです。これには、コンター、陰影起伏、森林地帯、都市の陰影に加えて、政府単位の境界、水路、構造物、交通機関などのベクター レイヤーが含まれています。
人口に関するこのデータには、年齢や民族などの基本情報だけでなく、住民の財産や健康、消費性向、支持政党などの詳しい属性も含まれています。ArcGIS には、マップ、レポート、および未加工データとしてアクセスできる多数の人口統計学的変数 (グローバルなもの) が含まれており、これらを使用して独自のマップに情報を付加することができます。
データに情報を付加するということは、つまり、ローカルな地理に、人口統計情報を関連付けたり、追加したりできるということです。既存のデータを、調査対象の問題に固有の人口統計学的変数と組み合わせるこの機能は、消費者マーケティング担当者だけでなく、疫学者、政治学者、社会学者、および人口問題の特定の分野を深く理解しようとする専門家を含むすべての人に、まったく新しい道を開いています。
人口統計学者は、現在だけでなく、将来の人口についても理解する必要があります。特定の人口グループは、時間の経過とともに、どう変化するのでしょうか? たとえば、10 年ごとの米国の国勢調査に基づく本年度の推定値の予測計算は、Esri の人口統計の専門家によって慎重に実施されます。この作業によって得られる最終成果がタペストリ セグメンテーションです。これは、以下のアプリで明らかになります。
世帯、収入、住宅などの米国の人口統計に関する正確な本年度の推定値および 5 年間の予測。
Census and American Community Survey (ACS) データは、サービスおよび場所に対する人口変動の影響の解析に使用されます。
人口統計、ライフスタイル データ、および 67 の分野に分類された経済データなど、近隣の住宅地に関する詳細な説明。
消費者が購入する製品とサービスに関するデータ。衣料、食品、飲料、エンターテイメント、家庭用品、およびサービスが含まれています。
消費者が必要とする多数の品目が含まれています。Market Potential Index は、米国の平均と比較して、消費者の行動をエリアごとに測定します。
業種別の、売上高と消費者の支出の直接的な比較。供給と需要の間のギャップを測定します。
Dun & Bradstreet が提供する Business Locations and Business Summary データ。売上、従業員情報、業種の分類を提供します。
Directory of Major Malls によって収集された、多数の主要なショッピング センターに関する統計情報。名称、総売上高などが含まれています。
個人的犯罪および窃盗犯罪の主要なカテゴリに関する統計情報。暴行、住居侵入窃盗などに関する情報が含まれています。
特定の地点または道路の位置を交差する自動車のピークおよび最低の交通量。100 万以上の地点が含まれています。
総人口、世帯規模、世帯収入、教育、結婚歴、世帯の種類、失業などに関する最新の人口統計。
食品、衣類、家庭用品、医療、電子機器などのカテゴリに関する合計支出および 1 人あたりの支出。
オープンデータは、組織が ArcGIS プラットフォームを使用して地理空間データへのオープンなアクセスを一般ユーザーに提供することを可能にします。組織は、ArcGIS Online を使用して独自の Web サイトを作成し、オープンデータ グループを指定して特定のアイテムを共有します。一般ユーザーは、オープンデータ サイトを使用してトピックまたは位置で検索し、複数の形式でデータをダウンロードし、対話型マップ上およびテーブルにデータを表示できます。次に例を示します。
ArcGIS Open Data コミュニティでは、膨大な数の組織から提供された、数万にもおよぶ政府のオープン データセットに直接アクセスすることができます。その数は日々増えています。
最も基本的なレベルでは、画像は単に地球の写真です。画像は、即時的な場合もあれば、複数の期間にまたがって撮影される場合もあり、変化の測定および監視を可能にします。すべての画像には大量の情報が含まれており、最もすばやくデータを収集できる手段の 1 つです。
画像は GIS と統合されることにより、世界に関する広範なデータ コレクションとなります。これらは写真形式のデータで、宇宙の人工衛星、都市の上空を飛行する航空機、およびその他のセンサーから収集されています。画像は地球を、数 100 万個のピクセルで構成されたデジタル写真で表現します。衛星画像および航空写真画像は、地球上の特定のエリアをカバーする、ジオリファレンスされた写真データです。
画像は、独特な方法で地球を眺めるため、複数の視点を使用して世界を表示および解析することを可能にします。画像は、人工衛星のセンサーによっては、可視光線と目に見えない電磁スペクトルの両方を利用することもできます。これにより、肉眼では見えないものを解明することができます。水の有無、土地被覆と都市化の分類、特定の無機物の発生、人間の騒乱、植物の健康、氷と水の範囲の変化、およびその他多くの要因を視覚的に観察することができます。画像は、地球の 3D ビューの生成の自動化さえも可能にします。
画像の収集は即時的であるため、時間の経過に伴う変化を監視および測定することができます。画像と GIS について詳しくは、本書の第 8 章と The ArcGIS Imagery Book をご参照ください。
かつてフィルムに撮影されていた航空写真は、デジタル化されました。ドローンからの静止画像とビデオ画像が、増加しています。2014 年 5 月のオクラホマ州でのこの竜巻の発生の後、現場の最新の画像が、24 時間以内にオンラインで表示されました。
衛星画像を使って地球を調査する取り組みは、新しい画像衛星の増加や、視覚化および解析ソフトウェアの向上により、近年劇的に発展しました。
衛星および航空機に搭載された電子センサーは、人間の目よりも多くの情報をスペクトル バンドの形式で検出します。あるバンドがセンサーによって画像として捕捉されると、目に見える色を使用して、目に見えないバンドを表示することができます。
地形分析は、土地利用の計画、天然資源管理への従事、環境との関係の深い理解などの取り組みをサポートします。Esri は、多くのパブリック データソースから最適なデータを収集し、簡単に使用できる GIS のデータセット コレクションの形式で、コンテンツを提供してきました。
このグループのマップ レイヤーは、自然システム、植物と動物、および人間がそれらの資源を使用することによる影響に関する情報を提供し、米国およびその他の地域の地形を定義します。
マップ上に多くのものを置くほどマップが良くなるという考え方がありますが、その逆が正しい場合があります。2 つのパターンを組み合わせると、3 つ目のパターンを発見します。しかし、あまりに多くのものを積み重ねると、パターンをまったく発見できなくなります。
「理解は行動に先立つ」という単純な言葉は、私の即席の発言ですが、真理を表しているため、心に刺さります。これがなぜ重要な考え方かを示す例があります。
都市の交通量が増えると、高速道路が追加されます。それで実際に問題が解決するでしょうか? それとも、それによって自動車の購入が促進され、さらに高速道路が渋滞し、燃料が消費されて大気汚染が増加するでしょうか? 車線を追加しても、交通渋滞を招くだけです。何が問題なのかが理解されていなくても、行動は起こされてしまうものなのです。
理解は行動に先立ちます。これは、長年の夢であり、Esri にいる私の友人のおかげで最近実現した Urban Observatory の核心部分です。これは単純な考え方です。単純ですが、必ずしも短縮されていたり、易しく言い換えられているわけではありません。実際、これは啓発的です。私は、そのように理解しており、 この言葉が支配する世界では、GIS が重要になります。GIS は、マッピングを共通の言語に変換し、質問して視覚的にその答えを見つける機会を提供します。GIS を使用して、より良い質問をすることができます。
ArcGIS に組み込まれた Living Atlas of the World には、美しくて信頼性の高いマップだけでなく、多数のトピックに関するレイヤーも用意されています。それらのマップは、Esri、Esri のパートナー、および ArcGIS ユーザー コミュニティのメンバーに共有されます。Living Atlas は、ArcGIS アプリ用の高品質な情報を見つけることができるように管理されています。
Living Atlas へのアイテムの提供 自分のマップとアプリを共有することで、Living Atlas をさらに強化できます。自分のコンテンツ アイテムを ArcGIS コミュニティで共有するには、パブリックに共有されている ArcGIS Online マップおよびアプリを指定し、当社の管理者による審査を受けてください。
Landsat は、独自の方法で地球を観測します。世界のあらゆる場所の画像を撮影し、火山活動から都市のスプロール現象まで、隠されたパターンを明らかにします。
あなたは、カナダのオタワ地域で高級美容室のチェーン組織のマーケティング マネージャーをしています。オーナーは最近、新しい店舗を開きましたが、期待したほどの収益がまだ得られていません。あなたは、得意客となる新しい顧客層を開拓する必要があります。最近の女性向け展示会で、あなたはブースで抽選会を開き、新しい連絡先を大量に収集しました。このリストを整理して、実際に新しい美容室の新規クライアントになる可能性がある人々を識別し、その人達に予約を促す特別な販促パッケージを送ります。
このために、ArcGIS Maps for Office を使用して、Microsoft Excel® のマップ上に美容室の位置を視覚化します。また、新しい潜在顧客の位置も追加して、顧客データに人口統計情報を付加し、富裕層の顧客を対象にしていることを確認します。データを解析して、新しい美容室から適切な運転距離内にある潜在顧客を判断します。次に、解析結果をフィルター処理して特定の顧客のみを選択し、販促パッケージ用にカスタマイズしたメーリング リストを作成します。最後に、操作可能なマップ スライドを Microsoft PowerPoint プレゼンテーションに追加して、調査結果を上司に報告します。