ArcGIS ブック

ホーム 第 1 章 第 2 章 第 3 章 第 4 章 第 5 章 第 6 章 第 7 章 第 8 章 第 9 章 第 10 章 本書の概要 著作権 PDF ブック シリーズ
マイ プロフィール サイン アウト
ArcGIS ブック
章 PDF
ArcGIS ブック
サインイン
User Avatar
User Avatar  
マイ プロフィール サイン アウト
ブック シリーズ
The ArcGIS Book: 第 10 章

コミュニティのための GIS

Web GIS で世界をひとつに

詳細を見る ↓

GIS は、個人的な視点をより大きい世界へと繋ぎます。それは、双方向的です。他のユーザーが公開している情報を必要に応じて利用しながら、他のユーザーとともに情報をより大きいエコシステムにフィードバックします。

GIS の仕事は価値ある職業

GIS においてコミュニティは不可欠


人々の生活における GIS の驚くべき成長と、経済や財政を超えて影響が広がっていることを認識することは極めて重要です。あなたは本当に驚くべき分野に積極的に参加しています。毎日、数 100 万人が、政府、企業、研究機関で GIS を使用しています。小さい組織ですら、専属の GIS 専門家を雇い、遂行している業務の品質と正確性を向上しており、その効果は計り知れません。より適切に意思決定したり、コストを削減したり、効率的に作業したり、正しく情報を伝えたり、重要な見識を得たりするために GIS は役立ちます。

GIS および関連する地理空間の世界的な経済規模は、年間 2,500 億ドルを超えています。地理空間分野は、技術領域全体の中で、最も急速に成長している分野の 1 つです。技術がいかに速く成長しているかを誰もが知っているため、これは驚くべきことです。この分野は、米国労働省によって、今後 10 年間に最も多くの新しい仕事を生み出す 3 つの技術領域の 1 つと見なされています。地理空間分野は、全体で 35% のペースで成長しており、ビジネス向け GIS などの一部の部門は 100% のペースで急成長しています。

この世界的規模のコミュニティは、日々刻々と GIS を実装しています。彼らは専門知識の蓄積を続けており、その範囲は地球上のあらゆる組織とコミュニティに及んでいます。彼らの仕事は、あまりにも広範囲なため分類し整理するのは不可能ですが、深刻な資源問題、環境の管理や緩和、気候変動、主な都市イニシアチブなどの困難な問題に集中する傾向があります。特に熱心な GIS のユーザーの多くは情熱的で、世界に興味を持ち、状況を改善することに専念しています。そのようなユーザーにとって、自分が行っている作業に意味があると感じることは重要です。

GIS は対面的でもある

このブックで説明する多くの理由により、GIS は、ネットワークの側面を強く持つ、誰もが対等な知的技術です。都市および地域情報システム協会 (URISA) やアメリカ地理学者協会 (AAG) などの組織では、これまで長きにわたってカンファレンスを開催し、多くの人が出席してきました。当初より Esri は、地域のユーザー グループ、分野別のユーザー グループ、Developer Summit、および年に 1 度の Esri ユーザー会を通じたユーザー コミュニティの対面の交流を奨励してきました。このイベントは年に 1 度開催され、17,000 人以上が参加する GIS 最大のカンファレンスです。その基調講演を聴講すると、自分よりもはるかに大きい何かに属していると感じることができます。

Esri ユーザー会での、熱心なユーザーの会合。この会議は、1981 年以降、毎年開催されています。

GIS は共同作業

地理はコミュニティ間で作業を統合するための鍵


最新の GIS は参加型、共有型、そして共同作業型です。Web GIS ユーザーは、迅速かつ簡単に作業に導入できる、有用ですぐに使用可能な情報を求めています。GIS ユーザー コミュニティは、その必要性を叶えます。この点を、この章で説明します。GIS は、この用語が現れるずっと以前から、実際にはオープンデータでした。GIS に携わっている人は、保有している自分の GIS データを深め、広げる方法を常に探していたからです。どの機関、チーム、個人ユーザーも、自身のテーマや地理的範囲に必要なデータをすべて集めることは期待できないため、それを実現するためのネットワークが構築され、共有されました。

GIS の初期の頃から、成功するためには、直近の作業グループ以外の、他のソースのデータが必要であることが理解されていました。そのためデータ共有の必要性が急速に認識されました。そしてオープンな GIS とデータ共有は GIS コミュニティ全体で非常に急速に勢いを増しました。これらは今日の GIS の導入において重要な課題であり続けています。クラウド コンピューティングとモバイル/アプリの革命により、GIS コミュニティは、地球上のほぼすべての人を包含するほど拡大しています。すべての GIS のデータが仮想的に集約され、包括的な GIS の世界が構築されています。ほぼすべての人が、それらのデータを含む GIS を、タブレットやスマートフォンでどこにでも持って行くことができます。地理とマップは、組織の内外であらゆる種類の対話と仕事上の関係を構築します。

組織のための GIS

何よりもまず、GIS は組織全体で使用できます。Web GIS においてマップは目的主導型であり、対象になる利用者は、幹部、マネージャー、意思決定者、オペレーション スタッフ、フィールド作業員、構成員などです。ArcGIS Online によって、GIS のユーザーの利用範囲を拡大できます。

Clint Brown: GIS は社会活動である

コミュニティのための GIS

GIS ユーザーは、コミュニティ間で共同作業を行います。これらのコミュニティは、同じ地域 (市、地域、州、または国) 内に住んでいることや、同じ産業または目的(保護、公益事業、政府、土地管理、農業、疫学、企業など) で働いていることにより、関係性が促進される場合があります。これらのコミュニティ内で、ユーザーは重要なデータ レイヤーに加えて、マップ デザイン、ベスト プラクティス、および GIS 手法を共有します。

公共的関与のための GIS

あらゆる場所にいる人が、GIS に関わり始めています。それらの人達は、利用者としてマップを使用したことがあり、現在はマップを仕事およびコミュニティとの関係において適用することに興味を持っています。多くの場合、これにはマップを使用してストーリーを伝えることで一般市民と情報をやりとりすることが含まれています。情報を提供し、GIS 組織および公共の利益のためのデータを集める一般市民のメンバーが、ますます増えてきています。これは複数のレベルで、より良い市民参加になります。

組織のための ArcGIS


GIS には、組織内で果たすべき重要な役割があります。ArcGIS は、地理情報をマップとアプリの形式で作成および編成し、組織全体の作業者と共有できるようにするプラットフォームです。これらは、ローカル ネットワーク上や ArcGIS Online クラウド内のホストされた場所など、事実上あらゆる場所で実行されます。共有するマップとアプリには、デスクトップ、Web ブラウザー、スマートフォン、およびタブレットからアクセスできます。

GIS 部門の役割

プロフェッショナル GIS は、組織全体での GIS の利用の基盤を提供します。プロフェッショナルなデスクトップ GIS を操作することからすべてが始まります。地理データを編集および管理し、高度なマップを駆使して、空間解析を行い、GIS プロジェクトを運用できます。生成された GIS コンテンツは、他のユーザーがさまざまな方法で利用できます。作業は、オンラインのマップおよびアプリとして共有され、ユーザーは組織の内外で GIS を活用できます。

組織全体での共同作業を可能にするポータル

組織の GIS において重要な構成要素は、情報カタログ、つまりポータルです。このカタログには、グループのユーザーによって作成、使用され、最終的に共有されるすべてのアイテム (マップ、レイヤー、解析モデル、アプリ) が含まれています。

すべてのアイテムは、組織の情報カタログ (ポータル) 内で参照されます。各アイテムにはアイテムの説明 (多くの場合、メタデータと呼ばれる) が含まれており、任意のアイテムを、組織の内外から選ばれたユーザーと共有することができます。

ポータルには、組織内のユーザーに使用される GIS アイテムのカタログが含まれています。それらのアイテムには、マップ、シーン、レイヤー、解析モデル、アプリなどがあります。

ArcGIS は、役立つマップとアプリを作成してユーザーと共有できるようにする高度なオンライン コンテンツ管理を提供します。ArcGIS を使用して地理情報とツールを編成し、配布することができます。ポータルでは、一部のユーザーは、現場でデータを収集するために構成されたアプリなど、特定の作業をサポートするアプリにアクセスできます。組織全体で実行されるすべての作業の基盤になるベースマップなど、一部のマップは組織全体で共有されます。中には、自分のデータ レイヤーを他の人のデータ レイヤーと組み合わせて独自のマップを作成するユーザーもいます。組織の成果に関するストーリー マップなど、一部のアイテムは、一般ユーザーを含めたすべての人に共有される場合があります。

組織全体での GIS コンテンツへのアクセス

  1. 自分や自分の組織の GIS コンテンツから開始します。
  2. その GIS コンテンツを、自分と共同作業を行っている他のユーザーが共有しているコミュニティ情報レイヤーや、広域 GIS コミュニティが共有しているコミュニティ情報レイヤーと組み合わせます。
  3. ユーザーおよび構成員向けのマップと解析ツールを作成し、それらをオンラインで共有します。
  4. マップと地理情報レイヤーを、組織全体のユーザー、および必要に応じて組織外のユーザーと共有します。

GIS のロール

GIS は、組織内のユーザーが関わり、それらのユーザーが作業を実行するために適用する目的主導型のマップおよびアプリです。すべてのユーザーには ArcGIS アカウント (つまり、ログイン) が与えられ、ArcGIS の使用に関するロールが割り当てられます。たとえば、次のように指定します。

  • 管理者は、システムを管理し、組織の GIS におけるロールに応じた権限を付与することにより、新しいユーザーが参加できるようにします。それぞれの組織には、数名 (1 人か 2 人) の管理者しかいません。
  • 公開者はマップとアプリを作成し、それらを組織全体のユーザーおよび一般ユーザーと共有させることができます。公開者は、論理的コレクションまたはグループを作成および管理して、コンテンツの編成の支援も行います。組織全体のユーザーは、これらの論理的グループ内でマップやアプリを検索します。
  • ユーザーは、マップとアプリを作成して使用し、その後、それらを組織の内外の他のユーザーと共有します。
  • 閲覧者は、マップとアプリを使用して、検索やジオコーディングなどの基本的な操作を実行します。

スマートなコミュニティの構築

イニシアチブ主導のアプローチでコミュニティと連携する


今日の世界にあるコミュニティは、さまざまな課題に直面しています。ArcGIS は、これらの課題に対処できる、実績豊富で信頼できるツールです。

ArcGIS Hub は、これらの問題に取り組むための新しいアプローチを提供し、幹部役員やスタッフ、非営利団体、市民を共通のフレームワークに集約します。イニシアチブは、犯罪件数の削減など明確なものです。ArcGIS Hub は基礎的なデータの特定、アプリの配備、コミュニティとの関与、より多くのデータの収集、解析の実行、アクションや成果の測定といったプロセスを示します。ArcGIS Hub を使用すると、イニシアチブの設定や実行が簡素化されるとともに、コミュニティでは複数のイニシアチブを常にアクティブにできます。ここでは、媒介性疾病の削減、ホームレスの削減、オピオイド中毒の削減の 3 つのイニシアチブを例示します。

媒介性疾病の削減

スマートなコミュニティでは、有害生物の出現にのみ対応するわけではありません。その防止にも手を尽くします。ArcGIS ベースのイニシアチブ主導アプローチでは、コミュニティの媒介性疾病を理解し、それを緩和するための情報を提供します。フィールド クルーや意思決定者は、防止、緩和、対応時間、公共的関与を向上することができます。

ホームレスの削減

経済的および社会的な要因によってホームレスが増えると、コミュニティではその問題を解決するために尽力します。政府機関、非営利団体、ボランティアは、GIS の力を借り、シェルターのない状態で生活している人々を徹底的に調査します。この情報を集約して、ホームレス生活者や野営の場所を特定します。この作業を完了すると、空間解析ツールを利用して、影響を受ける人々をターゲットにサービスを提供します。

オピオイド中毒の削減

コミュニティはオピオイドの乱用と過剰摂取によって引き裂かれています。この問題が大きくなる中、政府や市民には迅速な対応が求められます。人々の感情を汲み取り、データ主導の決定を下すことが重要です。イニシアチブ主導アプローチでは、最も支援が求められるエリアを視覚的に捉え、組織の他の部署と新たな方法で関与し、一般ユーザーと協力して認知度向上と乱用の解消に取り組みます。

その他のイニシアチブ

他にも多数のイニシアチブを実行に移すことができます。たとえば、Vision Zero (歩行車と自転車乗りの死亡事故の削減)、歩行適性の向上、安価な住居の軒数の増加、犯罪件数の削減、公共信託および警察の透明性向上、交通量の削減、防災準備の向上、障がい者補助機能の確保、重要なインフラストラクチャの保護、安全な通学ルートの作成などが挙げられます。そのいくつかは、ArcGIS Hub で設定なしで使うことができますが、その他のものはニーズに応じて簡単にカスタマイズすることができます。ArcGIS Hub では、コミュニティのニーズや想像力に応じて、イニシアチブの数や種類を作成できます。

ジオデザイン

コミュニティの計画立案における社会的関与の利用


「既存の状況を望ましい状況に変えることを目的として行動の過程を立案するすべての人は、設計を行う」
- ハーバート サイモン、
政治学者 (1916 年 ~ 2001 年)

ジオデザインは、プロジェクトの設計および意思決定のための計画立案手法を提供します。ジオデザインは、共同作業者のコミュニティによって最も適切に実施されます。技術的設計手法も含まれています。プロジェクトの目的が明確に示されると、専門家が土地を測量し、地形の特性を明らかにします。これらの専門家は、特殊な資源およびプロジェクトをサポートする機会に加えて、可能性または実用性を制限する制約を特定します。GIS は、多くの場合、適合性または可能性の解析を行うために、この段階で使用されます。これらの結果は、機会および制約を示す地形の生成に使用されます。その後、設計の代替案が地形に書き込まれ、さらに GIS 解析を使用して、さまざまな設計の代替案に対して評価、比較、および解析が行われます。

ジオデザインの実施では、プロジェクトの参加者間の協力が必要になります。最も重要な側面は、影響を受ける可能性のある地元民や利害関係者などの参加者が提供するフィードバックとアイデアです。ジオデザインの活動のほとんどは、このようなコミュニティの関与および検討です。GIS は、他の利害者の問題を検討できるようにすることで、他の人が評価に参加するのに役立つツールを提供します。

世界の多くの問題は、通常、十分に定義されておらず、簡単に解析できず、容易に解くことができません。わかっていることは、それらの問題が重要であり、熟慮が必要だということです。それらは、どのような個人、分野、または手法の範囲および知識も超えています。まず、複雑さを理解し、次に、共同作業を行うための方法を見つける必要があります。共同作業が共通のテーマであり、社会的利益が主要な目的になります。

考え方として、ジオデザインには、地理を重視する科学者と複数の設計の専門家との間で、より効率的な共同作業を行えるようにする可能性があります。深刻な社会的および環境的問題の場合、変化に関する設計を単独の活動で行うことができないのは明らかです。そのような設計は、必ず社会的な取り組みになります。

— 出典: A Framework for Geodesign: Changing Geography by Design 、Carl Steinitz 著

オピニオン リーダー: Lauren Bennett

空間解析はすべてを変える


ほぼすべての業界や分野で、これまで以上に解析が注目を集めています。組織がさまざまな方法で空間解析を活用しているのを見て、私も今までになく興奮しています。犯罪の分析から疾病の監視、小売や公共政策に至るまで、世界は空間的に物事を捉えることに目覚め始めているようです。データ科学が普及するにつれ、組織がデータについて考え、十分な情報に基づく決定を下すにあたって、Science of Where が中心的な役割を担うようになっています。

私が特に熱意を持って取り組んでいる分野は時空解析です。ほとんどのデータが本質的に備えている空間的および時間的な特徴を活用して視覚化、解析、パワフルな洞察へと変換することで、世界のデータの可能性が花開いています。

大規模な商業組織も、小規模な環境企業も、顧客売上や森林破壊などさまざまなことを解析しており、何十年もの間データに隠されてきた情報が明らかになっています。これによって、傾向を理解し、将来を見通すことができるようになるのです。

中でも特に興味深いこととは、空間解析は経験豊富な GIS 専門家だけが使っているわけではないということです (もちろん、彼らは最前線に立っているのは間違いありません)。空間的推論は、さまざまなアナリストや知識労働者にも普及しています。彼らは新たな質問を投げかけ、データに対して新しい考え方を持てることを嬉しく思っています。Science of Where はどこにでもあり、すべてを変えるかもしれません。

Lauren Bennett は Esri の空間統計スペシャリストとして、最先端の GIS ソフトウェアの開発や、高度な地理空間解析の方法の策定を支援しています。
Beck's Hybrids による、GIS 画像を使った精密農業

Social GIS と市民科学


魅力的かつ有益な方法で地域のコミュニティと関与する方法を常に模索している組織では、地理とマップが市民の関与と市民科学を促進する最適な方法であることに気付いています。

樹木の調査

市民科学を例証するこのプロジェクトでは、ボランティアがストーリーテリング アプリを使用し、コミュニティ内の樹木の位置や状態を特定する市民科学プロジェクトに貢献しています。

クラウドソース アプリ

Crowdsource Reporter は、市民がコミュニティ内の問題や観察を投稿できるアプリです。

Crowdsource Manager は、組織内のユーザーが、Reporter アプリケーションから投稿された問題や観察を検証できるアプリです。

Crowdsource Polling は、組織内のユーザーが、Reporter アプリケーションから投稿された問題や観察を検証できるアプリです。

公共的関与のための GIS


あらゆる場所の市民および構成員は、GIS を受け入れ、地域の組織に関与し始めています。以下に、コミュニティの関与の例をいくつか示します。

カンバーランドの紅葉

このクラウドソースのストーリー マップは、カナダのノバスコシア州のカンバーランド自治体が作成したもので、カンバーランド郡全体の紅葉のお気に入りスポットを共有することで、公共関与を促進します。

1Frame4Nature

私たちは自然とつながっており、また自然を通して互いにつながっています。International League of Conservation Photographers は、倫理的な写真を通じて環境や文化の保全を促進することを目的とする米国の非営利団体です。同団体は、世界中の写真家が自然とのつながりを表す写真やストーリーを共有できるよう、クラウドソースのストーリー マップを作成しました。

今、ユージーンのダウンタウンが熱い

このクラウドソース ストーリー マップは、オレゴン州ユージーン市が作成したもので、訪問者や住民たちがマップを探索してダウンタウンのすばらしい場所を見つけたり、自分たちが見つけたすてきなものを投稿したりできます。

クイックスタート

参加をお待ちしています マップ、アプリ、データを共有する


ArcGIS Open Data を使用してデータセットを共有

ArcGIS Open Data アプリケーションを使うと、時間制限なく、誰でも使えるオープンデータを共有できます。世界中の組織が選り抜きのデータセットを一般公開し、共有しており、重要な情報を得るための投資を他のユーザーも利用できます。

大衆に向けて、独自のストーリー マップを作成

さまざまな人々が参加し、貢献できるクラウドソース ストーリー マップを公開しましょう。これを通じて、コミュニティの参加を促進します。Why Science Matters のようなストーリー マップを作成し、コミュニティと関与し、参加を促しましょう。

Living Atlas of the World や Community Maps に情報を提供

私たちは、互いの GIS からの情報が必要であることは言うまでもありません。私たちの GIS 作業は、共有することで強化しています。最も効果的に共有するには、Living Atlas や Community Maps for ArcGIS にコンテンツを投稿する方法があります。数千人もの投稿者が、Living Atlas を通じて自慢のマップや GIS データ、それに Community Maps データベースへのすばらしい投稿を共有してきました。

コミュニティや学校で GIS を共有

あらゆる場所にいる GIS ユーザーは、さまざまな種類のコミュニティ関与を通じて、地方自治体の人々と交流しています。その多くは GIS を適用し、GIS の使用と採用を促進しています。簡単に貢献することができます。

このブックを共有

このブックのデジタル版は、www.thearcgisbook.com で無料のデジタル文書としてオンラインで提供されています。この Web サイトには、さまざまな場所で使われている ArcGIS の実例があります。子どもから大人まで、ArcGIS をすぐに使いこなせるようになります。また、家族や友人、同僚などと GIS のアイデアを共有するにも最適な方法です。

本書の指導者ガイド

幼稚園児から高校生までを対象とした、世界的な GIS 教育者である Kathryn Keranen と Lyn Malone の両氏が、本書と併用できる手引書を作成しました。これをクラスルームで使うことで、GIS をさらに促進するためのすばらしいリソースとガイダンスを提供することができます。指導者ガイドは、2018 年の春に提供される予定です。

GIS Day へのご招待

毎年 11 月に開催されるイベント GIS Day では、世界中の GIS グループが GIS Day のためにオフィスや教室を開放します。GIS Day は、地理情報システム (GIS) 技術のユーザーを対象にした国際的なフォーラムで、私たちの社会に違いをもたらす実世界の実用例を示します。

Learn ArcGIS のレッスン

ArcGIS 組織サイトの設定


このレッスンでは、ペンシルバニア州中部にあるローレル ジャンクションというコミュニティ カレッジの指導員として任務を遂行します。このカレッジの地理学科は、マップを使ったデータの解析方法を学生に教えるために ArcGIS Online の利用を検討しています。ArcGIS 組織サイトが地理学の課程に役立つリソースであるかどうかを自分自身や他の指導員が評価できるように、地理学科の一員として、ArcGIS のトライアル版組織サイトを設定する任務を担当します。

ビューの作成

ArcGIS Online の管理に精通している同僚の 1 人から、最初のステップとしてトライアル版組織サイトを設定するようアドバイスを受けました。そこで、最初に、トライアル サブスクリプションを有効化し、いくつかの基本的な構成タスクを完了します。求められているのは人々の興味を喚起するサイトであるため、ホーム ページ上にカスタム バナーを追加して、一部のアプリとマップを注目のコンテンツとして掲載します。次に、計算をいくつか確認して、部門が使用するツールとストレージでクレジットがどのように消費されるかを理解します。また、テストの手助けをする 4 人の指導員のアカウントも作成します。最後に、ArcGIS Pro や ArcGIS® Maps for Office® などのアプリのダウンロード場所を理解し、ライセンスをメンバーに割り当てます。設定した組織サイトを使用する準備ができ、基本的な管理タスクについて十分に理解したら、引き続き、さらに詳細なサイトの構成に独自に取り組むことができます。

レッスンの開始

このレッスンで習得できるスキル:

  • ArcGIS 組織サイトの管理
  • ホーム ページの設計
  • コンテンツの共有とグループの作成
  • カスタム ロールの作成とメンバーの追加
  • 解析とストレージ用のクレジットの計算
  • ArcGIS アプリのライセンスの管理

必要なもの:

  • ArcGIS 組織サイトの管理者ロール
  • 所要時間: 15 分~ 30 分

前の章

 

Mapping the Internet of Things

Harnessing the worldwide web of sensors

 

対話型 PDF のダウンロード​ 印刷版の購入​ Instructional Guide PDF のダウンロード​ ブック シリーズの検索​

ArcGIS ブック
  • ホーム
  • 章
  • 本書の概要
  • 著作権
  • ブック シリーズ
ArcGIS
  • ArcGIS Online
  • ArcGIS Pro
  • ArcGIS Enterprise
  • ArcGIS Developer
  • ArcGIS Solutions
  • ArcGIS Marketplace
Esri について
  • 会社概要
  • 採用情報
  • Esri ブログ​
  • Esri User Conference
  • Developer Summit
ご意見・ご感想をお寄せください.

© Copyright 2021 Environmental Systems Research Institute, Inc. | 個人情報保護方針 | 法的情報

上