GIS は、ユーザーが地理情報を作成したり使用する方法を劇的に変えました。オンライン マップが基礎的なユーザー エクスペリエンスを形成し、作成の手段や共有および配信用のメカニズムとして機能します。対話形式の GIS マップは広く使用されるようになり、どこに行くときにも携帯されるようになりました。人々は、あらゆる種類のレイヤーをマップ内で組み合わた力を享受して、世界についてより豊かで意義のある視点を得ています。Web GIS によって、ほぼすべての人々がどこからでもマップにアクセスし、作業に導入できるようになりました。
マップは重要な意味を持っています。すべてのユーザーが、優れたマップを理解し、かつ高く評価します。GIS ユーザーは日常的にマップを作成し、マップで作業をしています。マップは、基本的な経験と、GIS アプリケーションの実用的なインターフェイスを提供します。また、マップは GIS ユーザーが組織内外の他のユーザーと作業内容を共有するための方法でもあります。マップは、分析的な側面と芸術的な側面の両方を兼ね備えているため、極めて重要な地理コンテンツです。普遍的な訴求力を持ち、世界に明確さと形状を与えます。マップを使うと、データを調査し、パターンの発見や解釈にも役立ちます。
オンライン GIS マップは、すべてのユーザーが Web GIS を使用して作成することができ、また、すべてのユーザーと共有することができます。GIS に活力をもたらすこれらのマップは、スマートフォンやタブレットを使って誰もがどこにでも持って行くことができます。オンライン マップは、コンピューティングや Web を大きく変えました。
確かに、従来の印刷されたマップが姿を消したわけではありません。これらのマップでは、問題や状況に関する広範な地理コンテンツをすばやく取得できるため、これからも重要であり続けるでしょう。品質の高い印刷形式のマップは、感動を与え、想像力を刺激してくれる真の芸術作品です。このように膨大な情報をこれほど効果的にかつ美しく伝達し、まとめている大判の書類は他に存在しません。GIS を使用するカートグラファーは、教訓や感動を与える驚異的な印刷マップの作成という作業を続けることでしょう。
これは今に始まったことではありません。印刷された大判のマップとそれらのデジタル版 (PDF など) は、多くのマッピング専門家たちのすぐれた制作物のうちで大きな部分を占め続けるでしょう。違いは、このような非常に高いレベルのカートグラフィを対象として GIS ツールが実用化されたことにあります。
一方で、オンライン マッピングの大規模な改革も行われており、その影響は広範囲に及びます。一般消費者向けのマップがスマートフォンや Web 上の至るところに存在することは誰もが知っています。マップベースのアプリケーションは、通常、スマートフォンやモバイル デバイス上で最もよく使用されるソフトウェアの 1 つです。オンライン マップによって、何百万の人々がマップの操作方法について理解を深めることができるようになりました。また、世界中にいる膨大な数の利用者が Web GIS を使用して、これまで以上に創意工夫をこらして各自の作業にマップを応用できるようになりました。
作成したマップは保存し、オンラインで共有することができます。特定のユーザーや、期待される用途で活用することができます。オンライン マップはインターフェイスを備えており、各マップに対して、アプリと呼ばれるユーザー エクスペリエンス (UX) が提供されます。ArcGIS プラットフォームでは、目的を持つマップやアプリの設計や実装を行うための幅広いオプションが、ユーザー (本書を読んでいる方、Learn ArcGIS 組織のメンバーになった方) に与えられます。重要なユーザーと関与できる可能性は計り知れません。
人類最古の時代から、地図は視覚的表現を使って地理データを保存し、伝達する手段として活用されてきました。そのため、地図は私たちの創造的、および論理的な思考にも影響を及ぼします。地図は芸術的でありながら、場所を中心に論理的に整理されています。
最も効果的なマップは、その根底にあるデータの潜在性を完全に引き出します。このページで紹介する例の制作者たちは、土地所有や避難場所の知識をデータとして考えていたわけではないと思いますが、この情報は地図上で捉えるのに十分な価値があります。これは主に最新のデジタル インタラクティブ マップに関するブックですが、優れたマップは、何世紀にもわたって進化を続けてきた情報設計の原則を取り入れていることを認識することは、実用的であるとともに、感動的でもあります。
オンライン マップも、印刷された地図と同じように、感情を揺さぶるような、視覚的な魅力を備えています。対象ユーザーを考慮したうえで、情報を空間的に、綿密に表現するという昔ながらの考え方は、地理のストーリーテリングを行う人々の指針ともいうべき哲学です。
マップが効果を発揮するのは、斬新な観点や視点を明確にして磨きをかけ、浮き彫りにし、興味を引き、刺激を与え、活性化するような方法で地理情報を表現できたときです。
人間は視覚で学び、直感的に地図に引き付けられるようです。地図を見るとパターンや関係性、状況を即座に捉えることができます。地図は私たちの世界の豊富なコンテンツを整理し、表示するだけではありません。未来を理解し、予測し、設計するための、独自のコンテキスト フレームワークも提供します。
GIS には、さまざまな種類のデータを統合する素晴らしい能力があります。空間位置およびデジタル マップ オーバーレイを使用して、私たちの世界のコンテンツを統合し、解析して、あらゆる種類のデータの関係を明らかにします。地図やデータは GIS の基礎となり、情報を個々のレイヤーに整理して視覚化、解析、組み合わせて、データに意味を見出します。この組み合わせによりパワフルな解析技術が生まれ、地図や他の地理的外観を使用してコミュニケーションを容易にする信頼性の高い科学的技術が実現しています。
オンライン マップは、GIS で作業し、GIS から答えを得るためのユーザー エクスペリエンスを提供します。マップは豊富な情報を得るきっかけになるのです。マップを開くと、あらゆる関連情報を引き出すことができます。さらに、新しい情報レイヤーを生成する解析機能も提供し、さまざまな質問に回答することができます。
本書を読み進めると、マップには 2D と 3D があること、情報を経時的にアニメーション化できることがわかります。数々のソースから新しいレイヤーを追加できるため、新しい観点から物事を見たり、対処しようとしている問題や課題についての理解を深めたりすることができます。
マップが特に重要な役割を担っているのは、関与や対話のプラットフォームとなっていることでしょう。これによって、さまざまな視点を得たり、他のユーザーの観点を理解したり、人類が直面している多数の問題や、私たちが関心を寄せている物事への答えを見出したりできます。これは、私たちが力を合わせる価値がある目標です。
Web マップは、ArcGIS によって作成されたオンライン マップであり、レイヤーとして編成された地理コンテンツを対話的に操作する手段になります。これらのマップは、Web 上およびスマートフォンやタブレットを通じて組織の内外で共有されます。各マップには、一連の付加的データ レイヤーとともに参照ベースマップが含まれ、さらに、これらのレイヤーに作用するツールが含まれています。これらのツールは、「ユーザーがマップ上をクリックするとポップアップ ウィンドウを開く」などの簡単な機能や、「空間解析を実行する」、「米国全土のあらゆる郡の農作物の生産について伝える」などのより複雑な機能も実行できます。
本質的に GIS マップはシンプルです。はじめにベースマップを使用し、それを自分独自のデータ レイヤーや他の ArcGIS ユーザーのデータ レイヤーとマッシュ アップします。次に、自分のマップで他のユーザーに実行してほしい機能 (ストーリーの伝達、解析調査の実行、現場でのデータの収集、操作の監視と管理) をサポートするツールを追加します。
GIS で実行するほぼすべての作業を、マップを使用して共有することができます。しかも、それらの Web マップはどこにでも持って行くことができます。GIS マップは、あらゆる種類のスマートフォンで、対応している GIS 作業とともにオンラインで機能し、いつでもアクセスすることができます。
誰もが Web マップを作成、共有、使用できます。まずは、簡単な例を体験してみましょう。サンディエゴ市の食事、建築、およびデザインの各目的地を探索できるようにするマップを作成すると仮定します。
ベースマップを選択し、対象となるエリアにズームします。
データ レイヤーを追加し、各レイヤーのシンボル化および表示方法を指定します。
クリックするとフィーチャを探索できるよう、ポップアップを作成します。
マップに詳しい説明と意味のある名前を付けて、[マイ コンテンツ] フォルダーに保存します。
ストーリー マップや、その他の構成可能な Web アプリとしてストーリー マップを共有します。
デジタル マップ マッシュアップの概念、すなわち、多様な地理レイヤーを再度組み合わせることで、最新のカートグラフィを強化することができます。デジタル コンテンツを容易に共有して転用できるため、単独で作業したり、最初からやり直したりする必要があるとしても、考えられるよりもはるかに多くの意欲的なマップに各自が取り組むことができるようになりました。マップのマッシュアップの増加によりカートグラフィの利用が増大し、結果として、誰もが他のユーザーの制作物を基盤にすることができます。ArcGIS 内で毎日作成および共有される何千ものマップの大半、つまり、大規模コミュニティのデータ、仕事、見識を基盤に作成されるマップは、このようにして作られています。この共同 GIS の時代では、市民がかつてないほどマッピングに日常的に関与できるようになっています。
ArcGIS では、専門的に作成された一連の美しいベースマップにマップ作成者が容易にアクセスできます。これらのベースマップはストーリーの伝達の基盤となるデジタル キャンバスを提供します。Esri のベースマップにはそれぞれ、テーマ、つまり関心の対象があります。これらのテーマの種類は、ほぼすべてのマップ タイプのニーズを満たします。地形、海洋、道路、そしてその他の多彩なテーマのどれであっても、適切なベースマップはユーザーの主題を補完し、地理コンテンツ (位置、フィーチャ、ラベル) を設定する際に不可欠な背景情報を提供します。詳細な建物のフットプリントから惑星全体に至るまでの地理縮尺をカバーするさまざまなズーム レベルで、ArcGIS のベースマップにはそれぞれ高精度の最新情報が格納されています。このような詳細レベルで、地球上のすべての位置に関するデータを提供するには、かなりの数のカートグラファーを必要とし、数テラバイトものデータを消費します。幸いなことに、誰もが直ちにこれらの成果の力を借りることができるのです。ここで紹介するベースマップのように、特によく使われているものは、毎週数十億回も閲覧されています。
ベースマップはシンプルで比較的目立たないように見えますが、これこそがまさにベースマップの目的です。ベースマップは、その上にオーバーレイされるコンテンツに対して、位置的なコンテキスト (ステージ) を提供します。操作レイヤーのオーバーレイはマップの主題を伝え、マップを作成する目的を与えます。レイヤーは、緊急時対応、会社の月間売上、平均寿命、油井や天然ガス井の場所、リアルタイムの交通状況など、あらゆるものについて作成できます。優れたベースマップを 1 つ以上の操作レイヤーとマージすることで、最新のオンライン マップの心臓部が形成されます。
一部のマップ作成者は、独自のデータのマッピングに関心があるデータ作成者です。しかし、それ以外の多くのマップ作成者は、操作レイヤーを見つける際にサポートを必要とします。つまり、何をマッピングするかはわかっているのですが、詳細にストーリーを伝えるデータを探し出す際のガイドが必要なのです。幸いにも、ArcGIS では、操作レイヤーとして使用するための数々のコンテンツにアクセスできます。Esri を含む GIS コミュニティは、ArcGIS ですぐに使用できる信頼性の高いデータセットを数千件も編集して共有しています。これらのデータセットは、過去の国勢調査データから、オンラインのセンサー ネットワークや驚くような地球観測から得られた環境条件に至るまで、あらゆる情報をカバーしています。これはすべて、Living Atlas of the World にあるのです。詳しくは、第 4 章をご参照ください。マッピング可能な興味深い地理レイヤーは、これまで以上に簡単に見つけられるようになりました。
すぐに使用できるベースマップ、操作レイヤー、および統計グラフをオンラインの動的マップに一体化することで、シンプルかつ簡潔な方法で地理コンテンツを共有できます。
Web マップは複数の縮尺で機能します。拡大表示して、さらに詳細を表示し、理解を深めることができます。オンライン マップでは、境目のない画面移動とズームを行えます。実際にエッジがないため、どこでも画面移動したり、ズームして詳細を見たりすることができます。特定の領域を表す操作データがない場合でも、ベースマップにより、引き続き基準が提供されます。
Web マップは多様な情報への窓口です。マップ上の位置をクリックすると、レポートが「ポップアップ」表示され、その位置の背景情報を調べることができます。ポップアップを使うと、マップにオンデマンドで詳細情報を表示することができます。マップの中の 1 つのウィンドウは、チャート、画像、マルチメディア ファイル、他の解析を含め、大量の関連情報への窓口になります。このように多種多様なコンテンツをマップにリンクできる機能は、マップについての私たちの考え方を変えました。マップは、データの静的なコンテナーから動的な情報の船へと進化したのです。
ユーザーのオンライン マップは、もう静的ではありません。レイヤーはオンラインで最新の最高精度の情報を含めることができるため、オンライン マップは簡単かつ即座に更新できます。データが変更されると、そのレイヤーを参照するマップも更新されます。
ユーザーのマップでは、独自のデータよりも多くのデータを結合できます。ユーザーの多様な GIS データと他のユーザーからの情報をマッシュアップできます。実際に、世界中の GIS ユーザーから提供され、ユーザーの目標にとって有益で関係があるデータなら何であれ、マッシュアップできます。
世界はデータに満ちています。そして、マップは、ユーザーがデータを理解する助けになります。地理データを説得力のあるマップに変えるニーズがますます高まっています。すべてのユーザーは、美しい対話形式のマップとインフォグラフィックスを、ライブ データを使用して、容易に、かつ自信を持って作成したいと望んでいます。 スマート マッピングのミッションは、ある種の強力な「カートグラフィック人工知能」を提供することです。これは、ほぼすべてのユーザーが、最低限のマッピング知識またはソフトウェア スキルでほんの数分以内にプロの品質のマップを目視で解析し、作成し、共有することを可能にします。
スマート マッピングは、視覚的に満足のいく、効果的なマップをすばやく作成できる自信と能力を ArcGIS ユーザーに提供することを目的としています。カートグラフィックの専門知識は ArcGIS の中へ「焼き固められ」ています。つまり、ArcGIS を使用する際の基礎的なユーザー エクスペリエンスの一部となっています。目の前に表示される結果のマップは、データ自体の特性、作成するマップの種類、および伝えるストーリーの種類によって決定されます。
調整が可能と思われるすべての設定や選択肢からあいまいさをなくすことで、最初に生成されるマップは、カートグラフィ面で適切、かつ美しい外観になります。経験を積むほど、ユーザーは常に思いのままに状態を変更できるようになりますが、スマート マッピングでは、あっという間に効果的な状態を達成できます。自分の目的を満たすためにマップを繰り返し処理したり、マップを 1 箇所に集めたりするのに費やす時間が少なくなります。
スマート マッピングにおいて非常に重要な能力として、データ レイヤーをインタラクティブに探索できる機能がアップしたことが挙げられます。たとえば、平均収入のヒストグラムと相互作用することで、マップ内の各ブロック グループ内の平均世帯収入の範囲を探索できます。各マップ レイヤーの背後にあるデータと相互作用できると、答えを探している質問に対して深い洞察を得ることができます。
マップは対話形式の、恩恵をもたらしてくれる体験であって、単なるきれいな画像ではないのです。特に価値のあるマップは、最初に一目見たときから視覚的に興味を引き付けられる情報成果です。マップを探索し、相互作用する中で、さらなる情報も提供してくれます。マップにタッチすると、マップは、タッチしたアイテムについて詳細を表示することで応答します。お店にタッチすると、過去 3 年間の売上のチャートとともに、現在までの今年の売上がマップに示されます。
そうはいっても、優れたマップは自動的には現れません。皆さん自身も少し努力する必要があります。これは素晴らしい履歴書と似ています。履歴書を作成するにはまずテンプレートを使用しますが、目を引く履歴書を作成するためには、自分の情報 (データ) と、その情報を印象付けるための解釈が必要になります。マッピングしているデータは、ユーザーの助けなしではストーリーを伝えません。パターンがマップに現れるのを確認したら、すぐに重要な情報を強調し、それ以外のすべての情報は控えめにことができます。
常に、「美しい」マップを作成するよう努めてください。と言うのは、効果的なマップは、最初に開いた時点で明確なものであるとともに、すべてのレベルのユーザーにもっと掘り下げたい、探索したい、調査したい、学習したいと思わせるものなのです。
まず最終的な結果を念頭に置いて、遡って作業を行います。1960 年代の GIS の創始者の一人である Roger Tomlinson の言葉を借りると、GIS から得られる情報を知らなければ、GIS にどのような情報を入れるべきかがわかりません。やみくもにクリックしても、明確な解決策を得ることはできません。データについて、どのようなストーリーを伝えたいのかをはっきりさせておきましょう。そのうえで、テスト データで試してみてください。
Make a Better Map: How to map counts and percents together (英語)ArcGIS Pro は、本格的な地図製作者が優れたマップを作成できる機能を提供します。これには、専門のカートグラファーが採用している、高度に洗練されたマッピング ワークフローのサポートも含まれます。ArcGIS Pro には多様なデータを編集できるツールが付属しています。そのツールの目的は、数多くの出版形式からデータをインポートすることと、このようなデータを独自のデータと統合して、印刷されたマップとオンライン マップの両方に整合性のある高精度の美しいカートグラフィック製品を作成することです。ArcGIS Pro は、本格的なの 2D と 3D のカートグラフィック制作に欠かすことのできないアプリケーションで、世界中の膨大な数の GIS ユーザーによって日常的に使われています。この最新アプリケーションは、従来の優れたマッピングに、高度な 3D シーンなどの拡張機能を付加しています。
以下に示す Swisstopo のマップは、この 1 世紀の間に何世代ものスイスのカートグラファーが特徴的な描画やテキスト形式を進化させてきたものです。これは、3D の地形図を紙に表現するベンチマークとして広く知られています。今では ArcGIS Pro のようなツールを利用して、同じ成果をコンピューターでもあげています。
優れたカートグラフィは、当然のことながらコンピューターよりも前に生まれていましたが、三次元 (垂直)、四次元 (時間的) でのマッピングについては、デジタル時代に大きく花開きました。ArcGIS Pro では、現在の空間的ストーリーテラーが、3D および 4D (あるいは時間) にマップを拡張できるツールを用意しています。
何が良質なマップを作り出すのでしょう? どうすればユーザーの注意をマップに引き付けることができるのでしょう? 予想外の見識や人の心をとらえる魅力を備えるマップはどのようにして作成するのでしょうか? Esri では、これらの質問に答えてくれる場所を提供しようと取り組んできました。それが「Maps We Love」です。
Maps We Love は、ArcGIS で可能な作業の中から最高の事例をユーザーに示す、進行中のプロジェクトです。ここは、ユーザーのデータを素晴らしいマップに変えるために必要な創造的刺激、アイデア、情報を得るための場所です。これらのトピックについてさらに掘り下げた考察が可能になるように、「重要なステップ」を舞台裏から見ることができ、さらにリソース (多数のリンク) が提供されています。Maps We Love は、マップ作成をわかりやすく説明して、ユーザーが自分で美しく効果的なマップを作成できることを確信できるように設計されています。
このレッスンでは、米国国防総省が最近公開した過去の空爆情報に関するデータベース Theater History of Operations のデータを利用し、ベトナム戦争時、1966 年から 1974 年の間に米国軍が実施した空爆と地上攻撃をすべて網羅する、11" x 17" の掛け地図を作成します。
まず、Living Atlas から国の詳細のアウトラインをダウンロードします。データセットには 310 万件以上のミッションがあるため、データをマクロ表示するような視覚化が必要となります。各ミッションは、それぞれほぼ透明な点で表されるので、単独のミッションは見づらくなっています。一方で、激しい集中攻撃を受けた地域はほぼ不透明になります。最後に、月別の合計ミッション数をカラム チャートとして追加し、マップ要素として注釈、縮尺、タイトルを付加して仕上げます。